11月20日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開、史上初となる田辺・弁慶映画祭最多5冠受賞し、インディーズ映画祭を席巻した映画『おろかもの』。
本作は、『横道世之介』沖田修一監督や『愛がなんだ』今泉力哉監督など、日本映画界を牽引する監督を輩出してきた若手映画監督の登竜門田辺・弁慶映画祭にてグランプリを含む史上初の最多5冠を受賞ほか、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019観客賞、ドイツ・ニッポンコネクション2020にも正式招待、他映画祭で多数受賞し、映画祭シーズンを席巻した“新感覚シスターフッド・ムービー”です。
この度、公開に先駆けて芳賀俊監督、主演の笠松七海さん、村田唯さんにインタビューをさせていただきました。
映画『おろかもの』作品情報 2020年公開の『おろかもの』は、2人の女性の奇妙な共犯関係を描いたシスターフッド……
『おろかもの』芳賀俊監督、笠松七海、村田唯インタビュー
−−2019年(第13回)田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門・グランプリや第16回SKIPシティ国際Dシネマ映画祭・長編コンペティション部門・観客賞を受賞した初監督作品の『おろかもの』が公開されますが、率直な感想や作品の手ごたえはいかがですか?
芳賀俊監督(以下、芳賀監督)「完全な自主映画で、依頼されて作ったわけではなく、僕たちが『絶対に面白い映画を作れる、良い役者を魅力的に撮れる』という自信のもと、良い映画を作れたと思います。ただ、私は日頃から自主映画は暗闇の中で撮っていると思っていて、作品ができた後のことがわからないんですよ。映画祭で無視されて観客も見ないままパソコンの中で眠ってる自主映画は山ほどあります。本作も例外ではなく、賞を受賞するかは賭けみたいなものだったので、自信はありましたが自分の感性だけが基準ではないので『どうなるか?』と思っていました。今は映画祭での受賞から時間が経ち、公開が近づくにつれて、『やっと来たか』という感慨深い気持ちになっていて最高に幸せですね。」
−−『おろかもの』というタイトルにはどのような意味を込めたのでしょうか?
芳賀監督「『おろかもの』という呼び方は登場人物も、観客の皆さんも、全員に当てはまると思うんですよね。余程の聖人でもない限り、人は皆おろかものだと思います。好きなものや愛してるものがあると人は絶対に愚かな行動をしますよね?アイドルの握手券のために同じCDを何枚も買っている、犬を十数匹飼っているとか。はたから見たら愛の表し方というのはどうしてもおろかなことに見えてしまいがちです。でもそれは悪いことではなくてすごく称賛したいことだと考えています。やっぱり愛があるからこそ愚かになるのではないかと思っているので、マイナスの感情ではなく『何かに愛を持つことは素晴らしいことだと讃えたい』と思って『おろかもの』というタイトルにしました。」
−−笠松さんと村田さんは本作で各映画祭の俳優賞を受賞されるなど素晴らしい演技を見せていましたが、最初に本作の脚本を読まれた時の第一印象を教えてください。
笠松七海(以下、笠松)「特に感想はなくて、『そういう話なんだ』と思っただけでした。主人公の洋子には自分と近しいものがあると思いました。」
村田唯(以下、村田)「『すごく面白い映画になるな』という感想はあったのですが、最初から深津美沙を演じて欲しいと言われていたので、美沙というキャラクターを通して脚本を読んでいた自分がいました。脚本家の沼田も監督の芳賀ちゃんも大学時代の同期なんですが、すぐにいろんな話をしたくなりましたね。2人に聞きたいこともあるし、自分も伝えたいことを話せたらと思いました。脚本を読んだ時はまだ撮影日が決まっていなかったのですが、早く現場に行きたいという熱量がすごかったです。」
−−本作を拝見して、お2人は間の取り方や無言の演技を大事にされている印象を受けました。演じる際にどういった意識を持って撮影に臨んだのでしょうか?
笠松「こういう間の使い方をしようと思ったことはなくて…初めて言われました(笑)」
芳賀監督「この間も『リング0』の鶴田法男監督から『芝居の間が素晴らしい』と言われました。」
笠松「そう言って頂いてもぜんぜんピンときてなくて…(笑)」
−−監督からの演出もなく自然とそうなってるのですか?
