突然現れ、破天荒な行動で問題を解決し、半端ない愛情で愛し愛されるかなりヤバいオッサン原田のぶお（古田新太）が、職場復帰できたのにも関わらず…「学校辞めます！」といって退職！
『俺のスカート、どこ行った？』最終話は、2年3組だけの特別な卒業式が行われます。
さらに、明智（永瀬廉）を始めとした生徒たちもやりたいことをしたいと思うようになり、のぶおにとんでもないお願いをするのでした。
▼動画の無料視聴はこちら▼
目次
『俺のスカート、どこ行った？』第10話（最終回）あらすじ
原田（古田新太）が「他にやりたいことがあるから」と言って、豪林館学園高校を辞めた。
その後、古賀（荒川良々）や田中（桐山漣）をはじめ男性教師たちが女装して授業をするように。
それは、原田と交わした約束だった。
原田の不在に寂しさを感じる2年3組の生徒たち。
彼らは、原田がやりたいことは何だったのか、今頃何をしているのかと話し合う。
明智（永瀬廉）は、原田がやりたいと言っていた卒業式をやろうと提案。
他の生徒たちも明智のアイデアに賛成し、2年3組だけの早めの“卒業式”をやることに。
若林（長尾謙杜）らみんなが盛り上がる中、東条（道枝駿佑）は複雑な思いを抱えていた。
東条が屋上で昼食を食べていると、明智と若林がやってくる。
明智は、東条の様子が気になっていた。
東条は、原田に対する複雑な感情を打ち明ける。
東条は、原田が学校を辞めた本当の理由は体の具合が悪いからではないかと思っていた。
原田に卒業式のことを伝えるため、東条は長井（松下奈緒）に原田の家を教えてほしいと頼む。
長井は、東条を連れて病院へ向かう。
東条が心配した通り、原田は入院していた。
東条から「卒業式に来てほしい」と言われ、「行ってあげる」と原田は「卒業式」に行くことに。
そして、2年3組と原田のための“卒業式”当日を迎え……。
出典:『俺のスカート、どこ行った？』公式ページ
【ネタバレ】『俺のスカート、どこ行った？』第10話（最終回）の感想
豪林館学園高校男性教師がなぜそうなった！？
のぶお（古田新太）が学校を辞める際、彼は田中（桐山漣）や古賀（荒川良々）にあるお願いをしました。
それは、男性教師全員、女装して授業をしろというものでした。
拒否権のない先生たちは、のぶおを真似して女装し、その姿で教壇に立つのですが、生徒たちは開いた口が塞がりません。
なんでそうなる…誰もが思いますよ。
のぶおはどうしてこんなことをさせたのかというと、自分の意思を継いでほしかったというのが建前です。
本音はもちろん、無理をしている彼らを見たかったから！
しっかりと女装をした集合写真まで撮って送らせ、のぶおは満足です。
また、先週問題を起こしてくれた矢野（小市慢太郎）は、職員室に復帰しました。
のぶおなら許すでしょ？
なので、校長の寺尾（いとうせいこう）も許したのです。
やりたいことをやろう
のぶおが学校を辞めて、生徒たちはあれでよかったのかと悩みます。
もっと追いかけたほうが良かったのでは？
そんな思いを抱いたのでしょう。
残りの人生、やりたいことをしたいと言うのぶおを引き留めようとする者はいないと言ったらウソです。
第1話でのぶおに対してさんざん噛みついていた東条（道枝駿佑）なんかは、修学旅行や体育祭など、まだまだのぶおとやりたい行事がありました。
クラスのみんなで特別に卒業式をやろうという話になった時も、東条は賛同するものの気持ちは晴れません。
東条は思ったのです。
のぶおが学校を辞めたのは、やりたいことをしたいからではなく、命の危機にさらされているからだと。
それをさらに感じさせるような出来事が！
長井（松下奈緒）にのぶおの家を聞こうとしたとき、
「一緒に行きましょう！」
と言われ、東条たちが向かった先は病院でした。
「俺は死なない！」
ひとり家で倒れていたのぶお。
糸（片山友希）が見つけたことで命に別状はありませんでした。
しかし、入院していることが退職の一番の理由だと東条は確信します。
が、のぶおは認めません！
「入院もしてみたかった！」
嘘だろ！と言いますが、嘘じゃないみたいです。
学校を辞めるな、という東条。
アムラーは惜しまれながらも去るものと言うのぶお。
まさかここでアムラー精神が出てきましたかね。
そして、のぶおは東条に言います。
