君子(ヒコロヒー)の結婚が決まったことで、『結婚』の文字が現実的になってきた穂香(波瑠)。
そんな時、山本(高杉真宙)との交際が会社側に伝わったことで、穂香にはキャリアアップの話が舞い込み、さらには赤嶺(仁村紗和)からはカップルや夫婦は同じ部署にいられないという暗黙のルールがあることを伝えられます。
自分のせいかもしれないと責任を感じる穂香。山本は“嫁”として自分のキャリアや夢を犠牲にしようとします。
答えが見い出せないまま、お互いの間には徐々に溝が出来始めてしまい・・・。
目次
ドラマ『わたしのお嫁くん』 前回振り返り
ベッドの上で山本(高杉真宙)を押し倒した穂香(波瑠)。しかし、突然「家だと照れる」と言い出してしまい初夜は不発に終わります。
そんな中、会社では全社員を対象にした新商品企画の社内コンペが行われることになりました。優勝賞品は、なんと沖縄旅行。
入社当時は商品開発を目指していた山本は、“家ではない”沖縄旅行をゲットするためにコンペへの参加を決意します。
穂香はコンペへ向けて頑張る山本のために温泉に行くことを提案します。そこで2人は早速“家ではない”夜を過ごしたのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『わたしのお嫁くん』第10話あらすじと感想
結婚への道
穂香(波瑠)の親友・君子(ヒコロヒー)の長く同棲していた彼との結婚が決まりました。
そのことで穂香もにわかに結婚について考えるようになりました。
山本(高杉真宙)は「ずっと一緒にいよう」と言ってくれていますが、それがいつまでなのかはハッキリしません。
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そんな折、ひょんなことから、穂香と山本の交際が会社にバレてしまいました。
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部長は2人の交際を祝福してくれ、それどころか「めでたいついでに」と穂香にキャリアアップの打診をしてきました。
だんだんと結婚への外堀が埋まって来ていると感じた赤嶺(仁村紗和)は、なんとか阻止出来ないものかと考えを巡らせ、ある秘策を思い付きます。
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FA制度
赤嶺は、山本と穂香に、この会社では夫婦やカップルは同じ部署にいられないという暗黙のルールがあることを説明し、バレた以上は離れるしかないと話します。
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そうなると、必然的に異動することになるのは、“営業神”の穂香ではなく、山本ということになりますが、山本は希望していた企画開発部に行けるかもしれないので、悪い話ではないと前向きに捉えていました。
しかし、山本の異動先は、総務部でした。
山本の生活スキルを知った総務部長が、即戦力として山本を欲しがっているというのです。
総務部と言えば、絶対に定時に上がれるホワイト部署の一つ。
穂香の脳裏には、山本が家事にも精を出し、ゆくゆくは総務部長にまで上りつめる未来がありありと浮かびました。
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その後、2人の会社には『社内フリーエージェント制度』という自分で希望の部署に売り込みをして異動出来る制度があることがわかり、山本はそれを使って企画開発部に挑戦することになりました。
穂香はお互いがやりたい仕事をして、家に帰れば好きな人がいて、お互い頑張ったという日には、ピザとビールで乾杯する・・・そんな日があれば、それだけで十分だと思いました。
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準備期間
面接までの間、穂香は山本を実家に帰しました。
そうすれば、兄たちが生活の面倒を見てくれ、面接の準備に集中出来るからです。
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その様子を見た赤嶺はチャンスと見て、週末に古賀(中村蒼)をある場所に誘います。
赤嶺と古賀がやってきたのは、ブライダル相談会でした。
「古賀さんと結婚するのはこの人です!」と、穂香の等身大パネルを出してみせる赤嶺。
付き合わされている古賀と花妻は呆れ顔です。
すると、別のブースでも同じように本人不在の相談に来ているクセの強い男性2人がいるではありませんか。
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山本の兄たちは、面接の準備に打ち込んでいる弟の姿を見て、ゴールイン間近と感じ、式場を用意しようと考えていました。
「速見さんにふさわしいのは、古賀さんです!」
