2011年に公開された『宇宙人ポール』は、SF小説ヲタクと愛嬌のあるエイリアンのドタバタ珍道中を描いたSFコメディ!
- サイモン・ペッグとニック・フロストの名コンビがSFヲタクを熱演!
- イカした宇宙人・ポールの声を演じているのはセス・ローゲン
- 『未知との遭遇』『E.T.』など過去のSF名作へのオマージュが満載
マルコヤマモト
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目次
『宇宙人ポール』作品情報
作品名 | 宇宙人ポール |
公開日 | 2011年12月23日 |
上映時間 | 104分 |
監督 | グレッグ・モットーラ |
脚本 | サイモン・ペッグ ニック・フロスト |
出演者 | サイモン・ペッグ ニック・フロスト ジェイソン・ベイトマン セス・ローゲン クリステン・ウィグ ビル・ヘイダー ブライス・ダナー ジョン・キャロル・リンチ シガニー・ウィーバー |
音楽 | デヴィッド・アーノルド |
【ネタバレ】『宇宙人ポール』あらすじ
SFヲタク、宇宙人との遭遇
イギリスからやってきた2人組のSFヲタクのクライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、コンビでSF小説を書いています。
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アメリカ最大のコミックの祭典「サンディエゴ・コミコン」にやってきた2人は、憧れのSF作家シャドウチャイルド(ジェフリー・タンバー)のサインをもらうことができて大喜び。
コミコンを満喫した後は、2人が最も楽しみにしていたキャンピングカーでのアメリカ西部のUFOスポットめぐりが始まります。
道中立ち寄ったカフェで柄の悪い地元民2人組に絡まれながらも、グレアムとクライブの楽しい旅は続いていました。
エリア51など有名なUFOスポットに立ち寄った2人は大満足。
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しかし、そんな彼らの運転する車を追跡する車が現れました。
カフェで絡んできた2人だと勘違いするグレアムとクライブでしたが、2人のキャンピングカーを追ってきた車は勝手に暴走を始め、勝手に事故を起こしました。
車に乗った人を心配する2人の前に現れたのは人間ではなく、なんとポール(セス・ローゲン)と名乗る宇宙人だったのです…!
あまりの出来事にクライブは失禁して気絶してしまいます。
施設から逃げ出してきたポールは、グレアムに自分を宇宙へ返す手伝いをするように助けを求めます。
1度は躊躇したグレアムでしたが、ポールの「たまには冒険するのもいいだろ?」という言葉に感化され、ポールの手伝いをする決意をしました。
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政府エージェントとの追跡劇が始まる!
ビッグ・ガイと呼ばれる人物から逃げているポールは、グレアムに車を北へ向かって走らせるように指示します。
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その頃、施設から逃げ出したポールを追跡する政府のエージェントたちも動き始めていました。
捜査に当たるのはエージェントのゾイル(ジェイソン・ベイトマン)と、下っ端捜査官のハガード(ビル・ヘイダー)とオライリー(ジョー・ロー・トルグリオ)。
しかし、ハガードとオライリーには自分たちが何の捜査にあたっているか内容は伝えられていません。
グレアムとクライブ、ポールは途中でRVパークに立ち寄り一晩を過ごすことに。
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受付嬢のルース(クリステン・ウィグ)にグレアムは一目惚れしてしまいます。
敬虔なキリスト教徒である父親に厳しく育てられたルースは、もう結構いい年になるにもかかわらず外出すらしたことがありません。
また、ルースは子供の頃にかかった病気の影響で片目が見えず、メガネの右側に黒いレンズを入れています。
ポールはクライブとグレアムに自分がこうなった経緯を話し始めました。
宇宙船が墜落し少女に助けられたものの政府に捕らえられたポールは、その後の地球のカルチャーに大きな影響を与えていたと語り出します。
『E.T.』の治癒能力についてのアイデアをスティーヴン・スピルバーグ監督に与えたり、『Xファイル』のモルダー捜査官もポールのアイデアだと語りました。
次第に打ち解けていた3人がバーベキューをしながらダンスをしていると、その姿をルースに見られてしまったのです!
クライブはポールの正体を知ったルースも連れて行くことに。
しかし、事務所に身分証がわりに預けているパスポートを取りに行く最中、ルースの父親・モーゼ(ジョン・キャロル・リンチ)にポールの姿を見られてしまい、ポールを悪魔とみなしたモーゼからも追われる羽目になってしまいます。
ポールを救った少女
父親と同じくポールを悪魔とみなすルースと口論になったポールは、ルースとグレアムに自分の経験と知識をテレパシーで送り込みました。
感動するグレアムに対し、それでもポールの存在を納得しないルースを車外に呼び出して必死に説得します。
その間ポールはなんとなく疎外感を感じていたクライブを気遣い、2人にやったように自分の経験と知識をテレパシーで送り込み、2人は距離を縮めました。
しかし、あまりにも納得しないルースに対し、ポールは癒しの力を使ってルースの病気の右目を直して見せたのです。
ポールは捕らえられてから60年間も政府に協力し、全ての知識と経験を語り、与えました。
そして次に彼らが求めたのは、ポールの持つテレパシーや癒しの力などの能力についてでした。
しかし、それらを得るためにはポールの脳幹が必要だったのです。
脳を切除され用済みになって捨てられる前に、宇宙へ帰るためにポールは内通者の助けを借りて政府の施設を逃げ出してきたのでした。
仲間の宇宙船に救難信号を送るために、グレアムとクライブはポールのために大きな花火を手に入れます。
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そして、ポールのたっての願いでポールを助けた少女・タラ(ブライス・ダナー)に会いに行くことにしました。
あの時から時が経ち、タラはお婆さんになっていました。
周りの人たちからポールを助けたことを嘘だと噂されてから、タラはずっと孤独な生活を送っていましたが、こうしてポールが再び現れたことで、ようやく自分が正しかったと認めることができました。
『宇宙人ポール』の結末
追手のエージェントたちが現れタラの家を爆破しますが、グレアムたちは間一髪逃げ出すことに成功、タラを連れて宇宙船との合流地点へ向かいました。
合流地点に到着したグレアムたちが花火を上げると、間も無くしてドレスに着飾ったビッグ・ガイ(シガニー・ウィーバー)が現れます。
多勢に無勢で歯向かう術もなくポールが捕らえられそうになりますが、そのピンチを救ったのがゾイル捜査官でした。
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しかし、ルースの父親・モーゼが現れポールを撃ち抜こうと銃を発射、その弾がポールを守ろうとしたグレアムの胸を撃ち抜きました!
