奉公で道頓堀へとやって来た千代(毎田暖乃)は、華やかな町を見て「おとぎの国」だと喜びます。
しかし、奉公先の「岡安」ではそれはそれは厳しく扱われ、さらに女将の岡田シズ(篠原涼子)は、口の悪い千代は使い物にならないと判断します。
お茶子として雇われるも、新しい奉公人が来るまでの繋ぎと言われてしまった千代は…?
家族を捨てたと豪語する小さな女中見習い”おちょやん”こと千代の新たな物語。
果たしてどうなっていくのでしょうか?
目次
『おちょやん』前回第1週5話のあらすじと振り返り
栗子(宮澤エマ)を家から追い出そうとあれやこれや手を尽くそうとしていた千代(毎田暖乃)ですがテルヲ(トータス松本)をはじめ、多くの人が栗子の味方に。
すると、千代を奉公に出す話が本格的になっていきます。
自分の子供が生まれるのに千代たちがいるのは邪魔だと話す栗子。
すると千代は、自ら出て行ってやると奉公に出ることを決めますが、弟・ヨシヲ(荒田陽向)は栗子に懐いているから置いておいてやってくれと彼女に頭を下げます。
そして、道頓堀へ奉公に出る日が決まると、テルヲはサエ(三戸なつめ)の写真を千代に持たせます。
自分やサエよりも栗子を選んだテルヲに対して千代は「うちは捨てられたんやない。うちがあんたらを捨てたんや」と涙ながらに訴えるのでした。
【ネタバレ】『おちょやん』第2週6話あらすじ・感想
奉公先の女将・シズ(篠原涼子)は千代(毎田暖乃)を試す?
浅草と肩を並べる芝居の町・道頓堀。
多くの人で賑わっているこの町を見た千代(毎田暖乃)は、「おとぎの国や!」と大喜びします。
奉公に出された子供とは思えない反応ですが、奉公先の芝居茶屋「岡安」に着くと千代は大忙しの女中さんと口論になり、暴言を吐きます。
「スカタン!」と叫ぶと、「岡安」の奥から「スカタンはあんたや!」という怒鳴り声が聞こえてきました。
現れたのは女将の岡田シズ(篠原涼子)。
「岡安」のすべてを取り仕切る彼女は千代にどれくらい両親が好きかと尋ねます。
これは試されていると思った千代は、「両親のために必死に働く気です。」と答えますが、この答えがシズには悪印象でした。
親孝行な子は、親が病気だったりするとすぐに帰りたがるはず…。それに汚い言葉を使う千代を置いておくことはできないから家に帰れとシズは冷たく突き放します。
そう言われて、テルヲ(トータス松本)と栗子(宮澤エマ)のことを思い出すだけでイラッとした千代は、「もう2度と戻らん。家にはうちがおらん方がええ。だから置いてほしい。一生懸命働く」と頭を下げるのでした。
KAMUI
認めてもらおうと頑張るも、指導はあまりにも過酷
口が達者だとシズの母・岡田ハナ(宮田圭子)が褒めたことにより、少しばかり「岡安」に置いてもらえることになった千代。
しかしその期間は1ヶ月。
もっと賢い子が入ってくるまでの繋ぎだと言うシズは、厳しい条件を付けたうえで千代を受け入れます。
この1ヶ月の間にしっかりと仕事を覚えれば、シズの気持ちも変わるかもしれないと話すハナは、千代を小さい女中見習いを意味する「おちょやん」と呼び、千代も改めて頑張ろうと決意を新たにするのでした。
KAMUI
さっそく仕事を覚えるため、女中頭のかめ(楠見薫)の元へと行った千代。
しかし、1ヶ月で出ていくやつに仕事なんて教えないと突き放されます。
それでは困ると千代がかめにすがると、まずは釜を磨けと言われます。
しかし、釜にたくさん米粒がついているのを見た千代は「もったいない」と口走るのです。
少しばかり腹を立てたかめは、だったら残さず食べろと言いました。
ただ、食べるのは釜のものだけではなく、流しに落ちた米もだと…。
嫌がるかと思いきや、千代は大喜びでこれを口に運びます。
「おおきに、おかめさん」
KAMUI
かめは千代の髪をほどき、とんでもない量の仕事を言いつけるのです。
ほうきで掃除をしたり、机の水拭きをしたり、お弁当を持っていったり、盛り塩をしたりと様々な仕事をこなす千代。
しかし、ネズミ捕りにかかったネズミを始末するようにと言われた千代は最後のこの仕事が衝撃的すぎて、他の仕事を忘れてしまうのでした。
KAMUI
多忙な日々にふと家族を思い出す千代(毎田暖乃)はとんでもない事件を引き起こす!
床は木の目に沿って拭くように言われ、かといって丁寧に拭けば遅いと言われ、怒られながらも仕事を覚えようとする千代。
ある時、洗濯をしている時にとんでもない事件を起こしてしまいました。
岡安の主人・岡田宗助(名倉潤)のふんどしを洗って干そうとしていた時のこと。
千代は洗濯をしながら、よくテルヲのふんどしも洗ったなと思い出すのです。
そこから千代はヨシヲは元気だろうかと思いを馳せるのですが、そのまま栗子のことを思い出したことでまたイライラが再熱。
「なんでうちが!あのあほんだら!」と腹を立てると、そのふんどしを振り回して2階から落としてしまったのです。
しかも大変なことに歩いていた岡安のお得意様の頭に墜落…。
大変なことをしてしまったと思ったのも束の間、「千代~!!」「この疫病神!」というシズの声が、「岡安」中に響き渡るのでした。
KAMUI
『おちょやん』第2週6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
かめさん…女中頭のかめさん
今回は、ほとけの女中さんですかそれとも…オニの…女中さんですか…?#楠見薫 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/Zjz32pzIY1— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 6, 2020
最後のお得意様にふんどし落下事件は怒られても仕方がないですね。
即クビにならないのがスゴイ…。
シズもかめも厳しくても嫌な人ではないことがよくわかります。
ここで叩き上げられることで、千代はよりたくましく成長していくんだろうなあということも感じられたました。
千代がたくさんの仕事ができるようになった時、かめやシズがどんな顔をするようになるのでしょうか。
なんやかんや言って、千代はテルヲたちといるよりも楽しい生活を送るような気がしてこれからがまた楽しみです。
▼次回第2週7話も続けて読む▼