『ペット2』あらすじ・ネタバレ感想!個性的で可愛すぎるペットたちが大暴れの爆笑ほっこりムービーが再び!

映画『ペット2』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:タカラトミー

個性的で可愛いペットたちが帰ってきた!

またまた大騒動を巻き起こす彼らは、無事に飼い主の待つ家に帰れるのか!?

ポイント
  • 個性的すぎるペットたちが今回も大暴れ。笑って笑ってほっこりできる、エンターテイメントの王道作品
  • 新キャラクターたちも何とも魅力的。お馴染みのキャラクターもスクリーンで暴れまくり!
  • 同時上映の『ミニオン』新作(短編)が観られるのは、世界で唯一日本だけ!

それではさっそくレビューしたいと思います。

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『ペット2』作品情報

映画『ペット2』作品情報

出典:映画.com

作品名 ペット2
公開日 2019年7月26日
上映時間 92分
監督 クリス・ルノー
脚本 ブライアン・リンチ
声優(吹き替え) パットン・オズワルト(設楽統/バナナマン)
エリック・ストーンストリート(日村勇紀/バナナマン)
ケヴィン・ハート(中尾隆聖)
ジェニー・スレイト(沢城みゆき)
ティファニー・ハディッシュ(伊藤沙莉)
レイク・ベル(永作博美)
ダナ・カーヴィ(銀河万丈)
エリー・ケンパー(佐藤栞里)
ハリソン・フォード(内藤剛志)
音楽 アレクサンドル・デスプラ

【ネタバレ】『ペット2』あらすじ・感想


同時上映は『ミニオン』の新作短編!

『ペット2』本編が始まる前に、ミニオンの新作『ミニオンのキャンプで爆笑大バトル』が上映されます。

ミニオンファンにはたまらない、まさにご褒美。

何せこの新作が上映されるのは、世界で日本だけなんですよ!

可愛いけれどおバカで、一生懸命だけれどやらかしてばかり。

そんな黄色いヤツらは今回ももちろん、尺の長さなどこれっぽっちも関係なく大騒動を巻き起こします。

ボスのグルーの養女たち、マーゴ、イーディス、アグネスがガールスカウトに参加して、もらってきたバッチを見せられたミニオンたち。

すっかりバッチに心奪われてしまい、自分たちもとサマーキャンプに参加するミニオン。

いつものオーバーオールではなく制服に身を包み、バッチをもらうべく与えられる訓練をこなそうと奮闘しますが、もちろん何をやっても相変わらず上手くいきません(笑)

テントを建てようとして鳥を撃ち落とし、火を起こそうとして自分が燃え、狐を呼び寄せようとして熊を呼ぶ。

とにかくやることなすこと失敗ばかり。バッチをもらうなんて、夢のまた夢。

最終的にはとんでもないことを引き起こし、ぼろぼろになって帰宅するミニオンたちの姿に三姉妹たちは…という内容で、くすくす笑える可愛い短編に仕上がっています。

ラストのドヤ顔で練り歩くミニオンには、笑いながらもツッコミたくなること請け合い。

イルミネーション・エンターテイメントが製作した作品の中で、ミニオンというキャラクターは群を抜いて魅力的だと思います。

最初は「この黄色いの何?」という目で見ていましたが、動いているところを見ると何とも言えない面白さと可愛らしさが同居していて、今ではすっかり虜に。

なぜかゴーグルはマストアイテム、みんなオソロのオーバーオール。

何を言っているかわからなくても、何だか勢いで理解できちゃう、小さくて黄色の憎いヤツら。可愛すぎて、見てて大変(笑)

短編でも充分に面白かったんですが、やっぱり新作長編が観たくなる。そんな新作でした。

まずは前作『ペット』のおさらい

テリアのミックス犬マックスは、飼い主であるケイティとニューヨークのアパートメントで幸せな生活を送っていました。

唯一の不満は、ケイティが毎朝決まった時間にどこかへ出掛けてしまうことくらい。

しかしそんな完璧な生活に、ある日大きな変化が。

ケイティが保健所から大型犬デュークを引き取って来たのです。

体も大きいけれど態度も大きいデュークに、マックスは振り回されっぱなし。

しかしある日マックスは、自分が部屋を荒してもデュークのせいになるとデュークを脅して形勢逆転を狙うものの、そこはデュークも反撃に出た結果。

何と路地裏で大勢の猫たちに襲われ、迷子札を奪われ、保健所の職員に捕まったのです。

何とか逃げ出そうとするマックスたちの前に現れたのは、保健所のトラックに一緒に捕まっていた仲間を助けに来たという、見た目はキュートな白ウサギのスノーボール。

可愛い見た目とは裏腹に、ニヒルで凶悪、容赦なしのとんでもないスノーボールは、飼い主に捨てられたり酷い目に遭った動物たちのリーダーで、人間への復讐を企んでいました。

