35歳の速水(栗山千明)が老衰で亡くなりました。
亡くなった速水は、最上友紀子(岸井ゆきの)の研究パートナーだった人です。
3年前、最上が研究を封印して科学界を去った後、速水も研究者を辞めていました。
しかし、速水は、自分たちが研究していたウイルスで亡くなったようで‥。
最上たちが研究を封印した理由は、何だったのでしょう。
その研究と、速水が老衰で亡くなった事に因果関係はあるのでしょうか?
第5話は、過去と向き合う最上に注目です!
目次
ドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』前回第4話のあらすじと振り返り
ここ半年で、不自然な飛び降り自殺をする人が頻発していました。
小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)たちがその原因を探ったところ、全員がVRゲーム・ジョインのプレーヤーだった事が分かります。
ジョインは、動画や写真を取り込むだけで、リアルなバディを再現する事が可能なVRゲームです。
小比類巻は、妻・亜美(本仮屋ユイカ)の動画と写真を取り込み、ジョインをプレーします。
一方、ジョインの開発者が、天才少年・隆であることを突き止めた最上友紀子(岸井ゆきの)。
隆は、亡くなった幼馴染と遊ぶためにジョインを作りました。
転落事故で寝たきりになった後、半年前に亡くなった隆は‥。
【ネタバレあり】ドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』第5話あらすじと感想
老衰で亡くなった女性
喫茶店にいる最上友紀子(岸井ゆきの)は、なかなか来ない相手を待ちながら、イチゴパフェをキープしておくよう店員に頼みます。
その頃、道で倒れた女性が救急車で運ばれました。その女性・速水(栗山千明)は、35歳にもかかわらず老衰で亡くなったのです。
実は、最上が喫茶店で待っていたのは、老衰で亡くなった速水でした。
研究パートナーだった最上と速水は、3年前に研究を辞めてから会ってはいません。
しかし、速水から連絡が来て、最上は約束の場所で速水を待っていたのです。
ミルトモ 編集部
プロメテウス・ウイルス
3年前、科学は人類の光と思っていた最上。
最上の研究パートナー・速水は、「その光を生み出すのが博士(最上)」と言います。
最上と速水の研究は、ウイルスから生命の起源を突き止める事でした。
ある日、最上は偶然、老化を止めるウイルスを見つけます。
そして、そのウイルスをプロメテウス・ウイルスと名付けました。
-プロメテウス・ウイルスの特徴-
・老化を止める
・常温で半日しか生きられない(そのため、-80℃で保管)
・感染力が低い
・激しい振動で一気に活性化して気化する
最上たちは、プロメテウス・ウイルスを人間に応用するため、実験動物(猿)にウイルスを感染させて経過を見ていたのですが‥。
ミルトモ 編集部
プロメテウス・ウイルスの副作用
プロメテウス・ウイルスに感染した実験動物は、生命活動を維持するために大量のエネルギーが必要でした。
その実験動物が、大量のエネルギーを摂取する方法は‥。
最上は、全てを破棄して研究を封印しました。
その後、最上は科学界を去り、速水も研究者を辞めてサイエンスライターになります。
そんな速水が感染していたウイルスは、プロメテウス・ウイルスの変異株だったのです。
ミルトモ 編集部
特許申請
子供に手品を披露していた男性・河合(42歳)が、速水と同じ症状で亡くなります。
実は、河合は、速水が持っていたウイルスを盗んで感染したのです。
さらに、ウイルスの入った小瓶を、河合の手品を見ていた男の子が持っている事が分かります。
長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)は、その男の子を見つけ、ウイルスを回収する事に成功するのですが‥。
一方、亡くなった速水は、ラボを借りてプロメテウス・ウイルスの研究を続けていたことが分かります。
プロメテウス・ウイルスの副作用(共食い)が無くなったことを確認した速水は、そのウイルスの特許申請をしようとしていました。
しかし、速水が作った変異株は、自分自身をエネルギーとして使い果たしてしまう副作用があったのです。
ミルトモ 編集部
妻・亜美(本仮屋ユイカ)の幻影
河合がウイルスを盗むことが出来たのは、速水がプロメテウス・ウイルスを運び出した(ラボ付近一帯で停電があった)からでした。
小比類巻は、停電があった日に、速水がひったくりに遭った事が気になっています。
一方、速水が書いた特許申請書には、最上の名前も記載されていました。
最上は、イチゴを用意して亡くなった速水を悼みます。
何故なら、速水はイチゴが大好きだったからです。
その後、娘・星来(鈴木凜子)と一緒に歩いていた小比類巻は、道の向こうに妻・亜美(本仮屋ユイカ)とそっくりの女性が歩いているのを見かけるのでした。
ミルトモ 編集部
ドラマ『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』第5話まとめ
老化を止めるウイルス(プロメテウス・ウイルス)を発見した最上は、自分の研究が人類の光になると思っていました。
しかし、恐ろしい副作用を目の当たりにして考えが変わったのです。
プロメテウス・ウイルスとその変異株の副作用は、どちらも怖い副作用で、それが蔓延したら大変なことになってしまいます。
最上が研究を封印したのは、正しい判断だったのでは‥。
しかしその一方で、老化のメカニズムをもっと詳しく知り、老化を止める方法があれば、早老症の人を救うことも出来るのではないかとも思いました。
第5話では、人類の光である科学が、使い方によっては闇にもなることを学びました。
ところで、最後に現れた亜美は、第6話の伏線なのでしょうか?
第6話で、科学犯罪を扱う小比類巻たちが、幽霊や心霊現象にどう対応するか楽しみです!