『俺のスカート、どこ行った?』第7話あらすじ・ネタバレ感想!秀一はなぜ大人を目の敵にしているのか

ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』第7話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『俺のスカート、どこ行った?』公式ページ

『俺のスカート、どこ行った?』の第7話にもなると、のぶお(古田新太)の挨拶「おつかレインボー」が定着してきました。

今回は、ついに明智秀一(永瀬廉)の回です。

秀一はどうして禁止されているバイトをしているのか、大人を目の敵にするのか、そしてなぜ父・純一(板尾創路)から逃げているのか、すべてが明らかになります。

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『俺のスカート、どこ行った?』第7話あらすじ

明智(永瀬廉)が学校に来なくなり、退学届を提出した。

寺尾校長(いとうせいこう)、長井(松下奈緒)、原田(古田新太)は、明智と話し合うことに。

校長たちが明智の父・純一(板尾創路)と話したいと言うと、「呼んでも絶対来ないですよ」と答える明智。

原田がなぜ辞めたいのかと尋ねても、明智は答えようとしない。2年3組の生徒たちにも、明智が退学届を出したことが知れ渡る。

ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』第7話あらすじ①

長井は純一に会うため、明智の家を訪ねる。

明智は家を出て、父とは暮らしていなかった。

純一は自らの過ちをきっかけに仕事を失って以来荒れてしまい、家族に暴力を振るうように。

明智の母は家を出ていき、明智は母が彼のために残した200万円を使って生活するしかなかった。

そのことを知った純一は、200万円は自分の金だから返せと明智に要求していた。

純一は長井に向かって、金を稼いで返してもらうために明智には学校を辞めさせると言い放つ。

ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』第7話あらすじ②

原田と田中(桐山漣)は、東条(道枝駿佑)と若林(長尾謙杜)から明智の家庭事情を聞く。

明智が父親のせいで学校を辞めるかもしれないと聞いた東条は、自分が明智を誤解していたと気付く。

そんな東条に原田は、仲直りを手伝ってもいいと提案。

一方、若林は、自分をいじめた明智をまだ許すことができないでいた。

明智の居場所を突き止めた原田は東条たちに、明智を迎えに行ってほしいと頼む。

ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』第7話あらすじ③

東条たちは、明智のアルバイト先へ向かう。

東条が「一緒に来てほしい」と言うと、明智は拒絶。

その時、原田から田中に電話がかかってくる。

原田は明智に向けて「お前の父親は預かった!」と誘拐犯のようなセリフを言って電話を切る。

明智たちが原田の指定した場所へ向かうと、原田と純一、さらには2年3組の生徒たちが待っていて…。
出典:『俺のスカート、どこ行った?』公式ページ

【ネタバレ】『俺のスカート、どこ行った?』第7話の感想

明智秀一(永瀬廉)の退学届。原因は家庭環境にあり

父・純一(板尾創路)が秀一(永瀬廉)を訪ねてきたことがきっかけで、秀一は退学届を提出。

退学を希望する理由をのぶお(古田新太)たちが聞いても、関係ないの一言です。

納得ができない長井(松下奈緒)は、秀一の実家へと足を運びました。

しかし、秀一は不在。

実家に住んでいませんでした。

偶然会った父の純一に話を聞くと、秀一は急に自分たちの前から姿を消した、と。

母親からもらった200万円もの大金を持って飛び出したみたいです。

純一は、店を建てるため、その金欲しさで秀一に接触するが、すでにお金は切り崩されています。

