2019年サン・セバスティアン国際映画祭に正式出品され、その斬新な試みが話題となったフランス映画『PLAY 25年分のラストシーン』。
この度、新型コロナウィルスの感染拡大防止により公開を延期していた本作の公開日が改めて確定し、2020年11月6日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、kino cinéma立川髙島屋S.C.館ほか全国順次公開することが決定!
公開に向けて冒頭映像が解禁され、アントニー・マルシアーノ監督のコメント、そして本作を公開に先駆けて鑑賞した大九明子監督らの絶賛の声が到着しました!
目次
『PLAY 25年分のラストシーン』冒頭映像&本作監督、著名人コメント解禁!
今回解禁となった冒頭映像は「ここに全部ある―撮り続けて25年になる」と床に広げられたVHSテープやデジタルテープを映したあと「改めて振り返ってみよう。今日は特別な日だから。最初から再生する」という38歳になったマックスの言葉から始まります。
いつもは友人たちを撮影してばかりの彼がカメラの前で語り、PLAY(再生)すると、場面は13歳のマックスが初めてカメラを手に撮影した日へと…。
両親からのクリスマスプレゼントであるビデオカメラが映し出すのは家族の団らん。
『カミーユ、恋はふたたび』の監督・主演のノエミ・ルヴォウスキー、ミシェル・ゴンドリー作品の常連アラン・シャバというフランスを代表する名優2人がマックスの両親に扮し、お茶目な演技を見せているのも見逃せません。
部屋のセットもオンラインでビンテージ家具を探すなど本物にこだわったそうで、まるで観客も自分のビデオライブラリから懐かしい映像をみているように感じる方も多いと思います。
冒頭で流れるブリンク-182「What’s My Age Again?」(2000年)や13歳のマックスの部屋で流れるスピン・ドクターズ「Two Princes」(1991年)も聴けば一気にその時代を思い出す、監督こだわりの選曲です。
日本公開にむけて、アントニー・マルシアーノ監督や、映画監督の大九明子さん、タレントの加藤紀子さん、映画パーソナリティの伊藤さとりさん、映画解説者の中井圭さん、映画評論家の松崎健夫さんからも本作の魅力が伝わる様々なコメントが到着しています!
アントニー・マルシアーノ監督 コメント
僕が作ったこの『PLAY 25年分のラストシーン』という作品は、この年齢になったらもう2度とできないことを、もう1度体験したいと思って作りました。
初恋、家族や仲間との話、18歳や20歳の時のバカンス、それ以外にも1998年のフランスワールドカップや2000年のミレニアムパーティなどの思い出…。
自分の人生のたくさんのそういう時をもう1度体験してみたかったんです。
みんなにもこの体験をしてほしくて、それでビデオを撮っている主役の立場で(主役の目線で)観られるように作りました。
そうすることで、各人が自分自身の人生をもう1度振り返ることができるようになると思ったからです。
この映画を観ると、皆さんも自分の人生を振り返れるのではないかと思います。
ぜひこの映画を観て、泣いたり、笑ったり、人生について考えてくれたらうれしいです。
大九明子さん(映画監督) コメント
忘れてしまいたい青春の記憶と消えてはくれない時間の記録。
25年分の動くアルバムは間違いなく、一生の宝。
薄ぼんやりして過ごしたあの昔をやり直せたら…と大人になってふと思うことがあるけど、映画を見終えた後では、その瞬間は間違いなく猛烈に生きていて、だからこその今があるのかも…そう気づけたような気がします。
パリでの語学留学中、NOKIAの携帯(劇中と同じタイプ)使ってたなあ…なんてことも思い出しつつ。
加藤紀子さん(タレント) コメント
映画から再生ボタンを押されたように私たちの青い青春が音楽と感情で溢れ出す、くすぐったい高揚感がたまらないです。
伊藤さとりさん(映画パーソナリティ) コメント
主人公のカメラが捉える被写体は、彼の目線の先にあります。
言葉は裏腹で頼りなくとも、無意識の想いをカメラは見逃しません。
主観撮影という演出が、言外の不器用な感情を器用に映し出します。
松崎健夫さん(映画評論家) コメント
マックスと一緒に25年。
贅沢な映画ですね。
知らず知らず、自分にとって大事な人の幸せを祈るような気持ちで観ていました。
そしたら涙がこみ上げてきました。
マックスが幸せなら、私も幸せです。
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『PLAY 25年分のラストシーン』作品情報
監督:アントニー・マルシアーノ
脚本:アントニー・マルシアーノ、マックス・ブーブリル
出演:マックス・ブーブリル、アリス・イザーズ、マリック・ジディ、アルチュール・ペリエ、ノエミ・ルヴォウスキー
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:シンカ/アニモプロデュース
【2018年/フランス/108分/DCP/ビスタ/PG12/カラー/原題:PLAY】
あらすじ
13歳から撮り続けた「僕の25年間」。
とっておきのラストシーンを撮ることを決意する―
1993年、パリ。
両親からビデオカメラを贈られた13歳のマックスは、陽気で温かい家族の姿や友人たちとの日々を撮り始める。
それは彼のライフワークともいえる趣味になっていった。
38歳になったマックスは、撮りためた25年に及ぶ映像を振り返り、編集する。
エマと初めて会った日のこと、仲間との夜遊び、旅行、サッカーW杯、ミレニアム、挫折、成功――。
そこにはいつも一緒に過ごしていた4人の仲間たちとの日々、そして彼のすべてが記録されていた。
素直になれず、大切なものを手放してしまったマックスは、新たに「映画」のラストシーンを準備する―。
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『PLAY 25年分のラストシーン』は2020年11月6日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、kino cinéma立川髙島屋S.C.館ほか全国順次公開!