『ローマの休日』あらすじ・ネタバレ感想!妖精オードリー・ヘプバーンのデビュー作であり不朽の名作

映画『ローマの休日』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:U-NEXT

やっぱり名作は色褪せない。

映画『ローマの休日』は、この一言に尽きます。

公開から50年以上経ったと思えないクオリティーの高さには、何度観ても感嘆させられます。

ポイント
  • 一日の恋を通して描かれる成長物語
  • モノクロで映えるオードリー・ヘプバーンの美しさ
  • 脚本も演出も演技もすべてが完璧

繰り返し繰り返し観ても尚、感動させられる。

そんな不朽の名作、映画『ローマの休日』をネタバレありでレビューしたいと思います。

『ローマの休日』作品情報

作品名 ローマの休日
公開日 1954年04月21日
上映時間 118分
監督 ウィリアム・ワイラー
脚本 サミュエル・B・ウェスト
ジョン・ダイトン
ダルトン・トランボ
出演者 グレゴリー・ペック
オードリー・ヘプバーン
エディ・アルバート
ハートリー・パワー
ハーコート・ウィリアムズ
マーガレット・ローリング
ステュリオ・カルミナティ
パオロ・カルリーニ
クラウディオ・エルメッリ
パオラ・ボルボーニ

『ローマの休日』あらすじ


ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。

ローマでも公務を無難にこなしていくアン。

だが実は、彼女はこれまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。

主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりからか逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。

やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。

そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョーは、彼女を一国の王女であることも知らずに自分のアパートで休ませるのだが…。
出典:Yahoo!映画

【ネタバレ】『ローマの休日』感想レビュー

オードリー・ヘプバーンの完璧な美しさ

どこを取っても完璧なキャスティング、演出、構成。

そして完璧なまでに洗練された脚本の巧さが『ローマの休日』の成功の鍵だと思っています。

ここからは少し私的な考えとなってしまいますが、私としてはオードリー・ヘプバーンの出演作品はすべて映画館で観るべきだと勝手に思っています。

鑑賞スタイルは人それぞれだと理解しています。

ただ彼女の魅力をより反映させているのは、間違いなく劇場の大きなスクリーンでしょう。

自宅で周囲を気にせずDVDを再生してゆっくり鑑賞するのも良いことです。

ただ、ヘップバーンの美しさを堪能するには劇場に足を運ぶことをオススメしたい。

デビュー作『ローマの休日』をはじめとした初期(白黒作品)が特に観応え十分です。

モノクロで映える彼女の顔立ちには、いつもハッとさせられます。

この感情を体験できるのは映画館だけでしょう。

一日の恋か成長物語か

『ローマの休日』の見どころは、何と言っても身分の違う男女の一日限りのラブロマンス。

シェークスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』がベースになっているのは一目瞭然です。

ただ『ローマの休日』の脚本は、物語を悲恋にしなかった点に共感できます。

ストーリーは制限された時間の中で、徐々に惹かれ合って行く男女の関係を清々しく描写しています。

また、世間知らずの王女が大人へと成長する過程で経験する一夜の出来事には感動を覚えます。

本作『ローマの休日』は、基本的にラブストーリーとして認識されていて、定着していると私は思います。

ですが、また違う視点で観てみると作品としての深みを味わうことができます。

男女の淡い恋の物語の裏には女王としての苦悩と成長が描かれています。

決められた人生のレールに乗せられた少女は女王として、来る日も来る日も皇族の仕事をこなさないといけない。

本当はうんざりしているのにもうやりたくないとは言えない毎日。

押し潰されそうな毎日。息の詰まる毎日。

毎晩ヒステリーを起こしては執事たちを困らせる。

ローマ滞在中のある晩思い余って家を抜け出してしまう。

彼女にとっては人生で初めての大冒険。

皇室での暮らししか知らない少女は、今まで経験したことのない出来事を体験していきます。もちろん大人の恋愛も。

本当は王女としての役目を捨てて、駆け落ちしたかったのではないでしょうか?

最後には一国の女王として、大人として、皇室の仕事を選ぶ決意した彼女にはエールを送りたいほどです。

『ローマの休日』は、観る時々によって観方が変わってきます。

時には少女の一日限りのラブロマンスとして。

そして時には女性の成長物語として観ることができる素晴らしい作品です。

脚本家ダルトン・トランボの功績

『ローマの休日』で注目しないといけない点はどこでしょうか?

映画は、役者も監督も大切なんですが、映像を作る上で一番大切なのは脚本だそうです。

業界では一般的に「一に台本、二にディレクター、三にキャスト」と言われているほど。

物語の構成やテーマがしっかりしている脚本なら、映画そのものが面白くなるようです。

『ローマの休日』に関わった脚本家ダルトン・トランボは、本作を語る上で避けては通れない人物です。

映画ファンなら彼のことを知っている方も多いと思いますが、詳しくない方にはこの方を知った上で本作を観てほしいです。

『ローマの休日』では、イアン・マクレラン・ハンターと言う名前を借りて脚本を執筆されました。それはすごく有名な話。

1930年代~40年代に巻き起こった赤狩りが映画業界にまで流れ込んだ時代。

当時、共産党に関わったとされるハリウッドの要人10人を裁判に召喚。

トランボはその10人のうちの1人でした。

投獄され、映画業界から追放までされています。

それでもトランボは、脚本を執筆することを諦めず、名前を借りて別名義で活動を始めました。

B級映画のスクリプトで家族を養う不遇の人生を余儀なくされました。

しかし、それでも彼は不屈の精神で踏ん張りました。

そして、何度も繰り返し脚本を世に送りだすことで、ある時を境に実名で公表できるようになったのです。

今では、脚本家ダルトン・トランボの存在はハリウッドにとっては大切な存在です。

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』という彼の伝記映画が製作されるほど、彼の功績は映画業界で認められています。

不運な人生を送りながらも諦めなかった男の姿がスクリーンから伝わってきそうです。

『ローマの休日』を観る時は、脚本家ダルトン・トランボの存在も忘れないでいて欲しいです。

『ローマの休日』は映画史に残る最高傑作

『ローマの休日』に関して言えば、「最高傑作」という表現が一番しっくり来ます。

シャツを場面ごとに捲り上げているという粋な演出、真実の口の場面でのアドリブ繊細な構成の脚本や、もちろん主演女優オードリー・ヘプバーンの美しさなど、どこを取ってもツッコミどころがない名作。

名作と呼ばれる由縁が今だからこそよく分かります。

『ローマの休日』抜きで映画については語れない。

いい作品は何年経とうが当時の輝きを放ったまま、現在も傑作として君臨しています。

『ローマの休日』は、間違いなく不朽の名作です。

『ローマの休日』まとめ

以上、ここまで『ローマの休日』についてネタバレありで紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 一日の恋を通して描かれる成長物語
  • モノクロで映えるオードリー・ヘップバーンの美しさ
  • 脚本も演出も演技もすべてが完璧
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