「いや、うちの知博だ!」
「僕だって速見さんガチ恋勢です!」
こうして、本人不在のウェディングプラン対決が勃発しました。
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4人がああでもないこうでもないと揉めているのを、ボーっと眺める古賀に、赤嶺は「新郎として」の意見を求めます。
すると古賀は「俺は式を挙げようが挙げまいが、相手の笑顔がみたい。本人が幸せならそれでいい」と答えました。
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結局、「本人がいないことにはどうにもならない」という当然の理由で、対決の決着はつきませんでした。
兄たちは、「もったいないから」と穂香のマンションに等身大パネルと婚姻届の用紙を届けに行きました。困惑する穂香。
山本は結婚の話はゆっくりとお互いの気持ちを確かめ合ってからと考えていましたが、兄たちは「強力なライバルがいる以上悠長なことは言っていられない」と忠告します。
新会社設立
穂香は心の準備が出来ていないのに、『結婚』の文字が迫って来ている感じがして、不安でした。
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君子に結婚の決め手を尋ねると、「この人とずっと一緒にいても、今まで通りでいられる」と感じたからだということでした。
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ある日、穂香は部長から会社が福岡に子会社となる新会社を設立し、その会社を古賀が任されることになったと報告を受けます。
東京の本社からは、営業部からもう一人欲しいと言われているとのことでした。
その頃、山本はフリーエージェントの面接を受けていました。
「山本くんはきっと大丈夫」と話す穂香に、古賀は真剣な表情で言います。
「このまま山本くんをずっとお嫁にしておくつもり?」
古賀は、穂香に「今夜時間が欲しい」と言いました。
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赤嶺は急いで山本が穂香をヘッドハンティングしようとしている古賀の計画を伝えました。
そして、それを「全力で引き止めなさい!」と言います。
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考えてみると、穂香が福岡に行ってしまったら、自分は毎日推しと会えなくなってしまう・・・。そのことに気が付いた赤嶺は、あっさりと方向転換をしたのです。
「速見さんを引き止められるのは山本くんだけでしょう」
山本が家に帰ると、穂香はまだ帰っていませんでした。電話にも出ないので、だんだん不安になって来てしまいます。
その時、面接の結果メールが届きます。
未来の形
古賀と話をした穂香が帰宅すると、山本がご馳走を作って待っていました。
面接が通ったのかと思いきや、「ダメだった」ということです。
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このまま大人しく総務部に行くという山本に、穂香は納得がいきません。
山本は、諦めるのではなく、それが一番良い形なのだと切り替えるだけだと言います。
山本は、これからも嫁として、穂香を支えられる存在でいようと決めたと言います。
そうすれば、子供が出来ても穂香が仕事との両立に悩まなくて済むからです。
「気が早いのはわかってる。でも、俺は本気で穂香さんと一緒にいたいです。だから、俺と結婚してください」
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「ごめん知博くん。ちょっと距離を置いた方がいいかも、私達」
そう言い残して、穂香は部屋を出て行ってしまいました。
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テーブルには、穂香が買って来たピザとビールが置かれていました。
山本は、穂香が頑張ったご褒美にピザとビールで乾杯するだけで幸せだと話していたことを思い出します。
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急いで穂香を追いかけようと山本が玄関を開けると、ドアの前には古賀が立っていました。
「山本くん、俺のところに、嫁に来ん?」
ドラマ『わたしのお嫁くん』 第10話 感想&まとめ
穂香も周りも結婚を意識し出して、結婚に向かって動き出すのかと思いきや、最後には2人が別れるという話になってしまいました。
しかも、古賀が欲しがっていたのは穂香ではなく、どうやら山本くんの方だったみたいです!
山本くんがキャリアを取るのか、嫁としての自分を取るのか・・・穂香が出した答えとは?
次回は最終回です!