社会現象を巻き起こしたあの深夜ドラマ『おっさんずラブ』が、映画になって帰って来ました!
まさかの五角関係勃発?ラブ・バトルロワイヤルがついに開幕!
- これぞまさにファンのための「感謝祭」。OL民がリピートするのは必然の出来映え。
- OL民はますます沼にハマる、と言うか底まで引きずり込まれますが、鑑賞後に待っているのは圧倒的な多幸感!
- 男同士の恋愛だけでなく家族愛や友情、仲間との絆など『おっさんずラブ』は「人間愛」にあふれたドラマ映画。
それではさっそく映画『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』をネタバレありでレビューしたいと思います。
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目次
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』作品情報
作品名 | 劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜 |
公開日 | 2019年8月23日 |
上映時間 | 114分 |
監督 | 瑠東東一郎 |
脚本 | 徳尾浩司 |
出演者 | 田中圭 林遣都 内田理央 金子大地 伊藤修子 児嶋一哉 沢村一樹 志尊淳 眞島秀和 大塚寧々 吉田鋼太郎 |
音楽 | 河野伸 |
主題歌 | スキマスイッチ「Revival」 |
【ネタバレ】『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』あらすじ・感想
ドラマ『おっさんずラブ』の簡単な振り返り
単発ドラマ放送の後、2018年4月21日から6月2日までテレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」枠で連続ドラマとして放送された『おっさんずラブ』。
くりす
物語の主人公は、実家暮らしで、家事は一切母親任せのポンコツサラリーマン、春田創一(田中圭)。
結婚願望はあるものの、非モテの三十男。
そんな春田に、突然のモテ期が到来!
しかしその相手とは、直属の上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、イケメン後輩・牧凌太(林遣都)という二人の男たち。
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流されやすい春田は、幼馴染のちず(内田理央)が気になっているというのに、母親が家を出て行ってしまったことで、ずるずる牧と同居を開始。
黒澤部長も、春田にアタックするケジメでと、妻の蝶子(大塚寧々)に離婚話を切り出します。
乙女な黒澤の猛烈アピールに振り回されながらも、春田はだんだんと牧との距離を縮めていきます。
牧の元彼が同部署主任の武川政宗(眞島秀和)だと判明したりしますが、春田は牧への気持ちを認めて、牧の家族にも会いに行きます。
しかし牧は、ちずの春田への気持ちを知ったことや、春田の将来を考え、春田のことをもう好きじゃないと嘘をつき、春田家を出て行ってしまいます。
落ち込んだ春田は一年後、なんと黒澤と同居しており、あれよあれよという間にプロポーズされ、結婚式を挙げることに。
武川やちずは、それぞれ春田や牧にこれでいいのかと問いかけます。
そうして迎えた結婚式当日。
黒澤は春田がまだ牧を想っていることを認め、春田に牧のところへ行けと促します。
チャペルから飛び出した春田は、しばらく旅に出るという牧を探して駆け回り、何とか彼を見つけてプロポーズを!
牧も受け入れて、二人はハッピーエンディングを迎え、彼らの周囲の人たちにも何やら新しい恋が始まったところでドラマは終了。
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なぜ『おっさんずラブ』に熱狂するのか
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同性愛をテーマにしたドラマというより、いわゆるBL(ボーイズ・ラブ)ドラマで、放送が始まった時はこのノリのドラマをキー局でやるようになるなんて時代もずいぶん変わったなあ、といい意味で驚いたものです。
コメディとして描かれていますが、黒澤部長のはるたんへの愛は真面目に考えると一歩間違えなくてもストーカー的、セクハラ・パワハラでもあるんですよねぇ。
それを多数の人が、黒澤部長がんばれと応援したくなるようなキャラに作り上げたのは間違いなく演じた吉田鋼太郎さんと、脚本家・徳尾浩司さんの力。
愛され部長、黒澤武蔵が最高だったからこそ、多くの人に物語が受け入れられたと思っています。
もちろん主役である春田と、相手役でもある牧くんのキャラも花丸をいくつもつけたくなるほど最高です。
くりす
ドラマを観ながら、ずっと牧くんに幸せになって欲しいと思っていましたが、春田にも何度エールを送ったことか。
くりす
ラストシーンも格好いい春田が見られて大満足でした。
脇をがっちり固めるキャラクターも、みんな個性的で、なおかつとっても魅力的。
全員幸せになって欲しいと本気で思えるドラマは滅多にないんですけど、『おっさんずラブ』は真剣に全員が幸せになれるよう祈っていました。
そんな風に、私もドがつくほどハマっていた『おっさんずラブ』の映画化決定のお知らせが流れて来たのは2018年12月7日のことでした。
ドラマ版のその後を描いた完結編、主要キャストは全員続投、脚本も変わらず徳尾さん。
くりす
ムビチケも特典のポストカードを入手するため、我が地元の田舎でも朝早くから列が出来るほどの熱狂ぶり。
そうやって大勢のOL民が首を長くして、でもこれ観ると本当に最後になっちゃうと一抹の寂寥感なども感じつつ、公開を待っていた『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』。
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舞台はドラマから一年後。幸せな結末を迎えた春田と牧の身にいったい何が起こったのか
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』は、一年間の海外赴任(上海から香港へ)を終えようとしていた春田が香港であるものを購入しますが、ちょっとやらかした後に天空不動産東京第二営業所へ戻ってきたところから始まります。
黒澤部長や武川主任など、かつての仲間に加えて、新入社員のジャスティスこと山田正義(志尊淳)も温かく春田を出迎えてくれますが、恋人・牧の姿がありません。
牧から何も聞いていなかった春田は不信感を覚えます。
そこにやって来たのは狸穴迅(沢村一樹)率いる本社の新規プロジェクト開発チーム「Genius7」。なんとそこには、牧の姿が!
