アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』第9話あらすじ・ネタバレ感想!温泉旅館に全員集合の日常回?!

©Paradox Live THE ANIMATION

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avexとGCRESTが送るHIPHOPメディアミックスプロジェクト『Paradox Live』がついにアニメ化!

楽曲とボイスドラマを中心に展開されてきた同コンテンツは、キャスト陣によるリアルライブなども開催され、大きな盛り上がりを見せてきました。

物語の舞台は、”ファントメタル”という特殊な金属の発見により、HIPHOPシーンが新たな潮流を迎えた近未来。

エクストラバトルへの出場が決まったBAE。

骨休めと合宿を兼ねて山奥の温泉を訪れると、偶然にもそこで悪漢奴等の一行と出会います。

宿の女将から、捕まえた者に幸運をもたらすという”ある生き物”の伝説を聞いたアレンと紗月は、ゲットするべく動き出しますが……。

早速、第9話「BREAK」をレビューしていきます。

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アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』前回第8話あらすじと振り返り

悪漢奴等との一戦の前に緊張が高まるBAE。

これに勝てば、決勝への道が見えてきます。

そんな中、夏準はスラムの一角で依織と遭遇し、夏準が抱える”ある事情”を見抜かれていることを知りました。

しかし、どうしても勝利したい理由がある夏準は、依織の忠告をはねつけます。

そして、舞台の幕が開き、ステージに立つBAEでしたが、途中で夏準が倒れてしまいました。

実は、夏準はトラップ反応が酷く進行しており、スラム街の闇医者に通うほどだったのです。

夏準の様子を見て手遅れだと告げる依織に、アレンとアンは何か方法はないのかと縋ります。

二人の姿に、仲間のために命を懸ける覚悟を認めた依織は、夏準のメタルを通して意識の中へ潜り込むという一か八かの方法を教えました。

アレンとアンは、夏準の意識の中で彼のトラウマである幼少期の出来事を目の当たりにし、そんな彼のすべてを受け入れて救い上げようと手を伸ばします。

勇気を出してかけがえのない仲間の手を取った夏準は、アレンとアンとともに目を覚まし、意識を取り戻すことができました。

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【ネタバレあり】アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』第9話あらすじ・感想

幻影ラッパーたちが大集合?

途中棄権からの復活を果たし、悪漢奴等とのバトルに勝利したBAEは、同じく2勝しているcozmezとのエクストラバトルが決まり、優勝まであと一歩。

アレンは優勝すれば憧れの武雷管と戦えるため気合い十分で、cozmezとの再戦にも燃えていました。

そして、エクストラバトルへ向けて合宿をしようと提案します。

アンと夏準はあまり乗り気ではありませんでしたが、やがて了承し、アレンが手配した宿へ向かうことに。

ホームページを見る限り新しそうだった綺麗な宿は、実際には山奥にある古びた温泉旅館でした。

想定外のことに戸惑いながらも宿泊を決めたBAEは、そこで悪漢奴等の一行と遭遇します。

メンバーの善がボディビルのコンテストで優勝した際に賞品としてこの旅館の宿泊券を獲得し、みんなでへ旅行しに来ていたのです。

一同が顔馴染みだと知った女将(CV.平野文)は、みんなで「レインボーネオンクワガタ」を探しに来たのかと尋ねます。

「レインボーネオンクワガタ」は宝石のように美しい虹色に輝くクワガタで、捕まえた者に幸運を運んでくるといわれている存在だそうです。

女将の説明の胡散臭さに誰もが単なる言い伝えだろうと思う一方、アレンと紗月だけはすっかり信じてしまい、「レインボーネオンクワガタ」を捕獲しようと意気込んでいました。

彼らの様子をこっそり覗き見ていたcozmezの二人は、この旅館でアルバイト中でしたが、誰かが騙されるような話は金儲けになるかもしれないと考え、何かを企み始めます。

その頃、TCWの面々は山道で立ち往生していました。

乗っていた車が故障してしまい、身動きが取れなくなってしまったのです。

西門が仕方ないので近くで宿を探そうと提案し、四季が宿探しを引き受けたところ、リュウが何かを発見します。

それは「レインボーネオンクワガタ」の貴重性を知らせる温泉旅館のチラシでした。

匋平が「嘘くせえ」と嘲笑った瞬間、彼らのそばを通り過ぎていく「レインボーネオンクワガタ」の姿が……。

リュウは驚きながらも、その気になってしまいました。

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導かれるようにして同じ旅館へ集まってきた幻影ラッパーたち。 バトルなしの日常回が始まる……?

それぞれの痛みと絆

アレンは「レインボーネオンクワガタ」を探すために森へ出掛けて行ってしまい、アンと夏準は部屋で二人きりになります。

誰もが迷信だと思うような出来事を信じ込んでしまうアレンの素直すぎる性格について、呆れる夏準と、「そこがいいところなんだけどね」と心配するアン。

アンは夏準の身体のことも心配しており、体調はどうかと声を掛けますが、夏準は医者に驚かれるほど回復したと語ります。

メタルを使い始める前ほどに治った身体は奇跡的だそうで、アレンとアンが助けてくれたことに感謝しつつ、何故あんなに危険なことをしたのかと尋ねました。

すると、アンはあの時と同じように「そんなの当たり前じゃん。 夏準がいなきゃBAEじゃない」と微笑みます。

一方その頃、紗月、北斎、玲央も「レインボーネオンクワガタ」を探しに出ていました。

紗月は、互いに正々堂々と戦ったバトルでBAEに負けたことに対し、悔いはないと言いつつも、「レインボーネオンクワガタ」探しでは負けたくないと複雑な感情を露わにします。

