映画『ラーヤと龍の王国』あらすじ・ネタバレ感想!新たなディズニープリンセスによる龍と石を巡る王道ファンタジー!

映画『ラーヤと龍の王国』

出典:ディズニー公式ページ

『ラーヤと龍の王国』は、劇場公開と同時にディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」でも配信された(追加料金が必要です)ディズニープリンセス映画の最新作です。

新型コロナウイルスの影響で、世界中で劇場公開を延期する作品が続くこともあり、劇場公開と同時に有料配信という今までにないサービスがディズニーから提供されています。

同じディズニー作品でも、劇場公開が見送られた実写『ムーラン』や『ソウルフル・ワールド』とは違って、やっと大きな劇場で公開される運びとなった『ラーヤと龍の王国』ですが、残念ながら従来よりも公開規模がぐっと少なくなってしまいました。

くりす

せっかくの新しいディズニープリンセスの作品。従来ならもっと話題になっていたと思うと残念ですが、作品の完成度はさすがディズニー、納得の仕上がりになっています!

新しいヒロイン像、東南アジアにインスピレーションを受けたという今までにない舞台の物語、脇を固める魅力的なキャラクターたち。

間違いなく見て損のない、新しい名作がディズニーに誕生しました。

ポイント
  • ディズニー映画おなじみの、ミュージカルシーンは一切なし!
  • CGの美しさや自然さ、アクションシーンは今までで一番の完成度
  • 信じることの大切さや難しさを伝える、メッセージ性の強いストーリー
それでは『ラーヤと龍の王国』をネタバレありでレビューします。
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映画『ラーヤと龍の王国』作品情報

映画『ラーヤと龍の王国』

(C)2021 Disney. All Rights Reserved. (C)2021 Disney and its related entities

作品名 ラーヤと龍の王国
公開日 2021年3月5日
上映時間 108分
監督 ドン・ホール
カルロス・ロペス・エストラーダ
脚本 クイ・グエン
アデル・リム
出演者 ケリー・マリー・トラン
オークワフィナ
ジェンマ・チャン
ダニエル・デイ・キム
サンドラ・オー
ベネディクト・ウォン
アイザック・ワン
タライア・トラン
アラン・テュディック
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード

【ネタバレ】映画『ラーヤと龍の王国』あらすじ


邪悪な魔物の復活

昔々、聖なる龍と共存して人々が暮らす平和な王国がありました。

その名は、クマンドラ。

しかし、邪悪な魔物ドルーンが現れて人々を石に変えていきます。

龍たちはドルーンと戦って最後に残った伝説の龍シスーが聖なる力で作り出した「龍の石」を使ってドルーンを消し去りますが、龍たちはよみがえりませんでした。

人々は争い始め、やがて世界は「ハート」「テイル」「タロン」「スパイン」「ファング」という、5つの国に分裂してしまいます。

それから、500年後。

代々龍の石を守ってきたハート国の長ベンジャの娘であるラーヤは、龍の石の守護者として認められたばかりの12歳の少女。

高潔なベンジャは、再びクマンドラを復活させ平和な世界を未来を生きる子どもたちのために作ろうと考えて、他国の代表たちをハートに招きます。

映画『ラーヤと龍の王国』

出典:IMDb

交流を深め、互いにわかり合おうとするベンジャですが、当然思ったように上手くいきません。

そんな中、ラーヤはファングの長の娘ナマーリと仲良くなります。

自分と同じように龍を好きだと言うナマーリから龍をモチーフにしたペンダントをもらったラーヤは、そのお返しにとナマーリをこっそりと龍の石がまつられた場所へ連れて行きました。

しかし、ナマーリはラーヤを裏切り、ファングの兵たちに合図を出し、龍の石を奪おうとします。

他国の人間たちもやって来て、龍の石を奪い合いが開始。

映画『ラーヤと龍の王国』

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結果、龍の石は床に落ちて5つに割れてしまいます。

直後、地震が起きて流れる水は止まり、封印されていた魔物のドルーンが復活してしまいました。

ドルーンに触れられた者が石に変わる中で、それぞれの国の長は龍の石のかけらをそれぞれ持って逃げていきます。

傷を負ったベンジャは龍の石を託したラーヤを川に落とし、水を渡れないドルーンから逃がすことに成功しますが、橋の上で石に変えられてしまうのでした。

6年後の世界

成長したラーヤは相棒のトゥクトゥクと共に、伝説の龍シスーを探す旅を続けていました。

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6年前にナマーリから聞いた話に基づいて、孤立した砂漠の王国テイルを訪れたラーヤ。