笠松「そう言うとカッコつけているみたいになりますが、特にこういう間を残して欲しいという指示もありませんでした。」
村田「私も間を作ろうとは思ってないのですが、『美沙という女性は、どこでどうやって生きてきたんだろう』ということはずっと考えていました。洋子ちゃんも美沙もお互いに複雑な心境なので、その心がないとセリフが言えないんです。今のような間になったのは彼女の心の通り演じたからだと思います。」
−−象徴的なのは2人がカフェで初めて対面するシーンですね。洋子が美沙に話しかけるものの、美沙はパスタを食べながらなかなか答えず、「聞いてますか?」と言われるやりとりがありました。あのシーンはお2人の独特な空気感を象徴していると思ったのですが、どういう演技にするかお2人でコミュニケーションを取りながらすり合わせていたのでしょうか?
笠松「そういったすり合わせはまったくなくて、特にしゃべることがなくて不安だったんです…。」
村田「どういうキャラクターにしようということも全く話してないです。劇中と同じく、現場でいきなり洋子ちゃんと美沙が出会ったような気分でした。」
−−あのシーンは、監督が脚本に細かく書かれていたのか、それとも村田さん自身が考えて芝居していたのかどちらでしょうか?
芳賀監督「パスタのシーンは美沙が水を口に含むのも含めて脚本にも書いているのですが、あの間に関しては村田自身が作った間だと思っています。あの場面は絵コンテでも狙っていたシーンで、2人が最初に会うシーンは名場面にしようと思っていました。なぜそんなにパスタのシーンが印象深いかというと、それまで美沙の顔を全く映しておらず、このシーンで初めて観客も洋子も美沙の顔をはっきりと見るからなんですよね。それに洋子がどんな人物かずっと気になっていた兄の不倫相手が初対面でパスタを食べているのにも意味があります。物を食べるというのはすごく人間的な行為じゃないですか?不倫の相手というマイナスのジャッジをして、ネガティブなイメージが広がる中で、いざ対面したらパスタを食べているというのは、相手の印象が変わる象徴的な場面になったと思います。それまで兄の不倫相手はどんな人なんだろう、悪い人なのか、ろくでもない人なのかというサスペンスを積み重ねていたのがすごく効きました。そういうシーンの意味合いに2人が芝居で答えてくれた結果、生まれたのが現在の間だと思います。2人の演技と自分たちの現場作りが上手く合致した場面だと思っているので、そういった感想をいただけるのは嬉しいです。」
−−カフェの場面は他の作品と比べてもなかなか見られないシーンだと思います。
芳賀監督「あの場面は西部劇のつもりで撮っていたんですよね。運命の宿敵に出会って戦いが始まる場面のようにしたかったんです。人によっては『椿三十郎』の三船敏郎さんと仲代達矢さんが対決するシーンを連想したという人もいて嬉しかったです。例えば、鉄砲を持ってお互いに向け合うシーンで緊張感を出すことはできると思うんですよ。でも、初めて人に会いに行くという時の微細な緊張感は上手く演出しないと出てこないんです。そういう些細な瞬間を大きく描く作品にしたいと思って撮影していました。常日頃から私たちの心は動いています。日常生活の中での心の動き方は、アクション映画における命の危機ぐらい心がドキドキすることもあるかもしれない。日常のものをドラマチックに演出してみたかったんです。常日頃から私たちは映画の主人公みたいにいろんなことにドキドキしていろんな感情を抱いているので、それをしっかり映画として表現することを大事にしたいと思いました。」
−−笠松さんと村田さんは演じていて、苦労したシーンや難しいと感じたシーンはありましたか?
