ついに別れを選んだ2人は、それぞれの新しい道を歩き出すことになりました。
そして、つぐみ(山本美月)は父親が入院したことをきっかけに仕事も辞め、実家のある松本に帰ることを決めました。
そんな2人に新しい恋の影と忘れられない想いを描いた第6話です。
樹(松坂桃李)と別れたつぐみの傍には、洋貴(瀬戸康史)が毎週のように東京から帰省します。
動き出したそれぞれの恋にも注目です。
では『パーフェクトワールド』第6話のレビューをしていきます。
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目次
『パーフェクトワールド』第6話あらすじ
「娘は、自分の代わりに背負って歩いてくれる人に任せたい」
娘の幸せを願う元久(松重豊)の言葉がきっかけで、つぐみ(山本美月)との未来について改めて考えた樹(松坂桃李)。
このまま一緒にいても、自分ではつぐみを幸せにするどころか、ピンチに駆けつけることもできない。
つぐみのことを大切に思っているからこそ、悩んだ末に樹が出した答えは“別れ”だった…。
樹に突然別れを告げられ、失意のどん底で帰宅したつぐみに、実家からある知らせが届いていた。
しおり(岡崎紗絵)と洋貴(瀬戸康史)とともに急いで松本へ向かうが、これを機につぐみは、まだ心に残っている樹への想いを断ち切るためにも、仕事を辞めて東京から離れることを決意。
洋貴は、そんなつぐみの胸の内を察しつつも、改めてつぐみへ想いを告げる。
一方、みずから恋に終止符を打った樹もまた、つぐみへの想いを捨てきれずにいた。
そんなある日、上司の渡辺(木村祐一)から、つぐみが東京から去ることを聞いた樹。
二度と会えなくなるかもしれない……そう思った樹は、急いで高速バスの乗り場へ向かう…!
出典:『パーフェクトワールド』公式ページ
【ネタバレ】『パーフェクトワールド』第6話の感想
樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)それぞれの過ごし方
それぞれの道を歩み始めた2人。
樹(松坂桃李)と別れたある日、つぐみ(山本美月)の父・元久(松重豊)が倒れたとの連絡があったため松本に帰省します。
父の入院と樹との別れから、つぐみは仕事を辞めて松本に帰ることを決意します。
今まで優柔不断で自分のことを優先だったイメージだったので、この決断の早さに少し驚きました。
つぐみを動かすのはやはり樹しかいないのだなと思いました。
つぐみが松本に帰る日、樹は上司であるナベさん(木村祐一)から連絡が入り、二度と会えなくなるかも知れないと思った樹は最後に会いに行こうとバス乗り場に向かいますが、着いた時には少し遅くバス乗り場にはすでに洋貴(瀬戸康史)がいました。
そして洋貴は樹に「俺、つぐみにプロポーズしようと思う。」と宣戦布告をされます。
ここでの樹の切ない表情に、捨てきれないつぐみへの想いが伝わり切なかったです。
松本でインテリアコーディネーターとして働くつぐみは穏やかで何もなかったように過ごしていましたが、樹のことを思い出さないように自分を押さえつけているように見えました。
一方の樹は、つぐみと出会う前のように仕事の鬼と化し、こちらも考えないように仕事で紛らわしているようでした。
洋貴(瀬戸康史)のプロポーズ
洋貴は遅れてバス乗り場へ来た樹に、改めてつぐみへの気持ちを打ち明けます。
ある日、洋貴は東京で開催されるミュージカルにつぐみを誘い観に行きます。
ミュージカル後2人で食事に行き、その帰りに洋貴はつぐみにプロポーズをしますが、つぐみは樹のこともあり「こんな気持ちのままヒロのところに行くのは失礼だと思うの」と告げます。
プロポーズをするが失礼だと言うつぐみに唐突にキスをする洋貴。
「お前の気持ちを無視してキスをした。これで俺の方が失礼だな。」と言う洋貴にどこまでいい奴なのかと思いました。
