映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』あらすじ・感想!ブラピ、レオ様二大スターの豪華初共演!

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』あらすじ・感想!

出典:unitedcinemas.jp

「むかしむかし、ハリウッドということろで。」から始まるタランティーノ節おとぎ話。

二大スターの初共演を見逃すな!

ポイント
  • 最低限の予習は推奨。クライマックスが意味不明なことになる可能性があります。
  • レオナルド・ディカプリオブラッド・ピット。二大スターが初共演。
  • タランティーノの映画愛、ハリウッド愛を堪能できます。

それではさっそく『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をレビューしたいと思います。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』作品情報

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』作品情報

出典:映画.com

作品名 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
公開日 2019年8月30日
上映時間 161分
監督 クエンティン・タランティーノ
脚本 クエンティン・タランティーノ
出演者 レオナルド・ディカプリオ
ブラッド・ピット
マーゴット・ロビー
エミール・ハーシュ
マーガレット・クアリー
ティモシー・オリファント
オースティン・バトラー
ダコタ・ファニング
ブルース・ダーン
アル・パチーノ

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』あらすじ


人気が落ちてきたドラマ俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、映画俳優への転身に苦心している。

彼に雇われた付き人兼スタントマンで親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、そんなリックをサポートしてきた。

ある時、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリックの家の隣に引っ越してくる。
出典:シネマトゥデイ

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』みどころ

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』みどころ

『ジャンゴ 繋がれざる者』のレオナルド・ディカプリオ、『イングロリアス・バスターズ』のブラッド・ピットとクエンティン・タランティーノ監督が再び組んだ話題作。

1969年のロサンゼルスを舞台に、ハリウッド黄金時代をタランティーノ監督の視点で描く。

マーゴット・ロビー、アル・パチーノ、ダコタ・ファニングらが共演した。
出典:シネマトゥデイ

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を視聴できる動画配信サービス

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

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  • 動画の配信情報は2019年9月12日時点のモノです。
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ご覧のとおり、2019年9月12日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

動画配信が開始になり次第、追って情報を掲載させていただきます。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』感想レビュー【ネタバレなし】

映画をしっかり楽しむためには、ある程度の予習をしておいた方がいいかも。

本作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、史実なのでネタバレではないですよ。

映画の舞台となるのは、1969年のハリウッド。

レオナルド・ディカプリオ演じるリック・ダルトンは、映画進出につまずいたドラマ俳優。

ブラッド・ピット演じるクリフ・ブースは、そんなリックのスタントマン兼雑用係で元軍人。

物語は二人を中心に、ある意味淡々と、タランティーノ監督作品にしてはちょっと地味かな、という雰囲気で進んでいきます。

1960年代後半から70年代は、タランティーノ監督いわく、ハリウッドがもっとも変化していった時代。

リックとクリフは、その「新しい時代」に取り残された二人。

1969年2月。リックの家の隣に、ロマン・ポランスキー監督とシャロン・テート夫妻が引っ越してきます。

物語は、ここから同年8月9日までを描いています。

映画好きの方でも、シャロン・テート事件をリアルに知っているのは60歳前から上の世代か、よほどハリウッド史に詳しいか、チャールズ・マンソンを詳しく知っていたかくらいでしょう。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観る上で、最低限「シャロン・テート事件」「マンソン・ファミリー」、それから「ヒッピー文化」については知っていた方が、より楽しめると思います。

後で調べるという方も、また違う楽しみ方ができるとは思いますが。

まず、物語で大きな役割を持つ、マンソン・ファミリーとは何なのか。

ざっくり言うとチャールズ・ミルズ・マンソンを指導者にした、カルト集団です。

海外ドラマや洋画好きの方なら、名前を聞いたことはあるはず。なのでまとめて、さくっとご説明を。

時代は泥沼化したベトナム戦争時。この頃、アメリカでは反戦運動が盛んになり、ヒッピー文化が若者たちに急速に浸透していきます。

ヒッピーとは、欧米の伝統や制度、これまでの価値感に反抗した、いわゆるカウンター・カルチャーの一派。

男は男らしくと言われれば、長髪で中性的だったり派手な服を身につけ、一夫一婦制が当然と言われればフリーセックスを楽しみ、家族が大事と言われれば仲間たちとの集団生活をして。