マックスとデュークはトラックから逃げるために、飼い主を殺したと嘘を吐いてスノーボールに助けてもらい、地下道のアジトへと同行します。

その頃、マックスに恋するポメラニアンのギジェットは散歩中に消えたマックスを探すため、ご近所の動物たちに協力を求めていました。

鷹のタイベリアスや猫のクロエたちと一緒に、ニューヨークの街へ捜索に出掛けます。

しかし、すぐマックスとデュークは、スノーボールに嘘がばれて追われる身になります。

何とか地下道から脱出したものの、川の反対側に着いてしまうマックスとデューク。

逃亡中に少しずつ分かり合い始めた二頭は、デュークが迷子になり保健所に連れて行かれる前、飼い主のおじいさんと住んでいた家へ向かうことに。

けれどデュークが住んでいた家には、すでに新しい住人がいました。

デュークが迷子になった後、おじいさんは亡くなっていたのです。

新しい住人に吠え続けるデュークは、通報で駆け付けた保健所の職員に捕まってしまいます。

マックスたちを追って来たスノーボールの仲間も捕まったことで、何とマックスとスノーボールは共同戦線を張ってトラックを追い駆けます。

ハチャメチャなカーチェイス、恋するマックスのためギジェットが無双、川に落ちるトラック、マックスの命がけのレスキューなどなど。

ハラハラドキドキの連続、笑いとツッコミどころ満載の大活劇の後に、ペットたちは愛する飼い主を迎えるため、それぞれの家に帰っていきます。

ところが仲間と一緒に地下へ戻ろうとしたスノーボールは、可愛い女の子に見つかってしまい、彼女の家に連れて帰られてしまうことに。

マックスはギジェットに助けられたお礼を言い、ギジェットの恋も一歩前進?

マックスとデュークはお互いを認め合い、家族として帰宅するケイティを迎えるのでした。

とにかく冒頭の、飼い主が仕事に出掛けてからのペットたちの行動が面白いです。あそこだけ何度も見ていられるほど。

ペットたちの飼い主への愛情や、ペット同士の絆にほっこりし、ペットたちが巻き起こすとんでもない事件に大笑いできる、大人も気楽に楽しめるエンターテイメント作品。

それが前作『ペット』でした。

『ペット2』は前作を上回る大騒動、ハラハラドキドキの救出ミッション。そしてマックスの成長する姿と、見どころたっぷり

『ペット2』は、すっかり二頭と一人の生活に満足していたマックスの生活に、また新たな変化が、しかも大きな変化が訪れることから始まります。

飼い主のケイティが、散歩中に出会ったチャックと恋に落ち、やがて結婚、そして赤ちゃんが生まれるのです。

赤ちゃんリアムの存在に最初は戸惑い、苛立ちや不満も覚えるマックスですが、やがてリアムを守り、教え、そして導くのは自分だと使命感に燃えるように。

歩き方を教えたり、一緒にご飯を食べたり、とにかくリアムの世話を焼くマックスとデュークの姿が可愛いのです。

生まれた時からずっと一緒の相棒。いいですよねぇ。

ところがマックスはリアムを心配するあまり、体が痒くなるようになってしまい、エリザベスカラーを医者に付けられて過ごすことに。

そんな中、マックスたちは田舎の農場へ旅行に出掛けることになります。

マックスはギジェットに大好きなオモチャ、ミツバチくんの世話を頼みます。

マックスと自分との子供がミツバチくん、と妄想するギジェットは確かに可愛いんですが、もう最初から何か起きる予感しかない(笑)

その頃、スーパーヒーローのキャプテン・スノーボールとして活躍を夢見るウサギのスノーボールの元に、シーズー犬のデイジーが助けを求めにやって来ます。

デイジーは飛行機の貨物室で出会った、セルゲイのサーカス団のホワイトタイガー・フーが、酷い扱いを受けているのを知り、助け出したいと考えたのです。

ヒーローのコスチュームもあるスノーボールはやる気満々なのですが、もうこの時点でやっぱり大騒動が起きる予感しかないわけで(笑)

