岡安での最後の仕事を意外な形で終えた千代(杉咲花)は、一平(成田凌)に気づきを与え、ハナ(宮田圭子)からは役者になることを薦められました。
そして旅立ちの時。
テルヲ(トータス松本)や赤松(さけもとあきら)達が岡安に千代を迎えに来たのですが…。
芝居の町・道頓堀の本気、そしてシズ(篠原涼子)の強気な一言は必見!
目次
『おちょやん』前回第4週19話のあらすじと振り返り
父・テルヲ(トータス松本)の借金を返すべく、そして岡安にこれ以上迷惑をかけないようにするため、赤松(さけもとあきら)達借金取りの言葉に従うことを決めた千代(杉咲花)。
天海天海一座の公演が千秋楽を迎えるまで務めを果たすことが決まったのですが、一座の公演も突然の打ち切り。
7日経たずして千秋楽を迎えることが決まりました。
一平(成田凌)と芝居をやってられないといい、千之助(星田英利)は姿を消し、女中役の漆原(大川良太郎)はぎっくり腰。
それでも舞台をやると決めた一平は、なんと千代に漆原の代役をやらせます。
緊張で震える千代。
しかし、女中が舞台から出て行かないといけないシーンでは「出ていきたくない。岡安にいたい」と、自身の心をの叫びを訴えるのでした。
最後には拍手喝采。
必ずここに戻ってまいりますという一平の言葉と共に、役者陣、そして千代が頭を下げるのでした。
お茶子達は代わりに借金を返そうとお金を集めるも、そんなことをしても千代のためにならないと断るシズ(篠原涼子)。
しかし、彼女の心中には…。
【ネタバレ】『おちょやん』第4週20話あらすじ・感想
芝居を愛するきっかけを千代(杉咲花)からもらった一平(成田凌)
千代(杉咲花)と共に芝居をしたことで、笑かすだけが喜劇じゃない。
万太郎(板尾創路)や千之助(星田英利)とも違う道が見えたと語る一平(成田凌)。
その結果、一平は芝居が楽しかったと思え、千代に感謝をするのでした。
KAMUI
年季明けのご褒美。千代(杉咲花)が望んだものとは
岡安では年季明けのお茶子さんに何か好きなものをあげるのが風習。
そこで宗助(名倉潤)は千代に欲しいものを言うように聞きます。
千代がお願いをしたのは、岡田家のみんなと一緒にご飯を食べることでした。
一家でゆっくりご飯を食べて見たかったと言う千代。
この要望は、岡田家の誰もが驚きます。
みつえ(東野絢香)がなんで芝居に出ていたと千代に聞くと、その流れで一平と手を繋いでいたと嫉妬心を見せ、ハナは千代に「役者になったらええ」と一言。
ハナのその言葉に、千代は「役者かあ」とぼやきます。
KAMUI
旅立ちの日。千代(杉咲花)の進む道は意外な方向に!
千代が岡安を旅発つ日がやってきました。
赤松(さけもとあきら)達に連れられ、テルヲ(トータス松本)も岡安へ千代を迎えにやって来きます。
宗助がお酒を出して彼らを接待。
その間に千代は荷物をまとめていたのですが、「用意できた?さ、行こか!」と言い、なんとお茶子みんなで千代を逃がす奉公に。
どうやらこれはシズ(篠原涼子)の計画。
みつえが千代の手を引き、シズのいる船着き場まで走ることに!
みつえが千代を連れ出したところで、赤松達は彼女が逃げたことに気づいて町へ飛び出します。
千代はどうしてこんなことをしてくれるのかと聞きます。
「ほっとかれへん!みつえでええ!」と、力強く本心を叫ぶみつえ。
この言葉に千代は心を揺さぶられます。
そして借金取りが2人を見つけると、みつえは千代の背中を押し、自分が盾になろうとするのですが、天海天海一座が借金取りたちに絡み、動きを封じてくれたのでした。
KAMUI
船着き場に到着すると、そこには確かにシズが待っていました。
こんなことをすればまた借金取りたちが嫌がらせをしてくると千代は言いますが、「見くびるな!」と力強く返すシズ。
「あいつらが何をしようと問題ない!自分のために生きなさい」と千代に言い聞かせるシズ。
そして、彼女は最後に優しくこう言うのです。
「いつでも帰っておいで。千代、気張るんやで!」
乞食のおじさんが漕ぐ舟に乗って川を渡る千代。
端の上からは一平がお見送り。
しかし、彼はやってきた女と共にどこかへ行ってしまいます。
「あいつホンマに…」
そう言って一平を睨み、「ドブ川にも花が咲くんやなあ」とぼやきながら、千代は8年過ごした道頓堀を去っていくのでした。
KAMUI
芝居の町・道頓堀の意地
千代を捕まえ損ねた借金取りたちは岡安へ戻ってくると、ようやってくれたなと睨みをきかせます。
そこでシズは、彼らの前に200円を差し出します。借金は2,000円。
しかし、それは借金取りたちが膨らませた分だろうと言い放つシズ。
金を出すならさっさと出せと言いますが、それでは千代がお金でまたここに縛られると思ったと言います。
そしてこのお金は、道頓堀を守りたい人たちが出したお金。
つまりこれは岡安だけではなく、道頓堀の答えなのです。
道頓堀に足を踏み入れたやくざがこの前浮いていたなあと言い出すシズとハナ。
そして、シズは二度とこの町に足を踏み入れるなと警告するのでした。
金がもらえればそれでいいと言い、赤松達は岡安を後に。
するとシズは緊張の糸がとけてぐったりします。
実はやくざが道頓堀に浮いていたというのは作り話。借金取りたちを脅かすために一芝居うったのです。
「ここは芝居の町でっせ!」
シズのこの言葉に一同大笑いし、幕を閉じるのでした。
KAMUI
『おちょやん』第4週20話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
えー、みなさま
本年は「おちょやん」をごひいきにしてくださり、まことにありがとうございました🍵
5週目は1日4日(月)から始まります。
これからも千代ちゃんの人生を、どうぞ応援してくださいね!ではでは…
新年も よろしゅうおたの申します🎍#朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/7RXXd8ohQG— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 28, 2020
シズを始めとした岡安の人たち、そして道頓堀の人たちが千代を逃がし、千代のここでの物語がいったん終了。
最後はどうなるかと思いましたが、シズという存在は千代にとって大きいものだったように感じます。
最初は怒られてばっかりでしたし、一度クビにもなりました。そんな千代が立派に成長。
自分に恩返しもしてくれたこともあり、そんな彼女を借金取りにただ引き渡して良いわけないんですよ。
もう色んな思いがこみ上げてきますね。
そんな中、さりげなく見送りながらも平常運転だった一平の存在も良かったです。
ここで離れても、どうやら腐れ縁らしいので、これからまたどうなっていくか楽しみです。
船に揺られ、千代はどこへ行くのでしょう。第5週からの物語がまた楽しみ!
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