アニメ『終末のワルキューレⅡ』第10話あらすじ・ネタバレ感想!熱い試合が決着の時を迎え、釈迦の動向に注目が集まる……!

©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレⅡ製作委員会

©アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレⅡ製作委員会

「月刊コミックゼノン」で連載中の大人気同名作品を原作としたアニメの第2期『終末のワルキューレⅡ』。

シヴァと雷電、両者の命を削るような肉弾戦は決着の時を迎え、闘技場は涙に濡れていきます。

ゼウスはこれまでの戦いから人間の強さを認め、神々の勝利を盤石なものとするべく動き出し……。

早速、第10話「崖っぷち」をレビューしていきます。

アニメ『終末のワルキューレⅡ』前回9話のあらすじと振り返り

幼き頃より雷電は、強すぎるがゆえに人を傷つけないよう力を抑えて生きてきました。

しかし今、全力で戦える好敵手に初めて出会い、勝利をつかむべく全身全霊を込めた一撃をたたきつけます。

【ネタバレあり】アニメ『終末のワルキューレⅡ』第10話あらすじ・感想

壮絶な戦いの行方

自身の心臓部を無理やり刺激して、身体を燃焼させ続けるシヴァ。

解放した強力な筋肉を盾に、攻撃を受け続ける雷電。

文字通り命を懸けた肉弾戦は、さらに白熱していきます。

二人の本気の殴り合いに、観客席もヒートアップ。

双方が背負った想いに応えようと、命を燃やします。

そんな、互いにとって最高で全力の戦いにも、ついに終わりの時が……。

雷電渾身の張り手にシヴァが全力の蹴りで対抗すると、突き出した雷電の右腕が溶けるように引き裂かれていきました。

衝撃にふらつく身体を自ら踏ん張って支えた雷電は、全力を出し尽くす試合が出来たとシヴァに礼を言います。

そして、スルーズを呼び出し、神器錬成を解くように頼みました。

それが自身の最期を察してのことだと、正しく理解したスルーズは、一生を添い遂げると告げます。

雷電は寛大なスルーズに身を寄せると、改めてシヴァに「楽しかった」と感謝の言葉を告げました。

シヴァは雷電を「大した漢」だと称えたうえで、とどめを刺します。

シヴァの言う通り、最後まで膝をつかなかった雷電は、首を斬り落とされてもなお倒れることなく、闘技場に立っていたのでした。

こうして壮絶な第5回戦は、シヴァが勝利をおさめました。

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お互いを称え合った神と人間の戦い……悲しくも爽やかに終わりを迎えました。

神と人類、揺れ動く思い

神側の勝利で終わったものの、第5回戦もなかなか拮抗した戦いだったため、紙一重で進むラグナロクを神々が憂いています。

一方、シヴァは腕を3本も失い、ボロボロになっていても、「人間ってすげえな!」と笑っていました。

そんなシヴァをルドラは笑って迎え入れ、インド神仲間たちは呆れたように溜め息をつきます。

また、ゼウスはシヴァの言葉を笑って肯定し、人間の強さを認めるのでした。

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人間の強さを認めるシヴァは無邪気で可愛く思えますが、ゼウスはなんだか不気味ですよね……。

その頃、ゲルは雷電とともに消滅したスルーズに想いを馳せ、涙を流していました。

どうして人類を救うためにここまでするのかと問うゲルに、ブリュンヒルデは答えます。

人類の始祖・アダムに倣い、「大切なものを守るのに理由がいりますか」と。

平然とした顔をしながらも、流血するほど自身の手を壁に打ち付けたブリュンヒルデは、しばらく一人にしておいてくれと頼み、ゲルを置いて去っていきます。

人類側の2勝3敗……ブリュンヒルデは最後まで動じぬと誓ったのにもかかわらず、つい感情に揺さぶられる自分の弱さを知るのでした。

次戦、大波乱の予感

ゼウスはこれまでの戦いから人間の強さを認め、神々の勝利を盤石なものとするべく、ある人物のもとへ。

そこには、菩提樹の下でチョコ菓子を食べながらくつろぐ釈迦の姿がありました。

ゼウスがチョコ菓子を欲しがると、釈迦は嫌がって全部食べ尽くしてしまいます。

そんな子供っぽい攻防を終え、ゼウスは次の第6回戦に出てくれないかと言いました。

本来、釈迦の出番はもっと後のつもりだったそうですが、ここで釈迦を投入して神側に良い流れをもたらそうという魂胆のようです。

釈迦が「そんなに人類滅したいの?」とゼウスに問いかけると、ゼウスは「やるからには勝つ、それが神じゃろう」と答えます。

釈迦はゼウスの殺気を気に留めることもなく、「いいんじゃない。 その意気込み」と気だるげに拍手しました。

そして、第6回戦への出場を了承するとゼウスをハグして囁きます。

「楽しんで、ね?」と。

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「りょりょりょ~!」と軽く承諾した釈迦もまた何を考えているのかわからない人物であり、ヘラクレスと同じく人類側に対して思うところがある様子……人類にとって敵か? 味方か?

その頃、ゲルはブリュンヒルデの気持ちを察して、何か力になろうと考えます。

まずは怪我の手当てをしようと思い、包帯を探しに医務室へ向かいました。

そこで図らずも七福神たちの会話を盗み聞きするかたちになってしまい、疑念を抱かれたゲルは囲まれてしまいます。

そんな彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは、ジャック・ザ・リッパーでした。

一方、闘技場では第6回戦の幕が上がろうとしていました。

神側代表として紹介され、入場してきた釈迦。

湧き起こる歓声の中、堂々とヘイムダルの前を通り過ぎ、人類側の位置へつきます。

そして、ヘイムダルのメガホンを奪うと、悪びれもなく宣言しました。

「俺、人類側から出るんで……ヨロ」

突然の爆弾発言に会場の神々から怒りが投げかけられても、釈迦は続けます。

「神が救わぬなら俺が救う、邪魔する神なら……俺が殺る」

――第6回戦、人類代表・釈迦――

アニメ『終末のワルキューレⅡ』第10話まとめ

いかがだったでしょうか。

シヴァと雷電の熱き戦いが終わり、どこか神と人間がわかり合えるような雰囲気が出ていたにもかかわらず……。

そう上手くいくはずもなく、次なる第6回戦は大波乱の予感です。

神側代表として選抜されていた釈迦が寝返って、人類側から出場すると宣言。

神々、特にゼウスの怒りは凄まじいことになるでしょうが、そんな中で釈迦の相手として誰を選出するのか、気になるところです。

しかし、『終末のワルキューレⅡ』はこのエピソードが前半戦ラストとなります。

続きとなる後編(第11~15話予定)は、少しの間お預けです。

後編の展開も楽しみですね!

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