『パーフェクトワールド』第5話あらすじ・ネタバレ感想!つぐみを救えなかった樹の決断は別れること

ドラマ『パーフェクトワールド』第5話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『パーフェクトワールド』公式ページ

前回第4話のラストでは、つぐみ(山本美月)が線路に落ちてしまうという事故が起こり、第5話はそこから始まります。

週に2度ほど福祉セミナーに通っていたつぐみの疲労は、運が悪いことに電車を待っている間に限界を迎えます。

ホームから線路へ落ちてしまったつぐみ。

落ちる瞬間近くにいたにも関わらず守ることができなかった樹(松坂桃李)。

果たして2人の恋模様はどうなるのでしょうか。

では、『パーフェクトワールド』第5話のレビューをしていきます。

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『パーフェクトワールド』第5話あらすじ

つぐみ(山本美月)が駅のホームから転落した。

車いすから懸命に手を伸ばすが届かず、線路に落ちていくつぐみをただ見ているしかできなかった樹(松坂桃李)は、一緒にいたのに助けられなかったと、激しく自分を責める。

さらに洋貴(瀬戸康史)から、つぐみが仕事のかたわら、介護セミナーに通っていたことや、身の回りの世話をしようと樹のマンションに毎日通っていたことで、かなりの疲れがたまっていたことを聞かされ、がく然とする。

『パーフェクトワールド』第5話あらすじ①

しばらくすると、松本から元久(松重豊)と咲子(堀内敬子)が駆けつける。

愛娘が命の危険にさらされたことに憤りを隠せない元久は、負い目を感じる樹に追い打ちをかけるように、ものすごい剣幕で樹を責める。

その言葉に、頭を下げて謝罪することしかできない樹を、葵(中村ゆり)や渡辺(木村祐一)は心配する。

『パーフェクトワールド』第5話あらすじ②

翌日、つぐみがしばらく仕事を休み、両親の暮らす松本の病院で治療に専念すると聞いた樹は、転院する前に一度、つぐみと話をしたいと考える。

つぐみに会うために訪れた病院で、樹は元久と偶然再会、2人で話をすることに。

『パーフェクトワールド』第5話あらすじ③

つぐみの幸せを願う元久が、樹に伝えたこととは…!?
出典:『パーフェクトワールド』公式ページ

【ネタバレ】『パーフェクトワールド』第5話の感想

全体の感想

これまで何度も2人の間には超えなければならない壁がありましたが、第5話で2人には周りから固められた大きな壁が現れます。

今まで自分の気持ちが最優先でしたが、つぐみ(山本美月)の事故によって大きく関係が変わります。

第5話は、とにかく樹(松坂桃李)の気持ちがヒシヒシと伝わり、悲しさが込み上げてくる回になっていて
つぐみと樹、また2人を取り巻く人物の思いが全部理解できるのでより苦しくなってしまいました。
事故によってつぐみと樹はどちらも不自由になってしまいます。
今まではつぐみが樹を手伝う事がありましたが怪我をしてしまった事で難しくなり、お互いに手伝ってもらう側になります。

しかし、状況に気持ちが追いつかなく、樹への想いが優先されてしまうつぐみ。

つぐみの「怪我をしたのは関係なく好きだから樹の側にいたい」という気持ちは理解できますが、自分も足を骨折している状態で、樹のことを手伝うのは不可能に近いですよね。

個人的につぐみは素直なのですが、分からず屋で少々子供っぽい部分があるなと思いました。

何もかも自分優先で、樹のことを愛するあまり、周りが全く見えていないと思うことが多かったです。

長沢さん(中村ゆり)は相変わらず樹のために迅速な対応を行います。

ヘルパーならではの知識を持っているのは分かりますが、どこかそれを利用して樹に近づいているように見えるのが少し怖さを感じます。

つぐみに嫉妬をして、着信履歴を消したのには驚きました。

父の想い

第5話では、つぐみの父・元久(松重豊)が動きます。

つぐみが事故にあったと聞いて東京に駆けつけた元久と咲子(堀内敬子)は、つぐみの事故現場に樹がいたことを知ります。

元久は何よりも大事な娘の命の危機的な場面で、助けることができない樹への憎い気持ちが増し、樹に「別れてくれ」と土下座をします。

土下座をするほど心配で、障害者について人より知識があるため、余計に心配なのだろうと思いました。

そして翌日、つぐみは少しの間だけ仕事を休み、実家がある松本へ帰省して治療に専念することになりましたが、当日見送りに来るはずだった樹は現れず、松本に着いたつぐみは父が樹に何を言ったのかを悟り、それに対して怒りがこみ上げたつぐみは父に反論をしますが、父の気持ちもわからずに自分の意思だけで行動をするつぐみに元久は罵声を浴びせてしまいます。

父の気持ちがすごく鮮明に描かれていた印象です。

娘2人を持つ父親は、自分の娘が可愛くて大事だからこそ、心配し苦労をして欲しくないのに、その気持ちは娘には分かってもらえなくて、どこかもどかしいですよね。

自分が何より大事にしている娘が、自分ではなく好きな人を心配している状況は、解決がとても難しいものだと思いました。

樹(松坂桃李)の決断

つぐみの事故時、すぐそばにいたのに手を伸ばすことしかできなく、守ることができなかった樹は、自分を凄く責めて健常者であれば助けられたことへの劣等感に駆られます。

そして、つぐみの父親に言われた「別れてくれ」という言葉が樹に刺さります。

つぐみとは一緒にいたいが、今の状態で自分がつぐみを幸せにできるのかと疑問に思います。

松本に帰省するつぐみを見送りに病院に向かおうと車に乗った樹でしたが、途中で気を失ってしまい病院に搬送されます。

意識が戻った樹ですが、つぐみへ連絡することはなく、考える時間を作ります。

しかし、樹が入院したことを知ったつぐみは、東京に戻ってきて樹を心配し側にいることにしました。

検査をして問題がないことがわかった樹は、つぐみに電話をして結果を報告し、デートに誘います。

2人は一日中デートを楽しみますが、ところどころで悲しそうな顔をする樹。

そして樹はついに、

  • 「歩ける状態だったら一緒にいられること」
  • 「自分はつぐみに何もしてやれなく不幸にしてしまっていること」
  • 「つぐみを大切に思っているが、もう会うことはできないこと」

を伝え、2人は別れることになりました。

つぐみは泣きながら別れたくないと言うものの、樹の決死の決断がそこにはあったのです。

『パーフェクトワールド』第5話まとめ

お互いを想いながらも別れることを決断した2人は、別々の道を進むことに…。

別れたことは2人にとって本当によかった決断なのでしょうか。

失恋をし、仕事を辞めて地元に帰ることを決意したつぐみに、洋貴(瀬戸康史)は改めてつぐみへの想いを告げます。

つぐみと洋貴の関係に変化が生まれるのでしょうか。

自ら別れを告げた樹もまた、つぐみへの想いを捨てきれずにいました。

振り出しに戻ったそれぞれの関係は、今後どのように変化していくのでしょうか。

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