avexとGCRESTが送るHIPHOPメディアミックスプロジェクト『Paradox Live』がついにアニメ化!
楽曲とボイスドラマを中心に展開されてきた同コンテンツは、キャスト陣によるリアルライブなども開催され、大きな盛り上がりを見せてきました。
物語の舞台は、”ファントメタル”という特殊な金属の発見により、HIPHOPシーンが新たな潮流を迎えた近未来。
中古レコード店で「武雷管」のレア盤を見つけたアレン。
購入資金を稼ぐため、アルバイトをしようと決意します。
一方、「悪漢奴等」の北斎・紗月・玲央も同じレコードに目をつけていました。
資金稼ぎのため、依織から仕事をもらった3人は、「The Cat’s Whiskers」のリュウの身辺調査に向かいますが……。
早速、第6話「SECRET」をレビューしていきます。
目次
アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』前回第5話あらすじと振り返り
任侠一家の「悪漢奴等」は、ある事件のトラウマをともに抱えており、血の繋がりはないものの互いを”家族”として大切に想っています。
ある日、繁華街を訪れた北斎、紗月、玲央は、そこで偶然ゴロツキに絡まれていた人物を助けました。
なんとそれは、次の対戦相手・「cozmez」の珂波汰で、行方不明になった弟の那由汰を探しているといいます。
血の繋がらない家族である悪漢奴等、血は繋がっているが二人きりの家族であるcozmez……。
那由汰を捜索するうち、彼らはそれぞれの「家族」のかたちに改めて向き合います。
やがて那由汰が見つかり、良き友人のようになった一同でしたが、ステージではライバル同士だと健闘を祈って別れました。
BAEのアレンや悪漢奴等の紗月との対話を経て、少しずつ変わっていく珂波汰の姿を見た那由汰は、とても嬉しそうに笑います。
しかし、珂波汰には相変わらずその理由がわかりませんでした。
【ネタバレあり】アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』第6話あらすじ・感想
中古レコード店にて
中古レコード店で「武雷管」のレア盤を発見したアレン。
値札に書かれた20万という文字を見て悩んでいると、TCWの西門と匋平がやって来て、アレンと同じく値段を見て躊躇います。
そんな中、偶然通りかかった夏準は、ショーウィンドウの前で頭を悩ませているアレンを見つめ、声もかけずに不敵な笑みを浮かべるのでした。
後日、アレンがスマホでバイトの求人情報を眺めていると、アンが近寄ってきてスマホの画面を覗き込もうとします。
レア盤のためにバイトをしようと考えていることを秘密にしたかったアレンは、必死に抵抗しました。
そこへ通りかかった夏準は、騒いでいたアレンとアンに皮肉を言いながら、どこかへ出掛けていきます。
一度本音をぶつけ合い、改めて絆を深めたBAEの三人ですが、夏準は相変わらず秘密主義で行き先を教えてくれることはありません。
まだ何かを隠している夏準に対し、寂しさを覚えるアレンに、アンは自分たちだけでも秘密はなしにしようと言って、アレンのスマホを奪い取りました。
一方、アレンと同じレア盤を狙っている悪漢奴等の紗月、玲央、北斎は、資金稼ぎのために兄貴分の依織から仕事を貰います。
それは、TCWのリュウに関する情報を集めることでした。
紗月たちは、TCWのメンバーであり、リュウと行動をともにしている四季の学校帰りを待ち伏せて、情報を聞き出そうと雷麺亭へ連れ出します。
西門に拾われた者同士ではあるものの、リュウについてはあまり聞いたことがないし、知らないことが多いと話す四季ですが、リュウにはトラップ反応がないのだと明かしました。
紗月たちはリュウの特殊な体質に衝撃を受けますが、雷麺亭の店主――修羅もこっそりと驚きの表情を浮かべます。
その時、四季の気配を察知したリュウがどこからともなく現れました。
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リュウのお願い事
翠石組を訪れたcozmezの珂波汰は、依織からバイトの給料を受け取ります。
那由汰を一緒に探してくれた紗月、玲央、北斎に情を感じている珂波汰は、彼らがファントメタルの真実について知っているのかどうか問いかけました。
ファントメタルの副作用は周知されているものの、本当の意味での危険性を知っている者は少ないようです。