笠松「演技面よりも、2人で走っていくシーンの道がすごく狭くて苦労しました(笑)2人とも不安定な靴を履いているし、私が先頭を走ってるのでぶつからないように前を向いて走りたかったんですよ。でも洋子としては後ろを振り向きたいと思うし、カメラも並走してるので顔を後ろに向けるショットがあっても良いと思ったので、2人でズル向けに靴擦れしながら振り返るシーンも撮りました。」
村田「結婚式場のシーンは、タイトなスケジュールだったのでそれも大変でした。私が難しかったのは洋子ちゃんと美沙が初めて会うシーンです。脚本には初対面の後に洋子ちゃんが友達の小梅に美沙という女性の印象を語るシーンがあるのですが、洋子ちゃんはそこで美沙のことを「怖い」「脆い」などいろんな言葉で語るんです。私自身も美沙という女性像を考えていたのですが、初対面で洋子にいろんな印象を受け取ってもらうためにはどういうふうに演じれば良いのか、結構悩んで考えました。」
−−笠松さんは劇中で兄の健治を演じるイワゴウサトシさんや、兄の婚約者役の猫目はちさん、留学生の友人・小梅を演じた葉媚さんと、接する相手によって雰囲気が変わっていましたが、演じ分けではどのようなことを意識していましたか?
笠松「今そう言われて「画面ではそう写ってたんだ」と思いました。演じ分けたり、相手によってモードを変えているつもりはなかったです。完成した映画の洋子を見た印象としてはずっと不機嫌な子だなと思っています。ただ、葉媚さんも猫目さんもイワゴウさんも、演じているキャラクターをしっかり確立させた上で現場で演技をしていたので、私も自然と相手によって違う姿を見せられていたんだと思います。」
−−本作は題材としてはいくらでも女同士のバトルにできそうな話ですが、全体的に女性に寄り添って勇気付けるような映画になっていました。男性の監督と脚本家が女性が主人公のストーリーを作る上で気をつけていたことはありますか?
芳賀監督「もともと脚本家の沼田くんがマッチョイズムが嫌いなんです。本人が女性っぽくて感性がマッチョイズムとは反対のところにいる人ですね。日本社会は女性の地位がまだまだ低く、すごく遅れてる部分がいっぱいあると思います。未だに様々な作品で『女の敵は女である』というような描き方や不倫相手が出てきたら5秒でどういう人かわかってしまうような雑な描き方をされ続けていると感じています。世の中そんなに単純じゃないと思っているので、そういった描き方には怒っていました。人が30人いるだけで一人一人いろんな面が生まれるじゃないですか?だから人間は一面じゃわからないということを描きたかったんです。最初は理解できない相手を、その人に何度も会って、いろいろな面を理解して、面と面が積み重なって立方体になっていくような意識で作っていきました。例えば洋子は最初は猫目さん演じる兄の婚約者・果歩のことはよくわからないと思っているのですが、何度も会っているうちに彼女をどんどん理解していきます。美沙に対しても最初は『何で不倫なんてしているんだろう』と考えるのですが、会っているうちに理解していくんです。そういう相手を理解していくコミニケーションをしっかり描きたいと思っていましたね。」
−−ラストシーンは監督の言いたいことが象徴されてるシーンだと思います。不倫という題材を扱えば、誰かが必ず傷ついて損をする着地になりがちだと思うのですが、本作は思わぬ所に着地しました。監督はあのラストにどのようなメッセージを込めたのでしょうか?
芳賀監督「人をジャッジしたくないという気持ちはずっとありました。普通の映画だと健治みたいに悪いことをした人は裁かれるのが当たり前で、その人が破滅してスカッとさせることが多いと思います。でも現実だったら、美沙が健治を追い詰めて破滅させたとしても、彼女自身がすごく傷つくと思うんですよね。本作の中では裁かれないこともあるし、消えない怒りや心の傷も最後に残ります。しかし隣に彼女の気持ちをよく理解してくれる洋子という友達がいてくれるならそれはとても幸せなことだと思って、あのようなラストにしました。バッドエンドでもハッピーエンドでもなく、全部の要素があるグレーゾーンの映画にしたかったんです。」
−−洋子と美沙はだんだんと距離が縮まっていきますが、劇中では明確にいつ2人の心が通じ合ったのかは描かれていませんでした。笠松さんは何をきっかけに洋子が美沙に対して心を開いていったと考えていますか?
