「月刊コミックゼノン」で連載中の大人気同名作品を原作としたアニメの第2期『終末のワルキューレⅡ』。
まるで土俵のような闘技場で雷電と相対するは、破壊神のシヴァ。
史上最強の力士とインドの最強神が、序盤から小細工なしで互いの肉体を熱く激しくぶつけ合います。
早速、第7話「百閉」をレビューしていきます。
目次
アニメ『終末のワルキューレⅡ』前回6話のあらすじと振り返り
人類側に傾きつつある流れをさらに勢いづかせるため、次の闘士のもとへ足を運ぶブリュンヒルデ。
その人物とは、規格外の巨体を持つ天下無双の力士・雷電為右衛門でした。
土俵を模した熱気溢れる闘技場で、いよいよ第5回戦が始まります。
【ネタバレあり】アニメ『終末のワルキューレⅡ』第7話あらすじ・感想
神代表”シヴァ”vs人類代表”雷電為右衛門”
神側の客席には、シヴァの正妻から第三夫人、息子のガネーシャなど、応援に来ている家族の姿が。
声援に応えるシヴァの前で、雷電が塩を撒き土俵を清めると、人類側の客席からも歓声が上がります。
こうして始まった第5回戦。
無類力士たる雷電の初手は、何と飛び蹴りでした。
シヴァの顔面にヒットし、立て続けに雷電の攻撃が決まります。
負けじと攻撃を返していくシヴァに、さらに盛り上がる客席。
まさに何でもありの「神と人類のマーシャルアーツ」です。
強さ比べが好きなシヴァも試合を楽しんでいるようですが、雷電は少し違っていて……。
それには、雷電の生い立ちが関係していました。
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人ならざる者
1767年の日本・信濃国で生まれた雷電――本名・太郎吉は、生まれつき筋肉が異常に発達していました。
自身の筋肉の発達に年齢相応の骨が耐えきれず、全身骨折して動けなくなるという壮絶な幼少期を送っていたのです。
やがて雷電の身体は、筋肉の異常発達と繰り返される骨折に対抗するため、「百閉」という殻のような筋肉を作り出し、日常生活を送れるようになりました。
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そんな雷電は神器錬成したことにより、神器・「超筋外骨締廻」の力で初めて百閉を解除し、暴走する己の筋肉を制御した完全体へと生まれ変わります。
生まれて初めて全力を尽くす戦いを経験することとなった雷電は、シヴァに「壊れんなよ」と声をかけました。
見事に挑発されたシヴァは喰ってかかりますが、フルスロットルの雷電に文字通り圧倒されます。
客席の相撲仲間たちは初めて目撃する雷電の全力に感激し、改めて声援を送るのでした。
気合いの真っ向勝負
やられてばかりではいられないシヴァは、とどめを刺そうと近付いてきた雷電に自分から頭突きをかましました。
互いに額から血を流した状態で、再び殴り合いが始まります。
4本の腕で力強いパンチを繰り出すシヴァ。
その連打は止まらず、雷電の相撲仲間たちも驚くばかり。
しかし、攻撃を受けている当の本人――雷電はどこか余裕そうな様子で、シヴァの腕を1本掴みます。
すると、シヴァでも逃げ切れない強さで腕を握り、そのまま潰してしまいました。
ゲルをはじめ、客席の人間たちは5回戦も勝利できると盛り上がりますが、シヴァを知るインドの神々の見解は違います。
なぜなら、シヴァはインド1116の柱の頂点に立つ男。
そう、1116の思いを背負っているのです。
気合いで雷電に突撃していったシヴァの大振りなパンチは客席が心配するほどのものでしたが、雷電の反撃を受けてからのカウンターパンチと頭突きの威力は絶大。
そこからは互いの頭を掴んで、血を散らしながらの頭突き対決が始まるのでした。
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アニメ『終末のワルキューレⅡ』第7話まとめ
いかがだったでしょうか。
初めて全力を出した男と、数千年振りに熱い気持ちを感じている神。
文字通り血と汗の流れる戦いの行方、一体どうなるのでしょうか。
次回、第8話も楽しみです。