『おちょやん』第6週29話あらすじ・ネタバレ感想!公演は大成功したのに解散?山村千鳥一座に一体、何が?

『おちょやん』第6週29話

出典:『おちょやん』公式Twitter

千代(杉咲花)のアドリブで結末が変わってしまった『正チャンの冒険』は、連日大ヒット。

ロングラン公演を果たすと、千代の演技が新聞で評価を受けました。

女優として新たな1歩を踏み出した千代は、宮元(西村和彦)に頼んで、あるところへ電話をすることに。

果たしてその相手とは?

また、千代は次も頑張りますと千鳥(若村麻由美)に言いますが、そこで山村千鳥一座の解散を言い渡されます。

その原因は…千代?

どういうことなのでしょう…。

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『おちょやん』前回第6週28話のあらすじと振り返り

足をくじいてしまった清子(映美くらら)の代わりに主役をすることになった千代(杉咲花)ですが、お腹から声が出ていなかったり演技が硬かったりと困った状態。

座員が帰っても、翌日の本番に間に合わせるため練習を続けます。

千代を笑うため、大福を持って稽古を見に来た千鳥(若村麻由美)でしたが、いつまでたっても成長しない様を見て苛立つと、薙刀を持って稽古開始。

呼吸のやり方から発声方法まで指導し、失敗すると容赦なく「違う!」という怒号と台本が飛んできます。

クタクタになりながらも、朝まで稽古を続ける千代と千鳥。

そうして、迎えた本番では、終盤で使うはずの小道具が鞄の中に入っておらず緊急事態!

どうしようか迷った末、千代はアドリブで結末を変えてしまったのです。

山賊を倒してめでたしめでたしというエンディングから、みんな仲良くというエンディングへ。

客席からは大きな拍手が沸き上がり、幕が閉じた後も千代や清子、座員たちは喜びを分かち合うのでした。

【ネタバレ】『おちょやん』第6週29話あらすじ・感想

正チャンに影響を受けた進太郎(又野暁仁)の言葉に清子(阿部純子)が涙

進太郎(又野暁仁)が広島へと帰る日。

小さな子供ながら、進太郎は丁寧な言葉で「お世話になりました」「お母ちゃんをよろしくお願いいたします」と言ってお辞儀をします。

また寂しくなったらおいでと言いますが、『正チャンの冒険』を見て影響を受けた進太郎は、「大丈夫。僕も冒険をするんだ」と笑顔で言います。

さらには「もっと強うなってお母ちゃんを守るんだ」と言うと、洋子(阿部純子)は涙を浮かべました。

旅立つ進太郎に千代からプレゼント。

それは劇中で正チャンがかぶっている帽子でした。

笑顔で去っていく進太郎の背中を見て、千代は幼い時に泣きながら自分を呼んでいたヨシヲ(荒田陽向)の姿を思い出すのでした。

また、進太郎の見送りに出てこなかった宮元(西村和彦)は、奥で1人台本を見ながら号泣します。

KAMUI

店長の方が子供だった!ヨシヲと今後会える日は来るのでしょうか。テルヲ(トータス松本)はもういいからさ…

自身の活躍が新聞に載ると、千代(杉咲花)はあるところに電話をかける

千代が結末を変えてしまった『正チャンの冒険』はそれから1週間の上演延長が続き、ついに千秋楽を迎えることになりました。

子供たちが舞台にかじりつくようにして芝居を見て、舞台の人気は千代のことが新聞に載るまでになります。

「今回が初舞台の新人女優、荒削りだが見どころあり。」

名前は書かれていませんが、赤の他人からこのように書かれたことで、宮元からも大女優への第1歩だと言われ、千代は自信を持って喜びます。

そこで千代は、店の電話を使わせてくれと言い出します。

制限時間を付けられつつ、千代が電話した先は「岡安」でした。

電話に出たシズ(篠原涼子)は大喜び。

「千代か!」というシズの声を聞いて、ハナ(宮田圭子)や宗助(名倉潤)、みつえ(東野絢香)、そしてお茶子さんたちもみんな集まってきます。

「今、何しているのか?」と聞き、千代の口から「役者」と「新聞」の言葉だけ聞き取ることができたシズ。

宗助やみつえが千代と喋りたいがために電話を取り合うのですが、時間が来てしまい、千代は一方的に電話を切ってしまいました。

何処にいるのかは聞き忘れてしまったものの、役者をやっていると言われたとシズが話すと、一同は驚きます!