笠松「美沙さんは洋子が一番最初に出会った大人の女性だと思います。もちろんそれまでも大人には会っているんですが、学校や家庭の周りではなく、初めて会った完全な外の世界にいる大人が美沙>さんです。だから洋子は会う前からもともと美沙さんがどんな人か興味は持っていて、いざ美沙に会ってみたら思っていた印象とは違うというのがカフェでの初対面のシーンです。不倫はいけないことのはずなのに『何が悪いの』という雰囲気で美沙さんはそこにいます。洋子は大人はそういう態度にならないと思っていたから、この人は大人なのに何でこんな雰囲気なんだろうと興味が深まり、もっと彼女のことを知りたいという好奇心に変わって距離が縮まっていったと解釈しています。」
−−美沙は洋子には憎まれていると認識しているのに、接しているうちに自分の妹かのように可愛がっていました。村田さんは美沙はどのタイミングでそのような気持ちが高まったと思いますか?
村田「現場で演じている時はそこまで大きく気持ちが変わったのではなく、だんだんと洋子ちゃんへの気持ちが強くなったように思います。ただ、完成した作品を見て、そもそも洋子ちゃんは美沙の好きな人の妹ですし、それだけじゃなく、自分と価値観は違っても素直に思ったことをぶつけてくれる人間は美沙の周りにはいなかったので、1人の人として出会った時から好きになったんだと思いました。特に洋子から『結婚式を止めてみます?』と言われた時は、美沙はすごく嬉しかったと思います。その場面からどんどんと洋子ちゃんへの気持ちが高まっていったと考えています。」
−−最後の結婚式でのシーンでの一連の行動に関して、洋子の心情ははっきりと描かれていません。解釈は観客に任せるようになっていますが、笠松さんは洋子の中ではどういう気持ちがあったと思いますか?
笠松「洋子にとって美沙さんはずっと『大人なのに大人がしないことをする人』という認識があったと思います。特に結婚式のシーンまでにいろんなことがあって、式場に美沙さんが来てある状態になった時に、洋子の中で美沙さんが大人や子供という括りではない、1人の人間として見えたんです。そう感じた経験が、洋子をひとつ成長させたと思っています。」
−−村田さんは結婚式のシーンに関してはどのような解釈をお持ちですか?
村田「私の解釈としては美沙は愛した健治にも、その周りの人に対しても、自分の存在をなかったことにしたくないと思って、初めて行動できたのかなと思うんです。だから結婚式を壊すつもりはなくて、美沙自身が『私はちゃんとここで生きてるんだよ』ということを証明するためにあの場に行ったと考えています。たぶん過去の美沙は愛して欲しくても相手にちゃんと伝えきれない人だったと思うんです。だけど、やっと愛した人の結婚式場にいくことで『自分も愛されていい人間なんだ』と思おうとしたんです。もちろん健治にはその気持ちを受け取めてもらおうとはあの時はもう思ってなかったと思いますが、美沙なりに今後の生き方への意思が表示できたシーンだと思っています。」
−−本作は見る人によって解釈の異なるシーンが散りばめられていると思うのですが、お三方の注目して欲しいポイントや見どころ、メッセージなどがあればお聞かせください。
村田「本当に登場人物全員が必要な人間で、それにみんな素敵なんですよ。見るタイミングで感情移入する人も変わっていくと思います。見どころは洋子ちゃんと猫目さん演じる果歩の2人だけのシーンで、私はとても好きです。自分の出演シーンは恥ずかしいので言わないでおきます(笑)」
笠松「私も自分のシーンではないのですが、広木健太さん演じる健治の同僚の倉木のシーンは全部すごく好きです。キャラクターが広木さんにピッタリで本作に絶対必要な人だと思っていますし、いつも見ていて笑ってしまいます。倉木がいないと映画が別物になってしまうのですごく好きなキャラクターです。メッセージとしては、様々な賞を頂いたことで注目されることが増えたのですが、賞のことは置いておいて、ふらっと劇場に来て96分の間、映画館のふかふかの席でぼーっと見てもらえたらそれが一番理想的です。そんな大層なものだと思わないで、映画館に来て楽しんで頂けたら嬉しいです。」