要するに、その時代の保守層が良いとすることに、ことごとく「No」を突きつけていったのです。

戦争反対を掲げ、愛と平和を謳う彼らの主張は、名目を聞くだけなら決して間違ってはいないのですが、ヒッピー文化の中心には愛や平和だけでなく、自然や自由、セックスも含まれていて、そのため当然の流れで「反体制」を強調したグループや、フリーセックス、薬物でのトランスを推奨するグループも。

結果、薬物(大麻やLSD)が街に溢れ、若者たちはロックコンサートで踊り狂い、ヒッチハイクで街から街へと移動するように。

ちょうどその頃に現れたのが、刑務所帰りのチャールズ・マンソンという男でした。

マンソンは、ドラッグとフリーセックスで人生を謳歌している若い女性たちを、次々とモノにしていきます。

ヒッピーの女性たちを虜にする、何か抗いがたい魅力があったのでしょうね。

そうやってできた取り巻きの女性たちを使い、男たちも自らの信奉者にしていったマンソンは「ファミリー」を作り上げていきます。

やがて、ザ・ビーチボーイズのメンバー、デニス・ウィルソンと知り合い、信者も一緒に彼の家に居座るようになり、お金・セックス・ドラッグとやりたい放題。

そんなデニスに紹介してもらったのが音楽プロデューサーのテリー・メルチャーで、彼がこの時住んでいたのがシエロ・ドライブ1050番地。後にポランスキー夫妻が住む豪邸だったのです。

デニスが引っ越していった後、マンソン・ファミリーが新たな住処としたのは、西部劇を撮影していたスパーン牧場でした。映画にもしっかりと出てきます。

その後、マンソンは元メルチャー邸を訪ねた際、引っ越したからと邪険に追い払われたことに怒りを覚え、復讐することを誓います。

そうして、1969年8月8日金曜日の夜。マンソンの信奉者たち4人は、シエロ・ドライブ1050番地へ。

9日未明。彼らは、たまたま通りかかった若者を殺害後、ポランスキー邸に侵入。

身重のシャロン・テートと、不運にも遊びに来ていた友人たち三人を惨殺したのでした…。

同年10月に、信者もろともマンソンは逮捕されます。

マンソン・ファミリーが関わったとされている事件は10を超えると言われていて、チャールズ・マンソンはシャロン・テート事件の連帯責任を問われ有罪判決を受けました。そして2017年、83歳で死亡しています。

「シャロン・テート事件」は、時代に暗い影を落とし、愛と平和を謳う文化を終わらせた凄惨な悲劇として、アメリカ人の胸に刻まれた大事件だったのです。

タランティーノ監督は、架空のキャラクターである主役のリックとクリフを事件の現場となるポランスキー邸の隣人にして配置し、誰もが息を飲む物語を見事に描いたというわけです。

レオ様とプラビ、二大俳優が夢の初共演。それだけでもお腹一杯。

ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオ。

この名前を知らない人は、日本でもほとんどいないであろう二大ハリウッド・スターです。

レオ様、ブラピと呼ばれ、20年以上前から主に女性に大人気。

年齢的にはブラッド・ピットが11歳年上ですが、彼ら目当てで映画館に通うファンも昔から多かったと記憶しています。

もっとも日本でレオ様人気に大きな火がついたのは、やはり大作『タイタニック』から。

1997年に公開され、社会現象を巻き起こした映画です。レオ様の愛称ができたのも、思えばこの時。

そこから次々とヒット作に主演。押しも押されぬ大スターになりました。

演技力は1993年の『ギルバート・グレイブ』で19歳の時に証明済み。

アカデミー主演男優賞も早く獲得するだろうな、と思ったのはすでに遠い思い出(苦笑)

甘すぎるマスクがまさかの障害になったのか、それからオスカー受賞までの道程は、長い長いものになります。

『タイタニック』のジャック役では『恋愛小説家』のジャック・ニコルソンに敗れ、『ギャング・オブ・ニューヨーク』では共演のダニエル・デイ=ルイスが獲得。

『アビエイター』で演じたハワード・ヒューズ役で、ついにと期待が高まるも『Ray/レイ』でレイ・チャ−ルズを演じたジェイミー・フックスに敗れてしまいます。

そうして『ブラッド・ダイヤモンド』でついに、と期待されたものの『ラスト・キング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィテカーが受賞します。

