選考会まで残り僅かというところでも、標準記録にあと一歩届かず苦しむ鮫島(菅原小春)。さらに彼女は、「面白くない」という言葉を百音(清原果耶)に漏らします。
かつて、風の女王と呼ばれ、風を切り裂いて突き進むことを喜びにしていたという彼女の言葉を聞き、百音は過去のデータや当日の気象の見直しを始めるのですが、これが彼女の苛立ちを爆発させることに…
目次
ドラマ『おかえりモネ』前回第13週62話のあらすじと振り返り
鮫島(菅原小春)が暑さに弱かったのは、深部体温の上昇が関係していると分かったスポーツ気象班。お風呂などで体を温めて体質を変えていく他、行儀中に出来ることはないか検討を始めていきます。
百音(清原果耶)がコインランドリーで菅波(坂口健太郎)と話をしていると、アイスを食べようと菜津(マイコ)に誘われました。この時、アイスクリーム頭痛を起こした菅波は、鮫島の水分補給のボトルには、氷を細かく砕いたものを入れてはどうかと提案。そして実験をしたところ、鮫島も大いに満足!成功への一歩を進めるのでした。
そして迎えた、百音21歳の誕生日。明日美(恒松祐里)や菜津、気象予報士の仲間たちにお祝いされるが、その頃菅波は登米の急患の患者さんの元へ。昔、誕生日プレゼントといってもらった理科の教科書を、百音は1人夜に眺めるのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『おかえりモネ』第13週63話あらすじと感想
風の女王と呼ばれた鮫島(菅原小春)
9月19日
この日の鮫島(菅原小春)のタイムは55分29秒。あと9秒以上縮めることが出来れば、標準記録の達成となります。
フィールドでの練習を終え、いつもの練習場へと帰ると、鮫島はタイムを切ることが出来て申し訳ないと百音(清原果耶)に言います。
「風の女王」と呼ばれた鮫島は、どんどん前に出て、風よけとして背後に疲れる前に向かい風を切り裂いて突き進んでいく選手。それを快感に思う鮫島としては、今の状況がなかなかに面白くないのです。
帰宅した百音は、当日の風の向きを遅くまで研究するのでした。
KAMUI
百音(清原果耶)の言葉で、鮫島(菅原小春)が大爆発
稽9月21日。選考会まであと4日となったこの日、鮫島は汐見湯で心拍系や酸素を測る機会を出し、菅波(坂口健太郎)に言われた通り、今の自分の状態を測定します。すると百音は、当日の風の状態を鮫島に話すと、いつも支えてもらっていることに申し訳ないという表情を見せます。
助けてもらってばかりだと辛いという鮫島。そんな彼女を引きとめ、風の状況を説明します。当日は大きな風が吹く。それまでは今のペースを守りつつ、その時が来たら風を切り裂いて進む感覚で突き進んでほしいと百音は告げます。しかし、これが鮫島のストレスを引き出すことに…
感覚を頼りにしてきたために勝てなくなったと苛立つ鮫島。だからデータで、科学的根拠を武器にして勝とうとしているのだと、百音に訴えます。しかし、あと一歩タイムが伸びないのは、鮫島自身が恥じる感覚が大事にしされていないからなのではと意見をする百音ですが、今さら精神論の話をするなと言われてしまいます。百音のことだから信じてみたいという思いもある。でも負けられないのです。自分のために、自分の選んだ方法で勝つのだと言い切る鮫島に、百音は余計なことを言ってしまったと謝ります。
KAMUI
鮫島(菅原小春)の言動に菅波(坂口健太郎)は…
急遽登米に行くことになった菅波は、鮫島と百音のやり取りを聞いて、鮫島が譲らない人で良かったと、百音にはします。流されやすい人なら、百音の熱意に答えなきゃと思って自分を見失ってしまう。それで最悪の結果になったら、お互いに耐えられないという事態になってしまうと…。
菅波が訪問介護で見に行って患者さんが亡くなり、葬儀を終えたサヤカ(夏木マリ)が、遺族の先生への感謝の気持ちを伝えます。最善を尽くしたのに叶わなかった…この感覚に慣れないといけないと菅波は言いますが、サヤカは笑って「先生、そんな性格ですね」というのでした。
KAMUI
百音(清原果耶)を指摘するも、朝岡(西島秀俊)は笑みを見せる?
選手を迷わせることを言ってはいけないと、朝岡(西島秀俊)から注意を受ける百音。今の状況を徹底的に分析し、今はこうだと結論を絞らなくてはいけないのだと朝岡は言います。
ところが、今はこうだと提示してからが勝負だと笑みを浮かべる朝岡。状況が変化した時、すぐにプランBに移行できるようにしないといけないのだと彼は言います。
今は面白くない。駆け引きが起きたり、負けるかと土壇場に力を発揮するあの瞬間が楽しいという鮫島の言葉と共に、その楽しいという気持ちが爆発した時、勝負が変わるのではと百音は言います。
そして、実際に気象情報では風の状況が変わってくることを伝えると、朝岡はチームでプランBを立てる方向へと進んでいくのでした。
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ドラマ『おかえりモネ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
選考会まであと数日までくると、やれることを何でもやろうと考えるのはもちろん。鮫島本人だけじゃなく、気象予報士としてサポートする朝岡達も、まだまだそれがあるようですね。
朝岡といい鮫島といい、「風」にちなんだ異名をお持ちで。そして風に注目をしたプランBはどのようになっていくのか、これは結構楽しみです。