『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』あらすじ・ネタバレ感想!ゲーム原作×ディズニーの王道冒険アクション!

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』あらすじ・ネタバレ感想!ゲーム原作×ディズニーの王道冒険アクション!

出典:U-NEXT

時間を巻き戻す不思議な砂を巡って繰り広げられるヒーローとお姫様の冒険。

作りこまれたセットとこだわりの衣装、個性際立つキャラクターと感情移入しやすいストーリー。

これぞエンターテインメントと呼ぶにふさわしい作品です!

ポイント
  • ジェイク・ギレンホールの鍛え上げられた肉体と見事なアクション
  • わかりやすく、多くの人に好かれるストーリー
  • 納得のエンディング

それでは『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』をネタバレありでレビューしていきます。

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『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』作品情報

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

(C)Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All rights reserved.

作品名 プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
公開日 2010年5月28日
上映時間 117分
監督 マイク・ニューウェル
脚本 ボアズ・イェーキン
ダグ・ミロ
カルロ・バーナード
出演者 ジェイク・ギレンホール
ジェマ・アータートン
ベン・キングズレー
アルフレッド・モリナ
スティーヴ・トゥーサント
トビー・ケベル
リチャード・コイル
ロナルド・ピックアップ
リース・リッチー
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

【ネタバレ】『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』あらすじ・感想


制作の裏側

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』の撮影のため、ジェイク・ギレンホールは随分と前から体を鍛えたそうです。

理由は、どんなアクションをしても観客が納得するようにとのことでした。

とーる

本人の宣言とおり、ジェイクの体は完璧と言っていいほど仕上がっています。性別問わず、見た人が惚れ惚れするような肉体美です。個人的にはあの髪の長さもお気に入りです。
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

アクションもジェイク本人が積極的に取り組んだそうで、特典映像ではジェイクの見事なアクションの裏側を見ることができます。

序盤にある壁登りシーンのメイキングは見ていて楽しく、身体能力の高さに驚きもしました。

アクションといえば、『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』のアクションにはパルクールが多く取り入れられたそうです。

とーる

原作がゲームということで、ゲームを意識したアクションにこだわったとのこと。

こだわりのパルクールというだけあって、アクションシーンは迫力がありながらも、流れるように美しい仕上がりになりました。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

また、衣装も『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどを担当したスタッフが作っています。

とーる

なんとエキストラの分も全て作ったというのですから驚きです。全部で7,000着ほど作られたそうです。

建物も、主人公たちのペルシャ帝国はイスラム建築を参考に作られ、聖都アラムートはインドの建築デザインをベースに作られました。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

戦続きのペルシャ帝国のテーマカラーは暗い赤、アラムートは色鮮やかでカラフルな色がテーマという対比も、視覚的にわかりやすくて楽しめますね。

とーる

それでは『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』のあらすじを書いていきます。

孤児から王子、そして父王殺しの犯罪者へ

主人公のダスタンは貧民街で生まれ育った孤児です。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

子どもの頃、兵士に殺されようとした親友を助けたことで、ペルシャ帝国の王であるシャラマンの養子となりました。

シャラマン王には息子が2人おり、ダスタンは血は繋がっていないものの兄弟として育てられます。

それから18年後。

王不在の中、ペルシャ軍は武器の密売を理由に聖都アラムートへ侵攻します。

ダスタンはアラムートが武器の密売をしている確証がまだないと一度は反対しますが、兄たちに説得されて仕方なく戦いに参加しました。

可能な限り犠牲者を少なくすべく、ダスタンは城壁をよじ登り、見事内側から城を開放することに成功します。

アラムート制圧を祝う宴で、ダスタンは兄のタスから頼まれた贈り物のマントをシャラマン王へ献上しました。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

