もう一度ダイニングテーブルを作らせてほしいと田中(塚本晋也)にお願いする百音(清原果耶)。
その時彼女は、どうして田中がダイニングテーブルを求めたのか、その心中を知ります。
田中を助けたいと願う百音は、菅波(坂口健太郎)に相談しますが、訪問介護に切り替えた時点で、自分にはどうすることもできないと言われるのです。
知識も技術も資格もあるのにと百音が意見すると、菅波も感情的になってしまいます。
2人の関係はどうなるのか。
そして田中は…。
目次
朝ドラ『おかえりモネ』前回第6週28話のあらすじと振り返り
年が明け、ついに初めての気象予報士試験に挑む百音(清原果耶)。
菅波(坂口健太郎)からは大量の注意事項メッセージが届き、しつこいと思いながらも会場へ。
手ごたえがある、もしかしたら奇跡が起こるかもとテンションが上がる百音でしたが、奇跡なんてものはないと菅波にいさめられてしまいます。
合否が届くのはしばらく先。
気にせず過ごそうとしていると、田中(塚本晋也)からダイニングテーブルを作ってもらうことをキャンセルしたいというメールが届きます。
何があったのだろうと思った百音は、田中が経営するカフェへと足を運びました。
するとそこにはベッドに横になり、苦しそうにしている彼の姿がありました。
訪問治療に切り替えたため、菅波はもう田中のことにはノータッチ。
しかし、それでいいのかと悩む百音は、夕食時に自分たちが座るダイニングテーブルを見て思い詰めるのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おかえりモネ』第6週29話あらすじ・感想
ダイニングテーブルに込めた田中(塚本晋也)の願い
ダイニングテーブルを作らせてほしいと、もう一度田中(塚本晋也)にかけ合うため、カフェを訪れた百音(清原果耶)。
そもそもどうして大きなテーブルを欲しいと思ったのか、その話を聞くと百音は顔を引きつらせていきます。
昔の田中は妻も子供もいる身でありながら、他の女性と浮気三昧。
その昭和の倫理観のせいで、田中は愛想をつかされ有り金を引っぺがされて逃げられしまい、それ以来家族とは会っていません。
しかし、人づてに娘が結婚をしたと聞き、もう家族で一度テーブルを囲みたいと、死を間近にしてわずかな望みを抱いたのです。
ただ、今の自分の姿を見せたくないという気持ちも。
でも夏に孫が生まれるらしく、それまでは頑張ろうかな…でも…と、田中は自問自答を続けるのでした。
KAMUI
田中(塚本晋也)を助けたいという思いを菅波(坂口健太郎)に伝えるが…
田中の想いを菅波(坂口健太郎)に伝える百音。
しかし、彼は田中のことに関わろうとしません。
中村(平山祐介)の方が技術も知識もあるから、彼に相談してほしいと言われますが、菅波だって技術も知識も資格もあるじゃないかと返す百音。
しかし、今の技術や知識では田中を助けることはできないと、菅波は言い切ります。
助けられないのに、無理やり相手の心情に飛び込んでいくことがどういうことかわかるかと続けるのです。
感情的になったことを謝り、菅波は百音の元から去っていきました。
そして、外に出てから1人、言いすぎたことを後悔するのでした。
KAMUI
菅波(坂口健太郎)は「決断を先延ばしにする治療」を提案する
いつものようにカフェで勉強する百音。
扉が開き、菅波が来たのかと振り返りますが、そこに現れたのはサヤカ(夏木マリ)でした。
百音は衝突するのは若い証拠。みんな必死なんだと、サヤカに言われます。
あくる日、百音は田中の看病にやってきますが、間もなくして菅波もカフェへとやってきました。
東京へと帰る高速バスが渋滞で、時間があるので寄ったと言います。
東京と登米の往復は大変だが、東京にいる時は登米が恋しくなるという菅波。
そして菅波は、1日でも長く生きたいという日があれば終わりにしたいという日もある。毎日考えが変わってしまうなら、結論を急がず、いつでも進路を変えられるよう、結論を先延ばしにできる治療をしないかと田中に提案します。
迷うための時間、そのための治療を菅波に提案された田中は、これを受け入れようと決意します。
気持ちが変わった時にはまた考えようと言って去っていく菅波。
百音はこの2人の話を、隣の部屋から聞いていました。
菅波の提案に乗り、前向きな気持ちになることができた田中は、百音に対しもう一度テーブルを作ってほしいとお願いし、彼女はこれを受け入れるのでした。
KAMUI
朝ドラ『おかえりモネ』第6週29話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
トムさんがテーブルを注文した理由を知って、なんとか力になりたいと思うモネ。
モネの言葉に、つい感情的になってしまった菅波先生…。#おかえりモネ #朝ドラ#清原果耶 #坂口健太郎 #塚本晋也 pic.twitter.com/4bnuq7XoDD
— 連続テレビ小説「おかえりモネ」 (@asadora_nhk) June 23, 2021
治す治療はできなくても、延命に切り替えた田中。
未練なく終わってほしいですよね。
菅波先生はその感情を割り切ることなんて、できない人のような気がします。
仏頂面で塩対応の先生ですが、こうやって話していくうちにだんだんと人間味が見えてきて素敵ですね。