『パーフェクトワールド』第4話あらすじ・ネタバレ感想!障害者としての苦悩が見え隠れする切なさ

ドラマ『パーフェクトワールド』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『パーフェクトワールド』公式ページ

樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)の気持ちに、長沢さん(中村ゆり)と洋貴(瀬戸康史)の気持ちが重なってきます。

そして障害者としての苦悩とはなんなのだろうか。

それぞれの本当の気持ちが見え隠れし、考えさせられる内容でした。

さっそく『パーフェクトワールド』第4話のレビューをしていきます。

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『パーフェクトワールド』第4話あらすじ

樹(松坂桃李)と葵(中村ゆり)の間に、自分が入り込む余地はないことを悟り始めた、つぐみ(山本美月)。

それでも、恋人として樹と過ごす時間はなにより幸せで、つぐみは次第に、自分が葵に代わって樹を支えたいと思うようになる。

一方で、つぐみが献身的に樹を想えば想うほど、洋貴(瀬戸康史)の一途な想いも膨れ上がり、つぐみを思わず抱きしめてしまう。

洋貴はついに「俺はつぐみが好きだ」と樹に宣戦布告をする。

『パーフェクトワールド』第4話あらすじ

樹の生活をもっとサポートしたいと考えたつぐみは、毎日仕事帰りに樹の家へ。

「毎日来てくれなくてもいいんだよ」と気遣いを見せる樹に対し、「会いたいから来てるの」と答えるつぐみだったが、冷蔵庫に葵が作った惣菜を見つけてしまい、思わず嫉妬してしまう。

さらにつぐみは樹に内緒で介護の勉強を始めていた。

連日深夜まで猛勉強する姉を見たしおり(岡崎紗絵)は尽くしすぎだと、あきれ気味。

見かねた洋貴も介護セミナーを終えたつぐみを食事に誘うが、お互いを意識する2人の間には、気まずい空気が流れ…。

『パーフェクトワールド』第4話あらすじ②

一方、感覚がないはずの足に激痛が走り、眠れずにいた樹は、次第に増す痛みに我慢ができなくなり、助けを求めるため、ある人物に電話をかけて…。
出典:『パーフェクトワールド』公式ページ

【ネタバレ】『パーフェクトワールド』第4話の感想

全体の感想

第4話では、それぞれの内面の気持ちがついに表に出てきたなというのが率直な感想です。

障害者である樹(松坂桃李)と晴人(松村北斗)。

障害者と健常者の違いを明らかにする言葉や、それを取り巻く人々の本音に考えさせられる内容となっていました。

個人的には、第4話では晴人の気持ちがとても胸を突き刺す物でした。

「障害を乗り越えるとか、受け入れるとか無理なんだって」という言葉が印象的でした。

晴人を見るのが辛くなりました。

しかし、職場に樹がいるおかげで、晴人の気持ちは治っている部分もあるのだと読み取れました。

障害者にとっての障害は、健常者との違いがコンプレックスになるということではないでしょうか。難しいですね。

本当にこの『パーフェクトワールド』というドラマは、誰もが向き合わなければいけない内容なのに、その過程の難しさや深さを私たちに伝えてくれているように思います。

そして次回、動き出すことが予想される場面で、菅田将暉さんの主題歌「まちがいさがし」の歌詞がとても良いタイミングで流れてきて感情移入してしまいました。

つぐみ(山本美月)の熱い想い

つぐみ(山本美月)の樹に対する想いがヒシヒシと伝わってくる第4話。

前回第3話の長沢さん(中村ゆり)の言葉から福祉についての勉強を始め、資格を取得するという目標を立てるつぐみですが、実際好きな人のためにここまでできる人は少数派だと思います。

つぐみ自身は樹のためだけではなく、自分のためでもあると言っていますが、どう見ても樹のためであり長沢さんへの嫉妬もあるのではないかと感じました。

仕事に勉強となかなかハードなスケジュールをこなしていくつぐみの身体が心配になります。

また、今回でつぐみはとても嫉妬深い女性なのだと感じました。

そして尚且つあまり自分に自信がないのも見て取れます。

樹のことが好きすぎるあまり、周りが見えていないのでは?と思ってしまう程でした。

障害者に起こる「幻肢痛」

幻肢痛とは、足や腕などを切断した箇所に感じる痛みのことを言うそうです。

切断した患者のほとんどが経験する痛みだそうですが、初めて知って勉強になりました。

樹が会議中に幻肢痛を感じ、自分の足にコンパスを突き刺すシーンは衝撃的でした。

感覚がないはずなのに痛みがあるというのは不思議ですよね。

また、幻肢痛は心身症に該当するようで、簡単に言えば心のストレスの問題で起こるというのも不思議です。

幻肢痛の治療のシーンでも、実際にこういった治療が行われていることに驚き、自分の知らないことはまだまだたくさんあるなと感じました。

晴人(松村北斗)の苦悩としおり(岡崎紗絵)への想い

第4話では、晴人が本当に印象的でした。

階段から転げ落ちてしまい、張り詰めた糸がプツンと切れたように抜け殻のようになってしまった晴人。

「しょせん、俺は障害者だから」と、何に対しても諦めている晴人を見るのが辛かったです。

しかし、障害者の人たちは言葉にしないものの、みんなが思うことなのかなと思います。

もともと使えていた身体が事故や病気などで使えなくなってしまった人は、より強いコンプレックスを抱えてしまうのではないかと思いました。

そんな息詰まった晴人の癒しとなったのが、しおり(岡崎紗絵)でした。

第3話のしおりによる晴人への暴言が印象的だったので驚きましたが、しおりの素直な気持ちに晴人も近寄っていったのかなと思います。

しおりはアルバイトでおじさんとカラオケに行き、襲われそうになったところに晴人が現れ追い払います。

そして、しおりは姉には障害者の彼氏がいて、父親に反対されていることを晴人に伝えます。

付き合えないとわかっている晴人ですが、きっと好きなんだろうなというのが伝わってくるので余計に切ないです。

そして去り際に頬にキスするしおり。

なんで?と疑問に思いました。

完全にフった後にキスをするしおりに頭の中が「?」で山積みになりましたが、今後の2人にも注目したいと思いました。

『パーフェクトワールド』第4話まとめ

樹とつぐみは電車で帰宅することに。

駅員を呼びに行こうとしたつぐみは、仕事と勉強の影響で倒れてしまいます。

そのタイミングで線路へと投げ飛ばされるつぐみ、つぐみに手をのばす樹。

そしてホームに入ってくる電車。

つぐみは一体どうなってしまうのか。

つぐみの見舞いに訪れた父から樹に伝えられる言葉に、樹の想いはどう動くのか。

上手くいっていた樹とつぐみに試練が訪れる予感。

迫られる厳しい決断と樹が選ぶ未来とは…?

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