BL漫画原作で初連続ドラマ化され、SNSで大きな反響をよんだ話題のドラマ「ポルノグラファー」シリーズ。
フジテレビが運営する動画配信サービスFODで最速の100万回再生を突破し、地上波放送もされた異例の大ヒット作品を、『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』として映画化、2021年2月26日(金)より公開いたします!
そして本作の公開を記念し、無観客ライブ配信で「映画化記念イベント」を開催。
今回は、メインキャストである竹財輝之助さん、猪塚健太さん、吉田宗洋さん、三木康一郎監督が登壇し、映画化への感想、ファンが選ぶ好きなシーンランキングなどを発表し、その様子をファンに向けて配信いたしました。
『劇場版ポルノグラファー』映画化記念イベントレポート
【日時】 1月16日(土)15:15~16:05
【場所】 フジテレビ マルチシアター
【登壇】 竹財輝之助、猪塚健太、吉田宗洋、三木康一郎監督(敬称略)
「映画化記念イベント」は無観客ライブ配信で開催。
トークイベント前には映画版に繋がる木島、久住の2年間が描かれた「ポルノグラファー~春的生活~(以下、春的生活)」が先行配信されました。
イベント冒頭の挨拶で、竹財は「ついに映画化となりました。ここまで来られたのは、作品を愛してくださった皆さんのおかげでしかありません。感謝しております。本日は楽しみましょう!」と嬉しさを爆発させます。
猪塚は「映画化やったぜー!」と拳をつきあげて喜びを表現し、「ファンの皆様も広報担当です。映画は出来上がりましたので“#ポルノグラファー映画化記念”をどんどん呟いて、広めて、盛り上がっていきましょう!」とファンに呼びかけます。
吉田は「とうとうここまでやってきました」と感慨深い様子で、「直接皆さんに会える形ではなく、配信イベントになってしまいましたが、楽しんでいきましょう」と気合いを入れました。
3人に比べてテンション低めで「こんにちはー」と挨拶する三木監督に、3人同時に「テンション(低い)!」とツッコミが入る流れるようなコンビネーションを見せる出演者たち。
三木監督は「ドラマを2シーズンやって、さて3作目はどうするかというときに、どうせならこれまでと違う形で締めくくりたいと思い、映画を選択しました。関係各所よりしぶしぶ?ご承諾を得て、映画にすることができました」とジョーク混じりでコメント。
続けて「本日はこの3人、特に一番奥の芸人のようなノリの彼(吉田)が楽しく喋ると思うので、よろしくお願いいたします」と映画化への経緯を明かしつつ、イベントの盛り上がりに期待を寄せました。
先行配信の『春的生活』と『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』(以下、プレイバック)の感想について、竹財は「素人みたいな感想に
なっちゃうのですが」と前置きし、「ドラマの時から三木監督の映像は映画っぽいと思っていました。『プレイバック』は本当にちゃんと映画になっていたので、“すごい”と思ったのが最初の感想です。僕はとにかく映画が大好きなので、この形でお届けできることを嬉しく思います。役者冥利に尽きる、贅沢な時間を過ごさせてもらいました。それもこれも皆さんのおかげだと心から思っています。僕、あまり感情が表に出ないので感動が伝わりにくいかもしれませんが、本当に心から嬉しいんです!」と満面の笑みを浮かべます。
猪塚は「『春的生活』はドラマ後の2年半がリアルに描かれていて、ここを経て『プレイバック』へとつながっていきます。僕的には“理生さん”と名前で呼べるようになった経緯が描かれていて、とても印象深い話なので大好きです。配信と映画、両方楽しんでほしいです」と両作品の鑑賞を呼びかけました。
吉田は「城戸としては複雑ですよね。僕の知らないところで二人はこんなことになっていたのか、って。回想シーンで一瞬登場します(笑)髪が割と短い頃だったので、さっきも3人で映像を観ながら“髪が刺さりそう!痛そう!”なんて楽しく振り返っていました。懐かしいななんて振り返りながら楽しめるのもいいですよね」と純粋に映像を楽しんだようです。