父親に金を返せと要求され、秀一は学校を辞めて働くことになったのです。

ですが、そもそもの原因は、純一が脱税をし、家庭内暴力をふるっていたことにあります。

「あいつ(母親)は俺たちを捨てた」と言いますが、客観的に見れば純一がすべての根源でしょう。

ヤバいおじさん・のぶお(古田新太)、おネットワークを起動

純一の話を聞いた長井は、やはり秀一の退学を納得できません。

その上、のぶおのような女装家のおじさんがなぜ先生をやっている、気持ち悪くないかと言われ、長井は反感を持ちます。

あんなに嫌っていましたが、のぶおが色々な問題を解決してきたことで、長井ものぶおを認めるようになってきたのです。

しかも、純一と話をした場所はキャバクラ。

一言も返せなかった上、お茶代と言われて多額の請求。

これにも腹が立ったのでしょう。

「原田先生ならどうしますか?」

長井は、のぶおならどうするか参考にしようとしました。

ですが、のぶおの流儀を長井ができるわけありません。

「またヤバいおっさんやっちゃおうかな。明智の家、リフォームしちゃったり」

そしてのぶおは長井に言いました。

「あんたは、あんたのできることをやりなさいよ」

秀一の現状を聞かされたのぶおは、このことを東条(道枝駿佑)と若林(長尾謙杜)に話します。

東条は、サッカーを辞めた理由が家族にあるとすぐに気づき、誤解していたことを後悔しています。

和解したいとおもう東条。

若林も、前ほど登場を嫌っていないようだが、過去にイジメられていたことには変わりません。

ですが、謝ってくれるなら、和解したいと思う若林。

2人の気持ちを聞いたのぶおは、秀一を退学させたくないために動き出すことを決めます。

まずは秀一の居場所探し。

苦戦すると思いきや、のぶおの「おネットワーク」を使って探すと、すぐに発見されました。

のぶおのネットワーク、恐るべしです。

秀一の元に東条、若林、田中(桐山漣)を向かわせて、のぶおはなんと純一を誘拐。

のぶお、一体何を考えているんだ!?

相変わらず何を始めるかわからない人です。

「暴力」の種類が違うだけ

「おい!お前の親父は預かった!以上!」

その言葉で秀一を呼び出したのぶお。

他の生徒たちも、課外授業と称して、とある場所に集めました。

そこにはボクシングのリングができており、のぶおは純一を連れて登場。

一体何をするのか……のぶおは考えました。

生徒たちは秀一の退学を認めません。しかし純一は秀一を辞めさせて働かせたい。

なので賭けで決着を付けようと思ったのです。

親子でボクシングをし、勝った方の言うことを聞くというモノでした。

お互いに暴力は好きでしょ?とのぶおは言いますが、普段から父親と一緒にされたくない秀一には自覚がありません。

確かに純一は、秀一や母親に肉体的暴力をふるってきました。

しかし秀一自身が、若林に精神的暴力をふるってきたことを、ここでのぶおに聞かされて気づきます。

自分は父親と一緒だったんだとショックを受ける秀一は、リング上で父親に何度も殴られようも、殴り返すことはできません。

父親に殴られながらも、若林は痛い思いをしていたんだと、秀一はここでやっと自覚し、若林に対して申し訳ないと思いました。

「ごめん若林」

若林に面と向かって謝っているその時も、純一は不意打ちで秀一を殴ってノックアウトさせました。

これで純一の勝ち。伸びている自分の息子を見て笑う純一に、東条は苛立ちリングに上がってきました。

この勝負は、純一の勝ちではなく引き分け。

レフェリーののぶおはそう判断しました。

そして、今度はのぶおが、純一とボクシングで戦うことになるのです。

のぶお、ボクシングやりたかったんだよね。ノリノリでしたもんね。

でもその中で、明智と東条、若林との間にあるわだかまりをどうにかしたかったんですよね。

良い教師、というより、温かい人です。

のぶお(古田新太)、にゃんにゃんパンチで完勝!

