本屋・キラ宿堂の買い出しを手伝うため、和子と成子と共に本屋の町の時幸堂へとやって来たミラクルキラッツと虹ノ咲さん。
そこで虹ノ咲は、この本屋の主であるメイと共に、絵本『ジュエルの国のお姫様』を探します。
しかし、突然本が光り出し、キラッツと虹ノ咲さん、そしてメイは絵本のキャラクターたちと出会い、彼らの想いを知るのです。
なんだか、昔読んだ本が読みたくなりました。
目次
『キラッとプリ☆チャン』第83話あらすじ
ミラクル☆キラッツのみらい、えも、りんかと虹ノ咲さんは、キラ宿の本屋、キラ宿堂の買い出しを手伝うことに。
本屋の町、キラ保町に到着して、ニッチな専門書店街に大興奮な四人。
おつかいの目的地、時幸堂に到着した虹ノ咲さんは、店主に勧められて、昔読んだ『ジュエルの国のお姫様』の絵本を探すことになり……
【ネタバレ】『キラッとプリ☆チャン』第83話の感想
キラ宿堂が本の買い付けに。本屋の町・キラ保町のスケールの大きさにキラッツ驚き!
『キラッとプリ☆チャン』第59話で登場した本屋さん・キラ宿堂の和子と成子が本の買い付けに出かけると聞き、みらい、えも、りんか、そして虹ノ咲の4人はこれに同行。
そしてキラ保町へとやって来たのです。どこを見ても本屋さん。
しかも、音楽専門の本屋があったり、ホラー書専門のモノがあったりと、結構スゴイです。
その中で、和子と成子がやって来たのは、時幸堂というかなり大きな本屋さんです。
実は、ふたりは本屋の店主に会ったことがありません。
しかし、自分たちが行くことを連絡すると入り口の戸が開けてあり、買っていきたい本は注文完了されていて、あとは持って帰るだけだったのです。
ですが、いつも本屋を手伝ってくれる虹ノ咲さんが絵本好きで、絵本だけは選ばせてほしいとお願いしていたこともあり、みらいたちは絵本の部屋へ。
虹ノ咲はそこで思い出の一冊『ジュエルの国のお姫様』の本を探そうと思うのです。
メイと共に『ジュエルの国のお姫様』を探すと不思議な空間にワープ!
絵本の部屋へと向かう途中、猫のジーコを連れた小さな女の子・メイと出会ったキラッツ。
キラッツたちはすぐに打ち解け、本についていろいろと教えてもらいました。
虹ノ咲さんはメイに『ジュエルの国のお姫様』の本のこと聞くと「あったようなーなかったようなー」という微妙な反応。
しかし、知ってはいるみたいです。
「あの本は昔アイドルだった人が描いた本」
この言葉って…なにかのフラグじゃないですか!?
これ以上深いことは語られませんでしたが、みんなでその本を探すことに。しかし、なかなか見つかりません。
途中で虹ノ咲さんが、昔読んだ絵本『ケンジントンの大冒険』を見つけ、懐かしい気持ちに。
昔読んだ本がふと現れると懐かしさのあまり、ちょっとページを開きたくなるものですよね。
虹ノ咲さんが絵本を開くと、クマの姿のケンジントンが扉を開ける描写が描かれているのですが、次の瞬間なぜか空間に歪みが!?
というか、ここはどこ?というような異空間になってしまったのです。
ケンジントンの本が虹ノ咲の手から離れて飛んでいくと、扉が現れ、開くとケンジントンが飛び出して走っていってしまいました。
どうやら、絵本の世界から脱走してしまったみたいなのです。
不思議体験というだけあって、不思議な展開は百も承知なのですが、こういうことが起きて当たり前なんですね。
本たちの声を聞き、キラッツは特別配信!