狸穴は中国系企業と組んでリゾート開発計画を進めていて、合同チームの指揮も取っていました。
牧は狸穴の右腕として働いていたのです。
営業所を明け渡すよう詰め寄る狸穴。
本社と第二営業所は度々衝突するようになり、このことが春田と牧の距離すら広げていってしまいます。
その代わりのように、春田とジャスティス、牧と狸穴の距離は近づいていきます。
その上、なんと黒澤部長が階段から落ちたことが原因で「春田のことだけ忘れる記憶喪失」に。
二度諦めた春田への恋心に、またもや火がついてしまいます。
プロポーズまでしたのに、すれ違いやら嫉妬やらで、ギスギスしてしまう春田と牧。
部長の猛烈なアピールもとどまるところを知らず、ますますエスカレート。
そんな時、リゾート計画が何やらきな臭いことを知ってしまう春田とジャスティス。
そして物語は、思いもよらない方向へ。
春田と牧の関係はどうなるのか?
部長の記憶は戻るのか?
それぞれの恋の行方は?
くりす
新キャラのマミ様、ジャスティスも最高に良かったです。
キャスティングも絶妙でした!
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』の感想
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』は、完全にファミリームービーでした。
くりす
まず、サウナでの五人勢ぞろい乱闘シーン(笑)
繰り返しこのシーンだけ何度も観たいと思うほど、とにかく笑えます。
手を叩いて笑ってツッコミ入れたくなるほど、とにかく面白い。
タオルの巻き方ひとつで、ここまで面白い部長はなんて罪な存在でしょう。
部長と春田、ジャスティスのうどん屋シーンも同じように最高です。
くりす
それから、春田と牧のきんぴらのシーン。
ネクタイをぐいっとされた時はちょっとどころか、かなりドキドキでした。
くりす
花火大会は最初から最後まで、見どころばかり。
マロと蝶子さん。春田と牧。武川さんと部長。みんな目が離せないです。
特に春田と牧のラブラブデートシーンからの、あるだろうとは思っていたケンカシーン、そしてジャスティスと春田の会話。
まあ、感情がぶんぶんと振り回されて大変。
二人が手をつなぐところまでは顔がにやけていたのに、最終的には涙ぐんじゃいますからね。
そして春田の危機だというのに、またまた揉める部長と牧!
くりす
ゆいPさんも、とっても美味しい役でしたね。
面白すぎて大変なはずなのに緊迫感がなくなっちゃうという。
このインパクトは、情報がない状態でぜひ観て欲しい。
それから、春田と牧のクライマックスの工場でのシーンは、感動するやら、牧役の林遣都くんの横顔にやられるやらで、もうもう。
映画のラストに至っては「ありがとうございます!」と、手を合わせて拝みたくなる尊さです。
ラストシーン、座席で昇天する勢いでした。
小さなことに目を瞑れば、大笑いして泣いて、ハラハラして、また笑って、また泣いて、キュンキュン(笑)してと、とっても楽しめる2時間です。
観終わった後に感想を言い合いたくなる映画なので、ぜひ誰かを誘って一緒にご鑑賞を。
もちろん一人でも、充分楽しめますけどね。
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』まとめ
#劇場版おっさんずラブ
㊗️大ヒット上映中㊗️花火大会でのはるたんと牧🎆
💁♂️アザーカットもどうぞ✨#花火を見上げる2人🧑🤝🧑#楽しそう#実はこのシーン…#まだまだ冷え込む季節に撮りました🎥#はるたんのコートは寒さ対策だお🐥#リハーサル風景をチラ見せ👀#田中圭#林遣都#おっさんずラブ pic.twitter.com/3KdW9rhU2q— 【公式】おっさんずラブ🌸アカウント (@ossans_love) August 28, 2019
以上、ここまで映画『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』を紹介させていただきました。
- 『ローマの休日』パロディなど、小ネタを拾うだけでも忙しい上に、田中圭くんの顔芸が名人レベルで凄まじい。
- ラブコメディとしてだけでなく、人間ドラマとしても楽しめます。ぜひご家族でどうぞ!
- 黒澤武蔵、どうか幸せになってね!(ちずちゃんも)