珂波汰は依織から貰っている仕事でそれを目の当たりにしているうえ、悪漢奴等の絆を知ったため、依織が家族である紗月たちを危険に晒していることに思うところがありました。
しかし、依織は珂波汰の言葉を遮り、お互い様だといって誤魔化します。
珂波汰が帰ったあと、善と二人きりになった依織は、紗月たちに真実を打ち明けようかと考えを巡らせました。
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その頃、紗月たちはリュウ本人から情報を聞き出すため、リュウの願いを叶えるべく行動をともにしていました。
ゲームセンターのUFOキャッチャーで謎の商品を取らされたり、カレー屋で激辛カレーを食べさせたりと、自由人なリュウに振り回されます。
願いを叶えて質問権を得ても、リュウの返答は掴みどころがなく、核心に至ることはありません。
そんな中、彼らが向かう場所には毎回アレンがおり、ゲームセンターやカレー屋でバイトを掛け持ちしている様子が見られました。
夏準の秘密、四季の秘密
夏準は病院のようなところにいました。
医師は、夏準の「メタルとの親和性が非常に高い」ところを指摘し、「あとは責任持てないよ」と厳しい表情で告げます。
真剣な表情で帰路につく夏準は、アレンやアンのことを思い浮かべながら、「あと少しでいい……今立ち止まるわけにはいかないんだ」と一人呟きました。
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一方その頃、リュウの願いを叶えることで質問権を得た玲央は、「リュウはTCWに入る前、どこで何してたの?」と尋ねました。
するとリュウは、「白い壁の大きなお家でいろんな人と遊んでた」「あれ? リュウくんが遊んであげてたんだっけ?」と、自分でも不思議そうにしています。
しかし、一同を置いてきぼりにして、次のお願いを聞いてもらうべく足早に去っていきました。
リュウからの最後のお願いは、幽霊が出るという廃ビルで肝試しをすることでした。
ここまでおとなしく同行していた四季でしたが、リュウが指差した廃ビルの屋上を見た途端、怯えたように震え出し、しゃがみ込んでしまいます。
一同は肝試しを中止し、その場を離れることにしました。
顔面蒼白な四季に、自分のせいかと慌てるリュウ。
四季は自分が悪いのだといって、落ち込んでいました。
そこで、紗月、玲央、北斎、そしてリュウが即興でラップバトルを披露し、四季はようやく笑顔を見せます。
それでも遠くに見える廃ビルの屋上に目をやっては、不安そうな表情を浮かべました。
レア盤の行方
アンが働くキャバクラで黒服のバイトをしていたアレンのもとに、思わぬ来客が……。
それはすべてを見抜いていた様子の夏準でした。
夏準は自分だけアレンのバイトのことを教えてもらえなかったといって、仲間外れでひどい、悲しいと口にしますが、実際には1ミリも思っていなさそうな顔をしています。
むしろ、どこか楽しそうな雰囲気を醸し出していました。
その頃、例の中古レコード店に集まったTCWの西門と匋平、悪漢奴等の紗月・玲央・北斎は、「武雷管」のレア盤が売り切れていることに衝撃を受けます。
皆が狙っていたそのレア盤を手に入れたのは、夏準だったのです。
アレンにレア盤を見せつけた夏準は「買値の5割増しでお譲りしますよ」と意地悪く笑って、アンに「さすがドS腹黒王子……」と言わしめるのでした。
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一方、リュウとともに帰路についた四季は、あることを打ち明けようと立ち止まります。
「あのビルの幽霊はね、きっと僕の友達」と話し始めると、こう続けました。
「僕はあの場所で、とても大事な友達を……殺したんだ」
アニメ『Paradox Live THE ANIMATION』第6話まとめ
いかがだったでしょうか。
「武雷管」のレア盤を中心に、Paradox Live参加者たちが動きを見せる第6話でした。
仲間、家族を思うあまりに秘密を抱えている人々の姿が映し出され、それぞれのチームの関係性も垣間見えましたね。
人知れず病院に通っている夏準、組の若い衆に隠し事をしている依織、そして、友達を殺したと明かした四季。
今後の展開が気になるラストシーンでした……。
リュウの特異体質に反応を示していた修羅についても、まだ何も語られていないので、ストーリーがどう繋がっていくのか要注目ですね。
次回、第7話も楽しみです。