胸に大きな穴の開いたグレアムをポールは癒しの力を使って蘇らせます。
そして、救難信号をキャッチしたポールの仲間の宇宙船が到着。
改心したモーゼも含めた全員で、宇宙船をバックに記念撮影をし、ポールは責任をとってタラを宇宙へ連れて行くことに。
それから数年後、メジャーなSF作家になったグレアムとクライブのコンビは、サンディエゴ・コミコンの舞台で表彰されました。
彼らが描いたのは、何とポールについての物語でした。
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【ネタバレ】『宇宙人ポール』感想
ペッグ&フロストはやっぱり最高なSFコメディ
SFヲタク・ミーツ・本物の宇宙人という、その手のマニアにはたまらないコメディでした。
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タバコを吸ったり下ネタをぶっ込んできたり、そもそも宇宙人全員がポールみたいにイケている宇宙人ならばいいですね。
CGなのに本当にその場にいるみたいで愛嬌のあるポールは、しっかりと3人目の主人公として扱われていました。
マルコヤマモト
声の出演を務めたセス・ローゲンの芸達者ぷりが存分に発揮されているキャラクターです。
また、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のサイモン・ペッグとニック・フロストが冴えないSFヲタクを熱演ときたら、もう見ない理由はありません。
この2作を見たことがある人なら間違いなく楽しめると思います。
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この2人、本当に仲が良いのですが作中で何度もゲイカップルに間違われる場面が出てきて、それすらも微笑ましく思えてしまいます。
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宇宙人を宇宙へ返すために奮闘するという物語自体は『E.T.』と同じなのですが、こんなに笑えるドタバタ劇にできるのはペッグ&フロストのなせる技ですし、大人だからの特権!
エンディングはちょっと切ないけれど楽しくて、「いいもの観たな〜」という多幸感は半端ないです。
ヲタクも立派な小説家に成長して、めでたしめでたしのハッピーエンド。
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SNSでのみんなの感想・評判
🎥宇宙人ポール
スラング多めのイケてる作品。ポールは最後まで可愛かったな👽。SF作品の小ネタもたくさんあって面白かった。某超有名監督との会話は笑った😂話もよく出来てたし、これは何度も観たい作品ですね。#映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/cE1zOqdg16
— ドシャブリ☂️ (@mpCl8iLJhBjvStd) August 16, 2020
「宇宙人ポール」大人向けの「ET」って感じ。下ネタ多くてゲラゲラ笑いながら最後ジンワリ感動できる。ポスター見る限りあまり興味引かれなくて敬遠してきたけど、最近サイモン・ペッグにハマってるおかげでいい作品に出会えた! pic.twitter.com/fF2a7eNBmH
— あやゴリ (@ayagorigorish) August 12, 2020
宇宙人ポール
2人のイギリス人のSFオタクとよく喋る宇宙人のコメディ
色々なSF映画のオマージュが色々とちりばめられてるので、見てて本当に楽しい!
とりあえずこれを見ておけば、突然宇宙人に会っても失禁と卒倒はしないで済むと思う#映画メモ pic.twitter.com/L79tFNb2P1— ゆりっへ*✩ (@yurippe_momo) August 11, 2020
マルコヤマモト
ポールを追跡する黒幕のビッグ・ガイは男性かと思いきや、何と登場したのはドレスを着飾ったシガニー・ウィーバー!
シガニー・ウィーバーといえば『エイリアン』シリーズでエレン・リプリーを演じたあの女優が、今作では悪役として宇宙人を追い詰める側に。
マルコヤマモト
意外と豪華なキャスティングですが、その他にもポールがアメリカのカルチャーに影響を与えた場面で電話をしている相手としてスティーヴン・スピルバーグ監督自身が声の出演を果たしています。
『宇宙人ポール』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
マルコヤマモト
- SFヲタクと宇宙人のドタバタ珍道中に爆笑&最後はホロリの王道ストーリー
- シガニー・ウィーバーやスティーヴン・スピルバーグなどカメオも豪華!
- 安定のサイモン・ペッグ&ニック・フロストコンビ!観終わった後の多幸感が半端ない。
アメリカが実際にUFO調査チームを結成したことでも最近話題になっていますが、もしかしたら私たちがポールに出会う日も近いのかもしれません…!
そう考えると楽しみなようなちょっと恐怖なような感じもしますが、もしもポールのような宇宙人だったら絶対に仲良くしたいですよね。
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