農場に着いたマックスは相変わらずリアムを心配しまくったり、田舎の動物たちに驚いたりしますが、そこで働く牧羊犬のルースターとの出会いがマックスを少しずつ変えて行きます。

ギジェットは、ミツバチくんを猫が大勢いるお婆さんの部屋に落としてしまったことで、ミツバチくん救出ミッションを計画。

なんと猫の振りをして、部屋に潜入しようと考えます。

そしてスノーボールとデイジーは、夜のサーカス団で狼たちの牙から逃れ、何とかフーを救出することに成功。

ここでは気の強い、向こう見ずなデイジーが大活躍。スノーボールといいコンビかも。

マックスは色々な経験を積んだ後、エリザベスカラーの代わりにルースターに譲られたバンダナを首に巻き、一回り大きな男になってニューヨークに戻ってきます。

ところがサーカス団の追手にフーが再び捕まったことで、戻ってすぐフーを助けるため、スノーボールと一緒に貨物列車を追走する事態に陥ります。

ここから、まさにアクション映画そのものの展開が待っています。前作のアクションを軽く超えてきました。

走る列車の上での狼たちとの戦い、スノーボールとセルゲイの猿との対決、大砲の筒に入れられたデイジー。

一度は落ちた列車に飛び乗るため、マックスはトンネルの入口の上から列車に向かって大ジャンプ!

マックスからの応援要請に猫たちを従えたギジェットが現れ、悪いサーカス団団長セルゲイを退治。

無事フーも一緒に、みんなでお家に帰っていきます。

ラストでは、マックスが幼稚園に行くリアムを家族みんなで見送り、改めて一回り成長した姿も見せてくれます。

マックスがリアムに広い世界を見て欲しいと思う後ろで、かなり泣いている親二人との対比に面白いやら、しんみりするやら。

ケイティたち親の気持ちも分かりますが、マックスは何だか理想の親というか、大人の境地に達してしまっていて。

農場でルースターに出会い、自信と勇気を持ったマックス。良い男になったなぁとしみじみします。

これはギジェット、惚れ直しちゃうんだろうなぁ。

エンドロールでは現実の飼い主とペットたちの仲の良い様子が次々流れ、ほっこり気分になれちゃいます。

細かいことは考えずにとにかく笑って楽しめる、そしてマックスの成長に何だかほっこりできる。

『ペット2』はそんな物語です。

お馴染みのキャラクターも存在感抜群ですが、新キャラクターもなかなかに魅力的

主役のマックスも可愛いのですが『ペット』はどうにも、脇の動物たちが個性強すぎだったりします。

まずは、おそらくヒロイン枠のギジェット。

可愛いのは可愛いんですよ。マックスのためなら何でもする、とにかく一途で健気、思い込んだら一直線。

しかし、だからこそちょっとずれていたり、実はとんでもなく強かったり、ここぞという時の度胸は筋金入りだったり。

マックスが本当に好きなんだなぁと微笑ましくなるものの、恋が成就したらマックスがまた体中痒くなるほど振り回されないかと無駄な心配をしたくなるほどの女の子。

今回もギジェットの見せ場は、もちろんあります。

個人的には、レーザーポインターのくだりがツボ。あるある過ぎて、思い切り笑いましたね。

そしてクロエに猫の真似を特訓してもらっている時、キーボードの上を歩くシーンでは「やはりわざとなのか、猫ちゃん…」とちょっと遠い目になっちゃいました。

お次は人気キャラ、スノーボール。

前作では悪役だったウサギも、今作ではすっかり正義側(笑)

外見はふわふわキュートなのに、中身はとんでもないウサギというキャラはそのままですが、今回はヒーローとして大活躍します。

結構何でも器用にこなすスノーボール、見せ場はセルゲイの猿との列車での一騎打ち。

まるでアクション俳優さながらで投げられるナイフを叩き落とし、蹴りにパンチにと手に汗握る大活劇を繰り広げます。

ウサギと猿なのにね。見た目可愛いのにね。

吹替版だと声が中尾隆聖さんなので、ついつい「ばいきんまん」や「フリーザ様」を思い出してしまうのは仕方のないところ(笑)

