山本(高杉真宙)は古賀(中村蒼)から福岡の新会社に移ることを打診されます。穂香(波瑠)はそれを応援しますが、山本は穂香を1人残して福岡に行く決意が出来ません。
山本の夢とキャリアを優先させたい穂香と、穂香を優先させてしまう山本との間に次第に溝が出来てしまい・・・。
一緒にいるためにどうしたらいいのか、2人が出した答えとは?
目次
ドラマ『わたしのお嫁くん』 前回振り返り
君子(ヒコロヒー)の結婚が決まったことで、『結婚』の文字が現実的になってきた穂香(波瑠)。
そんな時、山本(高杉真宙)との交際が会社側に伝わったことで、穂香にはキャリアアップの話が舞い込み、さらには赤嶺(仁村紗和)からはカップルや夫婦は同じ部署にいられないという暗黙のルールがあることを伝えられます。
自分のせいかもしれないと責任を感じる穂香。山本は“嫁”として自分のキャリアや夢を犠牲にしようとします。
穂香は「少し距離を置いた方がいいと思う」と言って家を出てしまいました。
【ネタバレあり】ドラマ『わたしのお嫁くん』第11話あらすじと感想
嫁に来ん?
「私達、少し距離を置いた方がいいと思う」
山本(高杉真宙)からプロポーズを受けた本か(波瑠)は、そう言って家を出て行ってしまいました。その直後、古賀(中村蒼)が山本を訪ねてきて一言。
「山本君、俺のところに嫁に来ん?」
古賀が福岡の新会社の人材として狙っていたのは、実は穂香ではなく、山本の方でした。
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てっきり穂香が連れていかれると思った山本は、それを阻止するために焦ってプロポーズをしてしまったのです。
山本は穂香に土下座をして謝り、福岡に行きたいと伝えました。
もちろん穂香はそれを応援します。
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穂香が嫁にあぐらをかこうとしていた山本に自分の夢を思い出させるために「距離を置こう」としたことに気が付いた山本は、穂香に嫌われたわけではないと安堵します。
家事特訓
山本は、自分が福岡に行くまでに「やることがたくさんある」と、穂香への家事特訓を始めます。
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山本は手取り足取り穂香に家事や料理を教えます。
同時に穂香のキャリアアップや通常の業務も忙しくなってきますが、穂香も「ここは頑張る時」と、特訓に食らいつきます。
しかし、穂香の家事力はなかなか上がりません。
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穂香は山本が1人で背負いこんではいないか心配でした。
ただ、穂香も同じように背負いこんでしまう性格です。古賀は穂香に「無理しすぎないように」と言ってくれました。
「人間、1人では完璧に出来ないから、誰かと一緒にいるのかもしれんね」
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穂香の心配通り、山本は福岡行きを迷い始めていました。
離れ離れになったら、お互い違う方向を見てしまい、自分の両親のように離婚してしまうのではないかと思ったのです。
しかし、山本の兄たちは「うちの両親はうちの両親。大事なのは、2人らしい形を見つけること」とアドバイスを送ります。
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2人の距離
山本が家に帰ると、穂香が鍋をコンロにかけたまま、眠ってしまっていました。
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山本は穂香に家事と仕事の両立は難しいと考え、週に1回東京に帰って来て家事をすることにしたと言います。
「先輩は無理に不得意なことを頑張る必要はないです!」
穂香は、自分の努力を否定された気になってしまいました。
でも、山本は心配したくなくても、心配になってしまうのです。
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穂香は心配かけたり、迷惑をかけたくないのに、そのせいで山本は自分を優先してしまう。それを変えられず、苦しいなら一緒にいる意味はあるのか・・・穂香の中でそういう結論に達してしまいました。
「知博くん。別れよう私達。もうお嫁さんはいらない」
一緒にいるために無理をして苦しくなってしまうなら、一緒にいない方がいい。
2人は別れを決断しました。
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旅立ちの時
山本と古賀が福岡へ立つ日。穂香は有給を取って断捨離をしていました。
もう使わないであろう山本との思い出の品を、次々に「捨てるボックス」の方へ入れていきます。
しかし、それらには山本との思い出がいっぱい詰まっていました。
思い出すのは、嬉しかったこと、楽しかったことそして山本の笑顔ばかりです。
穂香は気が付けば号泣していました。
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その時、山本の兄たちが穂香を訪ねてきます。
兄たちは弟から預かったという封筒を穂香に差し出します。
中にはマンションの鍵と「いってきます!」と書かれた手紙が入っていました。
それを見た穂香は家を飛び出します。
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花妻(前田拳太郎)が山本と一緒にいる古賀に連絡をし、古賀は「忘れ物するんは社会人失格たい」と、山本をロビーに残しました。
不思議に思いながらも、山本がロビーで待っていると、穂香がやってきました。
いってらっしゃい!
穂香は「どうしても山本くんに言いたいことがある」と山本を引き留めます。
「いってらっしゃい!」
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穂香は、これまで”お嫁さん”のことを家事をしてくれる存在だと思い込んでいました。
山本のことをそんな都合の良い存在でいさせてはいけないと思い、別れを選んだのですが、それは間違っていたことに気づいたと言います。
たとえどんなにダメダメな人間でも、これから先「いってらっしゃい」「おかえり」と言い合いたい相手は山本1人だけ。
「私のお嫁さんは、山本くんだけなの」
穂香は、「あの部屋で待ってる」と言って鍵を差し出しました。
一方の山本は、嫁だから家事をしていたわけではないと言います。
穂香のことが好きで、大事で、一緒に生活するのが楽しかったからです。
でも、穂香が別れを切り出してまで自分の人生のことを考えて行動してくれたので、それを優先させようと考えていたのです。
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「俺は、これからもずっと先輩の嫁です!」
穂香と山本は「いってらっしゃい」「いってきます」と言い合って、遠距離恋愛をスタートさせました。
1ヶ月後。
初めて山本が里帰りする日が来ました。
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この1ヶ月間、よく古賀と連絡を取っている赤嶺と花妻が福岡の様子を教えてくれ、山本の兄たちが何かと穂香を気にかけてくれるので、寂しがる暇がないほどでした。
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福岡からやってきた山本を笑顔で迎え入れる穂香。
しかし山本は部屋に入って一言。
「何やってんすか、あんた!」
片付けは、2人で一緒にやることになりました。
ドラマ『わたしのお嫁くん』 第11話 感想&まとめ
山本くんが福岡に行くことが決まったことで、お互いのことを考えすぎて一旦は別れてしまった穂香と山本くん。
でも、穂香にとって山本くんはいつしかかけがえのない存在となっていました。
夢も2人の関係も諦めることなく、ハッピーエンドを迎えることが出来て良かったですね!
古賀さんが「ただの無自覚色男だった」というオチは笑いました。
とても平和で可愛らしいドラマでした。ありがとうございました!