「海賊王に俺はなる!」
アニメ『ワンピース』の中でも、1番有名なルフィのセリフです。
2021年時点では総発行部数がおよそ4億7,000万部を超えたワンピースですが、中には『ワンピース』を全然知らないなんて方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために、アニメ『ワンピース イーストブルー編』のあらすじをまとめました。
ミルトモ 編集部
長く続く作品ですが、全てはこの『イーストブルー編』から始まりました!
目次
【ネタバレ】アニメ『ワンピース イーストブルー編』あらすじ・感想
海賊王の一言
「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこに置いてきた!」
“海賊王”ゴールド・ロジャーのこの一言により大海賊時代が幕あけ、様々な海賊が海賊王になるために海へと船を出しました。
ワンピースの主人公モンキー・D・ルフィもそのうちの1人です。
ワンピースはこの海賊王の一言から始まります。
ミルトモ 編集部
フーシャ村のルフィは海賊王を目指す!
ルフィはフーシャ村という小さな港町で育ちました。
フーシャ村には1年ほど前から「赤髪のシャンクス」の海賊団が停泊しており、ルフィはシャンクスの影響を受け海賊になりたいと思うようになります。
ルフィはシャンクスに「海へ連れて行ってくれ!」と頼む毎日でした。
ある日のこと、シャンクスの海賊団が普段からいる酒場が、山賊によって襲われてしまいます。
そのいざこざに紛れてルフィは、シャンクスの海賊団が敵船から奪った悪魔の実“ゴムゴムの実”を食べてしまいました。
食べれば全身ゴム人間となり一生泳げない体になってしまうゴムゴムの実に、最初はルフィも驚きましたが、すぐに「俺のパンチはピストルよりも強いんだ!」とゴムゴムの実を受け入れます。
ルフィがゴムゴムの実を食べた後、また酒場を山賊が襲ってきます。
そんな中、シャンクスが酒場へ助けに来てくれるのですが、ルフィはかろうじて逃げ切った山賊の頭の手によって、海へと連れていかれました。
ゴムゴムの実を食べカナヅチとなっているルフィは、海へと投げられてしまいます。
ルフィが海でおぼれかけていると、海にいた近海の主が船ごと山賊の頭を食べてしまいました。
ルフィも食べられてしまったかと思いきや、間一髪のところでシャンクスに助けられます。
しかし、シャンクスはルフィを助けた代わりに左腕を失ってしまうことに。
ルフィはこの事件をキッカケに、「シャンクスのような海賊」になることを心に決めます。
同時に、自分で海賊団を作ることも決意。
シャンクスはそんなルフィに自分の麦わら帽子を預けます。
「いつかきっと返しに来い!」
そうルフィに告げてシャンクスは出航しました。
シャンクスが出航してから10年後、ルフィもとうとう海賊として海に出ることに。
出航して間もなく、以前に自分を襲った近海の主と遭遇します。
しかし、ルフィは以前とは違い「ゴムゴムの銃」であっさりと近海の主を倒しました。
ここから、ルフィの海賊王への道は始まります!
