映画『ロミオ・マスト・ダイ』は、アンジェイ・バートコウィアク監督によるヒップ・ホップ・カンフー三部作の第1作目にあたる映画です。
- ジェット・リー×ハリウッド
- カンフー×ヒップホップ
- VFXを駆使したアクションにしびれる
それではさっそくレビューしたいと思います。
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目次
『ロミオ・マスト・ダイ』作品情報
作品名 | ロミオ・マスト・ダイ |
公開日 | 2000年5月13日 |
上映時間 | 115分 |
監督 | アンジェイ・バートコウィアク |
脚本 | エリック・バーント ジョン・ジャレル |
出演者 | ジェット・リー アリーヤ イザイア・ワシントン ラッセル・ウォン |
音楽 | スタンリー・クラーク ティンバランド |
【ネタバレ】『ロミオ・マスト・ダイ』あらすじ・感想
ジェット・リー、ハリウッド進出作品
中国を代表するアクション俳優といえば、ドニー・イエン、ジャッキー・チェン、そしてジェット・リーですよね。
今作で、ついにジェット・リーがハリウッド進出です。
『リーサル・ウェポン4』で主人公を追い詰める強敵として華々しくデビューを飾ったリーですが、今回は主役で弟を殺され、真犯人を見つけ出そうとする復讐の鬼として活躍します。
当時、かなりハリウッドで流行っていたワイヤーアクションを取り入れ、ジェット・リーお得意の目にも止まらぬカンフーで敵を倒して行く姿が爽快です。
注目すべき点は、ヒップホップとカンフーアクションの融合です。
当時は『マトリックス』の影響で、カンフーとVFXの融合が流行していまた。
そこにプロデューサーのジョエル・シルバーが、本場のカンフーとVFXとヒップホップを融合して製作したのが本作です。
それが見事に成功していて、ジェット・リーのアクションとヒップホップが上手く作用して、現在鑑賞しても新鮮さを楽しめます。
そして、もう一つの見どころは、中国マフィアと黒人ギャングの抗争があります。
ジェット・リー演じるハンは、中国マフィア、黒人ギャングどちらかに弟を殺されたという事実に気づき、真犯人を見つけるために躍起になっています。
中国マフィアと黒人ギャングとの抗争に巻き込まれながらハンは探し続けます。
来る敵にカンフーでやっつける彼を応援せざるえません。
そしてアクションも素晴らしいものですが、キャラクターも魅力がいっぱいです。
主人公のハンは元警察官でありながら、一族がすべて中国マフィアという異例の経歴です。
さらに父親が、そのマフィアを仕切るボスなので、それに反発するように警察官になったのでした。
そして弟の訃報を聞き、単身渡米し、真犯人を見つけます。
165cmという小柄な体格からは想像できないダイナミックで素早いアクションを繰り出し、自分より大きな敵をいとも簡単に倒すことができます。
次は、ハンが単身渡米し、最初に出会うことになるヒロインのトリッシュです。
ハンに対して優しくしてくれる彼女に対して何度もアプローチするのですが、偶然にも彼女の父親は弟を殺した犯人かもしれない黒人ギャングの大ボス、オデイの娘なのでした。
彼女もハンと同じく父親に反発し、自分の力で生活できるよう街の洋服店を営んでいます。
トリッシュを演じるのは2000年代にグラミー賞にもノミネートされた歌手のアリーヤです。
彼女は不慮の事故で亡くなっていますが、今でも愛されるシンガーの一人です。
そして彼女の父親のオデイは、オークランドを取り仕切る黒人ギャング団のボスです。
娘のトリッシュに対してはとても甘く、いつも護衛をつけさせていますが、トリッシュは嫌がっています。
今まで中国マフィアとも争ってはいたが表面的にはしておらず、ハンの弟が殺されたときも葬儀に参列するほど仁義に厚いギャングなのです。
ですが、息子を殺されたことで戦争状態になりかねない状況になり、トリッシュに近づくハンに対して護衛を強化します。
その護衛を演じるのは、アンソニー・アンダーソン演じるモーリスです。
トリッシュにはいつも「モーイース」などと、わざと名前を間違えられたりして馬鹿にされています。
何度もハンに反撃をしかけますが、いつも返り討ちにあうお笑いキャラですw
最後はハンとともに2階建てのビルから車にダイブし、フィッニッシュされてしまいますw
そして黒人ギャング団のNo.2でオデイの片腕のマックです。
トリッシュに惚れていますが、相手にされていません。
オデイに反逆し、裏切ります。
そしてオデイの息子を殺したのもマックなのでした。
オデイの反撃を受けて逃亡しますが、ハンに追い詰められますが弟を殺したのは中国人と暴露し、不意をついて反撃します。
しかし、追ってきていたトリッシュに撃たれビルから転落し、転落死します。
ラスト、中国人同士のバトルに熱くなる
マックに弟を殺したのは中国人というのを暴露されたハンは、最終決戦へと向かいます。
昔から旧知の中で、父親の部下のカイが実行犯だったことを知ったハンは、マフィアのアジトに向かいカイと最終決着をつけます。
武道場のような場所で四方を炎で包まれた場所で戦うのですが、ハンの闘志を再現しているようでこちらまで熱くなりそうです。
VFXを駆使したカイとの闘いは、カイの卑怯な闘い方で不利に陥り、最後にハイキックを食らい負けそうになっていたハンでしたが、炎の中から立ち上がりトルネードキックをお見舞いして骨を粉々にして殺します。
そして弟殺しの犯人である実の父親にとどめさそうとしますが、ハンは「自分で償いを受けてくれと」銃を渡し立ち去ります。
背後から発砲音が聞こえ、撃たれたと思ったハンでしたが、父親が頭を撃ち抜き自決していたのでした。
そして迎えにきたトリッシュとともに、ハンは寄り添いながらアジトを後にしてジ・エンドとなります。
『ロミオ・マスト・ダイ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
以上、ここまで映画『ロミオ・マスト・ダイ』について紹介させていただきました。
- ヒップホップとカンフーアクションという融合が今見ても新鮮
- ストーリーも面白い
- どんでん返しもあって、飽きさせない
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