天海天海一座の公演の千秋楽まで働いたのちに岡安を出ていくことを決意した千代(杉咲花)。
あと7日間の予定が集客が見込めないことで打ち切りが決定。
千秋楽が早まるという悔やまれる事態の中、千之助(星田英利)が行方をくらまし、役者の1人がぎっくり腰。
緊急事態が続く中で代役を探すと、なぜか千代に白羽の矢が!
お茶子が舞台に立つ…緊張で手を震わせる彼女は芝居の途中で驚きの展開を見せるのでした。
目次
『おちょやん』前回第4週18話のあらすじと振り返り
一時的に岡安からあかまつ(さけもとあきら)たちを追い出すことに成功した千代(杉咲花)でしたが、それからというもの借金取りたちの嫌がらせにより、岡安の経営は危機的状況に陥ります。
これもすべては千代が岡安を出ていかないのが原因、千代がテルヲ(トータス松本)の借金2,000円を返さないのが悪いと言い出します。
岡安としては千代を守りたいのですが、これ以上岡安に迷惑をかけまいと千代は出ていくことを決意。
シズ(篠原涼子)に言われ、天海天海一座が千秋楽を迎えるまで働くことを約束するのでした。
【ネタバレ】『おちょやん』第4週19話あらすじ・感想
千代(杉咲花)を出ていかせなくない。お茶子やみつえ(東野絢香)は奮闘するが…
岡安を出ていくことを決めた千代(杉咲花)。
「料理屋といっても客に女中をあてがうようなものだからやめておけ」とみつえ(東野絢香)は千代を引き留めますが、「じゃあどうしたらいい?」と言われ、彼女は何も言い返すことができませんでした。
そして、お茶子たちはお金を集め、代わりに借金を返そうと思いつきます。
足りない分を出してほしいとシズ(篠原涼子)に言いますが、それは千代のためにならないと断るのです。
KAMUI
そんな日々が続いていたある日、なんと天海天海一座の公演の打ち切りが決定。
それはつまり、千代がお茶子を務める日数が減ったことを告げるのでした。
それでも千代は、最後までお茶子として務めを果たすことを決意します。
KAMUI
千之助(星田英利)不在の千秋楽。意地を見せる一座だが、さらなる緊急事態で千代(杉咲花)に白羽の矢が
突如として千秋楽を迎えることになってしまった天海天海一座。
それだけでもショックなのですが、さらに大変な事態が。
千之助(星田英利)が「一匹のヒラメはに手も焼いてもヒラメ」という書置きをして行方不明。
これは一平(成田凌)を見限っての行いだと誰もがわかります。
なんとしてでも幕を開ける、千之助がいなくても喜劇を見せると一平は意気込みます。
そうして皆で講演の準備を進めると、岡安は役者のためにおむすびを差し入れ。
千代も渡して歩くのですが、そのときなんと、女中役の漆原(大川良太郎)が腰を痛めてしまったのです。
彼の役は、主人公である旦那様の浮気相手の女中で外すことなどできません。
代わりの役者など見つからずに困っていたのですが、ふと一平は「本物の女中がいる」と言い、千代に白羽の矢を立てるのでした。
セリフは2つ、あとは返事をしているだけでいいと言われた千代は断り切れず、舞台に上がるのでした。
KAMUI
舞台の上で真っ白になる千代(杉咲花)。役と自分が重なった時、彼女は人の心を動かした
突然舞台上に登場した千代に、お客さんはもちろん、公演を見守るハナ(宮田圭子)やみつえは驚きを隠せません。
お茶を持ってくる手がガタガタ震えると、「今日は寒いな」とアドリブを入れる一平。
そのお茶がこぼれると「熱いだろ!」と怒鳴りますが、どうしたらいいかわからない千代は「暑いのか寒いのかどっちや」と言い出します。
明らかなアドリブ。
しかしお客さんは笑い出し、ハナも感嘆の声をもらします。
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芝居は順調に進んでいくが、なんと女中が屋敷を出ていかないといけないところでセリフが飛んでしまった千代。
出ていかないと芝居が止まる!この状況を打開せねばと役者が2人がかって千代を退場させようとしますが、なんと千代は役を忘れ、自分の思いを叫び出します。
「いやや。うちはどこにも行きたくない!岡安にいたいんや!もう一人は嫌だ。ここにいたい!」
涙ながらに訴える千代でしたが、ハッと我に返った千代は「気が変わったんで出ていきます」と言って、あっさり舞台袖へ。
するとお客さんは大笑いです。
やってしまったと後悔する千代でしたが、最後は拍手喝采。
一平が「必ずここに戻ってまいります」と言うと、拍手と歓声が飛び交い、千代も笑顔を浮かべるのでした。
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『おちょやん』第4週19話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
熊田さん、今日のお客さんはええもんが見られたね。
お芝居ってほんまに、生ものやね。#西川忠志 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/8DnfIQ5cu5— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 24, 2020
最後まで務めますの最後がまさか代役。
しかも、役の中と千代の心ががっちり一致したせいか、岡安にいたいというこの心の叫びは見た人の心を釘付けにしました。
そう、誰もが千代にいてほしいのです。
そして本人だって出て行きたくない。覚悟は決めたが本音はこうです!
この思いは届くのでしょうか。それとも千代は本当に借金のカタに…。
明日はどっちだ!?千代にとって「晴れ」でありますように!
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