「かかってこいや、ド三流親父」

「上等だよ、ゲイ野郎」

そう言って始まった2回戦。

田中、いやいやレフェリーやってます。

「ゲイだし、女装してるし、父親を認めないってなんだよ」

「ゲイだから感覚が違う、そんなもん個人個人違うんだよ。人をレアキャラ扱いしてんじゃねぇよ!」

まだここにゲイで女装しているからって偏見を持つ人がいました。

純一は、ゲイなんだからどうせにゃんにゃんパンチしか出せないんだろ?と、甘く見ます。

しかし、不意打ちはしっかりやってきます。

そんなののぶおはお見通しです。

さっと避けて滅多打ち。純一はあっさりのびてしまいました。

「あらやだ、にゃんにゃんパンチで勝っちゃったー」

喜ぶのぶお。

しかし、ここにいる全員が思ったでしょう。

どこがにゃんにゃんパンチだよ!良いパンチしてたわ!

のぶお(古田新太)は決して気絶しない。裏切らない。

純一との賭けの結果、秀一は学校を辞めずに済みます。

しかし、秀一はのぶおのおかげで学校に残れると思うのが嫌で、退学しようとまだ考えます。

父親からの暴力、母親が自分を置いて逃げる、大人はみんな都合が悪くなると裏切って逃げる。

だから信用したくないというのが明智の本心です。

ここでのぶおを信じたところで、最終的には逃げるんだと、秀一は決めつけます。

秀一の闇はここにありました。この気持ちは、そう簡単に変えられません。

これに対してのぶおは言います。

「じゃああんた。好きなだけあたしを殴りなさい。あたしは絶対殴り返さない。あんたの父親と違って殴り返さない。母親と違って嘘もつかない。好きなだけ殴りなさい。あたしがもし気絶したら、学校辞めていいよ。ここであんたがあたしを殴ったとしても、あんたを父親と一緒だなんて言わないから。」

秀一の一発が入ると、生徒たちは止めようとしますが、のぶおは止めるなと言います。

どーんとこい!

頼もしいのぶおの言葉。

それからのぶおは、秀一から何度も殴られても気絶しません。

世の中には約束を守る大人もいるということを、のぶおは体を張って教えています。

「頼りたくないだなんて、一丁前のこと言ってんじゃないよ」

秀一が誰のことも信用してないと言ったが、東条やクラスメイトは秀一を信用しています。

だから、秀一は一人じゃないんです。

どうせ大人になったら、頼りたくても頼れなくなる。だから無理に大人の真似をするな。

子どもらしくいろ。大人の真似ばっかりしてたら、いろんなもの無くす。

泣き崩れる秀一に、こっちも完全にもらい泣きです。

本当、こんな先生にリアルに会いたかったと心の底から思います。

これは明らかな伏線ですよね。

秀一がのぶおの手を握った時、三脚についたカメラが倒れました。

しかも、夜の学校でその動画を見ている教師が一人。

影が薄い古文の先生・矢野先生(小市慢太郎)です。

矢野は動画の一部を携帯で撮影し、音声を消します。

ぞっとするような無表情で、この人は何をしているのか……。

これは絶対この先の展開に関係すると思われます。

そして、家に帰ったのぶおは、やりたいことノートに今回のことを記録。

すこし咽たのかなあと思いきや、吐血。

前に薬を飲んでいましたが、それは脂肪を燃焼する薬だと言っていました。

しかし、薬は2種類あったんですよね。

おそらくそのひとつが、のぶおの命と深く関係している薬なのでしょう。

『俺のスカート、どこ行った?』第7話まとめ

秀一には「子供らしくいろ、信用できる大人もいる」ということを教えたのぶお。

さらに純一には「周りのことを信じられないかもしれないけれど、自分のことだけは信じなよ」と諭します。

これからを生きる大人と子供に、のぶおは自分の伝えたいことをしっかり伝えます。

やりたいことノートを作り、それをひとつずつクリアしていくのぶお。そしてあの吐血です。

これは明らかに、残りの人生、やり残しのないようにしているとしか……。

明るく見えても、ちょっとシリアスに感じる展開。

この先何が待っているのか……目が離せません。

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