「海賊王におれはなるっ!」
ミルトモ 編集部
アルビダ!そして、モーガンとの戦い
颯爽と海に出たルフィでしたが、初めての航海に悪戦苦闘。
すぐに渦潮に巻き込まれてしまいます。
そして、へっぽこコビーのいる“女海賊“アルビダの休息地へと流れついてしまいました。
コビーは、釣り船と間違ってアルビダの船に乗ってしまってから、航海士兼雑用として怯えながら毎日を過ごしていました。
そんな中、海賊王を目指すルフィの言動と行動に心を強く動かされ、怖くて何も言えなかったアルビダに対して「この方は、この海で1番、1番、1番いかついくそばばぁです!!」と言い放ちます。
発言を聞いたアルビダは激怒しコビーを殴ろうとしますが、ルフィがアルビダを倒しコビーは晴れて自由の身に…。
そして、コビーはルフィと共に海へ出て、昔からの夢であった海軍将校を目指します。
ルフィは強い仲間を探すため、コビーは海軍将校になるために海軍基地へと向かいます。
そんな中、海賊狩り“ロロノア・ゾロ”が捕われているという噂を耳にしました。
血も涙もない人間かと2人は思いましたが、ゾロが海軍に捕らえられていた理由は「女の子が海軍の飼っていたオオカミに襲われそうで、それを助けたため」でした。
それを知ったルフィはゾロを仲間にすることを決め、ゾロを助けるためにモーガン大佐との戦いに挑みます。
ゾロは小さいころに幼馴染の少女と、“世界一の剣豪”になることを約束していました。
そのため、海賊であるルフィの仲間にはなりたくないと言います。
しかし、ルフィはそんなことを気にも留めず、「海軍が持っているゾロの刀を取り返したら仲間になれ」と無理やり約束させました。
ルフィが刀を取りに行っている間に、ゾロはモーガン大佐たちに殺されかけそうになります。
間一髪でルフィが登場し海軍の銃を跳ねのけ、ゾロを磔場から解放しモーガン大佐を倒すことに成功!
ルフィの「海賊王への思い」、「強さ」、「行動力」を見たゾロはルフィと仲間になることを決意します。
ミルトモ 編集部
海賊道化・バギーとの闘い
ゾロと共に海を出たルフィですが、突然巨大な鳥にさらわれます。
そして、ルフィがたどり着いたのは「海賊道化のバギー」が支配する町でした。
そこでルフィは、海賊専門の泥棒ナミと出会います。
ナミはルフィの強さを見て手を組むことを提案。
最初は乗り気ではなかったルフィですが、ナミが航海術を持っていることを知ると海賊の仲間に誘います。
しかし、ナミは海賊がこの世で最も嫌いでした。
ルフィが海賊であることを知ると、急に怒りをあらわにし「手を組むのは無かったことに」と断りました。
ですが、ふとルフィを泥棒のために利用することを思いつき「仲間になる」と言って、ルフィを油断させ縄で縛り、バギーへ突き出したのです。
バギーは財宝が大好きで、町中の財宝を集めて街を占拠していました。
また、派手なことも好きで“バギー玉”という強力な大砲で街を吹き飛ばしたりと、極悪な行いばかりしている男です。
それを見かねたルフィはバギーとの戦いに挑むのですが、バギーもルフィと同じ悪魔の実“バラバラの実”の能力者でした。
ルフィは苦戦しますが、渾身の蹴りでバギーを吹き飛ばして勝利しました!
バギーがいなくなり町は平和になったのですが、ルフィは町の住人たちに「自分たちは海賊だ!」と堂々と名乗ってしまい、町の残骸を見た住人たちに勘違いされ追われることになります。
そこでナミとも改めて手を組むことになり、ルフィ・ゾロ・ナミの3人は次の島へと向かうことになります。
ミルトモ 編集部
シロップ村でのウソップとの出会い
ルフィたちがたどり着いたのはシロップ村というとても平和な村。
シロップ村には父親が海賊のウソップという嘘つきの青年がおり、毎日嘘をついては住民を困らせていました。
ルフィたちは船をもらうために村1番の金持ちの娘・カヤのもとへ向かいます。
一行が屋敷に着いて見たのは、病気で家族を失ったカヤをウソップが「嘘の話」で元気づける姿でした。
カヤの屋敷にはクラハドールという執事がいますが、彼はウソップのことをよく思っておらず、ウソップをいつも追い出そうとしていました。
そんな時、ウソップとルフィはクラハドールが海岸で、怪しい人物と話をしているのを見てしまいます。
その会話の相手は何と現クロネコ海賊団のジャンゴでした。
2人はカヤを殺して、財産を奪い取ろうとしていたのです。
キャプテンクロとの戦い
クラハドールの正体は、3年前に処刑されたはずのキャプテンクロでした。
ウソップは2人が村を襲おうとしていることを村人に報告するのですが、誰も信じてくれません。
ウソップは、1人でクロネコ海賊団と闘おうとします。
そんなウソップを見てルフィたちは「共に戦う」と宣言!
