定期演奏会を満席に出来ないと解散させられてしまう玉響は、練習の傍らチケット完売作戦に動き出します。初音(門脇麦)たち団員はもちろん、事務方の小野田(岡部たかし)も宣伝に奔走。
しかしその裏で本宮市議(津田健次郎)はさらなる妨害作戦を進めています。そして、スパイである土井(前野朋哉)も怪しい行動をしていて・・・。
玉響は、定期演奏会のチケットを完売させることが出来るのでしょうか?
目次
ドラマ『リバーサルオーケストラ』 前回振り返り
初音(門脇麦)は穂刈(平田満)が事故に遭ったと聞き、蒼(坂東龍汰)と共に病院に駆けつけます。穂刈は軽傷だったものの、実は妻が認知症で目が離せないということを知ります。
穂刈は家庭の事情から退団を考えているようで、「自分には何も出来ない」と落ち込む蒼。
そんな蒼の優しさに触れ、初音は自分の気持ちに気がつき、告白の返事をしようと決意します。その後穂刈の妻は施設に入ることになり、穂刈は退団を思いとどまりました。
そんな中、三島(永山絢斗)と初音の熱愛スクープが取り沙汰されます。
朝陽(田中圭)に対して誤解を解きたい初音は、思わず「私が好きなのはあなた」と告白してしまいます。
【ネタバレあり】ドラマ『リバーサルオーケストラ』第9話あらすじと感想
初音の告白
「私が好きなのは、あなたなので!」
三島との熱愛スクープの誤解を解きたいあまり、思わず朝陽(田中圭)に告白してしまった初音(門脇麦)。
驚いた様子の朝陽は、しばらくの沈黙の後、「やめておいたほうがいい」とつれない返事。
「私は、君が思っているような人間じゃない」
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よく分からない理由でフラれた初音は、その夜大荒れ。三島(永山絢斗)や玲緒(瀧内公美)に愚痴りまくります。
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しかし翌朝「やっぱり納得できない」と立ち直り、朝陽への猛アタックを開始します。
積極的な初音に、朝陽は戸惑いを隠せません。
一方、玉響は定期演奏会を満席にすべく、皆で知恵を出し合って宣伝を進めていきます。
事務長の小野田(岡部たかし)も、自作で着ぐるみを作ってチラシ配りをするなど、ここぞとばかりに張り切っています。
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チケットトラブル
皆の努力の甲斐があり、なんとチケットは完売!
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初音たちが喜んだのも束の間、なんとチケットトラブルが発生。
なんと、一部のチケットで開演時間が1時間遅れて表示されてしまっていたのです。
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土井は、「そんなはずはない!」と立ち上がりました。
その策略は自分が阻止したはずだと言うのです。
土井は、本宮市議から高階フィルへの移籍をチラつかされ、玉響の情報を流すように言われていたと明かしました。
実は既婚者で子供が3人いる土井にとって、高階フィルの給料は魅力的でしたが、彼は玉響を裏切るつもりは毛頭ありませんでした。
しかしあえて話に乗ったふりをすれば、相手の情報を得ることが出来、妨害行為から玉響を守れると考え、スパイのふりをしていたのです。
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チケットの事件変更のことを知った土井は、先回りをしてそれを防いだと言いますが、チケットはチケット会社と玉響の公式サイトの2か所で販売されており、土井は玉響公式分は見逃していたのでした。
詰めが甘かったと反省する土井。しかし、そんな彼に朝陽は「音楽を政治に利用するヤツと同じレベルに成り下がってどうするんですか」と、音楽をないがしろにしたことを叱責します。
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朝陽は、定期演奏会で演奏する『運命』の座席配置を発表します。
それは、『対向配置』というファーストヴァイオリンとセカンドヴァイオリンが向き合う配置でした。
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これは、ファーストとセカンドが対等になるもので、朝陽が土井を信頼しているからこそ出来るものです。土井は、朝陽の期待に応え、初めて会場に来る玉響ファンの息子のためにも、気を引き締めます。
運命の演奏会
練習後から、初音は元広報担当のスキルを活かしてテキパキと訂正に向けての指示を出します。
団員たちは、みどり(濱田マリ)の娘など関係者の協力を得ながら、開演時間の周知に大奔走。
翌日、演奏会の日を迎えても玉響メンバーはギリギリまで宣伝活動をし、当日券も販売しますが、結局席が埋まらないまま開演時間を迎えてしまいます。
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意気消沈の団員たち。
そんな団員たちに朝陽は「最後になるかもしれないから、悔いのない演奏をしましょう」と声をかけます。
初音も前を向き、コンマスとして「今日はみんなで思い切り楽しみましょう!」と笑顔を見せます。
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いよいよ定期演奏会の第一部が始まりました。
初音は10年前と同じような赤いドレスを着て、華麗に”チャイコン”のソロを演奏します。
オケも素晴らしい演奏を見せ、思わず笑みがこぼれる朝陽。
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休憩を挟んで第二部。
『運命』では、その力強い音色で聴衆を圧倒します。
渾身の演奏が終わると、ほぼ満席の客席はスタンディングオベーションでオケを称賛します。
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演奏会が大成功に終わり、充実感でいっぱいの団員たち。
しかし、集計の結果、残念ながら満席には至らず玉響の解散が決定してしまいました。
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希望の光
「就活しなきゃ・・・」
ガックリを肩を落とす団員たち。
市長も、自分が酒屋の親父に戻るよりも、玉響が無くなる事の方がキツイとこぼします。
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翌日、団員たちが練習場の撤収作業をしていると、朝陽と小野田がやってきました。
「撤収作業は中止です。明日から練習を再開します!」
なんと、定期演奏会の盛り上がりを知った一部の議員たちが、解散させては市のイメージダウンにつながるという声が上がったことから、こけら落とし公演に出られることになったのです。
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それは、“町に根差したオケになる”という目標に一歩近づいた証拠です。
もしこけら落とし公演のコンペティションで高階フィルに勝ったら、解散は取り消しになるかもしれません。
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朝陽は、「プレイヤー全員が主役になれる」と、こけら落とし公演の演奏曲を『チャイコフスキー交響曲第5番』に決定しました。
こうして、再び玉響の猛練習が始まりました。
しかし、その裏で朝陽はひそかに高階藍子(原日出子)と、固い握手を交わしていたのです。
ドラマ『リバーサルオーケストラ』 第9話 感想&まとめ
定期演奏会での“チャイコン”や『運命』の演奏シーンは、圧巻の一言でした。
とっても見応えのあるシーンで、感動しました!
さて、玉響は辛うじて解散を免れましたが、朝陽に不穏な動きがあります。
元々朝陽の契約はこけら落とし公演まで。もしかすると、高階フィルに移籍をするのを条件に、取引をした可能性があります。
玉響の運命やいかに?そして、初音の恋の行方は?次回は最終回です!