ドラマ『リカ』第1話あらすじ・ネタバレ感想!高岡早紀が恐怖の純愛モンスターを怪演

ドラマ『リカ』第1話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『リカ』公式ページ

2019年10月5日(土)からフジテレビの大人の土ドラ枠で始まった『リカ』

原作は五十嵐貴久の同名小説『リカ』シリーズで、第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した作品!原作では、結末がかなりのグロだそうで…。

これを高岡早紀さん演じるリカがどう表現するのか、今から非常に楽しみなところであります!

第1話からかなりのサイコっぷりを見せてくれたリカ。

二部作で構成された本作の一部のターゲットは小池徹平さん演じる大矢昌史。舞台となる花山病院の若き副医院長で、最近恋人と婚約したばかり、という将来有望な若き医師であります。

そんな今のところ順風満帆な昌史の人生が、リカによってどうなっていくのか。恐ろしくもあり、楽しみでゾクゾクします~!

それではさっそく『リカ』第1話のレビューをしていきたいと思います!

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ドラマ『リカ』第1話あらすじ

どことなく怪しげなマンションのとある一室。

美しいハーバリウムが飾られた中、真剣な表情でメイクしているのは、雨宮リカ(高岡早紀)である。

顔をメイクした後、左腕を出すとそこには不気味な痣が。リカは痣をファンデーションで隠していく…。

ドラマ『リカ』第1話あらすじ①

地域医療に根差した個人病院、花山病院の副院長・大矢昌史(小池徹平)は、優秀な外科医で患者や看護師たちの信頼も厚い。

その日花山病院は、看護師補充の面接をしていた。

終わり間近に、コツコツと靴音を響かせやってきた女、それがリカだった。

ドラマ『リカ』第1話あらすじ②

28歳と本人が自称する年齢に違和感は抱いたものの、豊富な経験は申し分なく、日本医師協会前会長からの推薦状まで持参したリカに、大矢は思わず「あなたみたいな優秀な方が何故うちに」と尋ねると、リカは嬉しそうに「運命なんです」とつぶやく。

その時、リカの左腕の痣が薄紅色に浮き上がったのを、看護師長の小山内(池谷のぶえ)だけは見逃さなかった。

面接後、大矢ら男性医師はリカの採用に傾くが、小山内だけはリカの冷え冷えとした得体のしれない空気に嫌悪を感じ反対する。

ドラマ『リカ』第1話あらすじ③

しかし、大矢の叔父であり、脳梗塞を発症して以来特別病室で生活する病院長・花山大次郎(西岡徳馬)は、医師協会前会長の推薦状を持ったリカを断る事は出来ないと仮採用を決める。
出典:『リカ』公式ページ

【ネタバレ】ドラマ『リカ』第1話の感想

運命の人

花山病院の医師、大矢昌史(小池徹平)宛てに届いた小包。その中には赤いバラのハーバリウムが。

昌史は、患者さんからの贈り物かな、と何も考えず受け取ります。

そして、今日は病院の看護師の面接日。

リカ(高岡早紀)は家でうきうきと準備しています。

リカの部屋にはたくさんのハーバリウム。その中には昌史に贈ったものと同じ、赤いバラのハーバリウムも。

「やっと会える。運命の人」

リカは、今日行われる花山病院の看護師の面接へ行くのです。

リカの腕には奇妙な痣が。クロスのような模様が描かれた痣をファンデーションで消して、面接へ向かいます。

「雨宮リカ28歳です」

面接でこう言い放った後、昌史をジーっと見つめるリカ。

「今は一人です。でも結婚はします」

なんでそんな優秀なのにウチへ?と聞かれると、

「優秀なんて…運命なんです」

キレイですが、28歳には到底見えないし、言っていることもいちいち芝居がかっていて怖い。

看護師長の小山内(池谷のぶえ)だけが、女の勘でリカの話し方や態度、不気味な痣を見つけ採用を反対します。

しかし、立派な経歴に推薦状を持ったリカを断るわけにいかない、と1ヶ月間の仮採用が決定してしまうのです!

採用の連絡を受けたリカはこうつぶやきます。

「やっぱりあるのね…運命の赤い糸…」

しかし、昌史は婚約者がいる身ですからね~。

どうやって運命の赤い糸と手繰り寄せようとしているのか…。怖っ。

花山病院での勤務スタート

翌日のリカの初出勤日。

ナースステーションでも、「雨宮リカです。28歳です」と、謎の詐称年齢をあえて前に出す自己紹介。

周りのナースたちからかなり浮きまくっているリカですが、全く気にしていませんね!

その時、ナースステーションを女性患者と話しながら横切る昌史。その姿をジーっと目で追いかけます。

一方、花山病院の医院長の花山(西岡徳馬)は、脳梗塞を患い、自分の病院で患者として入院中。

かなり気難しい性格で、担当している看護師の綾乃(立花恵理)もかなりのストレスが溜っている様子。

綾乃が休憩の度にゴミ置き場で隠れてタバコを吹かしているのを知ったリカは、「医院長のお世話大変そうね、時々お世話代わってあげましょうか?」と声を掛けます。

医院長は昌史の叔父にあたる人物。コチラ側からも取り入ろうという作戦でしょうか。

しかし、リカは看護師としてはかなり優秀。昌史の補助をする時以外は一切やる気を見せないリカですが、昌史と患者の対応する時だけ気の利いた神がかった対応っぷり。

変わった人だな、と思いながらもリカを看護師として高く評価する昌史。

リカは昌史と接する時は本当に幸せそうで…。そして、昌史のペンや診察で使った手袋を盗んでは持ち帰ります。

家に帰って戦利品の手袋をお得意のハーバリウムにするリカ。

「キレイ…」

まるで少女のような眼差しで、手袋をうっとりと見つめます。

ふたりの出会い

リカと昌史の出会いは、実はリカが花山病院にやってくる1ヶ月前に遡ります。

その日、昌史は恋人の真由美(山谷花純)とレストランで待ち合わせしていました。

手には大きなバラの花束。きっとこの日、昌史はプロポーズをする予定だったのでしょう!