わずかに流れる水の側で祈りを捧げたところ、水が逆流し、水の球が空中で回転し始めて、その中から水色の龍が復活します。

神格化された伝説の龍の姿とは違い、明るく元気で絶え間なく話す陽気な龍、それがシスーの本来の姿でした。

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驚くラーヤに、シスーは兄弟たちが何故か自分に力を託したけれど、最高の力を持った龍ではないと告げます。

シスーと一緒に龍の石を揃え、世界や父親を救おうとするラーヤ。

洞窟で骨になっていたテイルの長から龍の石を手に入れ、シスーは龍の石の力によって人間の姿に変化できるようになりました。

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そこへ、冷酷な戦士に成長したナマーリが現れます。

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ラーヤとシスーは追跡の手を逃れて、船着き場に停まっていた少年船長ブーンの船に駆け込みます。

ドルーンに家族を石に変えられ、ずっと船で1人暮らしをしていたブーンは、ラーヤたちの旅に加わることにしました。

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目的地は、貿易港として発展したタロン。

水上に建てた場所で暮らすためドルーンの被害も少ないタロンは、活気が満ちた場所でありながらも詐欺師がはびこる国になっていました。

シスーに船に残るように言い、1人で長のもとに向かったラーヤですが、途中で赤ちゃんとオンギたちに龍の石を盗まれてしまいます。

映画『ラーヤと龍の王国』

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何とか石を取り戻したラーヤは、赤ちゃんたちの能力を評価し協力を求めます。

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そうしてタロンの長に辿り着いたラーヤですが、長はすでに石に変えられてしまいた。

その頃、シスーは優しいお婆さんだと信じた現在のタロンの長によって、町の外に連れて行かれてドルーンに襲われかけていました。

何とかラーヤが助けに入り、タロンの龍の石を手に入れることも成功。

赤ちゃん泥棒たちも加わった船は、次の目的地スパインに向かいます。

ライバルとの戦い

6年前の経験から人と信じることができなくなっているラーヤは、ブーンたちにも心を開くことがありません。

しかし、タロンで騙されたシスーは、ラーヤと違って人々はわかり合えると信じています。

雪に覆われた山々と黒い竹が特徴のスパインに到着したラーヤたちですが、ラーヤとシスーはスパインの大男トングにあっさり捕まってしまいました。

映画『ラーヤと龍の王国』

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ブーンたちが救出にやって来ますが、スパインもドルーンに襲われ、残ったのはトングだけだと判明します。

そこへ現れたのは、ラーヤを捕まえに来たナマーリ。

ラーヤはトングを信じて、自分が時間稼ぎをしている内に、みんなを逃がしてくれるよう頼みます。

ナマーリと1対1で対峙するラーヤですが、シスーたちが逃げるのを確認しようとするため、ナマーリに後れを取ってしまいます。

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そんなラーヤを救ったのは、龍の姿になったシスーでした。

霧の中で向かい合ったナマーリの表情に、何かを感じるシスー。

ブーンの船に戻ったラーヤたち。

スパインで1人残されていたトングは心優しい男で、赤ちゃん泥棒の名前がノイだということにも気づき、持っていた龍の石をシスーに差し出し、仲間に加わりたいと申し出ます。

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真実を隠されていたことに怒っていたブーンやノイたちも、同じように力になりたいと言います。

頑なだったラーヤも仲間を信じることにして、最後に残された龍の石を手に入れるため、ファングに向かうのでした。

ファングのナマーリ

人工の運河やたくさんの兵たちなど鉄壁の守りをほこるファングから、龍の石を手に入れようと計画を立てるラーヤたち。

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シスーはスパインで会ったナマーリの様子から、彼女を信じて協力してくれるように頼もうと提案します。

反対するラーヤを連れて空を飛び、龍の石が守られていたハートの洞窟へ行ったシスーは、そこで石になった兄弟たちとラーヤを引き会わせました。

6年前の悲劇が起こった時、ラーヤはシスーの兄弟たちがその場所に眠っていることに気づいていませんでした。

シスーは500年前に何があったか、ラーヤに話します。

「兄弟たちが最後の力を石に注いで自分に託した、どうして自分を信じてくれたかわからない、私はみんなを信じただけ」

シスーの話を聞き、もう1度ナマーリを信じてみようと試みるラーヤ。

ラーヤは、6年前にナマーリにもらった龍のペンダントを今も持っていたのです。

そのナマーリはシスーに会ったことで、ますますファングの民のために母の命令を聞くことに葛藤を覚えていました。

ヴィラーナは娘ナマーリに、龍の石とシスーを手に入れるよう命じるのでした。

『ラーヤと龍の王国』

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ナマーリはラーヤからの伝言を受け取り、指定された場所に龍の石を持ってやって来ます。