次の日、海賊たちは続々と村へ押し寄せてきます。
ウソップとナミで応戦していたのですが、一向に止まる気配がありません。
もうだめかと思った時、海賊たちはルフィとゾロによって一気に吹き飛ばされます。
計画が進まないキャプテンクロは、いら立ちを隠せず自ら海岸へと向かい、ルフィと対決します。
クロはかつて、1人で軍艦1隻を制圧したことがあるほどの実力者でした。
ルフィの攻撃も軽々とよけ、ルフィは追い込まれます。
そこでクロはルフィに対して、「部下は船長のために命を懸けて戦う駒である」と語るのです。
ルフィは「本物の海賊は仲間を大事にするんだ!」と、その発言を真っ向から否定しました。
その後もルフィはボロボロになりながらも戦い、ついにクロを倒し勝利します!
クロを倒した後、ルフィたちは小さな帆船ゴーイング・メリー号を譲り受け次の島へ向かおうとします。
そこに、1人で海に出ることを決意したウソップが現れました。
「1人で海に出る」と言ったウソップですが、結局ルフィたちの仲間になり次の航海へと進んでいきます。
ミルトモ 編集部
海上レストランで出会ったサンジ
次にルフィたちがたどり着いたのは、海上レストラン「バラティエ」。
そこで一行は、副料理長のサンジと出会います。
サンジは元海賊の料理長ゼフと共に遭難した過去があり、食べ物を粗末にする人が大嫌いでした。
ある時、餓死寸前の海賊ギンが来店しますが、コックのパティがたたき出します。
見かねたサンジは、ギンにこっそり食べ物を差し出します。
それをルフィはしっかりと見ていました。
ある日、バラティエに再びギンが海賊ドン・クリークを連れて来店します。
ドン・クリークはグランドラインに進みましたが、ある海賊に襲われ餓死寸前でした。
誰もドン・クリークを恐れ食事を出そうとしませんが、サンジは違います。
サンジは黙って食事を出しましたが、ドン・クリークはだますことで有名な海賊。
案の定、食べ終わった後にサンジを攻撃して「バラティエを差し出せ!」と要求してきます。
要求の最中、ドン・クリークはグランドラインで自分たちを壊滅させた男について語りだします。
その男は通称“鷹の目の男”世界一の剣豪といわれるミホークでした。
その話にゾロは過剰に反応します。
ミホークこそゾロが探し求めていた世界一の剣豪でした。
その話の途中、何とバラティエにミホークが出現。
屈強なドン・クリークでさえもミホークには戦慄します。
しかし、ゾロはミホークに対して戦いを挑みました。
世界一の大剣豪には、ゾロの剣術は全く通用しません。
渾身のゾロの奥義ですらミホークはかわして、ゾロに大きな一撃を与えます。
それでもゾロは一歩も引きませんでした。
「背中の傷は剣士の恥だ。」
そう言ってミホークの攻撃を真正面から受けきるのでした。
そのゾロの姿勢に感動したミホークは、ゾロを「強き者」として認めます。
「この俺を越えてみよ!ロロノア・ゾロ!」
そうゾロに言い放ち、その場を去って行ってしまいました。
ミホークが去り、ドン・クリークはバラティエに攻撃を仕掛けます。
完全武装のクリークは、バラティエに毒ガス弾を放ち、強制的にバラティエを侵略しようとしました。
ルフィは落ちているガスマスクを運よく見つけ生き延びるのですが、そのマスクはギンがルフィのために落としたガスマスクだったのです。
それを知り、ルフィはドン・クリークへと立ち向かいました。
ドン・クリークはあらゆる武器を繰り出してきますが、ルフィは何が来ても突っ込んでいきます。
そして、ドン・クリークを硬い鎧もろともぶっ飛ばします!
