2019年版『このライトノベルがすごい!』において、総合と新作で1位に輝いたライトノベル、『錆食いビスコ』。ポストアポカリプスの世界観や、迫力のバトルシーンが人気の作品がついにアニメ化となり、大きな注目が寄せられています。
ふたりの少年が出会って動きだす物語は、どのような結末を迎えるのでしょうか。早速『錆食いビスコ』第1話のあらすじを見てみましょう。
目次
【ネタバレ】アニメ『錆食いビスコ』第1話あらすじ・感想
錆に侵食された日本
ある日、東京が爆心地となったことがきっかけで、荒廃した日本。高い壁に囲まれた群馬の関所で、フードを目深に被り、包帯で顔を覆った異形の僧侶が通過しようとしていました。
謎の僧侶は、鉄の砂漠が広がる忌浜県へ向かおうとしていました。そして関所に貼ってあるテロリストの写真に気がつきます。そこに描かれていたのは、「赤星ビスコ」という、ひとりの少年。赤星ビスコを含めた犯罪者は、群馬から逃げ出すにも関所を通らなければならず、いわば関所は最終防衛ラインとなっているのでした。
みんなに愛される医者、ミロ
一方、錆に侵食された街、忌浜県で、人々はなんとか生き延びていました。歓楽街の片隅で、人々を治療する若き医者、花柳ミロは次々とやってくる患者に対応します。
田中泉
ミロが診察した子供の体は、一部が錆に覆われていました。ミロは貧しい人々にも高額な診察料を請求することなく、診察を続けています。それもあってか、子供は片目に黒い痣を持つミロを「パンダ先生」と呼んでいました。
田中泉
ミロは帰宅前、食事を買おうと飲食店に立ち寄ります。そこでいつもの料理を買う傍ら、禁止されているキノコを取引します。その場では滅多に手に入らないものを後で受け取ることを約束し、一度帰宅。そこには、ミロの姉・パウーがいました。
錆の浸食が進むパウーは、キノコテロの報道をテレビで見ていました。ミロは先に手に入れたキノコを材料に、錆を取り除く新薬作りに徹しています。熱心なミロに、パウーは機材を提供した忌浜県の知事、黒革とはあまり関わらないよう苦言を呈するのでした。
キノコだらけにするというテロリスト、ビスコ
視点は再度、群馬の関所に移ります。
赤星ビスコについて、関所の人間は「赤城山をキノコ山にしちまった」「弓矢を射るだけで、そこにキノコがボンと生える」「人を喰ってそうな顔」と話します。
田中泉
所持していた荷台を確認されそうになった僧侶は、「死体を乗せている」と答えます。その瞬間、飛行機から関所に向かって飛行機からミサイルが突如撃ち込まれます。
田中泉
街を襲うキノコテロ
キノコテロの報道を見たパウーに「用心しろ」と言われたミロですが、貴重なキノコを譲ってもらうために再度街中に出かけます。そのキノコを少年からひったくられますが、つかまえるどころか少年の傷を治してあげるのでした。
田中泉
少年を見送ったミロの元にやってきたのは、部下を引き連れた忌浜県の知事、黒革でした。金を稼ぐために県庁で働けと命じる黒革でしたが、突如としてすぐ近くに巨大なキノコが生え始めます。
忌浜の街中で、弓を撃ってキノコを生やす何者かが現れます。家に帰ったミロは巨大なキノコに驚きますが、パウーが“キノコモリ”を倒すために家を飛び出そうとしていました。投薬が終わっていないことを理由に止めようとするミロでしたが、パウーに気絶させられてしまいます。
田中泉
呆れながら、もらってきたキノコで再び新薬を作り出そうとするミロ。すると、そこにはキノコテロを起こした犯人とされているビスコがいました。
田中泉
『錆食いビスコ』第1話のネタバレ・感想まとめ
謎だらけの第1話でしたが、何か気になるポイントが盛り沢山だった『錆食いビスコ』。黒革のもとにやってきた謎の美少女の存在、キノコテロを起こすビスコの目的と、これらは2話以降で明らかになっていくのでしょうか。
2話のタイトルは「エリンギで跳ぶ」。一体どんなストーリーなのか、全く展開が読めないのもこのアニメらしいといえるでしょう。来週も楽しみですね。