主演に『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』のキム・ビョンチョルをはじめ、映画『エクストリーム・ジョブ』のイ・ドンフィ、さらに韓国ドラマ界・映画界の重鎮イ・スンジェと豪華キャストが揃ったドラマ『ペガサスマーケット』。
ストーリーの面白さもさることながら、たくさんのダンスシーンやキム・ビョンチョルの個性的なコスプレなど、SNSでも話題になるほどオールマイティに楽しめるドラマです。
それではさっそく、韓国ドラマ『ペガサスマーケット』をネタバレありでレビューしたいと思います。
韓国ドラマ『ペガサスマーケット』キャスト・登場人物
キム・ビョンチョル / 役:チョン・ボクドン
- 大馬(デマ)グループの会長の右腕として活躍していた理事
- ほんの些細なミスでペガサスマーケットへ左遷され社長となる
- ペガサスマーケットを潰しに来たはずが愛着がわいてくる
- 意外とコスプレ好きなこわもてのおちゃめな社長
イ・ドンフィ / 役:ムン・ソック
- ペガサスマーケットを流通業界1位にしたい熱血店長
- 見た目は少し頼りなさげ、でも母親思い
- ペガサスマーケットを復興させて本社での勤務を夢見る真面目男
チョン・ヘソン / 役:チョ・ミラン
- 大馬グループ本社のできるチーム長
- 専務の命令でペガサスマーケットへスパイとして移動させられる
- ペガサスマーケットで人の温かみに触れ自分が変わることに
イ・スンジェ / 役:キム・デマ
- 大馬グループの会長
- ボクドンを左遷させたが本心がわからない
- 孫のカプの出世を心から願っている
パク・ホサン / 役:クォン・ヨング
- 大馬グループの専務
- いつもボクドンにしてやられ、そして弱みを握られている
- ペガサスマーケットを通して横領や脱税をする悪徳専務
【ネタバレ】韓国ドラマ『ペガサスマーケット』あらすじ・感想
会長の右腕ボクドン「島流し」の巻
韓国流通業界トップの大馬マート、そこに勤務するキム・ボクドンは会長キム・デマの右腕として懸命に働いていました。
ある日の役員会議にて、デマ会長がカーワックスの開発をしようと発言すると、会長の座を狙っているためデマ会長に媚を振るクォン・ヨング専務は拍手で賛同。
そんな中、一人だけありえない!と反論し立ち上がったボクドンなのですが、その後カーワックス計画はすでにライバルグループに先取りされていることが判明!
反論してよかったと思いきや、ボクドンはデマ会長から左遷の命令を受けるのです。
そして行き先は、グループ内で島流し場所と言われている僻地の店舗ペガサスマーケット。
ペガサスマーケットを仕切る店長ムン・ソックは、学生時代からひたすら頑張り、エリート街道を順調に進んで来た真面目店長。
そんな中、クォン専務はソックに「ボクドンの行動を監視し、逐一報告せよ」と指令を出します。
ペガサスマーケットの社長として就任したボクドンですが、やけくそな彼は密かにお店を潰して大馬グループに復讐しようと計画を練ります。
まずは、店員の再募集をソックに依頼するとバンドマンから元銀行員、そして不思議な民族パヤ族の親子や元ヤクザなど、とてつもなく個性的な面々が集まるのですが、彼らを全員採用するボクドン。
そして出勤初日から、パヤ族はお客様をカートに乗せて案内したり部族ダンスの披露をし、ヤクザのインベは時代劇の王様の衣装をまとい、お客様苦情センターに立っています。
さらに、社長のボクドンはなんとひまわりの被り物をして、お客様を出迎えるのです。
かとリーニョ
左遷社長ボクドン「再建!ペガサスマーケット!」を宣言!
ソックはある日、目覚めの悪い夢を見ます。
デマ会長にとある高級料亭へ呼び出されたクォン専務とボクドン。
そこで「デマグループを倒産させる」とボクドンが言っていると話すクォン専務。
ボクドンは「それは誤解です!ペガサスマーケットは、これから必ず!成長しないといけません!地域最大の店になるのです!」と。
しかしその後ボクドンはマーケットの中庭に呼び出され、「首だ」と言われます。
そこで夢から覚めるソック。
本当に夢なのか?それとも現実なのか?動揺するソックですが、何とか出勤します。
ソックが不吉な夢を見たその日から、ボクドンは社員たちに無謀な要求ばかりしてくるのですが、どれも不思議と回りから受け入れられるのです。
例えば、ゲームセンターに立ち寄ったボクドンは、いきなりゲーム機を買い漁りお店に設置!
さらに、お店に父親の遺影をもってきた一人の少女ミジュのかわいそうな話を聞き、涙するボクドンはソックに「図書コーナーで定員として雇い、1日1時間ソックが勉強を教えるように」と指示するのです。
無茶に思われましたが、それを聞いていた主婦層のお客さまの感動を呼び、たちまち高評価を得ることに!
さらに巨大水槽を置き、パヤ族に水中ダンスをさせてお客様を盛り上げるなど、斬新なボクドン節でマーケットの売り上げは急上昇!