涙を呑み続けたディカプリオがアカデミー賞を手にしたのは、2016年『レヴェナント:蘇えりし者』。初ノミネートから22年。ここまで本当に長かった。

容姿端麗で、いわゆるイケメン俳優のイメージが映画ファン以外では根強そうですが、演技力は本当に素晴らしいので、主演作は(例外もないとは言いませんが)面白い映画ばかり。

個人的なオススメは『ブラッド・ダイヤモンド』と『仮面の男』、『インセプション』です。

俳優としての引き出しがとても多く、どんな役でも見事にこなしてしまうレオナルド・ディカプリオですが、『ブラッド・ダイヤモンド』は物語もとてもよく、大変引き込まれる映画です。

『インセプション』は、クリストファー・ノーラン監督が、日本で多数のファンを掴んだ作品で、アニメや漫画好きにもオススメ。

そして『仮面の男』は、有名な三銃士の物語なので、熱くなること間違いなし。

見た目だけで言えば、親友のトビー・マグワイアと共演した『華麗なるギャツビー』のギャツビー役は、ある意味で大変衝撃的でした。

まるで少女漫画で見開き1ページ使って登場した、ヒロインが恋する相手の完璧な笑顔と構図、というディカプリオが観れます。背後で花火も上がる徹底振り。最高です。

そして今作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、史上最高に「可愛い」ディカプリオが観られます。

可愛いディカプリオ

出典:THE RIVER

演じたリック・ダルトンという男は、メンタル弱くてベソベソして、自分に自信がなくて、酒に溺れて、すぐ落ち込んで、少女というか幼女にすら慰められるどうしようもないダメ男なのに、とにかく可愛いんです。何というマジック。

リックというキャラの愛おしさ、これは観た人にしかわからないです。

さて、ではもう一人の主役である、ブラピことブラッド・ピットはと言うと。

リーバイスのCMで「ごーまるさん」と言っていたのも懐かしい、やはりビジュアルで注目を集めていた、今で言うところのイケメン俳優。

当時だとハンサム、二枚目、美男子。つまりは、大変顔がいい!なハリウッド・スターとして大人気でした。

キャリアを確立したのは『リバー・ランズ・スルー・イット』ですが、日本女性にとっては『インタービュー・イズ・ヴァンパイア』と『セブン』で、人気爆発した覚えが。

確かに金髪青い目の、完璧な容姿。人気が出るのは必然ですよね。

話題作にも数々出演し、プロデューサーとしても大成功。

私生活は騒がしいですが、映画人としては素晴らしい足跡を残しています。

そんな彼の個人的オススメ映画は『ファイト・クラブ』一択。

『スナッチ』や『マネーボール』も確かにいいでしょうが、しかし『ファイト・クラブ』のブラピの格好よさはとんでもないです!映画自体も最高。

いい家庭人役もヒーローも、少しイカれた役も、難無くこなしてきたブラピ。

しかし、ヒモ属性でろくでなし、でも顔だけはムカツクくらい良くて女にはモテすぎ、という役が正直一番ぴったりだと思っています。

詐欺師だったり、性悪だったりするけど、仲間には優しいとなお良し。

なので『ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド』のブラピ演じたクリフ・ブースは、最高に好みでした。久々に求めていたブラピが観れました、ありがとうタランティーノ

上半身裸でアンテナを直すところ、黄色いアロハが似合い過ぎなところ、そしてクライマックスのあれこれ。

最高すぎて血を吐くレベルでかっこいいのです。

そんな顔面レベルも人気も、もはや日本ですら最強な二大ハリウッドスターが夢の初共演というだけでも、拝みたいレベルでありがたい話なんですが、リックとクリフの関係性がこれまた本編でも言われるように「兄弟以上、妻未満」という。

男同士の友情モノが好きな人、ブロマンスに目がない人は、そんな意味でもぜひ映画館に足を運んでみて下さい。

マーゴット・ロビーが「恋に落ちずにはいられないレベル」で可愛いです!