わかり合えるかと思ったのも束の間、ナマーリがボウガンを構えたことでラーヤも剣を抜きます。

シスーはナマーリに話しかけますが、ナマーリの指が引き金にかかったのを見て我慢できなくなったラーヤが剣を振るい、驚いたナマーリは引き金を引いてしまいました。

矢はシスーの身体に刺さり、シスーはそのまま川へと落ちていきます。

シスーが川の中に消えた後、ファングを守っていた運河の流れは止まり、多くのドルーンが押し寄せてきました。

ナマーリはファングの龍の石を持って立ち去り、ブーンたちが気づいた時にはラーヤも姿を消していました…。

信じ合う心

ドルーンに襲われ逃げ惑うファングの人々の中、怒りで我を忘れたままナマーリを追い駆けるラーヤ。

辿り着いた宮殿では、ヴィラーナが石に変えられていました。

ラーヤとナマーリは、崩れ落ちる宮殿で戦い始めます。

映画『ラーヤと龍の王国』

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その頃ブーンたちは、力が消えかかっている龍の石を使って、ファングの人たちを懸命にドルーンから守っていました。

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ラーヤはナマーリを追い詰めますが、そこでやっと自分が最後までナマーリを信じきれなかったことが、シスーを失った原因なのだと気づきます。

ラーヤはブーンたちと合流し、ドルーンから逃げる人々を誘導するのですが、仲間と一緒に崩れる地面の下に落下してしまいます。

ドルーンに囲まれ、絶体絶命になるラーヤたち。

龍の石も輝きを失っていきます。

ラーヤは世界を救うためには、互いに信じ合うことこそが大切なのだと気づき、自らがまず1歩を踏み出しました。

龍の石を手放して石になってしまったラーヤを見て、ブーンたちも戸惑うナマーリの前に龍の石を置き、ラーヤに寄り添うようにして石になっていきます。

1度は逃げ出しかけたナマーリですが、5つ全ての龍の石を揃えて1つの形にすると、ラーヤに触れたまま石になったのでした。

一瞬の静けさの後、龍の石は光り輝き始めて、その光は大陸全土に広がりドルーンを消滅させます。

大地には水が戻り、石になっていた無数の龍たちがよみがえり、人々も石から人間に戻っていきました。

映画『ラーヤと龍の王国』

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飛び回る龍の間からシスーも姿を現し、ラーヤたちと再会を果たします。

シスーはともに旅をした仲間たちと一緒に、ナマーリも抱きしめるため引き寄せます。

仲間たちが家族と再会する中、ラーヤもハートに戻りました。

そして、ベンジャと再会。

ベンジャは、シスーの姿に驚きながらも国を越えて集まってきた人々に目を向けます。

映画『ラーヤと龍の王国』

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「ようこそ、クマンドラへ」

ラーヤの父ベンジャが理想とした王国の復活は、信じ合う心から成し遂げられたのでした。

【ネタバレ】『ラーヤと龍の王国』感想

同時上映『あの頃をもう一度』は劇場のみの公開

ディズニー映画としては、5年ぶりに短編アニメ作品が同時上映としてついてきます。

『あの頃をもう一度』は、音楽だけで台詞は一切なしのミュージカル仕立てのショートアニメ。

偏屈なおじいさんが、降ってきた雨に触れたことで若かった自分の姿になり、同じように若返った妻と昔のように街中で幸せに踊り始めるけれど、雨が止むと元の姿に戻ってしまうことに気づいて…といった内容。

『あの頃をもう一度』

(C)2021 Disney. All Rights Reserved.