シャラマン王は喜んでそのマントを羽織るものの、マントには毒が仕込んであり、王はその場で亡くなってしまいます。

マントを渡したダスタンは、父王を殺した犯罪者として追われる身になってしまいました。

とーる

もちろんダスタンは無罪です。

囚われていたアラムート王女のタミーナと共に、ダスタンは潔白の逃亡者へとなったのでした。

特別な短剣と砂

ダスタンはアラムート制圧の戦利品として、綺麗な細工がされた短剣を持ち歩いていました。

逃亡中、タミーナはその短剣を奪い返そうと剣を掴んでダスタンに襲い掛かるのですが、当然ダスタンは反撃しようとします。

短剣を握り、柄の先端にある赤い宝石に触れた途端、ダスタンは不思議な体験をするのです。

今しがた起きた出来事が巻き戻り、ダスタンはタミーナが剣を掴もうとしているシーンに戻りました。

とーる

アラムートに代々伝わるその短剣は、中に特別な砂を入れることによって時間を巻き戻せるという、不思議な短剣だったのです。
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

特別な砂は昔神々が起こした嵐の一部であり、アラムートの地下にはその嵐が封印された巨大な砂時計があるといいます。

タミーナはアラムートの王女であると共に、短剣と砂の守護者でもありました。

ダスタンは、シャラマン王の弟であり王が信頼していた宰相ニザムに自分の無実と砂のことを伝えようとします。

ダスタンはどうにかしてニザムと会うことができるのですが、この時にニザムが王殺しの真犯人であることに気付きました。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

同時にタスにアラムートを襲わせたのも、短剣と砂が目的だったことを知るのです。

ニザムは時を戻し、シャラマンを殺して自分が王になろうとしていたのでした。

そして結末へ

ニザムの差し向けた暗殺者たちと戦いながら、また道中に様々な人と出会い仲間を作りながら、ダスタンとタミーナはニザムの計画を阻止すべくアラムートへと戻ります。

とーる

出会った時は敵だったキャラクターたちが仲間となり、ダスタンのために動く姿はお約束展開でも感動的ですらあります。特に悪徳商人のアマールはダスタンを追っていた頃は無慈悲な悪党とすら思えたのに、ダスタンの味方になると急に弱腰になったりコミカルなキャラクターになるのが愛おしいです。
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

巨大な砂時計を前に、ダスタンとニザムが対決します。

ダスタンを助けるため、タミーナは命を落としてしまいました。

必死になってニザムと戦った結果、目覚めたダスタンは制圧直後のアラムートの街中に立っていました。

とーる

巨大な砂時計から砂が溢れてしまったために、時間が大きく巻き戻ってしまったのです。

まだシャラマン王もタスもカーシヴもタミーナも生きている。

ダスタンはタスに、ニザムがシャラマン王殺害を企てていることを話します。

結果ニザムだけが死に、ダスタンの家族は無事でした。

ダスタンだけが知る冒険譚

その後タスの提案でダスタンはタミーナと結婚するのですが、当然今のタミーナはダスタンのことを知りません。

でもダスタンはタミーナが美しい女性だけでないことを知っています。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

勇敢で優しく、賢い王女であることを知ったうえで、ダスタンはタミーナに接するのです。

とーる

私はこのシーンに切なさを感じました。

ダスタンとタミーナはお互いを知ってお互いに好意を持っていたのに、時間が戻った今のタミーナはダスタンを全く知らないのです。

タミーナだけでなく、ダスタンが今まで触れ合ってきた人たちもダスタンのことは知りません。

あの命がけの冒険譚はダスタンしか知らないのです。

ダスタンは自分だけが経験したことを、誰にも話さないでしょう。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

ダスタンだけが知っている世界の秘密です。

とーる

それを寂しいと感じるか、ダスタンの秘密を知れて嬉しいと感じるかは人それぞれだと思います。こういう余韻を含めて、私は『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』はエンターテインメント性の高い、面白い作品だと感じました。

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』まとめ

『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』

出典:IMDB

以上、ここまで『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』をレビューしてきました。

要点まとめ
  • アクションや衣装、建築デザインの細部にまでこだわって作られた作品
  • 老若男女に親しまれるわかりやすいストーリー
  • ダスタンだけが経験した秘密の世界

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