ハナは「わての言いつけを守っているんやなあ」と喜び、この会話を壁の裏側で聞き耳を立てていた一平(成田凌)が驚くのでした。

KAMUI

一平、また来てたんですね。しかし、ドタバタして道頓堀から去っていった千代が元気だったとわかると、シズもみんなも安心ですよね。いい笑顔でした。

一座解散で、座員たちがそれぞれの冒険を始める

舞台を成功させ、一座がまたお芝居を続けられることがわかると、千代はニッコリ。

すると千鳥は千代に「なんで笑っていられるの?」と聞きます。

辛い過去があったのにどうして…。

「自分は人生を恨み、人を妬み生きてきたのに」と語ると、千代は自分もそうだったと言います。

今の自分には帰れる場所がある。

待っていてくれる人がいる。

千代にとってそれは新聞を見て『正チャンの冒険』の記事を読んでニッコリとするシズでした。

今の千鳥には座員のみんながいます。

次も頑張りましょうと、千代は笑顔で言うのですが、次に千鳥から出た言葉は「山村千鳥一座は解散する」でした。

「どうしてか?」と問い詰めると「あなたのせいよ」と言う千鳥。

自分を見下す世の中を見返すために役者になったのに、いつの間にか自分も見下す側になっていたと気づいた千鳥は、もう1度全国をまわって自分を鍛え直すことを決めたのです。

「あんな芝居」と蔑んでいた千鳥ですが、千代を含めた座員たちの公演を見て、彼女自身も冒険をしたくなったと言います。

だから、解散を決めたと、清々しい表情で語る千鳥でした。

KAMUI

すでに目がワクワクしている千鳥。カッコいい!

馴染みである鶴亀撮影所の所長に千代の紹介状を出しておいた千鳥は、薙刀を向け「自分の未熟さを行って思い知るといいわ。次に会う時には、あなたの困り果てた顔を見るのを楽しみにしているわ」と、いつもの嫌がらせを笑顔で言うのでした。

帰り際には「せいぜい頑張りなさい」と言って、1枚のしおりを千代に渡す千鳥。

四葉のクローバーが押し花として入ったしおりを千代は笑顔で受け取ります。

前に千鳥が「高城百合子(井川遥)が太陽なら、自分は夜の闇」と言っていたことを思い出した千代。

千鳥に向けて「自分は夜も好きだ。暗いからこそ星が綺麗に輝くんだ」と語るのでした。

KAMUI

つまり、闇である千鳥は千代や清子(映美くらら)、座員を輝かせるための存在だと…あぁカッコいい!

千鳥は千代だけではなく、座員たちの紹介状も書いておいたのです。

そして、お別れの日。

清子たちは千代や千鳥も交えて、一緒に飲み明かすことになったのでした。

KAMUI

あれだけ怒鳴られ、台本や豆などを投げつけられていましたが、ホントに素敵な絆で結ばれている一座ですね。

千代(杉咲花)はついに鶴亀撮影所へ!

季節は変わり、千鳥に書いてもらったという紹介状を頼りに、千代は撮影所へ。

守衛の守屋(渋谷天外)は、紹介状があるため、今度は通せんぼなどしません。

「入ってよろしいの?」と躊躇する千代に対し、正門を開き「竹井千代さん、どうぞ」という守屋。

思い切った1歩を踏み出す千代。

ここでやっと千代は「入ってしもた」と喜び、守屋も笑います。

「ほんで、どないしたらええですの?」

「そら知らんわ」

KAMUI

オチー!やっぱりコントでしたね(笑)

『おちょやん』第6週29話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

一座どころか、悲しみや憎しみを抱えていた千鳥の心も救った千代。

一生にこんな何度も舞台の上で奇跡を起こせる人がいるのだろうかと言いたくなりますが、そこが後の大女優といえるかもしれませんね。

ムッとした表情ばかりだった千鳥さんも最後は笑顔。

シズや高城百合子と並ぶ、千代の人生に影響を与えた人物の1人になりました。

なんだか気の強い女性が多くない?と思いましたが、千代も気が強い方ですね。

結局、馬が合うのでしょう。

そして、ついに撮影所に1歩足を踏み入れた千代。

しかも、ここの看板女優は高城百合子だと言います。

お茶子から女給になり、本格的に女優への道を踏み出したように見える千代の物語。

どうなっていくのでしょう?

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