確かにいきなりキスをするのはどうかと思いますが、何をするときもつぐみ優先で、つぐみを悪者にはしないところに洋貴の愛を感じます。
「お前の中の鮎川が消えていないのはわかっている。それも全部引き受けたい。全部ひっくるめてつぐみだと思うから」と素直な気持ちを伝える。
幼馴染の壁を乗り越えた言葉を発する洋貴の決意は相当なものだと思います。
意を決してつぐみと進展したい、つぐみを幸せにしたいと言う気持ちが伝わるシーンでした。
そんな2人の様子をたまたま見てしまった樹の心情は、自分が幸せにできない辛さと洋貴と一緒にいればつぐみは幸せになれると言う気持ちの2つが入り混じって複雑だったのではないでしょうか。
妻が障害のある夫婦に出会って
つぐみは樹の元カノである美姫(水沢エレナ)から、松本でシェフをしている高木圭吾(山中崇)を紹介されます。
そして圭吾の妻である楓(紺野まひる)は進行型の難病で、今後は車椅子生活になり、いずれは寝たきりになってしまう病気であることを告げられます。
将来は亡くなってしまう可能性が高い楓のために、圭吾はバリアフリーの家を建てることを考えてつぐみに相談をしました。
家を建てることは楓の昔からの夢であったので、圭吾は貯金を全て使って家を建てようとしていたのです。
実は圭吾はつぐみに相談する前に東京の建築家にも相談をしていましたが断れています。
その建築家というのが樹でした。
東京と松本なのに繋がっているのがドラマらしい描写だなと思いました。
樹が圭吾の依頼を断ったのは、圭吾がつぐみと重なって見えたからだったのです。
パートナーに負担をかけたくない楓の気持ちが、樹には痛いほどよく分かったのでしょう。
そんな中、松本では楓が病室からいなくなり、楓を捜す圭吾とつぐみ。
2人は楓を河川敷で見つけると、楓は圭吾に「私は圭ちゃんを幸せにできない。自分のせいで圭ちゃんが不幸になる。会えなくても圭ちゃんが不幸にならないならそのほうがいい。」と圭吾を遠ざける。
どこかで聞いた言葉だなぁと思い、第5話で樹が別れる際につぐみに告げた言葉を思い出しました。
2人の姿が自分と樹に重なったつぐみは「別れちゃだめ」と引き留めます。
圭吾は楓に「俺の幸せはお前のそばにいることだ。俺はお前の夢も俺の夢も両方叶えてみせる。」と楓を抱きしめます。
そんな2人を見たつぐみは樹を訪ねます。
本能のまま生きているつぐみが少し羨ましい気もしますが、周りの人たちは少し大変だろうなと思います。
圭吾と楓の夫婦愛は素敵でした。お互いを想っているからこそできることがありますよね。
第5話で愛だけではどうにもならない、と長沢さん(中村ゆり)が言っていましたが、愛があれば乗り越えられる壁があるとも感じました。
『パーフェクトワールド』第6話まとめ
今夜9時は『#パーフェクトワールド』第6話✨
樹(松坂桃李)から別れを告げられたつぐみ(山本美月)は、失意のどん底で東京から離れることを決意。そんなつぐみに、洋貴(瀬戸康史)は改めて想いを告げる。
一方、つぐみの帰郷を知り、二度と会えなくなるかもしれないと思った樹は――#カンテレ pic.twitter.com/H67qd4RkeJ
— カンテレ (@kantele) 2019年5月28日
東京を離れ、松本に帰り、フリーのインテリアコーディネーターとして新たな1歩を踏み出したつぐみに、積極的なアプローチとプロポーズをする洋貴。
そんな中、樹は仕事の鬼と化していました。
2人にバリアフリーの家を建てようと相談をする高木夫婦のおかげで自分の気持ちを再確認したつぐみは、樹の会社を訪ねます。
2人は高木夫婦の家を引き受けようとするのですが、楓の気持ちはあまり変わらないままでした。
そして別れたのに心のどこかでお互いの気持ちが晴れない樹とつぐみ。
そしてそんなつぐみの気持ちに気づき焦る洋貴。
樹に気持ちを打ち明けたが、上手くことが進まない葵の今後が気になります。
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