『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開から1年後の2016年に公開されたスピンオフ作品です。
- 『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写版スピンオフ作品
- 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』と『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を繋ぐ知られざる物語
- 監督は2014年版『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズ
マルコヤマモト
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目次
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』作品情報
作品名 | ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー |
公開日 | 2016年12月16日 |
上映時間 | 133分 |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
脚本 | クリス・ワイツ トニー・ギルロイ |
出演者 | フェリシティ・ジョーンズ ディエゴ・ルナ リズ・アーメッド ベン・メンデルソーン ドニー・イェン チアン・ウェン フォレスト・ウィテカー マッツ・ミケルセン アラン・テュディック |
音楽 | マイケル・ジアッキーノ ジョン・ウィリアムズ |
【ネタバレ】『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』あらすじ・解説
『ローグ・ワン』はエピソード4の答え
2016年に公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』と『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を繋ぐ物語です。
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『スター・ウォーズ エピソード4』では、デス・スターを破壊する展開が描かれるわけですが、今作では
- デス・スターに弱点があること
- デス・スターの設計図が反乱軍に渡った過程
が描かれることになります。
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帝国軍にてデス・スターの設計に関わっていたゲイレンはデス・スターの危険性を知り途中で設計を放棄、帝国軍から逃れ妻と娘とともに暮らしていたのですが、デス・スター完成のために帝国軍のクレニック長官(ベン・メンデルソーン)に再び連れ戻されてしまいます。
その時に命からがら逃げ出したゲイレンの娘が、今作の主人公であるジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)です。
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さらに、ゲイレン・アーソはデス・スターを完成させたものの、デス・スター内に「とある弱点」を隠し、その情報を帝国軍のパイロット、ボーディー・ルック(リズ・アーメッド)に託して脱走させます。
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ゲイレンからのメッセージをソウ・ゲレラに届けるボーディーでしたが、信用されずに捕らえられてしまいます。
ジンと反乱軍の出会い
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そして、反乱軍から過激な行動が目に余るソウ・ゲレラとの仲介役を買って出たジンは反乱軍のスパイ、キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)と手を組み、ソウ・ゲレラのアジトがある惑星ジェダへ向かいました。
ジンとキャシアンはジェダでかつての寺院の守護者であるベイズ(チアン・ウェン)とチアルート(ドニー・イェン)と出会いますが、その後ソウ・ゲレラの手下に捕らえられてしまいます。
数年ぶりに再会したジンとソウ・ゲレラは、ボーディーが持参したゲイレンからのホログラムメッセージを再生し、帝国軍の兵器デス・スターに隠された弱点の真実を知ることに。
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通常よりも威力の小さい砲撃であったにもかかわらず、ジェダの聖なる都付近は完全に破壊されてしまいます。
ジン、キャシアン、チアルート、ベイズと解放されたボーディーは、間一髪宇宙船でジェダを後にしました。
悲しき父娘の再会
その後一行は、ゲイレンを保護するために惑星イードゥの研究施設へ向かいます。
しかし、キャシアンは反乱軍リーダー格からゲイレンの暗殺を命じられていました。
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ゲイレンが名乗り出るものの、クレニックはゲイレン以外の研究者たちをトルーパーたちに全員射殺させ、ゲイレンの顔を殴りました。
岩場からその一部始終を見ていたキャシアンは、クレニックとゲイレンのやり取りを見てゲイレンの暗殺を躊躇します。
しかし、タイミング悪くキャシアンからの情報を得ていた反乱軍の部隊が研究所を襲撃し始め、爆撃に巻き込まれたゲイレンが負傷。
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『ローグ・ワン』の意味とは?