マーゴット・ロビーの可愛さが爆発したのは『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインだと信じていますが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で演じたシャロン・テートは、とんでもなく魅力的で何とも愛おしいキャラクターになっています。

かわいすぎるマーゴット・ロビー

出典:Esquire

容姿の可愛さはもちろん、ファッションも可愛いんですが、仕草や表情、行動がもうとにかく可愛いのです。

特に素敵なのは、映画館のシーン。ちょっとお行儀は悪いですが(笑)

自分の出演作を観客と観ているシーンを演じているマーゴットの魅力が全開です。

実在のシャロン・テートが出演した映画を、マーゴット演じるシャロンが観ていることになるんですが、ここにタランティーノのシャロンへの哀悼というか、愛情というか、そういったものをひしひしと感じてしまいました。

シャロン・テートは悲劇の象徴というだけではなく、とっとも素敵な可愛らしい女性だったんだな、という一面がこのシーンに集約されているんですよね。

しかし、マーゴットが演じるシャロンが魅力的であるほど、こんなに素敵な女性が…と事件について知っていると、やりきれない想いを抱かざるを得ません。

スクリーンの中で生き生きと人生を謳歌しているシャロン・テート。

観る人がみんな笑顔になってしまうような、そんな素敵すぎるキャラクター。

マーゴット・ロビーの当たり役になったと思います。

他の脇役では、アル・パチーノの癖のある役も大変良かったです。

ダコタ・ファニングは、最初は誰だかわからないくらい役にハマり込んでいましたし。

天才子役を演じた天才子役は、もう文句なしです。将来が楽しみすぎる。

何より「スティーブ・マックィーン」は似ていて吹きました。あれはずるい(笑)

ダミアン・ルイス、ここまで似ていたとは。ただ「ブルース・リー」には、ちょーっと納得いっていませんけどね。

タランティーノ監督のこだわりや、映画への愛情をひしひしを感じます

タランティーノ、ブラピ、ディカプリオ

出典:Esquire

タランティーノ監督は、10作目で監督業からの引退を宣言しています。

今作は9作目に当たり、あと1作で引退が本当だとしたら、寂しすぎるわけなんですが。

今まで観てきた監督の作品の中で、これほどまでに「映画への愛情」をストレートに表現しているものはなかったように感じました。ハリウッドへの愛。映画製作の携わる人々への愛。

タランティーノ監督は、純粋に映画が好きなんだなぁと強く伝わってくるんです。

同時に、私はまだ生まれてもいない1960年代のアメリカへのノスタルジーすらなぜか感じてしまうという作品なんです。批評家の評判がいいのも、よくわかります。

相変わらず容赦のない暴力描写はありますが、そこはタランティーノ監督ならでは。気にしては負け。

女だからと躊躇しないのも、いつも通り。監督の最近の作品に比べれば、まだ甘い方ですけどね。

長く感じるようなシーンもすべて意味があって、なるほどと思うところも多々あります。

特にスパーン牧場にクリフが足を踏み入れるシーンと、ラストのマンソン・ファミリーがシエロ・ドライブにやって来たシーンの緊張感たるや。

タランティーノ監督ならではの絶妙な空気に、背筋がぞくぞくします。

相変わらず設定もかなり作り込んでいるだろうキャラクター。調べに調べたんだろうなという、ハリウッドの街並みや音楽、事件の詳細。脚本にもこだわりが詰まってます。

ラストには驚きの展開があり、まさにあっという間の161分。

タイトルの意味も、ラストにピンと来るのでは。そういうことかと唸りながら、エンドロールを楽しんで下さい。

監督は未公開シーンなども使ってのテレビシリーズの製作も計画しているとか。

『ヘイトフル・エイト』でもミニシリーズを作成し、今年4月にNetflixで配信したばかりですからね。可能性は高そうです。

ぜひぜひ実現のほど、お願いします。朗報待ってます。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』まとめ

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』まとめ

出典:BANGER!!!

以上、ここまで『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • マーゴット・ロビー、ディカプリオは可愛すぎ。ブラッド・ピットはかっこいいが過ぎる。
  • タランティーノのハリウッド愛、深すぎです。おとぎ話はかくありき、ですよね監督。
  • エンドロールのリック・“ファッキン”・ダルトンのCMも必見。