地元のポンコツオーケストラ”玉響”にコンサートマスターとして加入した初音(門脇麦)。ソリストとオケでは演奏の仕方なども違って不安はあるものの、同じくらいワクワクしてもいました。
天才ヴァイオリニストの加入でオケ全体も活気づきますが、フルート主席の蒼(あおい・坂東龍汰)だけは遅刻を繰り返し、やる気がありません。
そんな態度にマエストロの朝陽(田中圭)は苛立ちを隠しません。朝陽は蒼が何故遅刻をするのか、その原因を突き止めろと初音に命じました。
そこには、とある事情が隠されていて・・・。
目次
ドラマ『リバーサルオーケストラ』 前回振り返り
埼玉県のはずれ、西さいたま市役所で働く谷岡初音(門脇麦)は、実は元天才ヴァイオリニスト。今は表舞台から去り、自宅で子供たちにヴァイオリンを教えながらひっそりと暮らしています。
一方、市長である父に強引に呼び戻され、ドイツから帰国したばかりの常葉朝陽(田中圭)は、地元のオーケストラ『児玉交響楽団』をポンコツから一流へと立て直すように頼まれていましたが、そのポンコツぶりに匙を投げようとしていました。
しかし、初音の存在に気がついた朝陽は、彼女を『ポンコツ改造計画』に巻き込むことに。
朝陽の怒涛のスカウト攻撃に遭い、自身もヴァイオリンへの情熱が消えていない初音は、玉響のコンマスになることを決意したのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『リバーサルオーケストラ』第2話あらすじと感想
2週間後の公演
西さいたま市のポンコツオーケストラ・児玉交響楽団通称”玉響”にコンマスとして加入することになった初音(門脇麦)。
ソリストとオケのコンマスでは弾き方も役割も大きく違い、内心不安でいっぱいでしたが、それと同じくらいワクワクもしていました。
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これまでのんびりしていた玉響メンバーも、初音の加入によって活気づいていました。
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でも、フルート主席の蒼(坂東龍汰)だけは、朝陽が注意をしても遅刻を繰り返し、やる気を見せません。
そのことで悪びれる様子もないため、マエストロの朝陽(田中圭)は苛立ち、団員たちも内心不満を抱えていました。
団員たちは、公演もないのに招集されたことを不思議に思っていました。
ところが、朝陽は2週間後に公演があると言い出しました。
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なんでも、市内の中学校の吹奏楽発表会に飛入りで演奏するというのです。
遅刻の理由
いざ練習が始まると、朝陽は蒼のフルートを「寝ぼけているのか。話にならない」とコテンパンにダメ出しします。
そして、朝陽は初音に、蒼が何故遅刻をするのか、理由を探って来るように命じました。
渋々その命に従った初音は、練習後に蒼を尾行します。
そこで見たのは、蒼が工事現場で働く姿でした。現場の人によれば、蒼はバイトをいくつも掛け持ちしているというのです。
初音は蒼と話をしてみることに。
蒼は造園業を営む父の元に生まれ、音楽家庭ではありませんでした。
中学1年のある日、父の手伝いであるお屋敷に行った時に、その家の女の子が吹くフルートの音色に“ひと耳惚れ”してしまったという蒼。
「生まれて初めてやりたいことが見つかったんです」
その後父親の反対を押し切り、プロフルート奏者を目指して、奨学金で音大に入学。
卒業後、なんとか入れた玉響の給料は15万円。
奨学金の返済や楽器代、防音マンションの家賃などとにかくお金が必要なのです。
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実は、初音が玉響の音に惹かれたのは、蒼のフルートの音がきっかけでした。
初音はなんとか蒼が玉響に残れるように、手立てを考えます。
広報活動
初音は、蒼にオンラインでフルート講師のバイトをしてはどうかと提案します。
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蒼の事情を知った玉響メンバーたちも、仲間のために立ち上がります。
そして玉響の公式SNSを使って、皆で協力して蒼のフルートをPRします。
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自分のために一緒に頑張ってくれる団員たちを見て、蒼は今までの態度を反省し、素直に感謝します。
そしてしばらくは遅刻することなく練習に参加していましたが、ある日突如練習を無断欠席しました。
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朝陽は「明日も来ないようなら、彼を解雇します」と言い放ちます。
初音が「それは横暴だ」と意見すると、「では、あなたがなんとかしてください」と言われてしまいます。
もう限界
翌朝、初音が蒼の家に迎えに行くと、蒼は引っ越しの準備をしていました。
実は父親ががんを患って弱気になっており、母親から音楽をやめて帰って来て欲しいと言われていたのです。
プロオケでの活動に限界を感じた蒼は、オケを辞め家業を継ぐと言います。
一度ステージを離れ、10年ものブランクを開けてしまった初音は、「今手放したら、二度と戻れないかもしれない」と蒼を説得します。
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初音は、SNSでのPRが功を奏して、オンライン授業の申し込みがあったことも蒼に伝えます。
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「俺だって、本当はやめたくないです・・・!」
初音に本音を語った蒼に、初音は「行こう!」と手を差し伸べます。
2人は、練習場へと走り出しました。
音楽を続けたい
2人は練習開始時間にギリギリで滑り込みました。
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練習が始まると、そこに小野田(岡部たかし)に連れられた蒼の両親が部屋に入って来ました。
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朝陽は、数日前と同じように蒼一人に何度も同じ箇所を演奏させます。
蒼は負けじと朝陽に食らいつきます。
その後、全体での演奏後、朝陽は蒼に告げます。
「やっと目が覚めましたね。」
練習後、蒼は父にフルートを続けたいと頭を下げます。
父親は、何も言いませんでした。でも、母親によれば練習中に父は「俺も負けていられない」と奮起していたと言います。
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解決策
しかし、蒼の金銭問題についてはまだ解決していません。
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朝陽は、初音の家は防音室があるし、両親は一緒に住んでいないので部屋も余っているはずと、初音の家での下宿を提案します。
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小野田は蒼の退団を食い止められたことと、朝陽とコンマス・初音の相性の良さに喜びますが、朝陽は「まだ辞めようとしている人がいる」と不吉なことを言い出しました。
すると、本当にデスクの上に『退団願』が置いてあったのです!
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一方、大きなオケを持つ高階組の会長・藍子(原日出子)は、大人気ソリスト・三島彰一郎(永山絢斗)のコンサートの大盛況ぶりに手ごたえを感じていました。
そしてさらに女性客を取り込もうと、朝陽に白羽の矢を立てます。
藍子は朝陽を呼び出し、こう言いました。
「高階フィルの常任指揮者になってくださらない?」
朝陽はジッと藍子を見つめていました。
ドラマ『リバーサルオーケストラ』 第2話 感想&まとめ
オケ加入直後から、様々な無茶ぶりを受ける初音ですが、彼女なりの頑張りで蒼の退団を食い止めることが出来ました。
これから団員それぞれのエピソードが出てくると思われますが、オーケストラは人数が多いので、1話の展開が早く、おかげで観やすいです。
思いがけず同居することになった初音と蒼の生活はどうなるのでしょうか?そして高階フィルに誘われた朝陽の答えは?退団願を出したのは誰?その答えは次回へと続きます!