反乱軍のもとに戻ったジンたちは、帝国軍が開発しているデス・スターの危険性を報告し、帝国の軍事基地がある惑星スカリフへの攻撃を進言します。
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どうしても帝国軍に対し一矢報いたいジン、ゲイレンに恩があるボーディー、惑星ジェダを帝国軍に破壊されたベイズとチアルートに対し、キャシアン率いる反乱軍特殊部隊の面々が協力を申し出ます。
反乱軍が押収した帝国軍の貨物船に無断で乗り込んだジン一行に対し、管制塔がコールサインを求め、ボーディーがとっさに「ローグ・ワン」と答えました。
「押収したのは帝国軍の船だぞ。コールサインは?」
「…急いで。適当に、早く」
「…ローグ…ローグ・ワン」
「ローグ・ワン? そんなのないぞ!」
「今はあります」
(ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー) pic.twitter.com/Cg7vS9M99y— 洋画台詞&シーンbot (@yougaserifu_bot) June 25, 2020
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スカリフの攻撃は反乱軍によって承認されませんでしたが、「それでもやってやる!」と集まったのは未認可のメンバーばかりでした。
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の結末は…
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スカリフでの動向を知ったラダス提督率いる反乱軍艦隊は、評議の決定を待たずスカリフへ独断へ出撃、さらに大規模な戦争が避けられないと悟ったベイル・オーガナ議員(ジミー・スミッツ)は、旧友のオビ・ワン・ケノービに助けを求めるために特使を派遣することに。
デス・スターの設計図の容量が大きすぎるため、反乱軍に送信することが不可能だと知ったキャシアンは、ボーディーに帝国軍の通信システムを乗っ取り反乱軍に事実を報告するように命じます。
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圧倒的に数で劣るローグ・ワン一団が次第に帝国軍に追い詰められるなか、K-2SO、キャシアンが敵の攻撃に遭い戦線を離脱してしまいます。
通信システムを乗っ取る一連の戦いでも、ボーディー、スイッチを押したチアルート、ベイズが次々に命を落としました。
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その頃タワーの屋上の送信機付近にてデータを送信しようとしていたジンでは手負いのクレニックに追い詰められますが、怪我を負いながらもかろうじて追いついたキャシアンの銃撃でクレニックは倒れ、2人はデータを送信したあとタワーから退避しました。
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帝国軍のターキン総督(ピーター・カッシング)はスーパーレーザーのパワー出力を最大にし、スカリフへ向けて撃ち込みました。
スーパーレーザーのパワーでタワーはクレニックを巻き込んで壊滅、また、デス・スターの設計図を送信し「希望」を残したことを確信したジンとキャシアンも、爆風に飲み込まれたのでした。
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ダース・ベイダーは設計図のデータが入ったディスクを奪うために自ら出撃しますが、反乱軍の兵士たちの手から手へと渡されたディスクは、最終的にベイル・オーガナ議員の娘、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)の手元に渡ります。
多くの犠牲を払って手に入れたこの設計図こそが「希望」と語るレイアを乗せ、宇宙船はハイパースペースへジャンプしていきました。
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』感想
『スター・ウォーズ エピソード4』がすぐに見たくなる!
まさに、「死して屍拾う者なし」という言葉がぴったりな、ローグ・ワンのメンバーにとってはなんとも言えない悲しすぎる結末でした。
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ラストのバトルシーンで惑星スカリフの空に現れた巨大な「デス・スター」にゾッとし、宇宙船に現れたダース・ベイダーの強さには絶望しか感じられません。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から観ていると、デス・スターもダース・ベイダーもすでに存在するものとして捉えているので、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でのこの描写にはドキッとしました。
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キャリー・フィッシャーは2016年に亡くなっていますが、今作ではCGや生前のストック・フッテージを使って見事に蘇りました。
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スター・ウォーズ』シリーズを何度も観ている人にも、新たな感動と発見を与える作品です。
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チームを構成するキャラクターが魅力的!