そんな様子を見ていたサンジは、オール・ブルーを見つけるという夢をルフィに語りました。
その発言をこっそり聞いていたバラティエの仲間は、サンジを追い出そうとわざと冷たい態度をとるのです。
そして、サンジはとうとうルフィについていくことを決めました。
サンジが旅立つ時、ゼフはサンジに「風邪ひくなよ」と声を掛けます。
サンジは号泣し、ゼフへの感謝を伝えるのでした。
「くそお世話になりました!!」
ミルトモ 編集部
ココヤシ村を牛耳るアーロン一味
次にたどり着いたのはナミが生まれ育ったココヤシ村でした。
ココヤシ村は魚人のアーロンに占拠されている村で、住民たちはアーロンにお金を払って生き延びていたのです。
お金を払えないと殺されます。
ナミの母親ベルメールも、そのうちの1人でした。
ベルメールが殺された時に、ナミも見つかってしまいます。
ナミの航海術に目をつけたアーロンは、まだ幼いナミに航海図を描かせるのでした。
アーロンはナミに「1億ベリーで村を売ってやる」と話を持ち掛けるのです。
ナミはそれを信じて財宝を集める旅に出るのですが、アーロンには村を売る気は一切ありませんでした。
ルフィたちは、アーロンの支配からナミを解放するために闘うことを決意します。
アーロンは魚人族で人間よりも強く、水中での戦いが得意でした。
しかしルフィは全く泳げません。
そのため、相当の苦戦を強いられます。
そんな戦いの中、ルフィはナミの測量室を見つけるのです。
ナミがどれだけの航海図を描かされていたのかを知り、ルフィは測量室をつぶそうと足を高く伸ばしました。
そんなルフィにアーロンは食らいつきますが、ルフィはアーロンごと踏みつぶし、建物を破壊してみせます。
アーロンとアーロンパークは、こうして完全崩壊するのでした。
アーロンから解放されたナミは、ルフィたちと共に海へ出ることを決意します。
ナミが、とうとう本当の航海士となりました。
別れ際、ナミはいつもと変わらず住民の財布を盗み、船に乗ります。
そんなナミを、住民は笑顔で送り出しました。
「もう迷いはない」とみんなに別れを告げ、新たな航海へと出発するのです!
ミルトモ 編集部
ローグタウンでルフィ処刑!?
その後、ルフィたちは海賊王が処刑された町・ローグタウンへとたどり着きます。
ローグタウンは海賊王がグランドラインへと出発し、帰ってきて処刑された「始まりと終わりの町」でした。
各々が町を散策する中、ルフィは死刑台へと訪れます。
そこに、スベスベの実を食べて美女となった女海賊アルビダが現れるのです。
アルビダはバギーと連合を組んでおり、ルフィを処刑台へ括り付け殺そうとします。
「わりぃ。俺死んだ。」
ルフィはニヤッと笑って言いました。
しかし、処刑する寸前で振り下ろした剣に雷が落ち、ルフィは死を免れるのです。
今まで処刑台で笑った人物は、かつての海賊王ゴールド・ロジャーだけでした。
そんなルフィを逃がしてはいけないと、海軍のスモーカー大佐は追いかけますが、ある男によって妨害されてしまいます。
その隙に逃げ切ったルフィたちは、グランドラインを目指して嵐の中出航するのでした!
ミルトモ 編集部
アニメ『ワンピース イーストブルー編』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
2月12日金曜17時より、TVアニメ「#ONEPIECE」第21話〜25話を配信!
24話がゾロVSミホークのエピソードであることを記念して、ルフィ役田中真弓さんと、ゾロ役中井和哉さんに見所をお伺いしました!24話を見たい方⬇️https://t.co/Y6Ia1M5knM
21話から25話の再生リスト⬇️https://t.co/Je0sUb3SE9 pic.twitter.com/gtvMs1AaIR
— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) February 12, 2021
アニメ『ワンピース イーストブルー編』のあらすじをご紹介しました。
作品の中でも、イーストブルー編は内容が濃いです。
感動する話が多いですが、細かい場面にたくさんの伏線が隠されています。
見ているうちにたくさんの伏線を回収できるので、とても懐かしい気持ちになると思います。
話を楽しんだ人は、その伏線を探してみてください。
ミルトモ 編集部
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