ドラマ『おかえりモネ』第16週78話あらすじ/ネタバレ感想!痛みに触れないようにとしてきた百音達が、一歩前に進むために

出典:『おかえりモネ』公式ページ

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亮(清原果耶)や明日美(恒松祐里)、未知(蒔田彩珠)、三生(前田航基)と悠人(高田彪我)たちと話す百音(清原果耶)。

亮が辛いならば島を離れればいいのにというと、未知はただ辛いだけだと思わないでと反論。

重たい空気になりますが、こういう話を今まで避けていたなと百音は思います。

一方菅波(坂口健太郎)は、ウェザーエキスパーツで鮫島(菅原小春)の健康診断の結果について説明していたのですが、いつの間にか百音の関係について根掘り葉掘り聞かれることに…

震災での痛み、辛い現状から抜け出せない苦しみ、これに向き合います。

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ドラマ『おかえりモネ』前回第16週77話のあらすじと振り返り

亮(永瀬廉)を見つけ出し、汐見湯へと連れて帰ることに成功した百音(清原果耶)。

しかし今度は未知(蒔田彩珠)が急ぎ気仙沼へと帰ろうとしていました。

これを引きとめようとしていると、今度は三生(前田航基)と悠人(高田彪我)がやって来たのです。

帰る時はみんなと、そして亮のことを見ていてほしいと百音に頼まれ、未知はこれを承諾。そして百音はここで菅波(坂口健太郎)のことを放置していたことに気づくのでした。

鮫島(菅原小春)の健康状態のレポートを届けるためウェザーエキスパーツへと足を運んでいる菅波に謝罪をする百音ですが彼から「そういうときにこっちのことを忘れてしまう人の方が自分は信用できる」「まずはそちらを大事にしてあげてください」と言われ、彼女は旧友と昔話をしたり、これからのことを話します。

辛いならば仙台でも東京でも出ればいいのにという明日美(恒松祐里)の言葉にみんな疑問を抱くのですが、どうして地元で頑張っていることが偉いことなのか、彼女は疑問を抱くのでした。

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【ネタバレあり】ドラマ『おかえりモネ』第16週78話あらすじと感想

親友と言えどもなかなか話せないこと。

地元で頑張っているのが偉いみたいになるのかが理解できない明日美(恒松祐里)。そういう空気があるから亮(永瀬廉)が苦しくなったんじゃないのというと、未知(蒔田彩珠)がこれを否定します。

漁師をしている時の亮がカッコよく、年上の漁師さんともしっかり話す。一方的に辛いと決めつけないでほしいと未知がいうと、明日美は申し訳ない表情を浮かべます。

自分のせいで変な雰囲気にしてしまったと三生(前田航基)は謝りますが、百音(清原果耶)としては、こういう話をずっと聞きたかったと返すのでした。

KAMUI

親友と言えども、なかなかこんな深い話できないですものね。むしろできる間柄ってことは素敵なことだとは思う。

生きていて何もなかった人はいない。なにかしらの痛みがあるもの

鮫島(菅原小春)の健康状態のレポートを届けるためウェザーエキスパーツへと足を運んだ菅波(坂口健太郎)は、鮫島(菅原小春)の身体状況の説明をしていると、神野(今田美桜)を始め、内田(清水尋也)、野坂(森田望智)から百音とどうなのか、いつから好きだったのかなど根掘り葉掘りと晴れ始めます。

そして今、百音が気仙沼の友人たちと会っていることを菅波が話すと、きっとみんな震災で大変な目に遭ったのだろうなと、彼ら彼女らは考え始めます。

被災をしていると知ると、どうしても腫物のように扱ってしまうという予報士たち。すると野坂は、自身が神戸出身であることや、被災したことを打ち明けます。そんなに被害はなかったにせよ、悲惨な光景は目にしている。しかしそのことを口にすればみんな気を遣うだろうなと話します。

KAMUI

ああ、野坂さんの目に涙が…。思い出すんだろうなぁ。

これらを聞いた神野は、ずっと幸せだった自分が申し訳ないと。人に何か伝える資格とかあるのだろうかと疑問を口にします。

生きてきて何もなかった人なんていない。何かしらの痛みがあるものだという内田の言葉に野坂は賛同。相手の方が辛いのではないかと思うと、言えないですよね…と、菅波も同意するのでした。

KAMUI

何かしらみんな痛みがあるって、なんかすごく救われる言葉な気がします。

何も変わらないと寂しく笑う亮(永瀬廉)の手を、三生(前田航基)は離さない

今までこんな重い話をしてこなかった百音たち。亮が寝ているからこそできたと話しますが、彼はうっすら起きていました。自分が話せば楽になるのかなと言ってみんなの元へと歩みをするめるが、彼としては話しても地獄、話さなくても地獄です。

しかし、昔みんなでUFOを呼んだ時のように手と手を取り合ってみんなで叫ぶみたいな、心を一つにとかもうできないだろうと、寂しい笑顔で亮は言います。

結局誰も言えない、UFOも来ない。ずっとこのまま。それはしょうがないと言う亮がその手を放そうとした時、三生が彼の手を掴みなおし、「UFOは来たんだよ!叶うんだよ!俺はちゃちゃっと坊さんになるんだよ!」と泣きながら訴え始めます。

島の人ために何かできるならやりたいって…三生は当時の辛い思いを口にします。そして、みんなバラバラの所にいたってUFOは呼べる。心を一つにしなくたっていい、呼べるんだという三生の言葉に、百音や明日美、未知は涙します。

KAMUI

三生がお坊さんになるのを戸惑ったのは被災で亡くなった人達を弔い続けるのが辛かったからなのかも。父は必死にやるが、自分はそれが出来るだろうか…その結果、仙台で金髪になったってことなんでしょうね。今はもうその心は変わってる。そのまんまなんてことはないんだよ。

「もう普通に笑おうよ」と三生がいうと、亮はお腹空いたと一言。オムライスを食べておけばよかったと亮が言ったことで、百音たちにほんのりと笑顔が戻るのでした。

KAMUI

やっぱり、本気で話さないとなにも変わらないんだろうなぁ。どんなに仲良くても。

ドラマ『おかえりモネ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

大人になると、どうしても踏み込んじゃいけないラインというものが出てきがちだと思うんです。触れてはいけないものが…。でも、その線を越えて掴まないといけない手があるなら、私も構わず掴みたいと思ってしまいます。三生のように。

彼のおかげで、やっと雲が消えて太陽が出てきそうな展開になって来た気がします。第16週もあと2話。どうなっていくのか楽しみです。

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