クォン専務にスパイとしてペガサスマーケットに贈られたキャリアウーマン・ミランも、そしてソックもいつしかボクドン流の経営に共感し、支持するようになるのです。
ボクドンの功績は、紙面やメディアなどでも通り上げられ、当然デマ会長の耳にも入ります。
ある日、本社に呼び出されたボクドンは会長に「本社に戻れ」と言われます。
ですが、すでにボクドンには本社へ戻りたい気持ちはありません。
なぜなら今まで会長のそばで働いてきて、人間らしい仕事ができず、時には手を血で染めてきたこともあったからなのです。
ボクドンは「今回はお断りします!」とキッパリ断りました。
ボクドンには「勝てない」デマ会長の孫カブとクォン専務
デマ会長には、大切な孫カブがいます。
デマ会長はカブに「ハーバード大学に入り、弁護士になってほしい」との思いがあり、今まで亡き息子の代わりに手塩にかけてカブを育ててきました。
ですが、幼いころから深夜1時まで勉強させられ、外出も禁止だったため行き詰っていたカブを密かに外に連れ出していたのはクォン専務であり、そしていつもトッポギを買ってくれていたのです。
辛い日々の束の間の幸せがトッポギだったカブは、大人になり、いい加減何かを成し遂げなければいけないと追い込まれている状態。
かとリーニョ
会長からこれが最後!と言われて許可を受けるカブとクォン専務ですが、なんとその前にボクドン率いるペガサスマーケットが、チキンの新メニューで他店との競争を勝ちあがっていたのです。
何を考えてもボクドンに先にやられてしまうカブとクォン専務は、ソックを味方につけようと彼に「本社勤務」の話を持ち掛けます。
突然の話で驚くソック。
悩みに悩むソックを心配するミランは、「自分がいいと思う道を進むべきだと思いますよ」とアドバイスします。
かとリーニョ
かつての部下は今…
順調にマーケットも再建しつつある中、ボクドンはかつて強引にリストラしてしまった部下のことを、公園で思い出していました。
やはり気になっていたので、公園にその部下を呼び出したボクドンですが、久々に会った彼はゲッソリ痩せ、大きなザックをかけています。
2人は共に働いていた頃の話を懐かしく話しながら、和気あいあいとしていました。
ですが、部下はボクドンからリストラされてから、自ら事業を立ち上げたのですが、幾度も幾度も品を変えても業績は思わしくなく、とうとうまた失業してしまっていたようです。
部下の持ってきたザックの中身が気になったボクドンが、中身はなに?と尋ねると、部下は過去にボクドンと仕事をしていた時の業績向上記念のトロフィーを出します。
部下は、その記念のトロフィーと共に自殺をしようとしていたのです。
必死に部下の自殺を止めようとするのですが、なかなか手こずるボクドン。
そんな中、部下の自殺を止めてくれたのは、いつも見かける公園の清掃員のおじさんだったのです。
清掃員のおじさんも過去に同じような経験があると話し、部下を立ち直らせるのでした。
「社長ボクドン」か「会長ボクドン」か!?
年末の準備をしているペガサスマーケットで、ミランが会計監査中に不正を見つけボクドンに報告するのですが、彼はすでに不正には気づいていました。
その後、パヤ族が逮捕される騒動もあり、年末にバタバタするマーケット内ですが、すべてはクォン専務の仕業。
ボクドンはすでに気づいていたので、いよいよクォン専務へ反撃を開始します。
一方、トッポギ事業の失敗で閉じこもっているカブからクレジットカードを取り上げ、路上に放り投げるデマ会長。
孫の後継者計画をあきらめる形となったデマ会長は、ボクドンのもとを訪れペガサスマーケットを閉鎖して、本社に戻ってこい」というのですが…。
部屋の外で会話を聞いていたソックは、ボクドンから託された大切な書類をもって会長の元へ。
すべての報告が終了すると「ペガサスマーケットを救ってください!家族を支える多くの従業員がいます!」と言い、「もし断れば?」というデマの質問に「これを警察にもっていきます!」と、不正に関する重要書類を手に堂々と言うソック。
そしてデマ会長は、ある重要事項の決断をソックに託します。
かとリーニョ
その後、挨拶もせずマーケットを出て行ってしまったボクドンに悲しむ従業員。
ですが、しばらくしてまた現れたボクドンに「オファーは断った!」と言われ、従業員は胴上げをして大喜びです。
そして、悪行を働いたカブとクォン専務には、使い果たした会社の資金を返済するまで、僻地の海岸でわかめ漁をするという、いわゆる追放処分が下されました。
無事にボクドンが社長に戻り、平穏を取り戻した中、マーケットの2号店を希望するソックですが、ボクドンは一本だけで勝負する!と言い張って物語は幕を閉じます。
笑って泣けるお仕事コメディ
とにかく笑いあり!涙あり!強烈なキャラクター満載!の久々に面白い作品でした。
かとリーニョ
「まさか子どもたちと楽しめるドラマなんて!」と大興奮でした。
かとリーニョ
こわもての顔つきから生み出す七変化な演技は、彼しかできないのでは?と思います。
また、ビョンチョルとタッグを組んだイ・ドンフィも、優しい人柄の好青年がはまり役!
かとリーニョ
韓国ドラマ『ペガサスマーケット』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
以上、韓国ドラマ『ペガサスマーケット』の感想でした。
韓国で大人気のWEBトゥーンの実写化なので、原作の漫画も見てみたいと思っています。