女性から絶大な支持を得ている大人気海外ドラマ『アウトランダー』。
シーズン3は、異なる時代を生きる決心をしたクレアとジェイミーがついに再会を果たす胸キュンストーリーとなっています。
- それぞれの時代を生きるクレアとジェイミーの20年。
- 時を超え、ついに再会。愛情を確かめ合う二人。
- 物語は急展開。舞台はスコットランドから、まさかのジャマイカへ。
それではさっそく『アウトランダー』シーズン3のレビューを書いていきたいと思います。
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目次
【ネタバレ】『アウトランダー シーズン3』あらすじ・感想
クレアとジェイミー、それぞれの20年
20世紀に戻ったクレア。フランクとアメリカで新しい生活を始めます。
フランクはクレアを気づかいますが、クレアはジェイミーを忘れられないまま。
当然フランクも気づいて、二人の仲はギクシャクしたものに。
それでもフランクは、生まれた女の子を愛し、大切に育ててくれます。ジェイミーの赤毛を受け継いだ子どもを。
もう見てて本当に、フランクがかわいそうでつらいです。フランクは何も悪くないんですから。
クレアは自分も人の役に立ちたいと、医学部に入学。
そこで女性だからと差別を受けるクレアは、同じように差別される黒人のジョーと仲良くなります。
数年後。医者になったクレアは、フランクから離婚を持ちかけられます。
ブリアナと、自分を愛してくれる人と一緒に、イギリスに戻りたかったのです。
クレアと離婚しなかったのは、娘を手放したくなかったから。
もちろん怒りをぶつけるクレアですが、家を出て行ったフランクはそのまま事故に遭い、帰らぬ人に。
クレアはフランクの遺体に、愛していたと告げます。
こんな形で死んでしまうなんて、最期までかわいそうなフランク。
不倫していたとはいえ、クレアとは仮面夫婦だったし。
やっと自分を愛してくれる人と一緒になれるという矢先に、死んでしまうなんて。
そして、18世紀では。
カローデンの戦いで、ジェイミーはジャック・ランダルを一騎討ちで倒しますが、イングランド兵に捕まってしまいます。
仲間たちが処刑されていくなか、昔助けた少年の兄によって、生き延びてラリーブロッホに送られるジェイミー。
しかし、イングランド兵に見つからないよう、隠れて暮らす日々。
そんなある日、ジェイミーを慕っていたファーガスが、ジェイミーをかばって左手首をイングランド兵に切り落とされる事件が起きます。
ジェイミーは、これ以上家族たちに迷惑をかけられないと、自らイングランド兵に捕まることを選ぶのでした。
投獄されたジェイミーは、牢のなかで一目置かれる存在となります。
やがて新所長としてやって来た男は、自分をカローデンの戦いで助けた男の弟、ジョン・グレイでした。
次第にうちとけていく二人の間には、友情も生まれます。
まあ、ジョン・グレイの方は、友情だけではなかったのですが。相変わらず、男女問わずモテモテなジェイミーです。
やがて刑務所は閉鎖になり、囚人は植民地送りになることが決まりますが、またもジェイミーはジョンに助けられ、とあるお屋敷で偽名で働けることになります。
そこで、わがままな娘・ジェニーヴァに脅されたジェイミーは、彼女が年の離れた伯爵に嫁ぐ前、しぶしぶ一晩をともにすることに。
しかし、数ヶ月後里帰りしたジェニーヴァは、ジェイミーの子どもを妊娠していました。
ジェニーヴァは出産で死んでしまい、自分の子ではないと知っている伯爵は、赤ん坊を殺そうとします。
わが子を守るため、ジェイミーは伯爵を撃ち殺すのでした。
ウィリーと名づけられた男の子の成長を、父親だと名乗れないままそばで見守るジェイミー。
けれどウィリーは、日に日にジェイミーに似てきます。ジェイミーはお屋敷を去ることを決断。
ジェニーヴァの妹と結婚するというジョンに息子を託して、ジェイミーは故郷ラリーブロッホへ帰るのでした。
そして、20世紀。
クレアとジェイミーの元に、スコットランドから牧師の養子・ロジャーが訪ねてきます。ジェイミーをみつけた、と。
クレアがジェイミーに教えた言葉、18世紀の人間が知るはずのない詩を引用した、記事をみつけたのです。
時間は200年前と平行に進んでいると仮定し、今から『一年前』ジェイミーがいた場所も特定できます。ジェイミーはエディンバラの印刷所にいたのです。
クレアはジェイミーの元に戻りたい気持ちと、ブリアナを置いて行けないという気持ちがあり、過去へいくことをためらいますが、ブリアナに背中を押され、スコットランドに一人旅立つのでした。
ついに再会する二人。ジェイミーの秘密とは?
