初音(門脇麦)は蒼(坂東龍汰)を下宿人として家に招き、妹の奏奈( かんな 恒松祐里)と3人での同居生活が始まりました。
玉響では、数日後に迫る初舞台に向けて、朝陽(田中圭)の指導にも熱が入ります。
でも、初音は10年ぶりのステージ復帰を前に、本当に舞台に立てるのか自信が持てません。
そんな中、オーケストラの屋台骨であるティンパニストが突如退団してしまいました。
まさに緊急事態。朝陽は、初音に腕のあるティンパニストをスカウトしてくるように命じます。
目次
ドラマ『リバーサルオーケストラ』 前回振り返り
地元のポンコツオーケストラ”玉響”にコンサートマスターとして加入した初音(門脇麦)。天才ヴァイオリニストの加入でオケ全体も活気づきますが、フルート主席の蒼(あおい・坂東龍汰)だけは遅刻を繰り返し、やる気がありません。
実は蒼は、玉響の給料では生活できず、アルバイトを掛け持ちしていました。両親からも帰って来て家業を継いでほしいと言われていました。
でも、蒼は音楽を続けたいと思っていました。初音は、「蒼くんと一緒にやりたい」と蒼を必死で説得し、退団を止めたのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『リバーサルオーケストラ』第3話あらすじと感想
同居生活
初音(門脇麦)、奏奈(かんな 恒松祐里)姉妹と、下宿人・蒼(坂東龍汰)の共同生活が始まりました。
男性が家にいることで、張り切って家事を仕切る奏奈とは反対に、初音は誰がいようとお構いなし。
それよりも気になっているのは、市長(生瀬勝久)をはじめとした市役所の職員たちに、自分がヴァイオリニストなことを黙っていることです。
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そして、10年ぶりのステージ復帰を前に、本当に舞台に立てるのか、なかなか自信が持てないでいました。
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ただ、他の団員たちは天才ヴァイオリニストと一緒に舞台に立てることが楽しみで、士気が上がっていました。
玉響の大ピンチ
そんな中、玉響のティンパニストが突然辞めてしまいます。
ティンパニはオケの大黒柱。ティンパニがなくては演奏が締まりません。
しかも、公演まであと4日・・・。
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練習後、朝陽(田中圭)は、『藤谷耀司』という男をティンパニとしてスカウトしてくるように初音に命じます。
初音は玲緒(瀧内公美)と蒼と共に、東京に出向き言われた場所に向かいます。
そこは、ロックバンドが出演するライブハウスでした。
初音の話を聞いた藤谷(渋川清彦)は、「オケに入る気はない」とけんもほろろに初音たちを追い返します。
しかし、ここで諦めるわけにはいきません。ライブ後にまた出直すことにして、ドラムを叩く藤谷をじっと見つめていた初音は、「あ~!」と、あることに気がつきます。
藤谷は、大手オケのS響にいた時、初音が7歳の時に共演していました。
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初舞台で緊張MAXだったけれど、藤谷のティンパニの音を聴いて落ち着いたと興奮気味に話す初音。
舞台復帰の時も、藤谷がいてくれたら心強いと再び玉響に誘いますが、藤谷の答えは「NO」でした。
本宮の思惑
実は、ティンパニストの退団には、市長の座を狙い、玉響を潰そうとする本宮市議(津田健次郎)が一枚かんでいました。
朝陽も、すでに本宮から高階建設会長の藍子(原日出子)を紹介され、高階フィルに勧誘されていました。
しかし、朝陽は「あのオケでは僕の理想とする音は出せない」ときっぱり断りました。
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そんな朝陽の態度が、相手を刺激したのではないかと、事務局長の小野田(岡部たかし)は心配します。
一方、初音たちはSNSを使って新しいティンパニストを募集しようと考え、これを機に広報活動にも力を入れ始めます。
団員たちでマスコットキャラクターやオリジナルグッズの販売を市長に提案すると、市長は快く予算を出してくれました。
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「谷岡さんを広報担当にして大正解!」と喜ぶ市長に、初音はまた自分がコンマスだと言いそびれてしまいます。
すると、その直後、市長が突然本宮を連れて玉響の練習を視察に現れたので初音は大慌て。