そんなスノーボールが飼い主さんの趣味で、次はどんな衣装を着せられるのか。次作の楽しみもできました。

そして、今回の新キャラクターたちも、かなり魅力的です。

まず、マックスに大きな影響を与える、牧羊犬のルースター。

無口で男らしく、仕事もできる有能犬。

ちょっと渋くて、でも不器用な優しさを持っていて、少しばかり感傷家。はい、間違いなく「いい男」です。

マックスは最初ルースターを敬遠していましたが、やがて一緒に遠吠えもし、仕事をこなして認められる仲に。

別れ際、寂しそうなルースターには、ちょっとキュンとしました。

ケイティたちが、これからも何度か農場を訪れるといいなぁ。

ちなみに字幕版の声はハリソン・フォード。見ているうちに何だか、ハリソン本人に見えて来る不思議。

可愛いシーズー、デイジーもいいキャラクターでした。

小さい体で怖いもの知らず。正義感が強く、向こう見ずで、負けず嫌い。

スノーボールとはいいコンビになりそうなので、このままレギュラーになって欲しい子です。

機転もきくし、足手まといにもそうそうならない。

ギジェットとはまた違って、こちらも素敵なお嬢さんです。

ちょっと残念だったのは、マックスの相棒デュークもですが、前作活躍した他のペットたちの出番が少なかったこと。

『ペット3』での活躍に今から期待します。

イルミネーション・エンターテイメントの作品に通じるもの

イルミネーション製作のアニメは、最近のディズニーやピクサーとは一線を画しています。

ここ数年のディズニー作品などは、一貫して現代社会において考えるべき問題を今までより強く提示し続けています。

大人も大いに考えさせられる、社会問題が盛り込まれた脚本。

現代社会において圧倒的に正しいだろうメッセージが込められた、最上級の技術で作られた作品。

子供たちに、身近にある様々な差別、多様性を考えさせ、なりたい自分になれる自由があると伝える。

大人には、現状に満足して良いのか、一歩踏み出して新しい世界へ行こう、と考えさせる。

まったくもって正しいです。正しいメッセージだとは、思うんです。

でも、毎回毎回映画を通して言われ続けると、捻くれた身としては「はいはーい。ちゃんとわかってますよー」と、ほんの少し投げやりになってしまう時もたまにはあるわけで。

与えられた役割を果たす責任感より、好きに生きる自由の選択の方が大事なの?と、思わなくもなかったり。

もちろん、ディズニーが訴えるメッセージが大事なことは百も承知。

ディズニーのような大企業だからこそ、影響力も半端ないのですから。

ただ、まだまだ小さなお子様が単純に楽しめるのは、イルミネーション作品の方なのではと思ってしまうのです。

イルミネーション作品にも、もちろんメッセージ性はあります。

家族の在り方や、夢を追うこと、仲間を信じることの大切さ、動物たちへの接し方、多様性とは何なのか。

どの作品にも子供たちにとって大切なことは、ちゃんと込められています。

そういったメッセージがぐいっと前面に押し出されない捻りの少ないストレートな脚本や、わかりやすい悪役などのおかげで、実年齢が低い子供たちでも楽しめる作品に仕上がっています。

単純過ぎる、ペットがこんなことありえない、と大人には言われる物語かもしれません。

しかし、こういった真っ直ぐな内容の映画は子供はもちろん、大人でも今日は単純でも面白い映画を観たいな、という層にはマッチするんですよね。

なのでイルミネーションには、このまま今の路線を突き進んで行って欲しいのです。

片手で年を数えるくらいの子供たちが思い切り笑って楽しめる映画。

疲れている大人でも、気軽に観て笑える映画。

それに、もしミニオンたちまで人生の教訓を語り出したら、映画を観ながら自分の不甲斐なさに打ちのめされそうで怖いので(苦笑)

イルミネーションには子供だけでなく大人も笑顔になれる、これからもそんな映画を作り続けて欲しい、変わらないでいて欲しいなぁと切に願います。

しかし、唯一欠点を上げるとしたら、動物たちが怖いと思ってしまうお子様も一定数いるということ。

こればかりは、イルミネーションを庇えない。

確かにちょっと怖いと思うだろう、という気持ちもわかる(笑)

怖がりなお子様は要注意です。でもきっと、そんなに怖くないはず。

『ペット2』は、前作より怖いシーンがないですからね。

『ペット2』まとめ

以上、ここまで映画『ペット2』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • ミニオンもペットたちもとにかく可愛いが過ぎて大変。細かいことはいいんだよ、とにかく笑って楽しめの精神で鑑賞を推奨!
  • 新キャラクターもいい味出してますが、やはりスノーボール先輩に敵うものなし。マックスの成長っぷりは胸アツ!
  • キャラクターの可愛さをとことん追求、そのためなら物語は単純でOKなイルミネーションの潔さには脱帽。どうかこのままでいて下さい!

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