そして、そのレストランに運悪く居合わせたのがリカでした。

真由美が来るのを待っている間に、レストラン客が心臓発作を起こし、その手当てを一緒にしたふたり。

「ありがとう、君がいてくれて助かったよ」

そう言って真由美との食事をキャンセルして病院に戻った昌史。

この言葉で、リカは昌史を「運命の相手」と思ってしまったのです。

昌史が帰る時、持っていた花束から落ちた二輪のバラ。これこそが昌史に贈ったアクアリウムのバラの正体だったんです。

リカは自分を肯定してくれる言葉に非常に弱い一面があります。

そう考えると、昌史はリカのことをおかしいなと頭では思っていても、いつも気を遣って肯定的な言葉に変換して会話しています。

こういった全ての言葉を鵜呑みにしてしまうんでしょうね。

そして、昌史からそんな言葉をもらうためだけに自分の持ち得る全ての能力を使うリカ。

純愛モンスターとは、まさにこのこと。

永遠の28歳

リカは、入院中の医院長の部屋に足しげく通い、すっかり仲良くなっていました。

そこに、叔父を見舞いに来た昌史が現れます。

医院長は、昌史に「今までの女の人より可愛気があっていい。嫁さんをもらうならこういう人がいいぞ」と上機嫌。

自分が盗んだペンを昌史に返すリカ。盗んだのは会話のキッカケ作りだったんですねー。

「医院長の相手してくれてありがとう。笑い声なんて久しぶりに聞いたよ」

と昌史がお礼を言うと、

「大矢先生の叔父様なら私にとっても家族ですから」

とリカ。ちょっと固まる昌史。

今夜も泊まりの昌史の身体をねぎらい、「結婚しましょうよ(私と)」と言います。

「(私と)」に気づいていない昌史は、「こんな生活しているようじゃ当分は無理だ」と笑うと、「私28歳までに結婚するって決めてるんです。女は28歳で結婚して家庭に入って愛する夫に尽くすのが一番幸せ。そういうものでしょう。先生が望むなら子供ができるまでは看護師でいますから」と言うリカ。

だからリカは永遠に28歳。自分の女としての幸せの定義から外れないために。

運命の相手と結婚するまでは、リカの体内時計が動き出すことはないんでしょうねぇ。

赤いバラの花言葉は“あなたを愛しています”

  • 1本なら、“一目惚れ”。
  • 2本なら、“この世界にはあなたと私だけ”。

昌史の部屋にある、自分がプレゼントしたハーバリウムをうっとりと眺めながらそう呟くリカ。怖いです。

リカ(高岡早紀)の殺人

第1話で、リカの毒牙にかかったのは二人。

まずは、患者の熊澤さん。家族もおらず寝たきりの熊澤さんですが、病状は安定せず担当の昌史は熊澤さんの対応で病院に泊まり込むことも度々。

その日、勤務が終わり帰った(と見せかけた)リカ。直後、ゴミ置き場で火災が。このゴミ置き場は綾乃がこっそりタバコを吸っている場所。

火事は看護師たちで何とか消し止められましたが、看護師長はタバコの吸い殻を見つけます。青ざめる綾乃…。

ナースステーションに戻ると、ナースコールがずっと鳴りっぱなし。火事騒ぎで誰もナースステーションにいなかったからです。

そして、その間に熊澤さんの呼吸器が外れており、亡くなっていました。

看護師長は、リカが用もないのに熊澤さんの病室を訪れていたことを思い出し、翌日涼しい顔をして出勤してきたリカを呼び出します。

何も知らないと言うリカですが、「一人ぼっちで生き、孤独に死んで行く誰にも愛されない人生。ただ無意味に生かされて…そうまでして生かされることは熊澤さんの望みだったのでしょうか?」と目に涙を溜めて訴えるリカを見た看護婦長は恐ろしくなり、試用期間が終わったら辞めるようリカに言います。

この病院に相応しくないと言って出ていく看護師長をものすごい形相で睨むリカ。

「死ねばいい…」

そして第二の被害者になってしまう看護師長。直後、看護師長が頭から血を流して階段から転落している姿が発見されます…!

その頃、リカは屋上で清々しい笑顔。

「ありがとう私を選んでくれて」とリカが昌史を想って幸せそうに浸っていました。

ドラマ『リカ』第1話まとめ

リカが看護師として入った途端、災厄が降り注ぐかのように相次ぐ花山病院。

これが全てリカの昌史に対する純粋な恋心のせいだとはまだ誰も気付いていません。

看護師長だけは初めからリカに何か不気味なものを感じていましたが、リカによって消されてしまいました。

そして、度々フォーカスされるリカの腕の痣…。十字架のようなマークが描かれているのですが…あの痣の真相が気になりますね。

そして、愛する昌史のためなら“悪・即・斬!”。恐ろしながら、対応の素早さにも関心です…。

次回は誰がリカの餌食になるのでしょうか?第2話も楽しみです!

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