『パーフェクトワールド』第1話あらすじ・ネタバレ感想!松坂桃李×山本美月、障害者への接し方を考えさせられる

出典:『パーフェクトワールド』公式ページ

12年ぶりに同級生と再会をする第1話。

第1話を観終わって率直に感じたのは、誰かを想う気持ちと自分を良く見せたいという気持ちは、無意識のうちに誰にでもある感情だということでした。

障害者である本人とその周りの環境を作り出す人、それぞれの感情を言葉に表すのが難しいと感じるものがありました。

それではさっそくドラマ『パーフェクトワールド』第1話のレビューをしたいと思います。

▼動画の無料視聴はこちら▼

『パーフェクトワールド』第1話あらすじ

12年ぶりの再会は偶然か、それとも運命か―。

恋をあきらめた鮎川樹(松坂桃李)と、初恋相手への恋心がよみがえる川奈つぐみ(山本美月)。2人の愛の物語が今始まる!

学生時代、イラストレーターを夢見ていた川奈つぐみ(山本美月)は、“卒業したら長野に帰る”という約束を父・元久(松重豊)と交わし、東京の大学へ進学したが、卒業後も長野へは帰らず、現在は大学生の妹・しおり(岡崎紗絵)と暮らしながら、インテリアデザイン会社で事務として働いている。

ある日、上司の東美千代(とよた真帆)から、設計事務所との打ち合わせの席に使いを頼まれたつぐみ。

するとそこには、高校時代の同級生で、つぐみの初恋の相手・鮎川樹(松坂桃李)の姿が。

樹は設計事務所の社長・渡辺剛(木村祐一)の元で、学生時代からの夢だった建築士として働いていたのだ。

偶然の再会に胸が高鳴るつぐみは、バスケ部のキャプテンとして活躍していた高校時代の樹の話を一同に聞かせる。

さらに、「もうバスケはやってないの?」と何気なく尋ねるが、次の瞬間、樹が車いすに乗る姿を見て絶句。

実は、樹は大学時代に事故で脊髄を損傷し、歩けなくなっていたのだ。

『パーフェクトワールド』第1話あらすじ①

翌日、無神経な発言で樹を傷つけてしまったと悔やみ、職場まで謝りにきたつぐみを、樹は坂の上の公園に連れ出す。

そこで仕事に情熱を燃やす樹の言葉を聞いたつぐみは、不自由な体以外は、かつての樹のままだと気づく。

そしてひょんなことから、つぐみが一人で行く予定だった美術展に、樹もいっしょに行くことになる。

約束の日、つぐみが出かけた後のマンションの部屋に、つぐみと樹の同級生で、アプリ制作会社の社長・是枝洋貴(瀬戸康史)が訪ねてくる。

高校時代から密かにつぐみに想いを寄せている洋貴は、しおりから、つぐみが樹と出かけたと聞いてショックを受ける。

しかしその頃、つぐみはデートのような状況を楽しむどころか、車いすで外出することの大変さを思い知らされていた。

さらに、事故がきっかけで高校時代からの恋人・雪村美姫(水沢エレナ)と別れ、この先はもう誰とも恋愛する気はないという樹の言葉に戸惑ってしまう。

『パーフェクトワールド』第1話あらすじ②

一方、樹の元には美姫から結婚式の招待状が届いていた。

留守電には、結婚式の前にもう一度だけ会いたいというメッセージも。

その矢先、仕事先で会ったつぐみに「同窓会、行く?」と聞かれた樹は…。
出典:『パーフェクトワールド』公式ページ

【ネタバレ】『パーフェクトワールド』第1話の感想

高校の同級生との偶然の再会

長野県から大学入学と同時に東京へ上京した川奈つぐみ(山本美月)。

上京をしてから12年が経ったある日、初恋の相手である鮎川樹(松坂桃李)と再会します。これは偶然なのか、それとも運命なのか…。

私は心が汚いのか、そんなことが現実にあるのか?と少しの疑問を持ちながら本作を見始めました。

再会した樹(松坂桃李)は、大学時代に大きな事故に遭っており車椅子で生活をしていました。

つぐみは驚きながらも次第に彼を受け入れていくのですが、そんなにスッと受け入れるのはすごいなと思いました。

樹の元カノである美姫(水沢エレナ)や、つぐみの妹の様に多少なりとも重荷に感じてしまう女性は現代ではまだ少なくないと思います。

それは酷いことだと言われれば確かにそうですが、障害者との恋愛は難しいものがあるとも感じます。

人間は自分のことだけでも精一杯なことが多いです。

これは障害者への偏見と言われればそこまでですが、現代ではこの様な考え方の方も多いのが現状です。

本作を見て障害者への偏見を少なくし、恋愛も当たり前になる日が来たら良いなと思いました。

障害者である者の苦悩

高校時代バスケが上手で、何もかも完璧な樹が障害者になることは誰もが予想外であったという設定です。

障害者である樹の心情が鮮明に描写さているなと感じました。

障害者だからといって周りの人に迷惑を掛けたくないだとか、同じ様に社会で生きていきたいというのがヒシヒシと伝わりました。

樹の強いところに考えさせられるものがありました。下半身の感覚が全くない樹はなんでこんなにもモチベーションが高いのか。

そんなことばかり考えていたら話がどんどん進んでいました。

ところが、そんな強いと思っていた樹が弱い姿を見せます。

元カノ(美姫)の結婚式に招待されるが断り、高校の同窓会に出席する樹。

樹は高校と大学で付き合っていた美姫のことを引きずっている中の出来事で、事故後に別れたことにトラウマがあったと思います。

だから彼女と言ってつぐみと同窓会に行ったことに樹の強がりを感じました。

そしてつぐみの前でみっともなく恥ずかしいことをしてしまったことで、2人の距離が急激に縮まった気がします。

自分の恥ずかしい部分がバレてしまうと「もういいや。バレたなら素の自分を曝け出そう。」こんな経験はありませんか?

自分を良いように見せたいのは誰にだってあることではないでしょうか。日本人は特にそう感じます。

それを超えた樹が、次の回からどの様になっているかが気になります。

完璧な人間なんていない

劇中でのつぐみの「完璧な人なんていない。だから1人では生きていけない。」という言葉が心に残っています。

確かにそうだとは思いますが、そう簡単には納得できることではないなとも思います。

それをスッと言って退けてしまうところにつぐみの温かさを感じました。

だからこそ樹も心を開くことができていくのかと思いました。

世界中がつぐみみたいな人ばかりだったらどんなに平和でしょうか。

そんなつぐみにずっと片想いをしているアプリ制作会社を経営している是枝洋貴(瀬戸康史)の恋模様も、今後気になるポイントです。

『パーフェクトワールド』第1話まとめ

要点まとめ
  • 下半身麻痺になり車椅子生活を送っている樹
  • つぐみの初恋である樹への想い
  • 樹の苦悩と強さ
  • つぐみのことを一途に想い続ける是枝洋貴
  • 障害者への接し方とそれぞれの想い

今後2人の恋はどう動くのでしょうか。

引き続き、第2話にも注目しましょう。

▼動画の無料視聴はこちら▼

▼次回第2話も続けて読む▼