そんな紗月の気持ちを汲み取った北斎は、先に見つけられれば「兄貴たちも喜んでくれるかもしれない」とフォローしました。

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敗退が決まったチームにも、もちろんさまざまな想いが……。 悪漢奴等の絆の深さが垣間見えます。

リュウと四季も森の中で「レインボーネオンクワガタ」を捜索中。

その途中、リュウは「おばけの子(=那由汰)は見つけた?」と問いかけます。

四季は、見つけはしたものの那由汰が記憶喪失になっていたと明かし、自分のことは忘れられていたと告げました。

すると、リュウは「痛いね……」と呟きます。

トラップ反応もなく、痛みがわからないリュウでしたが、四季が悲しそうだと胸がギュッとなるというのです。

「……痛いってことはきっといいこと。 生きてるってことなんだ」

みんなと「お揃い」になりたいリュウの言葉に、四季は小さく微笑みました。

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チャンスを逃すな

アレンは「レインボーネオンクワガタ」を発見し、ついに捕獲!

しかし、籠に入れた瞬間、横から奪われてしまいます。

その犯人は、人の手柄を横取りしようと企んでいたcozmezの二人でした。

アレンと珂波汰は籠を奪い合ううちに崖から転がり落ち、「レインボーネオンクワガタ」を逃がしてしまいます。

二人とも無事でしたが、身体中に傷をつくってしまいました。

露天風呂へ向かったアレンは、お湯が染みて痛む擦り傷を押さえます。

すると、居合わせた紗月に一度捕まえたものを逃がすなんて、と揶揄われてしまいました。

反論するアレンでしたが、紗月は今回の出来事をバトルと重ねていたことがわかります。

「チャンスを手に入れたんだ。 今度こそ絶対逃がすなよ」

そう言われたアレンは、先日のバトルで夏準を助けることができたのは悪漢奴等がいてくれたからだと感謝し、エクストラバトルでも勝利すると誓います。

紗月、北斎、玲央とその決意を共有していると、彼らの頭上を「レインボーネオンクワガタ」が飛び去っていきました。

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アレン、紗月、珂波汰は育った環境や性格は違えど、とても近しい情熱やハートを持っています。 バトルへ向ける覚悟を宣言できる相手がメンバー以外にもいるなんて、いつの間にか良い関係性を築いていますね。

エクストラバトルに忍び寄る影

善と匋平はサウナ、アン・夏準と西門・依織は卓球など、それぞれが旅館での夜を楽しんでいます。

そんな中、アルバイト中の珂波汰を引き止めたアレンは、珂波汰との再戦への想いを語りました。

前回のcozmezとのバトルでは、初めて面と向かって誰かにディスられるという経験をしたアレン。

しかし、そのディスをぶつけてきた珂波汰の育った環境やHIPHOPへの考えを知り、世界が広がったのも確かでした。

自分だけでなく、アンも夏準も命を懸けて大切なものを守ろうとしていると話すアレンに、珂波汰は「いちばん大切なものってなんだ」と尋ねます。

アレンは、自分の音楽で自分を証明すること、自分を縛り閉じ込めるものをぶちのめし、自分たちは間違ってないんだって認めさせること、と告げました。

アレンの答えを受けて、珂波汰は「やっぱ気に食わねえ」と呟きます。

その一方で、エクストラバトルの相手がアレンで良かったと言いました。

「今度こそ地獄を見せてやるよ」と笑った珂波汰と、アレンは拳を突き合わせます。

しばらくして、一人になったアレンのもとに「レインボーネオンクワガタ」が飛んできました。

幸運を運んでくるという言い伝えとは裏腹に、彼の背後に忍び寄る黒服の男(CV.大泊貴揮)が……。

男は「お父様がお呼びです」と告げます。

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アレンの音楽性を否定し、トラウマの原因にもなっているアレンの父親……。 一体何を考えているのでしょうか。

同じ頃、西門と依織は以前も話題にしていたParadox Liveの裏について話し合っていました。

アルタートリガー社が動いているのではないかという視点から、Paradox Liveの参加者が意図的に集められた可能性を考えます。

TCWは言い渡された拠点の立ち退き料とバトルの優勝賞金が同額であり、悪漢奴等は亡くなった「親父」が資金援助に一枚噛んでいました。

さらに、BAEの夏準の実家である燕財閥は今も資金を投入しているという噂が……。

どのチームもアルタートリガー社との浅からぬ因縁があり、西門はcozmezの二人も何らかの関係があるのだろうかと呟きます。

目下調査中だという依織は、次の最終戦――エクストラバトルでは、何か大変なことが起こるかもしれないと語りました。

アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』第9話まとめ

いかがだったでしょうか。

温泉旅館で休暇を楽しみ、敵同士が健闘を称え合う日常回でしたが、だんだん不穏な方向へ……。

アレンがトラウマの原因となっている父親に呼び出される、アルタートリガー社の怪しさが浮かび上がってくるなど、いよいよ物語の核心を捉えるようなエピソードに突入しそうです。

アルタートリガー社の研究室を歩く例の研究者のカットや、雲隠れしていると見られる武雷管・修羅の姿も描かれ、エクストラバトルに向けてステージの裏でも何かが起こっている模様。

Paradox Liveを疑う大人チームの動向にも注目しつつ、エクストラバトルの展開に期待したいですね。

次回、第10話も楽しみです。

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