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小野田はとっさに機転を利かし、初音のことを市長に伝えると、市長は嬉しそうに天才ヴァイオリニストが玉響のコンマスになったと本宮に自慢します。
しかし、本宮はティンパニストの不在を指摘します。
遅れて来たヒーロー
「ティンパニストが不在ではどうしようもない」と、鬼の首を取ったように話す本宮。
しかし、そこに藤谷が現れます。
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呆気にとられる本宮に朝陽が言います。
「確かにこのオケはひどい。でも、1ヶ月前と同じだと思っていたら大間違いだ。僕のオケを評価できるのは僕と客席の聴衆だけです!」
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朝陽の言葉に胸を打たれた団員たちは、藤谷という救世主の登場もあって、練習に熱が入ります。
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その中で、初音はまだ自信を持てないでいました。
そのことは、団員たちも敏感に察知していました。
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いざステージへ
いよいよ発表会当日。
団員たちは、緊張の面持ちで出番を待ちます。
ステージを下見した初音は、10年前のトラウマが蘇ってきてしまいます。
その後トイレにこもり、一人で気持ちを落ち着かせていました。
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蒼は初音の姿が見えないので、心配して探そうとしましたが、玲緒ら他の団員たちは「初音を信じよう」と蒼を引き留めました。
団員たちには、他にも心配事がありました。
それは、吹奏楽発表会の後、転換に時間がかかるため客が帰ってしまわないかということ。
その予感は的中し、市長が玉響の出演をアナウンスすることになっていましたが、話が長すぎて飽きた客が席を立ち始めました。
さらに、本宮市議が“豚汁”という姑息な手を使って、客を会場から外に出そうとしてきました。
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仲間がいる
トイレにこもっていて何も知らない初音は、意を決して楽屋に戻ると、誰もいないので驚きます。
慌てて楽器を持って舞台袖に行くと、出て行った客が戻って来ていて、満席になりつつありました。
その光景を見て、「やっぱり無理!」と踵を返そうとした初音。
すると、目の前に朝陽の姿が。
「逃げますか。10年前と同じように。」
そこへやってきた団員たち。初音に無言で、しかし笑顔でエールを送り、ステージに出て行きます。
「大丈夫です。一人じゃない。僕たちは、オーケストラです」
朝陽の言葉に背中を押され、初音は思い切ってステージに出ていきました。
それを団員たちは笑顔で迎えてくれます。
朝陽と初音は強く握手を交わします。
「おかえり。」という朝陽、笑顔で応える初音。
そして、この日のために何度も練習を重ねて来た『威風堂々』の演奏が始まりました。
以前の玉響とは生まれ変わったような演奏に、客席の誰もが引き込まれていきます。
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やがて演奏が終わると、会場はスタンディングオベーションに!
朝陽は、今まで見たことのない笑顔で、団員たちに拍手を送り、客席に礼をします。
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大満足で演奏を追えた初音たち。
打ち上げをしようと盛り上がっていると、初音を呼び止める人がいました。
それは、有名ヴァイオリニストの三島彰一郎(永山絢斗)でした。
「彰ちゃん・・・」
まさかの人物の登場に驚く初音。彰一郎はそんな初音を抱き寄せます。
「復帰おめでとう!」
団員たちは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔で、その光景を見つめていました。
ドラマ『リバーサルオーケストラ』 第3話 感想&まとめ
初音を抱きしめた時の彰一郎の顔は、真顔でした。
初音も複雑な表情で、2人の間に何があるのか、気になります。
それにしても、マエストロの久しぶりの破顔の笑顔は、破壊力抜群でした。
それは初音にとってもそうだったようで、それを蒼が見つめていました。
彰一郎の出現でさらに複雑な相関図が出来上がりそうです。
次回からまた波乱の予感ですね!