200年、というか20年の時を経て、ついにクレアとジェイミーは再会します。
が、何とジェイミーはクレアの姿を見て、気絶してしまうという……。
ジェイミーのそばにいたファーガスも、クレアとの再会を喜んでくれますが、何やらジェイミーには隠しごとがある様子。
ジェイミーと変わらぬ愛を確かめあったクレアは、ある兄妹と知り合います。
妹・マーガレットは占い師らしいのですが、クレアには意味がわからない言葉を告げます。
心の病だと診断したクレアですが、兄はマーガレットをつれて、長旅に出ようとしていました。
そこへ、ジェイミーの姉の夫イアンが息子を探しに訪れます。クレアとの再会をイアンも喜んでくれますが、やはりイアンもジェイミーが秘密をクレアに話したか気にするのでした。
印刷所が火事になり、イアンの息子ヤング・イアンやファーガスを連れ、クレアはジェイミーと一緒に懐かしのラリーブロッホへ。
そこでクレアが知ったのは、まさかの事実。何とジェイミーは再婚していたのです。
それもクレアを昔の魔女裁判で、処刑させようとしたリアリーという女と。
もちろんクレアは大激怒。息子のウィリーのことを聞いたときに、他には何もないと嘘をつかれていたのですから。
ジェイミーにも言い分はあります。
息子と別れ、クレアにも二度と会えないと思い希望を失っていたときに、リアリーの娘たちのおかげで笑えるようになったのです。
結局大ゲンカした後、リアリーにジェイミーが撃たれたりしましたが、仲直りするジェイミーとクレア。
大金を払って、ジェイミーとリアリーを離婚させようとします。
ジェイミーは刑務所にいたとき、今は友人でもあるジョンに頼まれ、陸からさほど離れていない小島で宝探しをしたことがありました。
ジョンにはサファイアがひとつだけあったと嘘をつきましたが、本当は小さな宝箱をみつけていたのです。
怪我をしているジェイミーに代わり、ヤング・イアンが宝を取りに行きますが、いきなり現れたポルトガルの船にヤング・イアンは宝と一緒に連れ去られてしまうのでした。
舞台はスコットランドから大海原、そしてジャマイカへ
ジェイミーとクレアは、甥を連れ戻すため船を手配します。
しかしファーガスが、ジェイミーの義理の娘・マーサリを結婚すると言って連れてきます。
ジェイミーは大反対で、マーサリもクレアに敵意むき出し。
その上、船に不吉な女と赤毛(ジェイミーのこと)が乗ったと、船員たちの雰囲気もよくありません。
そんな旅の途中。クレアたちの乗った船は、イングランドの軍艦に停められます。
船員たちが伝染病で次々倒れて行くので、船医がいたら力を貸してほしいというのです。
心配するジェイミーに、自分は未来で予防接種を受けているから大丈夫といって、クレアは軍艦に乗り込みます。
ところが、行先は同じだからと軍艦は速度を上げてしまい、ジェイミーの乗ったアルテミス号は引き離されてしまうのでした。
クレアの知識で伝染病は腸チフスとわかり、新たに倒れる人間は少なくなります。
安心したクレアですが、補佐をしてくれていた14歳のイライアスが亡くなってしまいます。
感染に気づいてあげれなかったことを悔やみながら、母親の振りをしてイライアスを看取るクレア。
クレアはレナード艦長が、逮捕状の出ているジェイミーを見逃さないと知り、助けた水夫の妻の力を借りて海へ飛び込み、近くの島に流れつくのでした。
気を失ったクレアと助けたのは変わり者の神父で、ジャマイカまでさほど遠くないと教えられます。
神父の養母の言葉で、アルテミス号が島の近くに停泊していると知ったクレアは、慌てて駆け出します。そして何とかジェイミーと再会するのでした。
船の修理をする間に、神父に頼んでファーガスとマーサリの結婚式も行われました。ジェイミーも結婚を認め、祝福します。
その頃ジャマイカでは、ヤング・イアンがバラクという女と対面。何とそれは、魔女として処刑されたはずのゲイリスでした。
ヤング・イアンから、島にあった宝箱からサファイアを持ち出したのは、ジェイミーだと知るゲイリス。クレアたちも遅れて、ジャマイカに到着。
