精神病院から権威主義ではない医療で世界一の医者を目指し、無料の診療所をオープンさせるまでの物語は「本当に実話?」と疑ってしまうほどの魅力的な物語。
『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』には名シーンがいくつもあり、心が暖かくなるファミリー映画として、そして時代に残る傑作として歴史に名を刻んでいます。
思わず誰かに会いたくなる、そんな映画ですね。
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目次
『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』作品情報
作品名 | パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー |
公開日 | 1999年3月20日 |
上映時間 | 115分 |
監督 | トム・シャドヤック |
脚本 | スティーヴ・オーデカーク |
出演者 | ロビン・ウィリアムズ モニカ・ポッター フィリップ・シーモア・ホフマン |
音楽 | マーク・シャイマン |
【ネタバレ】『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』あらすじ・感想
アダムスが自分の天職に目覚めたのは、医者じゃなく患者のおかげだった?
前半は、ハンター・アダムス(ロビン・ウィリアムズ)が医学の道に進むまでの過程が描かれます。
アダムスが「自分の天職は医者だ!」と気づかせてくれたのは、自身が自殺未遂で入院していた精神病院で出会った医者ではなく、なんと患者だったのです。
精神病院のため、病院内には人から煙たがられるような存在ばかり。
そこでアダムスは、ユーモアを持って手助けし、心を繋いでいく過程で、自分の心も癒されていることに感動します。
同室の患者ルディの「リスが怖くてトイレに行けない」という妄想に付き合ってあげて、妄想のリスを妄想の武器で撃破する場面は、最高に笑えて一気に映画に引き込まれる最初の場面です。
さらに、有名実業家のアーサー・メンデルソンがアダムスに残すセリフも名言です。
「人が恐怖や怠惰で見ようとしないものを見ろ。新しい世界が見えてくる」
アダムスはこの言葉を大切にして、医者になるまでの困難に立ち向かっていきます。
そんなアーサーに、“パッチ”というニックネームを命名されます。
この精神病院での出会いや経験は、この後のアダムスの人生において信念のようなものに変わっていきます。
まさにパッチ・アダムスの誕生の瞬間です。
とにかくパッチ・アダムスの魅力が溢れる!人を喜ばせまくる学生生活
権威主義ではなく思いやりに溢れた医者を目指す、という強い意志を持ったアダムスは、いよいよ医科大学に入学します。
人との触れ合いを大切にするアダムスは、1日も早く患者と触れ合いたいと思い、授業の合間を縫って病院に潜り込みます。
まずは、ベッドで元気がなさそうに横になる子供たち。
アダムスは子供たちを楽しませようと、部屋中の医療道具を使って、子供たちに笑いを提供します。
その他にも、ベッドに寝そべる老人や看護師が敬遠してしまうほどの暴れる患者と仲良くなったり…。
気づけば、看護師と患者はみんなアダムスのことが大好きになって、全体の投薬量や問題が減少したほど。
そして、愛する女性カリンの誕生日には、部屋を風船で埋め尽くす演出!
これは誰もが一度はやってみたくなっちゃいます!
そんなアダムスは、学校や病院ですっかり人気者になっていくのです。
しかし、そんなアダムスを良く思っていない人も出てきます。
それが、学業に全てを注ぎ込むルームメイトや権威主義の学校長です。
古くから伝わるような伝統的な医学を重んじる人たちにとっては、アダムスは医者の権威を落とす存在として煙たがれます。
物語は、この人たちとの重圧と戦うアダムスに悲劇が襲い急展開します。
大きな悲劇が起きる!どん底からの復活劇
病院ではすっかり人気者のアダムスですが、患者との接触は3年生からというルールを破ったとして、学校長に幾度となく注意を受けます。
さらに、病院で自分の子供が事故に遭い取り乱す母親に遭遇。
書類を書かないと面会できないと説明されている場面に出くわします。
その他、保険証がないと医療を受けられないという医療システムに疑問を抱き出すアダムス。
そんなアダムスは、ついに先に述べたアーサーの教えの後押しもあり、無料のクリニックをオープンさせることを決断します。
しかし、そのクリニックで「カリンの死」という大きすぎる悲劇がアダムスを襲います。
カリンの死は、クリニックの開設を誘った自分の責任だと感じてしまい、大学退学と医療から離れてしまうアダムス。
そしてカリンとの思い出の場所へ行き、自分も身投げをしようと考えます。
しかしその時、アダムスの胸元に一羽の蝶が止まります。
「自分も綺麗で汚れのない蝶になりたい」
と言うカリンの言葉を思い出し、カリンを感じたのでしょう。
身投げをやめて、再度大学に戻り、世界一の医者になるという夢に向かい出します。
そこに立ちはだかるのが、この事件を理由に卒業と医者免許の剥奪を考える学校長です。
すでに大きな悲劇を乗り越えたパッチは、ルームメイトの「裁判参加は全員医者だ。心に訴えろ」というアドバイスに従い、裁判に臨みます。
涙溢れてくる映画史に残る名シーン
医療免許なしで医療行為を行ったか?という質問から始まる裁判。
この裁判のシーンは、涙なしでは見ることができません。
アダムスは自分がしたことの正当性よりも、世界一の医者になるという夢と自分の目指す医療への情熱を語ることで、聴衆を仲間につけようとします。
ここでのパッチ・アダムスのスピーチは、映画史に残る名場面です。
アダムスが持つ人への愛情の深さ。
人を手助けしたいという情熱。
権威性のない医療への熱い想い。
これは医療に携わる人でなくても、この世界に生きる人間ならば心打たれること間違いなしです。
明日から何か夢に向かって走り出したくなるような、人が恋しくなって人助けしたくなってしまうような、そんな風に思わせてくれる貴重な名作です。
『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
とても実在しているとは思えない、だけどこれは真実。
パッチ・アダムスの実話を元に作られた物語なのです。
こんな人で溢れたら、きっと世界はもっと良くなると思わせてくれる素晴らしい映画です。
大切な人と見てもよし、友達と見てもよし、家族でも見てもよし。
昔ながらの心揺さぶる絶対的映画として、これからも残っていく名作でしょう。
ぜひ、時間を作ってみてみてくださいね!
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