ついにヒバの木を切る準備が着々と進む登米の森林組合。
サヤカ(夏木マリ)もこれを受け入れ、これからは百音(清原果耶)がこの登米の山を守ってくれるだろうと、誰もが期待のまなざしを向けます。
しかし、気象予報士の仕事に興味を抱く百音は、どちらの道を進むべきかと悩み、これを菅波(坂口健太郎)に相談をします。
遠回しな相談をしたことで、気象予報を諦めると言い出す百音なのですが、菅波はそんな彼女に…。
目次
ドラマ『おかえりモネ』前回第7週34話のあらすじと振り返り
嵐が過ぎ、天気はすっかりと良くなったころ、田中(塚本晋也)が仙台の病院に入院すると聞いた百音(清原果耶)。
今後も菅波(坂口健太郎)がサポートをし、耕治(内野聖陽)が仙台に行った時は彼に会いに行くと言ってくれたことで、百音はホッとします。
そして20歳の誕生日を迎えた百音は、内田(清水尋也)や野坂(森田望智)の仕事を聞いてより気象の話に惹かれていくことに…。
気象予報士試験をこのまま受け続けていいのかと悩んでいた百音でしたが、8月に受けた気象予報士試験が予想通り振るわずに悔しい思いをすることに。
そうして百音は、迷いながらも自身の道を突き進んでいこうとするのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『おかえりモネ』第7週35話あらすじと感想
ヒバの木伐採の計画が進み、いづれは百音(清原果耶)がこの山を守るという流れに…。
ヒバの木の伐採のスケジュールがついに動き出します。
熊谷(山本享)達が木を切った後、職人の手で能舞台の資材になるのですが、その打ち合わせも綿密に行われます。
山で熊谷たちのサポートをする百音(清原果耶)。
いづれはサヤカの跡を継いで百音が登米の山を守ってくれるだろうという雰囲気を目の当たりにし、彼女は悩みながらそっとそのヒバの木に手を添えます。
KAMUI
気象と林業、二つの道に迷う百音(清原果耶)だが、それ以前の問題が…
「どうして毎週戻るのですか?」と、東京へと戻る菅波(坂口健太郎)に聞く百音。
東京はそんなに良いところなのかと疑問を投げかけますが、彼女が気になっているのは気象情報会社だろうと、菅波は見抜きます。
気になっているのに迷っているふりをしていると言われるが、林業も諦められないため、今の百音は悩み。
その答えを菅波との会話から導き出そうと考えます。
自分は甘えていた、気象予報士を諦めると言い出す百音ですが、迷う前に気象予報士は取らないとダメでしょと菅波は言います。
医師免許もないのに東京で医者をやるか、地元で別のことをするとのうのうと言い放ったらどう思うかと聞かれ、自分なら免許を取るべきと答える百音。
今の自分も同じ状況だと気づきます。
KAMUI
気象予報士になるためにもう一歩前へ
雨が降ってきたところで、菅波は東京へと戻る前に、カフェで百音の前にいくつかのパンフレットを見せます。
百音が試験に合格するためには、自分の指導では限界があると思ったため、仙台のスクールに行くよう薦めるのです。
専門的なことはその道のエキスパートに教えてもらうことがその道の最短ルート。
そして、誰かに話すことで問題は解決するから、ひとりで抱え込む必要はないと言われたことで、百音は自身の考えを菅波に伝えます。
木や山の仕事が好き。林業の大切さや社会への貢献度を2年目なの人に説明し、説明をしながら誇れる仕事だと実感する百音。
知れば知るほどすごいことばかり。ここの人たちは優しくて大好き。
この土地のために生きるというサヤカ(夏木マリ)がカッコよく、彼女の隣にいたいと思うのです。
だから、今ここで頑張りたいのですが、気象に心が惹かれずにいられない。
出会う人みんなが引きずり込もうとする。
自分にはそんな仕事がある、やってみたいと百音は思っているのです。
だったら覚悟を決めるべき。できないならそこまで。
そして東京はたいして魅力的な土地ではないが、そこでしかできない仕事ならやるべきだと、菅波に言われた百音。
そしてこの話を、サヤカはカフェの外で聞くのでした。
月日は流れ冬になると、百音は仕事の後に気象予報士のスクールに通うため仙台へと行くようになるのでした。
そして、菅波との勉強会も続けるのですが、いつの間にか百音が菅波に教えるようになっていました。
「この状況は納得できない」と言って頭を抱える菅波に、百音はにっこりと微笑みつつ、彼に丁寧に教えます。
KAMUI
ヒバとサヤカ(夏木マリ)
ヒバの伐採は3月に決定。切るタイミングとしてはちょうどいいと、サヤカも覚悟を決めます。
一人山に登り、ヒバの木に手を当て、額を当て、彼女は木に言います
「いいじゃないの。また一人でも、こういう人生。」
KAMUI
この姿を百音がみたらまた迷うだろうに。だからヒバの木に…という優しさが見える。嗚呼(泣)
ドラマ『おかえりモネ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
KAMUI
これはまさに人生の分かれ道だったといえるでしょう。そして、自分の道を突き進むことを決意した百音。
これをサヤカも静かに受け入れてくれました。
これは…百音が気象予報士試験に合格し、登米を離れるその瞬間が来たときには、涙なくしてみられないと既に思える事態…。それでもこれから成長して行く百音の人生に注目して行きたいですね。