「俺は死なない！」
今の東条は、その言葉を信じるしかありませんでした。
のぶお（古田新太）からの卒業証書はやっぱり斬新
卒業式をするために登校してきたのぶお。
入院していたとか、聞かされないと気づかないレベルに元気です。
生徒たちは田中の授業を使い、クラス中を飾り付けし、卒業証書も自分たちで作りました。
しかし、のぶおはその卒業証書を端にポイッ。
せっかく作ったのに…
というのも、のぶおも作ってきたのです。卒業証書を！
ただ、その形がです。
キラキラのハート型！
あんたたちのなんて、どうせ原価安いでしょ！
と、どこで張り合いますか？という感じです。
そして、1人ずつ名前を呼ばれ、のぶおの想いが詰まった卒業証書が手渡されますが…。
「明智、お前が父親に渡そうと思ったお金、あたしも欲しかった」
とか
「東条、病院でのことは黙っててやる」
とか
「若林（長尾謙社）、お前これからマスクできないから花粉症のとき大変だな」
とか！
別れを惜しむような言葉はありませんでした。
最後にニコッと笑って見せたりなどして終了！
副担任の田中も呼ばれます。
まさか田中にも卒業証書！？
と思ったら、カバンに入っていたおいなりさんを口にツッコまれました。
田中先生、お疲れ様です！
涙で別れる気はない！だから飛べ！
卒業証書を渡すという夢を果たしたのぶおは、さっさと帰ろうとします。
が、生徒たちからのぶおの卒業証書がまだでした。
クラス全員の想いが詰まった1枚の証書。
もらった瞬間、のぶおは号泣です。
黒板に向かってワンワン泣いちゃっていました。
さすがののぶおもこれには勝てませんよね。
これで終わりかと思ったら、そんなことはありません。
「のぶおばかりやりたいことやってるからさ、俺たちのやりたいことも叶えてよ」
そう言われてのぶおが連れていかれたのは…
屋上！
そして屋上の下には生徒たちが黒布を広げて待っているじゃないですか。
「え、飛べってこと？」
そうです、飛べってことなんです。
明智がそこで可愛い顔をして見せますが、原田はイラッとしますよね。
いや、ムリムリ！
のぶおは飛ぶことを拒絶しますが、「飛ばせたじゃん」と若林からの反撃。
それでものぶおは言い訳を続けます。
あたし足細いし！年だし、これは確実に死ぬって！
さんざん言った結果、明智が一言。
「よし分かった。飛べ！」
あー、この展開もありましたね。
ヤバいおっさんが育てたヤバい生徒たちの言うことを聞き、のぶおは飛ぶことを決意します。
人間、一度しか死ぬことができませんから。
ここで飛んで、寿命リセットしようぜ。
傍からみたらとんでもない理論ですよ！
ですが、それがこのクラスの答えなんでしょうね。
生徒たちが囲む黒布の上に、のぶおは思い切って飛び込んでいきました。
『俺のスカート、どこ行った？』第10話（最終回）まとめ
みなさま。
本当にありがとうございました。
おつかれいんぼ〜〜🌈#俺スカ#俺のスカートどこ行った#恋しがってんじゃねーよコノヤロー pic.twitter.com/prqVc0Zl21— 【公式】俺のスカート、どこ行った？ 毎週土曜よる10時放送中‼️ (@oresuka_ntv) 2019年6月22日
生徒たちの黒布に受け止められ、のぶおは無事に人生をリセットしました。
俺は死なない！と断言するのぶおは、これで無敵です。
それから1年が過ぎ、東条たちが卒業するとき、のぶおはまた女装をして走り出しました。
スカートを探すことはありませんでしたが、留め金が馬鹿になっていたカツラがいつものように飛んでいきました。
最後ののぶおの一言は、
「俺のカツラ、どこいった？」
あ、これ次回作ということでいいでしょうか？
このような終わり方をしたわけですが、非常に楽しめました。
ゲイだとか、女装をするだとか、当たり前のようにある価値観をガンガン壊し、生徒や先生の心はとっても柔軟になったと思います。
それだけではなく、諦めずにやり遂げる心、世間の常識に負けない力も得ることができたのではないでしょうか？
何度も何度も書いたと思うんですが、学生時代にこんな先生と出会っていれば楽しかっただろうなと思えて仕方がありません。
俺は死なない！と言ったのですから、いつでもテレビにカムバックしてきてほしいと思います！
▼動画の無料視聴はこちら▼