三木監督は「(もう3年も携わっているので)シーズン1、2は忘れていることも多い」と茶目っ気たっぷりに微笑みつつも「『春的生活』を観てから、劇場版を観るのがおすすめです」と強調しました。
ここで事前に募集したファンからの質問に答えるコーナーへ。
約2年半ぶりの撮影の感想を訊かれた竹財は「『ポルノグラファー~インディゴの気分~』(以下、インディゴ)のときは、撮影直前に逃げ出そうと思ったくらい“どうしよう”という不安でいっぱいでしたが、今回はすんなり役が戻ってきて、気負わずに現場に入ることができました」とニッコリ。
猪塚も「久しぶりなので、どうかなと思ったけれど、竹財さんとちょっとセリフのやりとりをした後に、“あ、この感じだ!”という気持ちになりました。映画の撮影は理生さんの実家におじゃまするシーンから始まりました。他人の家族の中に入っている居心地の悪さ、というのが撮影序盤のぎこちなさとリンクする部分もあり、役と一体になって徐々に作品の世界観に入っていく感じがありましたね」と振り返る。
吉田は「参加した期間はすごく短いのですが、二人の姿(背中)を観て、安心して入っていけた感じがします。僕はとても大事なシーンで“コーヒー”を“コーシー”と言ってしまう失敗をしてしまいましたが…」と告白。
猪塚は「スタッフさんからその話を聞きました。一緒のシーンがなかったのですが、吉田さんらしいなと思い、そのときの現場の話でいっぱい盛り上がりました」と吉田のいない現場でのスタッフ・キャスト陣のトークテーマを明かす場面もありました。
三木監督は「今回は暑い夏の撮影でした。印象に残っているのは暑さです(笑)あとは、前回までは竹財さんとすね毛は剃るのかなど、いろいろと細かい打ち合わせをしていたのですが、今回はまったくそういう相談がなくて。竹財さん自身がすでに木島を仕上げてきている感じでした」と振り返り、さらに冒頭で「久住くんの木島を見つめる目が“恋をしている目”だったので、“もう(役の感触を)思い出したのね”と安心しました。城戸は、まあ、どーでもいいです(笑)」と愛情たっぷりに、木島役の吉田さんについてコメントする場面もありました。
印象に残っているシーンについて、竹財は「菜月役の小林涼子さんに蹴られるシーンがありました。台本になかったので、“痛っ”と思いましたが、それがきっかけで家族の中の居心地の悪さを出すことができ、本当にありがたかったです。ビンタのシーンも含めて、痛かったですが、とても印象に残っています」とコメント。
猪塚は「久住と理生さんとのぶつかり合いは必見です。2年越しの2人の愛と拗らせのぶつかり合いは大きな見どころでもあるし、それを経てどう幸せになっていくのかを見届けて欲しいです」とアピールしていました。
吉田は「城戸目線ではいろいろと複雑なのですが…。僕自身この作品のファンなので、吉田目線では松本若菜さん演じる明実春子の登場シーンにドキドキしました。特に最初の登場シーンは笑えました」と指摘すると、猪塚も「登場シーンでキャラクターがきっちり伝わってきました」と賛同。
男性出演者は『プレイバック』で女性出演者が登場することで物語に深みが出たと声を揃えます。
三木監督も「いつも男性だらけの映像を撮っていたので、女性がいるのがすごく違和感はありました」としながらも、3人の意見に納得の様子でした。
そんな三木監督の一番印象に残っているシーンは「終盤の木島と久住の絡み」と断言し、「本当にいいシーンになっています」と胸を張りました。
「もし、他のキャラクターを演じるとしたら誰を選ぶ?」という質問に、竹財は「城戸です。僕だったらもっと上手にやれたかも」といたずらっぽく笑いながら吉田の顔を覗き込みつつ、「一番人間らしいキャラクターで、一般社会にいる人の葛藤があるので、演じる吉田くんは大変だったと思います」とフォロー。
猪塚は「自分の役を愛しすぎているからなぁ」と久住への溢れ出る愛情から、他のキャラクターを選ぶのはなかなか難しい様子。
吉田の「“あけみ”かな」という回答に、竹財、猪塚が「え?スナックがやりたいの?」と鋭いツッコミを入れる場面も。
“あけみ”とは、春子が経営するスナックの名前で“明実”は春子の苗字。
