超絶アクションを盛り込んだ近未来犯罪映画『サーホー』。
今回、プラバースが演じるのは、圧倒的強さと優れた洞察力を持つ伝説の捜査官アショークです。
同時進行するムンバイとワージーのそれぞれの事件がやがて絡み合い、あっと驚く展開に。
予測不能のシナリオに最後まで目が離せなくなるはず!
インド映画おなじみの歌とダンスもばっちり楽しめます。
それでは『サーホー』をネタバレを避けつつご紹介します。
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目次
『サーホー』作品情報
作品名 | サーホー |
公開日 | 2020年3月27日 |
上映時間 | 169分 |
監督 | スジート |
脚本 | スジート |
出演者 | プラバース シュラッダー・カプール マンディラ・ベディ ニール・ニティン・ムケーシュ ジャッキー・シュロフ |
音楽 | バドショー |
『サーホー』あらすじ【ネタバレなし】
犯罪都市での三つ巴の戦い
インドから遠く離れた犯罪都市ワージー。
暗黒帝国の影の支配者ロイ・グループのロイは20年前ムンバイで抗争に敗れてワージーに脱出し、犯罪シンジゲートの首領・プルドヴィラージの後継者となりました。
裏取引で巨大な組織を作り上げたロイですが、プルドヴィラージの息子デーヴラージは後継者争いに敗れたことを当然快く思っていませんでした。
ロイは内部抗争を恐れロイ・グループとして合法的なビジネスを展開。
しかし再生可能エネルギー水力発電事業を始動させた矢先、ロイは暗殺され莫大な資産も消えてしまうのでした。
3週間後。
被害総額3億ドルという謎の窃盗グループを追うムンバイ市警は覆面捜査官を呼び出します。
顔を知る者もわずかな捜査官の名前はアショーク。
伝説の捜査官であるアショークに謎の窃盗事件の解明を任せることにしたのでした。
その頃ワージーでは後継者を誰にするか紛糾するロイ・グループの幹部たちの前に、ロイが存在を隠していた一人息子ヴィシュワクが姿を見せていました。
ヴィシュワクは資産2兆ルピー(約3兆5,500万円)の在処を示す金庫の鍵ブラックボックスがムンバイにあることを明かします。
秘書のカルキはブラックボックスを手に入れるためムンバイへ向かうことに。
そしてデーヴラージはロイの殺害と2兆ルピーを奪ったことを自らの部下たちに明らかにするのでした。
アショークは美人で切れ者の捜査官アムリタをチームに加え、窃盗団を追う特命チームを指揮することになります。
そしてついに窃盗グループのリーダーである謎の男の姿をとらえます。
男がワージーにある金庫を開ける鍵ブラックボックスを狙っていることを知り、犯罪シンジゲートのムンバイ進出を阻止するためにも市警がブラックボックスを手に入れるべきだと考えます。
こうしてムンバイ市警、窃盗団、犯罪シンジゲートの三つ巴のブラックボックス争奪戦の幕が開いたのでした。
しかし、ついに窃盗団のボスに迫ったその時、衝撃の真実が明らかに!
『サーホー』感想【ネタバレなし】
全世界のダーリンと呼ばれるプラバースの魅力に酔いしれるべし!
『バーフバリ』にハマった人なら圧倒的な主役力とでも言うべきバーフバリのカリスマ性を忘れられないはず。
超絶美形と言うわけではないのですがとにかく文句なくかっこいいのがバーフバリでした。
そんなバーフバリを演じたのがプラバースです。
はっと目を引く存在感、恐ろしいまでの目力、超ハイスペック芸能一家の出身で今や世界的に人気な俳優であるプラバース。
『バーフバリ』を観て改めてインド映画に、何よりプラバースの魅力に目覚めた人も多いのではないでしょうか。
くりす
そんなプラバースが新たに主演した『サーホー』は「プラバースがとんでもなくかっこいいプラパースによるプラバースのための映画」と言っても過言ではありません!
とにかく『バーフバリ』を観て少しでもプラバースが素敵だと思った人は男女問わず観るべきです。
くりす
次々と拳で敵を倒していく姿もヒロインに目力全開で近付く姿もかっこよさが限界突破していて観ている方が大変です。
くりす
プラバースの魅力が全開になるのは物語の後半から。
インド映画お約束のミュージックビデオのような歌とダンスはもちろんのこと敵だけでなくヒロインとの駆け引きのシーンはにやにやが止まりません。
そして何より映画のラストのかっこよさは別格。
くりす
つまり『サーホー』はプラバースファンが何を置いても必見!な映画なのです。
またヒロインのアムリタを演じるインド映画界のスーパースター、シュラッダー・カプールの美しさも思わずうっとりしてしまうほどで、プラバースとのロマンスの行方も大きな見どころになっています。
少年漫画好きにはたまらない近未来設定と映像
近未来設定なので犯罪都市ワージーのビジュアルがなかなかアニメ的でオタク心をくすぐられる『サーホー』。
警察にもまるでアイアンマンのようなスーツで空を飛ぶ部隊がいて、日本の青年漫画やアニメ好きにはお馴染みな空気感が常に漂っています。
そして出てくる悪者、とはいっても小物ですが、のビジュアルがどうにも北斗の拳を思い出すような無法者たちで、そんなならず者集団を1人でバッタバッタとなぎ倒す主役という構図も少年漫画的です。
くりす
前半のカーチェイスもなかなかですが、後半のビル爆破や大型トラックと警察のカーチェイス、ヘリからの攻撃と落下、などなど息を飲むアクションシーンも見どころになっています。
くりす
予算がインド映画史上3位らしいのですが映像にお金かけ過ぎたなとわかる画像の圧は本気ですごいです!
それが169分の長尺でガンガン来るため圧倒されるのは間違いなし。
クライム・アクションでありながらも様々な要素盛り込み過ぎなとんでも映画
『サーホー』はいくつかのエピソードが同時進行あちこちに伏線が散りばめられ裏切り者や謎の「ブラックボックス」の存在など気になることがてんこ盛りの物語です。
「見えるものが真実とは限らない」
プラバース演じるアショークの言葉が映画のすべてを表現しているかもしれません。
くりす
映像にお金をかけている割には「んー?」となるカメラワークもあるのですが、勢いとプラバースのカリスマで乗り切っている感もありますけどね。
世界で面白いと思われている人気シリーズ映画を全部盛りこみましたか?と驚くほどに様々なアクション映画の要素が詰め込まれているのです。
カーアクションはえげつなくパラシュートもなく崖やビルから宙に舞い、荒廃した村と世紀末風な輩も登場、アイアンスーツもどきで空を飛び、ビルは爆破されパトカーも吹っ飛ぶ。
『ワイルド・スピード』『ミッション:インポッシブル』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『007』シリーズに加えて『アイアンマン』のようなマーベル的な要素に『バーフバリ』意識しちゃった?みたいなオマージュ。
くりす
さて、原題『SAAHO』は直訳すると「万歳」という意味です。
くりす
クライム・アクションでありながらヒーロー・アクションでもある『サーホー』は、きっとラストで「サーホーサーホー」と声を上げテーブルを叩きたくなるそんなインド映画です。
『サーホー』まとめ
『サーホー』の冒頭映像が公開中!
これを見れば二転三転するストーリーもわかりやすくなります。
以上、ここまで『サーホー』をレビューしてきました。
- プラバースのかっこよさがこれでもかと詰まっています。
- タイトルの出方が秀逸。
- 『バーフバリ』にハマった人におすすめです。
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