『プロジェクト・パワー』は、街に蔓延する危険なクスリ「パワー」をめぐる、迫力満載のサスペンス・アクション。
「パワー」の謎とクスリを取り巻く黒い計画を解き明かすため、元特殊部隊の少佐、刑事と少女の3人がニューオリンズの街を爆走します。
冒頭部から迫力あるシーンがオンパレード、最後まで目が離せません。
そしてラストのジェレミー・フォックスのパワー炸裂は、トリハダモノです!
- 謎のクスリ「パワー」をめぐる陰謀
- 5分間だけ出現する超人的パワー
- ラストが圧巻!アートのパワー
それでは『プロジェクト・パワー』をネタバレありでレビューします。
目次
映画『プロジェクト・パワー』作品情報
作品名 | プロジェクト・パワー |
配信開始日 | 2020年8月14日 |
上映時間 | 111分 |
監督 | アリエル・シュルマン ヘンリー・ジュースト |
脚本 | マットソン・トムリン |
出演者 | ジェイミー・フォックス ジョセフ・ゴードン=レヴィット ドミニク・フィッシュバック ロドリゴ・サントロ コートニー・B・ヴァンス エイミー・ランデッカー マシン・ガン・ケリー タイット・フレッチャー ヨシ・スダルソ |
音楽 | ジョセフ・トラパニース |
【ネタバレ】映画『プロジェクト・パワー』あらすじ・感想
謎のクスリ「パワー」とロビン
ニューオリンズの街に出まわり始めた謎のクスリ「パワー」、その売りは「5分だけ超人的パワーを出現できる」こと。
ただし、その薬はどんな形でパワーが現れるのかは「飲んでみないとわからない」という危険をはらんでいました。
自分が「パワー」を服用すると、どんな銃弾をもはね返すことを知るニューオリンズ市警の刑事のフランク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、自らがクスリの使いながら5分だけ使える超人パワーを悪用する犯罪者たちの取り締まりに奔走しています。
そんな刑事のフランクに、「パワー」を売る高校生のロビン(ドミニク・フィッシュバック)は、糖尿病の母との生活を守るため、いとこのニュート(マシン・ガン・ケリー)から仕入れたクスリの売人をしています。
街に横行するクスリの情報をもとめて元特殊部隊少佐のアート(ジェイミー・フォックス)が、ニュートの元に訪れてきたことから、3人の運命がからみあうのです。
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「パワー」の出所を探るアートの真意
ニュートが、「パワー」の摂取過剰で死んでしまったことで手掛かりを失ったアートでしたが、ニュートのいとこで売人のロビンにたどりつきます。
ニュートがいなくなったことで、クスリ供給がなくなり、アートに強引に説き伏せられ、しぶしぶアートに協力をすることになりました。
次の手掛かりをロビンの協力で得たアートでしたが、必死にクスリの出所を探す本当の理由は、連れ去られた娘のトレイシー(キアンナ・シモン・シンプソン)を探すことだったのです。
実は「パワー」は、軍事目的に開発された薬で、特殊部隊の軍人だったアートは、過去に「パワー」の人体実験の対象だったことをロビンに明かします。
「パワー」を作り出す放射能を受けた人体実験のあとに生まれたアートの娘のトレイシーは、アートからの遺伝で「パワー」を飲まずして特殊な能力を持つことに。
それを軍需企業「テレイオス」に知られ、「パワー」の研究開発のために連れ去られていたのです。
ニューオリンズに蔓延していた謎のピル「パワー」が流行しているのは、街で人々をモルモットにして「パワー」の効用を試し犯罪組織に「パワー」の売り込みをもくろむ「テレイオス」の陰謀だとわかるのです。
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ロビンがアートの持つパワーがどんなものなのかを聞くシーンで、アートはひとことだけ、「2度とパワーは使わない」と答えます。
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「パワー」の秘密
さらなる手掛かりを追って「テレイオス」が犯罪組織に「パワー」を売り込む会場へと向かったアートとロビン、そこへフランクが合流します。
そして「パワー」の正体が、トカゲやタコ、ウルヴァリンカエル、フクロウ、テッポウエビ、へビといった動物のもつ特殊能力を混ぜ合わせたものだと分かるのです。
激しい銃撃戦の末、娘のステイシーが「プロジェクト・パワー」の本部で船の「ジェネシス」にいることを知ったアートでしたが、フランクに逮捕されてしまいます。
警察へ連行されるアートに、警察や市当局と「テレイオス」の癒着を指摘されたフランク。
これまでの「パワー」にまつわる上層部の動きに疑問をもっていたフランクは、ニューオリンズの街を「パワー」の汚染から守りたいという正義感も手伝い、ステイシーの奪還に協力することをアートに約束するのでした。
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「ジェネシス」での死闘
「プロジェクト・パワー」本部の船「ジェネシス」に連行されてしまったアート。
アートと娘のステイシーを救出に向かったフランクは、「パワー」の力を借り、船内の制御室に潜入。
あとに続いたロビンは、ステイシーのいる場所を発見、救出に向います。
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「パワー」開発の研究対象としてとらわれの身のステイシーを探しだし、再会したのも束の間、ロビンが敵の手に落ちてしまいます。
決して語ることのなかったアートの「パワー」。
ステイシーを救ってくれたロビンを救うために、アートの下した結論とは?
映画『プロジェクト・パワー』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
以上、ここまで『プロジェクト・パワー』をレビューしてきました。
- 人間の潜在能力を引き出すクスリ「パワー」
- アートとロビン、フランクの3人の奮闘ぶりに注目
- ラストのアートの決断とそのパワーに鳥肌がたつ!
『プロジェクト・パワー』は、ニューオリンズの街に出まわる危険なクスリ「パワー」をめぐる陰謀に立ち向かうアートとフランク、ロビンの激闘を描いたサスペンス・アクション映画です。
飲んでみないとどんな超人パワーが現れるのかわからない「パワー」。
『プロジェクト・パワー』は、息つく間もなく怒涛の展開で、ラストまで連れていかれる爽快アクションです。
ジェイミー・フォックス、ジョセフ・ゴードン=レヴィットはもちろんのこと、ロビン演じるドミニク・フィッシュバックの好演も光ります。
そして、決して語ることのなかったラストのアートのパワー!
雨降りしきる中、最後に一気にパワーを解き放つ迫力のシーンには、鳥肌がたちます。
自分のもつパワーを語らないアートのセリフを聞き逃さないよう、最後までご覧ください。
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