この吉田の発言に、三木監督が「雰囲気で答えるの本当にやめて!」と嘆き、ツボに入った3人が笑い転げる場面もありました。
ここでドラマ版を振り返り、ファンのお気に入りシーンベスト5の発表へ。
配信を観た人にしかわからない貴重?な撮影裏話なども明かされ、笑いが溢れる時間となりました。
続いての映画の場面写真と映画版のシーンを比較するコーナーでは、原作者の丸木戸マキ先生の撮影現場訪問があったこと、そして先生が『プレイバック』を描く際に実写版で出来上がったキャラクターを参考にしていることが明かされます。
竹財も猪塚も「原作の実写化にも関わらず、劇場版ではそれぞれがドラマ版で仕上げたキャラクターが参考になるなんて、こんな光栄なことはありません!」と恐縮しながらも喜びを隠せない様子でした。
ここで、イベント中に「#ポルノグラファー映画化記念」で呟かれたコメントを出演者でチェックしながらのフリートークに。
竹財が「音楽にすごく助けてもらいました。芝居だけでは弱かった部分がたくさんありました。音楽の力の凄さを改めて感じさせてもらいました」と感謝。
三木監督は「3作品ともぴったりでした。毎回ハマるなんてことは滅多にない」と大満足の様子。
吉田は「ファン目線で言うと、どんな風に曲を作り上げたのかというのもいつか訊いてみたいです!」と鬼束ファンをアピールしていました。
「監督がかわいい」というコメントも呟かれており、照れながらも「独身です~!」と三木監督が画面越しにファンに呼びかける場面もあり、フリートークも大いに盛り上がりました。
最後の挨拶で、竹財は「こういう状況だからこそできたライブ配信のイベントでしたが、みなさんが楽しんでいただけていれば僕らとしてもとても嬉しいです。3年関わらせてもらった作品です。今までの思い、感情、すべて詰め込みました。大きなスクリーンでご覧いただきたいです。劇場でお待ちしていますので、ぜひ楽しんでください」と自信作をアピールし、イベントは幕を終了しました。
『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』作品情報
原作:丸木戸マキ「續・ポルノグラファー プレイバック」(祥伝社onBLUE comics)
出演:竹財輝之助、猪塚健太、松本若菜、奥野壮、小林涼子、前野朋哉、吉田宗洋、大石吾朗
監督:三木康一郎
製作:松竹開発企画部
配給:松竹ODS事業室
企画・制作:フジテレビジョン
公式ホームページ:https://pornographer-movie.jp
公式twitter:@pgpb_movie
公開:2021年2月26日(金)より新宿ピカデリーほか全国映画館にて3週間限定上映
上映劇場:新宿ピカデリー、池袋シネマ・ロサ、MOVIX亀有、MOVIX昭島、横浜ブルク13、MOVIX橋本、MOVIX柏の葉、京成ローザ10、MOVIXさいたま、MOVIX三郷、MOVIXつくば、MOVIX宇都宮、MOVIX伊勢崎、MOVIX清水、MOVIX仙台、札幌シネマフロンティア、なんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマ、MOVIX堺、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき、ミッドランドスクエアシネマ、MOVIX三好、ユナイテッド・シネマ豊橋18、MOVIX倉敷、広島バルト11、T・ジョイ博多
※追加決定の劇場は公式サイトにて情報更新いたします。
あらすじ
官能小説の「口述代筆」。
奇妙な出逢いをへて恋人になった、ポルノ作家・木島理生と大学生・久住春彦。
木島が田舎へ里帰りしてからも、文通で遠距離恋愛を続けていた二人だったが就職したての久住とすれ違い、気まずい空気に…。
そんな折、奇しくも再び腕を負傷した木島はかつてを思い出すように、地元で知り合った青年・静雄にペンを握らせる。
そこへ久住がやってきてしまい…。
君と生きて生きたいから…こじらせ作家の人生と愛をめぐるものがたり。
『劇場版ポルノグラファー~プレイバック~』は2021年2月26日(金)より上映開始!
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