芳賀監督「映画は見ている人の立場で感情移入する人物が違うこともありますよね。『おろかもの』のストーリーは異文化交流とすごく似ていて、自分の最初の価値観が実際にその人と触れ合ったことで変わっていくということをやりたかったんです。つまり、『みんな人間です』と言いたかった。レッテルを貼られてるだけの存在はいないんです。主人公の洋子は兄の不倫相手の美沙のことをいろいろと考えて、新たな価値観に触れていくことで、明確に言葉にできない感情がいっぱい出てきます。そういう矛盾した感情を大事にして欲しいなと思っていますし、本作を見てわけがわからないと思ったらその感情も大事にして欲しいと思います。白黒ジャッジできることなんて、生きていて全然ないじゃないですか?現実では愛憎入り乱れながらその人のことを理解していくものだと思うので、1つの人間関係を描いた映画として大切に見て欲しいです。」
インタビュー・構成 / 佐藤 渉
撮影 / 白石太一
『おろかもの』概要
『愛がなんだ』の今泉力哉監督や『横道世之介』の沖田修一監督等、今の日本映画界を牽引する監督を輩出してきた若手映画監督の登⻯門田辺・弁慶映画祭にてグランプリを含む史上初の最多5冠を受賞。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019にて観客賞を受賞し、ドイツ・ニッポンコネクション2020にも正式招待される等、他の映画祭でも多数受賞し映画祭シーズンを席巻しました。
監督は、田辺・弁慶映画祭でグランプリを受賞した映画『空(カラ)の味」で撮影を務めた芳賀俊、監督作品『ボーダー』が映文連アワードで準グランプリを受賞した鈴木祥が共同で⻑編初監督を務めます。
W主演を務めるのは、野本梢監督『次は何に生まれましょうか』『アルム』や『空(カラ)の味』の笠松七海と、今泉力哉監督『退屈な日々にさようならを』等への出演だけでなく『密かな吐息』『デゾレ』等で自ら出演も兼ねて映画監督としても活躍する村田唯。
2人は本作の演技で田辺・弁慶映画祭や各映画祭で俳優賞を受賞し、その熱演と魅力、コンビネーションを高く評価されています。
その他にもイワゴウサトシ(『カメラを止めるな!』『カランコエの花』)、猫目はち(『退屈な日々にさようならを』)、南久松真奈(『スペシャルアクターズ』)等、インディーズ映画界で活躍してきた俳優陣が集結し、各々に当て書きされた役柄で魅力溢れる最高のアンサンブルを織り成しました。
『おろかもの』作品情報
出演:笠松七海、村田唯、イワゴウサトシ、猫目はち、葉媚、広木健太、林田沙希絵、南久松真奈
監督:芳賀俊、鈴木祥
脚本:沼田真隆
主題歌:「kaleidoscope」円庭鈴子
配給・宣伝:MAP+Cinemago 2019年/日本映画/96分/16:9/カラー
©2019「おろかもの」制作チーム
公式Twitter:https://twitter.com/orokamono_movie
『おろかもの』あらすじ
結婚を目前に控えた兄の健治が、美沙という女性と浮気をしている現場を目撃してしまう高校生の洋子。
衝動と好奇心に突き動かされて美沙と対峙した洋子は、美沙の独特の物腰の柔らかさと強かさ、そして彼女の中にある心の脆さを目の当たりにして、自分でも予期せぬ事を口走ってしまいます。
「結婚式、止めてみます?」
2人の女性達の奇妙な共犯関係が始まるのでした…。
Gallery
【公開中イベント(予定・敬称略)】すべて20:50回上映後
11月20日(金):田辺弁慶映画祭2019受賞監督
12月4日(金):監督・キャスト
12月5日(土):城定秀夫(映画監督)・芳賀俊監督
12月6日(日):石川優実(#KuToo 発信者・アクティビスト)・芳賀俊監督・林田沙希絵(出演)
12月7日(月):笠松七海・村田唯等キャスト陣トークイベント
12月8日(火):鶴田法男(映画監督)・芳賀俊監督
12月9日(水):⻄森路代(ライター)・芳賀俊監督
12月10日(木):監督・キャスト
『おろかもの』は、11月20日(金)・12月4日(金)〜12月10日(木)テアトル新宿にて、2020年12月18日(金)〜21日(月)シネ・リーブル梅田にて、その後全国順次公開予定です。