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美しいアニメーションで、まさにディズニーと言った作品ですが、小さなお子様には少し難しい内容かも。

それでも音楽に合わせて踊るキャラクターを観ているだけで、楽しい気分になれると思います。

大人にとっては、何ともほろ苦いながらどこか美しさも感じさせるストーリーのため、ほっこりしながらもつい涙してしまうかもしれません。

くりす

台詞はなくても伝わってくる老夫婦の心情に、思わず涙目になってしまいました。どこか物悲しさがある展開ですが、ラストはほっこりなのも良かったです。

青春の輝きや人生の美しさ、変わらぬ愛情といったテーマが短い時間にたっぷり詰まっていて、ぜひ観てほしい素敵な作品でした。

新たなディズニープリンセスは、アクションもこなせる孤高のヒロイン

映画館側とディズニー側の事情もあって、公開規模が「ディズニープリンセスの最新作」だというのに、極端に少なくなってしまった本作。

くりす

今までと同じように宣伝されていたら、間違いなくヒットしたと思える完成度に仕上がっているだけに、あまり話題になっていないのが残念です。

ストーリーは、主人公が世界を救うために聖なる力を秘めた龍の石を探して旅をしながら、行く先々で仲間を集めて過去の因縁の相手とも再会する…といったもの。

少年漫画や冒険もののゲームなどで、よく描かれてきた内容ではあります。

違いは手掛けたのがディズニーで、しかも「ディズニープリンセス映画の最新作」ということ。

まず主人公であるラーヤ。

映画『ラーヤと龍の王国』

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『モアナと伝説の海』の主人公モアナと少し似ているかもしれませんが、また1歩進んだプリンセスです。

何せ龍の石を守護する王国ハートの長の娘で、龍の石の守護者でもあるラーヤは、幼い頃から身体能力が飛びぬけて素晴らしく、武術の腕も強い孤高のプリンセスなのです。

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剣も自在に扱い、素手でも強い!剣が蛇腹なのも最高!今までで1番格好良いプリンセスなのは間違いないでしょう。

そんなラーヤの側に常にいる相棒は、乗り物にもなる巨大なアルマジロ?トゥクトゥク。

映画『ラーヤと龍の王国』

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冒頭では手のひらサイズだったのに、6年後ではまさかの大きさになっていてびっくりです。

そして、かなりの大きさになっても変わらず可愛く、マスコットとしての役割をばっちり果たしていました。

それから、物語で重要な存在のよみがえった伝説の龍シスー。

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『ファインディング・ドリー』のドリーや『アナと雪の女王』のオラフのように独特なユーモラスさを持つムードメーカーで、とにかく愛らしいと言える性格をしながらも、世界を救った「龍」の神秘性が徐々に感じられるようになると、ぐっと存在感が増していきます。

人を信じることができなくなっていたラーヤに、信じることの大切さを思い出させる役割を果たし、物語の中でも極めて重要なキャラクターとなりました。

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ラーヤとシスーのシーンはどれも笑いあり涙ありで素晴らしく、相互作用が最高なのです。

ラーヤの仲間となる「テイル」のストリート・キッドのブーン、2歳児でありながら猿のようなオンギ3匹と集団で盗みを働いていた「タロン」のノイ、「スパイン」の孤独な戦士で大男のトングは、文句なしの個性を持っていて、ラーヤと家族の絆を築いていく姿はまさに感動的。

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中でも、ノイとオンギたちの活躍は笑いなくして見れません。まさにスーパーキッド!

そして、この『ラーヤと龍の王国』は、実は『アナと雪の女王』のようにダブルプリンセスの物語でもあります。

物語のもう1人のプリンセス「ファング」の長の娘ナマーリは、ラーヤとは永遠のライバルであり因縁の相手です。

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12歳の時にラーヤを騙したナマーリは、ファングの民を守るためには手段を問わず、ラーヤと成長して再会してからも、武術の腕は互角の存在。

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今までのディズニーならば、ナマーリと彼女の母親ヴィラーナは、ヴィランの立ち位置なのですが…。ナマーリは、何とも魅力的な少女として描かれています。

『アナと雪の女王』のアナとエルサというダブルプリンセスとはまったく違う、殺伐としたライバル関係のプリンセスはハードなバトルで何度か火花を散らします。

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ついついナマーリに肩入れしてしまう人も、絶対にいるでしょう。

いつも眉間を寄せていそうな戦士なのに、シスーに会った時は推しに会ったオタクにしか見えないナマーリは、もう可愛いくて仕方ありません。

他にも心優しい人格者で武術に優れたラーヤの父である長ベンジャの大胆なまでの理想主義と、ナマーリの母ヴィラーナの現実主義で感情に左右されない長としての在り方の違いなど、ファンタジーでありながら現実社会を映すキャラクター形成は素晴らしかったです。