異空間で本の世界より脱走したケンジントンを追いかけるメイと虹ノ咲、そしてキラッツ。
しかし、ケンジントンは他の扉からランプの精やレインコートを着たカエルを出して行く手を阻みます。
足の速いケンジントンをえもが猛ダッシュで追いかけ捕獲。
どうしてこんなことをしたのかと聞くと「出て来たかったから出て来たんだトン」というのです。
見た目クマなんですが、語尾が「トン」なのでブタに勘違いされるケンジントン。
絵本が大好きな虹ノ咲は、ケンジントンだけではなくさっき出て来たランプの精「荒井仁」のことも、レインコートを着たカエル「カエルの吉田さん」のことも知っています。…もうそれどんな絵本だよ。
自分たちのことを知っている人がいることで感動するケンジントン。
純粋な心を持つ絵本の登場人物たちは、実は世の中に怒り悲しんでいます。
一時期は大人気だったのに今では全然読んでもらえないことで、絵本から飛び出したくなったというのです。
「黙っていても気持ちをわかってもらおうっていうのは、都合がいいのかもしれないトン」
だから彼らは出て来たんです。
本の中にいるのは好きですが、忘れられていくことが辛かった絵本の人物たち。
その想いを聞いたりんかは、配信してみんなに知ってもらおうと行動を起こします。
「不思議な仲間たちと遊んでみた」
ケンジントンたちは腹話術で動いているということにして、ケンジントンや荒井仁たちの物語を知ってもらおうとします。
「クマさんが動いてクッキーを作っている!」
配信を見ていたまりあは可愛さに狂喜乱舞!
荒井仁さんは魔法のランプの場所を見つけ、元気がなかったカエルの吉田さんはみらいのキラッとスマイルで笑顔に!
みんなが絵本で大活躍だということをりんかが伝えたことで、絵本はまた多くの人たちに読まれるようになりました。
これはすべて、虹ノ咲さんがケンジントンたちのことを覚えていてくれていたからです。
ケンジントンたちが本の世界に戻った時、メイもメッセージを残して姿を消していました。
「ジュエルの国のお姫様、いつか見つかるといいね!」
結局ないんかい!
小さな女の子「メイ」こそが時幸堂の店長でした
「メイちゃんに会った?羨ましいわ」
和子と成子にメイのことを話すキラッツ。
羨ましいってどういうことだ?となるのですが…実はメイこそが、時幸堂の店長だったのです。
メイちゃん…正式には明治子さん。
そういえば、猫の名前がジーコでしたね。
この衝撃真実にえもやりんかは驚きます。
いやしかし、どう見ても自分たちより幼かったですし、小さかったですし!と言うと、明治子は永遠に心が少女のままで魔法も使えると噂があるらしいです。
だからあの不思議空間が現れたのかなとも思えます。
しかし驚いたのは御年123歳。若すぎるという問題より、長寿すぎます。
どこまでも夢を見させてくれたことに、虹ノ咲は感謝するのです。
『キラッとプリ☆チャン』第83話まとめ
不思議空間や明治子の年に驚かされましたが、その中で大事なことも語られていた気がします。
昔読んでいた本がいつの間にか読まれなくなったとき、登場人物たちは寂しい想いをするのだなということ。
個人的には「黙っているのに気持ちをわかってもらうというのは都合がいい」という言葉です。察して!っていう人ですよ。
そして、察せないと勝手に怒ったり拗ねたり…
でも、それって相手のせいじゃないんですよね。
しっかり意思表示はしないと!なんて思えました。
- キラ宿堂の本の買い付けに同行したキラッツと虹ノ咲。時幸堂で「ジュエルの国のお姫様」を探す
- 忘れ去られた本の主人公たちが大暴走。本の悲しみを知ったキラッツが配信をし、多くの人に絵本を知ってもらいました。
- 猫と一緒に現れたメイは、店主の明治子。123歳の永遠の少女に驚かないわけがない
結局『ジュエルの国のお姫様』は見つかりませんでしたが、見つかる日は来るのでしょうか?
そしてこれを描いた元アイドルっていったい誰!?
そういうところも含め、今後の物語が気になります。
▼次回第84話も続けて読む▼