ヤング・イアンが奴隷として売られたかもと聞き奴隷市場へ向かうのですが、そこでクレアは耐えられず一人の奴隷をかばってしまいます。
クレアの名で奴隷を買ったジェイミーは、安全な場所で自由にするとクレアと彼に約束します。
ジャマイカに新しく赴任した総督が奴隷を買ったかもと知り、ジェイミーとクレアは新総督のパーティに出席。
そこで会った新総督は、あのジョン・グレイでした。
予期せぬ再会に喜ぶジェイミーとジョン。
息子のウィリーも元気だと知りジェイミーは安心し、ジョンもヤング・イアンを探そうと約束してくれます。
パーティにはゲイリスもいて、ジョンがシェイミーからもらったサファイアを大事に身につけているのを確認。
呼び寄せていた、クレアが知り合った占い師マーガレットに、自分が持っているサファイアと一緒にジョンを占うよう強制します。
マーガレットの占いの意味は『200歳の赤ん坊が死ぬとき、スコットランドは再興する』というもの。
クレアはゲイリスの姿に生きていたのかと驚きます。ゲイリスは妊娠していたためすぐには処刑されず、その間に人を買収して処刑を逃れていたのでした。
そこへレナード艦長が現れ、ジェイミーは逮捕されてしまいます。
ファーガスとマーサリは、ジョンにジェイミーを助けてくれるよう頼みに行きます。
クレアはゲイリスと話しているうちに言い合いになり、200年後に戻ったときのことを話しますが、そのことでゲイリスは予言の200歳の赤ん坊がクレアの娘・ブリアナで、彼女がスコットランド再興の鍵だと気づいたのでした。
マーガレットからブリアナに危険が迫っていると知らされたクレアは、ジョンに助けられたジェイミーとゲイリスを追います。
洞窟の中の池が、ストーンサークルのように時を越える入口だとわかり、クレアは池に入ろうとするゲイリスの首を切って殺してしまいます。
20世紀の病院でジョーと見たカリブ海の洞窟でみつかった白骨死体がゲイリスだったとそこでクレアは知ることになります。
ゲイリスに生け贄にされかかっていたヤング・イアンも無事助け、スコットランドに帰ろうとするクレアたち。
しかし船は嵐にあい、クレアは波にのまれてしまいます。クレアを助けるため、荒れる海に飛び込むジェイミー。
意識を取り戻した二人は海岸におり、船は近くに座礁しています。
そして、クレアとジェイミーはここがスコットランドではなく、アメリカ大陸だと知るのでした。
『アウトランダー』シーズン3まとめ
シーズン3の前半は、クレアとジェイミーが離れ離れになっていた20年間が描かれます。
クレアのパートは、見ていてフランクがかわいそうとばかり思ってしまいます。クレアの気持ちもわかるけれど、さすがにちょっと……と。
しかもフランクの死に方もこれからやっと自分を愛してくれる人と幸せになる、という矢先に事故にあうという。
娘のブリアナが父親を愛していたこと、クレアもフランクをジェイミーとは違う形であれ愛していたことが救いとはいえましたが。
ジェイミーの20年は、クレアよりもっと波乱万丈。死にかけたり、男女関係なくもてたり、つかまったり、子供ができたり。
そんな二人の20年振りのラブシーンは見ている方が恥ずかしくなるくらい。ジェイミーが最初は気絶したのも、ご愛敬です。
そして後半も、予測もつかない展開の連続。
まさかジャマイカに舞台が移るとは思いもしませんでした。ゲイリスやジョンまで再登場ですし。
ただ、ジョン・グレイは原作でも人気のキャラで美味しい役どころなのも確か。シーズン4にも出てくるのかな?と期待してしまいます。
そのシーズン4の舞台はアメリカ。また様々な事件が起きるようです。
シーズン5、シーズン6の更新も決まった『アウトランダー』。
アラフィフになったとは言え、ラブラブなクレアとジェイミーのこれからを、これからもしっかり見守っていきたいところです。
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