百音(清原果耶)のように傷ついている人は強いと考える神野(今田美桜)を否定する菜津(マイコ)。無理に傷つく必要なんてないと、菜津は思いの丈を2人に語ります。
キャスターとして抜擢された内田(清水尋也)は、どうして自分を起用したのか朝岡(西島秀俊)に質問。朝岡が出した答えとは…
そして、もうすぐ菅波(坂口健太郎)が登米専属の医師になるというのに、未だなかなか会えません。仕方がないと割り切りながらも、百音の心には不安と不満が溜まっていき、これを汲み取った菅波が動き出します。
2人はこのまま離れてしまって大丈夫なのでしょうか。それとも…
目次
ドラマ『おかえりモネ』前回第17週84話のあらすじと振り返り
朝岡(西島秀俊)の意向で、内田(清水尋也)をキャスターとして起用することを考えるJテレ。
これを知った神野(今田美桜)は、自分なんてニコニコしていればいいんでしょと感情を露わにすると、自分を卑下するなと高村(高岡早紀)が一喝。
結果、あさキラッのお天気キャスターは内田と神野、2人が日替わり交代でやっていくことが決まります。スーツを着てカメラの前に立つ内田の姿は視聴者から好感を得る形となり、応援メッセージなんかも送られてくると、神野は悔しい思いをします。
ついに亀島と気仙沼との間に橋がかかると、もっと早くかかっていればと、百音(清原果耶)は過去を振り返ります。その傷の深さは、神野からすれば測りきれないもの。その分強いんだよねと神野は言いますが、2人の会話を聞いていた菜津(マイコ)が口を挟み始めるのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『おかえりモネ』第17週85話あらすじと感想
無理に傷つかなくていい
傷ついた経験がある人は強い。自分にはない。この神野(今田美桜)の言葉を聞いた菜津(マイコ)は、傷ついている人の方が強いなんて考え方はダメだと言います。そう言うことは言っちゃダメ、傷ついて良いことなんてないのだと言うのです。
傷ついて動けなくなってしまう人だっていること、そして無理に傷つく必要なんてないのだと、マイコは神野に続けます。どんな人もいるだけでいい、そこにいるだけでいい、菜津から見れば、百音(清原果耶)も神野もすごいんだと、マイコは2人にそんな言葉を贈るのでした。
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信頼される人になってください
自分がキャスターに起用された理由を聞くため、朝岡(西島秀俊)の元を訪れた内田(清水尋也)。気象予報士には伝える力が大事だと話すと、内田には話を聞きたいと思わせる魅力があると朝岡は言います。そして朝岡は内田に対し、人から信用される人になってくださいと言われるのでした。
その頃神野も、どうすれば人に耳を傾けてもらえるのかを一生懸命考えようと決意。自分の強みは、一生懸命考えることだと、神野は百音に言うのでした。
それから百音は、中継が終わるとモニターで神野の姿をじっと見守ります。テレビの向こう側に問いかけるように話す姿を見て、観音様のようだと感じその想いを伝えます。
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会えなくなる前に…
東京の部屋を引き払う期限が迫ってきているというのに、仕事詰めで未だに引っ越しの準備が出来ていない菅波(坂口健太郎)の代わりに、百音が部屋を整理し始めます。放っておいて良いと言われますが、百音としてはそうはいきません。
そんなことをさせるために鍵を渡したわけじゃないと言いますが、百音としては頑張っている菅波のために何かしてあげたいという気持ちから来る行動なのです。
最近の百音は、いつかは島に帰って地域のために役に立つことをしたい、菅波のように誰かのために…と自身の想いを口にすると、「今から会いましょう」といって、菅波は病院を抜け出し百音の元へと走ります。
百音が今なにを考えているのか、その想いを受け取って、考えて、ちゃんと答えるというと、彼女はズルいと言います。もう会えなくなるのに会えなくて、でも仕方がなくて、このまま離れてしまって大丈夫なのかという不安を、百音は口にしました。
鍵なんか渡すから期待をしていたのに…会いたかった。顔を見るといいなと菅波だって言ったのに…すると百音は、鍵を投げて返します。すると菅波はこれを見事にキャッチ。今後何を投げられても、あなたが投げるものなら、僕は全部受け止める…菅波の言葉を聞いた百音はたまらず彼の胸に飛び込むのでした。
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ドラマ『おかえりモネ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
これで第17週の物語が終了。菅波は東京を離れて登米へ。そして神野と内田の二人体制で中継キャスターをしていくことに…今回はまるっと綺麗に終わったという感覚ですね。良かった良かった。
遠距離恋愛になってしまった菅波と百音なわけですが、ここから2人の関係にどんな変化が訪れるのか、そこも気になるところです。というのも、百音の中にはやっぱり島に帰り、島のために出来ることをしたいという想いがある様子。それはつまり、東京にずっとい続けるというものではないということですよね。果たして、百音の進む道とは!?