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まず、ならずものたちを率いる主人公ジン・アーソが女性ということが新しく、新たな女性ファンの獲得にも一役買っています。
ジンはルークやレイアとは違い自分の出自がわかっていることが行動の原動力となり、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、ジン自身が「自分の存在意義は何か」「自分には何ができるのか」を問う物語になっています。
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「女子に観てほしい」というフェリシティ・ジョーンズの願いも投影されたジン・アーソのキャラクターはより魅力的に仕上がりました。
そして、最も注目を集めたのが香港のアクションスター、ドニー・イェンが演じるチアルート・イムウェとチアン・ウェンが演じるベイズ・マルバス。
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ジンとキャシアンが訪れた惑星ジェダの宗教組織の守護者であるチアルートとベイズ。
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厳しい心身鍛錬によって磨き上げた技術と相棒ベイズの助けにより、大勢のストームトルーパーを相手にしても引けを取らない戦いぶりを見せてくれました。
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比較的温厚なチアルートに対して情熱的かつ冷静なベイズが戦闘の際は互いに助け合う様子や、頑固なチアルートにベイズが呆れながらついていくという毎度の展開があるからこそ、2人のラストが余計悲しく感じます。
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にはキャシアン・アンドーの相棒としてK-2SOというドロイドが登場します。
もともとは帝国軍のセキュリティー・ドロイドでしたが、キャシアンに再プログラムされ、反乱軍の仲間になりました。
自分を再プログラムしてくれたキャシアンのことを父親のように慕っており、キャシアンもまたK-2SOをたった一人の親友として共に行動をしています。
帝国軍ドロイドの見た目をしているため、ローグ・ワンの作戦遂行にも役立つ存在でしたが、人懐っこさもあったためキャシアンとジンを守るために自分の命を捧げた瞬間は、なんとも悲しいものでした。
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のキャスティングは、女性とメキシコ系男性が主人公、チームを構成する主要メンバーにアジア人俳優2人を起用するなど興味深い一面もあります。
SNSでのみんなの感想・評判
4K-UHD「スター・ウォーズ/ローグ・ワン」観賞。劇場観賞からもう何度観たんだろう、シリーズ屈指の傑作だから何度観ても良い、ライトセーバー戦は無いけどそこに古いファンは拘らない。ラストのep4に繋がる爽快感と感動が凄い、SWのテーマもキマる。
UHDは画質良好は当たり前で音響が抜群に良い。 pic.twitter.com/QIfEkHluMj— ばび (@NAAGJBupQ7oEB61) June 28, 2020
ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー
ローグワンのメンバーは歴史には名前が残らないのかもしれない。でもこのいくつもの偉大な勇気がなければ4は始まらなかったんだ!
ラストは涙😢
チアルートが好きです!イップマンの俳優さん…!
「フォースは我と共にあり 我はフォースと共にある」 pic.twitter.com/dYAGxWjksE— 映画好きのパピコ (@shirokumapapico) June 20, 2020
ヤバい。ローグ・ワン、ヤバい(語彙力)。
スピンオフだと思って油断してた。スターウォーズでボロ泣きするとは思わなかった。
これは多分、何度も見る。ナンバリングよりも見るかもしれない。
まさかここまでの作品だとは思わなかったよ(目に涙を浮かべながら) pic.twitter.com/3tALVLC0ab— ミュルザンヌ@Ship1 (@mulsanne_pso2) June 12, 2020
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ここまで本編にギリギリ絡んでいくスピンオフも珍しいのではないでしょうか?
さらにラスト、満を持して登場するダース・ベイダーの強さにはもはや絶望感しか無いという見せ方が上手すぎる。
敵を強力に強大に見せる演出は、2014年版『GODZILLA ゴジラ』を手掛けたギャレス・エドワーズ監督ならではの手法です。
【豆知識】
『ローグ・ワン』でダース・ヴェイダーの追撃を逃れて通路を走り、発進する際にレバーを引く反乱軍兵士は、『ローグ・ワン』の監督のギャレス・エドワーズであるpic.twitter.com/EdM7VNgx2z— スター・ウォーズ 紹介bot (@SWbot327) June 30, 2020
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』まとめ
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- 初のスピンオフ作品にして観客から「泣ける!」と好評価を得た驚くべき作品
- 香港のアクションスター、ドニー・イェンの存在を世界中に知らしめた!
- 『スター・ウォーズ』シリーズ本編の感動も高める非常に重要な位置づけになった
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』開始直前までの戦いを描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、とても悲しい結末を迎えます。
マルコヤマモト
単なるスピンオフ作品としてでなく、本編に関わるまでのギリギリ加減を楽しめる展開がとてもエキサイティング!
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死と隣り合わせのミッションをなんとかクリアしたローグ・ワンのメンバーにも、この続きを観てほしかったな…と思うとやはり胸が痛みます。
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