「信じる」ことの大切さを真正面から描いた、冒険物語の王道作品

龍と人間が共存したクマンドラという理想の王国が、いかに分裂していったか、その後の世界はどうなったかが物語の核となる『ラーヤと龍の王国』。

龍がドルーンという恐ろしい魔物を倒した後、人間同士が殺し合いやがて5つの王国に分断されてしまったという流れは、ファンタジーでありながらも人間の愚かさを忠実に描いています。

主人公のラーヤが12歳の時、父親であるベンジャは未来を生きる娘のためにも、王国を再び1つにしようと他国の人間たちを招待します。

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ベンジャの大胆な行動は、大人ならば理想主義的すぎると眉をひそめてしまうものです。

実際、裏切り者が出た時、「ああやっぱり」と思ってしまう大人は多いはず…。

ベンジャは他国の人間をも信頼しようとしたのでしょうが、上手くいかないであろうことは、現実社会での人間の歴史が証明しています。

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ベンジャの「きっとわかり合える」というまさに「夢物語」を可能にするのが、今作のテーマでもある「互いに信じること」でした。

12歳の時の自分がナマーリを信じたせいで世界が壊れ、ドルーンが復活して大好きな父親が石にされてしまったラーヤ。

そのせいで他人を信じることができなくなったラーヤが、シスーと出会って立ち寄る昔の「敵国」の人間たちを仲間として受け入れていくうちに、大切なことを感じて気づいてく展開は、クライマックスで大きな感動を呼ぶことになります。

映画『ラーヤと龍の王国』

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1度大きな裏切りに遭い、多くのことを失って自分を責めて生きてきただろう少女ラーヤがもう1度誰かを信じることは、おそらく戦うことより難しく恐ろしかったはずです。

クライマックスでラーヤが取った大きな勇気を伴った行動は、多くのことを経験した彼女だからこそできる行動であり、感動を呼ぶものでした。

現実の社会に当てはめれば、やはり夢物語で美しいハッピーエンドなのかもしれません。

現代を生きる大人たちには「最初からあり得ない」「現実は甘くない」と思って当然のもの。

しかし、未来を生きる子どもたちには忘れずに成長して欲しいと思います。

くりす

「互いに信じること」は、今作に込められた力強く大切なメッセージだと感じました。

そして、今作は大人たちにも恐れずに1歩踏み出す勇気を抱くことが大事だと教えてくれます。

ディズニーのプリンセス映画のテーマは、ここ数作、描く愛情を男女の恋愛から家族愛にシフトしてきました。

自分らしく生きようという自立性のメッセージなど、現代に適した問題も取り入れてきましたが、『ラーヤと龍の王国』では、また1歩進んだ社会の問題を提起しています。

くりす

龍という神秘的な生き物がいる世界の物語に、現実社会の問題を見事に調和させた展開の巧さは「さすがディズニー」と唸らされました。

また、仲間たちが「家族」のようにつながりを深めていくことも、最終的には5つの国全ての人間がそろって信じ合うことで世界を救うことになる展開も、胸を熱くして涙を誘います。

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冒険物語が好きな人、戦うヒロインが好きな人はもちろんのこと、これからの未来を担う子どもたちにもぜひ見て欲しいと心から思える、まさに異色のディズニープリンセス映画『ラーヤと龍の王国』。

CGの美しさ(特に髪の毛や水の表現が見事過ぎる)や、迫力あるバトルシーンを堪能するためにも、大きな画面での鑑賞をおすすめします。

くりす

涙もろい人は、ティッシュの用意も忘れずに!クライマックスからは、涙腺刺激されまくりですよ。

映画『ラーヤと龍の王国』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

以上、『ラーヤと龍の王国』をレビューしてきました。

要点まとめ
  • 現代社会に通じる「信じることの大切さ」を伝えるストーリーは、王道展開まっしぐらで感動すること間違いなし
  • 新たなプリンセス像として描かれている、主人公ラーヤやナマーリが魅力的。2人の関係は何ともエモい!
  • ミュージカルシーン、恋愛要素は一切なし。しかし「さすがディズニー」と思える、観ておくべき快作です!

劇場のスクリーンでの鑑賞が無理でも、できるだけ大きな画面で観ることを声を大にしておすすめしたい作品です。

エンドロールでキャラクターたちの後日談が描かれるイラストも最高なので、最後までしっかりと鑑賞して下さいね。

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