2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛が続いており、旅行どころかどこにも遊びに行けない状況にストレスが溜まる一方ですが、せめて映画の中だけでも旅気分を味わいたい!
ねお
目次
ロードムービーおすすめ作品5選
『50年後のボクたちは』
ドイツ国内で大ヒットした児童文学「14歳、ぼくらの疾走」を原作として、2016年に公開されたロードムービーです。
日本では2017年9月に劇場公開されました。
原作のタイトルにもあるように、疾走感溢れる少年2人の冒険が描かれています。
14歳のマイク・クリンゲンブルク(トリスタン・ゲーベル)はクラスで周囲と馴染めず、気になる女の子の誕生パーティーにもクラスで自分だけが招待されず、やりたいことも見つからず、ダラダラとゲームをして過ごしています。
ある日、マイクが通う学校にロシアからの転校生チック(アナンド・バトビレグ・チョローンバータル)が現れます。
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夏休み、突然マイクの前にやってきたチックは盗んだ車でドライブに誘います。
退屈な生活から逃げるために2人は旅立つ!といった導入。
2人の旅は穏やかじゃない、というかほとんど犯罪レベルの事件を巻き起こしながら突き進みますが、その勢いと高揚感がたまりません。
気分をゴリゴリ上げてくれる抜群の挿入曲とともに、物語は最高のテンションのまま清々しく幕を閉じます。
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『俺たちに明日はない』
アメリカン・ニューシネマの代表作です。
1930年代に実在したギャング、ボニー・パーカーとクラウド・バローの半生を描いた不朽の名作。
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行政からの補償が全然足りないまま継続している自粛期間、新型コロナウイルスが終息する頃には大好きな劇場が閉まっているかもしれない、そんなストレスを抱えながら日々を生きていると、秩序を破壊しながら刹那的な愛と喜びに生きる彼らにどうしても憧れてしまうのです。
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『カールじいさんの空飛ぶ家』
2009年に公開されたディズニー・ピクサーによる冒険映画です。
妻エリーに先立たれた頑固な老人カールが、妻とともに憧れていた冒険家チャールズ・マンツが消息を絶ったという“伝説の滝”パラダイス・フォールを目指す物語。
夫婦でいつか必ず“滝”へ行こう、と話していたが実現しないまま死に別れた無念を晴らすべく、エリーとの思い出が詰まった“家”に大量の風船を取り付けて飛ばし、なんと“家ごと”旅立ちます。
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しかしながら、
- アニメ映画として初のカンヌ国際映画祭オープニング作品となる
- ゴールデングローブ賞アニメ映画賞、作曲賞を受賞する
- アニメ映画としては『美女と野獣』以来史上2度目のアカデミー賞作品賞候補入りを果たす
など輝かしい功績を収めました。
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設定だけ聞くとしんみりとした映画のように感じるかと思いますが、ハラハラドキドキのアドベンチャーに心踊り、切なくて暖かい結末に涙するとても綺麗な脚本に感服です。
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『ダージリン急行』
上品な色彩や芸術的な構図など、独特な作風で人気のウェス・アンダーソン監督が2007年に製作したコメディチックなロードムービーです。
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父の死をきっかけに絶縁状態になっていた3兄弟が、再び絆を取り戻すためにインドの秘境を旅する物語です。
オシャレなファッションや色彩、ちょっとシュールでユーモア溢れる会話、開放的な気持ちになれる小気味好いラストシーンまで、全編通して楽しく同行できるハイセンスな“旅”です。
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『このサイテーな世界の終わり』
最後はドラマですが、人気のロードムービー作品です。
2017年にイギリスでTV放送された連続ドラマ作品で2018年にNetflixが全世界へ配信しました。
「映画」ではないのですが、1話約20分で全8話が2シーズン、なのでちょうど長めの映画2本分くらいとなります。
窮屈な日常から逃げ出したい少女アリッサ(ジェシカ・バーデン)と、彼女を「殺したい」自称サイコパスの少年ジェームズ(アレックス・ローサー)の珍道中を描いたダークコメディです。
ねお
「コロナ禍」の日常でたまっていくストレスを昇華できる悲劇的で心温まる逃避行、今観るべき要素が詰まった物語です。
- Netflix(https://www.netflix.com/jp/)/ 見放題 / 無料期間なし
ロードムービーおすすめ作品まとめ
記事を振り返ると「荒々しい旅」ばかりですが、どれも観終わったときに痛快な気分になれると思います。
ロードムービー=最高。
みなさんも映画を通じて遠くの国へ旅に出てみてはいかがでしょうか。