千代(杉咲花)はカフェー・キネマで聞き込みを続けた結果、一平(成田凌)の母・夕(板谷由夏)が何処にいるのかを突き止めることに成功。
自身の息子が役者になったことで呆れる夕。
そして、一平が幼い自分が父・天海天海(茂山宗彦)から母を守れなかったと後悔する気持ちを伝えると、母からあの時の真実が語られます。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第13週62話のあらすじと振り返り
2代目天海天海を襲名するように言い渡された一平(成田凌)ですが、彼はこれを頑なに拒否。
このままだと鶴亀家庭劇がなくなってしまうと思った千代(杉咲花)は彼を説得しようと考えます。
そんな時、福助(井上拓哉)に腹を立てて実家に出戻ったみつえ(東野絢香)が、母・シズ(篠原涼子)に言われて福富に戻る様子を見て、千代は一平の母を探して説得してもらおうと考えました。
そして、彼女の行方を知っている千之助(星田英利)から居場所を聞き出した千代は、一平を連れて京都へ。
しかし、言われたところに夕はいませんでした。
このまま帰るのも釈然としない千代は、一平を連れてかつてお世話になったカフェー・キネマへ向かいます。
千代のツレということもあり、店長の宮本(西村和彦)は一平を睨み続けていたのですが、自身が淹れたコーヒーの味を理解してくれたことで一気に彼が大好きに!
一平の母を探す旅は、まだまだ続くのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第13週63話あらすじ・感想
母・夕(板谷由夏)の思い出が、彼女の行方を知るヒントに
天海天海(茂山宗彦)との約束を破り、一平(成田凌)の母が京都にいることを教えてしまった千之助(星田英利)。
座員たちは2人が京都に行ったことに驚く中、千之助は亡き天海天海に「すまんな」と言い、「でも、もうええやろ」と、静かに投げかけました。
その頃、千代(杉咲花)はカフェー・キネマの女給たちと一緒に、一平(成田凌)の母・夕(板谷由夏)の情報を得るため、店に来たお客さんに聞き込みを始めます。
死んだという客がいたり、聞いたことないという客がいたりと、なかなか有力な情報が見つからなかったのですが、千代がお酌をしたお客さんが重要な手がかりをくれました。
芸子遊びはしないお客なのですが、一平の思い出話を聞いたことで、そのお客さんは嵐山にある旅館の女将からその話を聞いたことを思い出します。
KAMUI
その思い出とは、2人で手を繋いで海を眺めていた時、母に「あの向こうには見たこともない世界があるんや。あんたにはこの水平線みたいに真っ直ぐで大きい人になってほしいから、一平と付けたんやで」と言われたこと。
そんな過去を振り返りながら一平はその夜、母は許してくれるだろうかと1人不安になるのでした。
母との再会。そこで真実を聞かされた一平(成田凌)は…
翌日、嵐山の旅館を訪れた千代と一平。
そこに現れた夕は2人を見て「なんやあんたは」と睨みますが、しばらくすると、それが成長した自身の息子だと気づきます。
一平が役者になったことを知ると、眉をひそめながら「阿保やなあ」と笑う夕。
そして、一平は幼い頃、天海天海から母を守れなかったことを手を付いて謝ります。
これに対する夕の答えは「あんたは、何もわかってない」でした。
実は、夕は天海天海に追い出されたのではなく、夕が男を作って勝手に出て行ったのでした。
「天海天海をかばっているのでは?」と一平が聞きますが、夕は否定。
毎日毎日、一平の子守をしているのに、天海天海は女遊びばかりでうんざりしていたのです。
一平はこれを否定したかったのですが、夕に「よう思い出してみいな!」と言われます。
幼い頃、出ていく母を追いかけた時、遠くに「夕」と呼ぶ男がいたことを思い出した一平。
記憶がよみがえったことで、彼は呆然とするのです。
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捨てられたことを笑う一平(成田凌)
一平の前に手切れ金を差し出し「あんたがおったら旦那さんのご機嫌を損ねるさかい、はよ出ていってんか」と言う夕。
それを聞いた千代は夕の頬を叩き、取っ組み合いの喧嘩に発展します。
すると、一平は腹を抱えて転がりまわり、ひとしきり笑い終えると「人は思い出したくないことを忘れるもんやんな」と言って立ち上がります。
手切れ金から、紙幣1枚だけ懐にしまって突き返す一平。
「ニ度とこんといて、この疫病神」という夕に、千代がまた手を出そうとしますが、一平はこれを制し「ほな、幸せに」と言って去っていきます。
そして、夕はうずくまって、涙を流すのでした。
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朝ドラ『おちょやん』第13週63話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
名前の由来を教えてくれるお母ちゃん。
一平くんの中の、やさしいお母ちゃんの記憶…。#中須翔真 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/ypZIZfHFsP— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) March 2, 2021
ついに母との再会を果たすも、夕はもう新しい自分の人生を歩み始めていました。
親の片方はすでに亡くなり、もう一方からは縁を切られるという境遇を考えると、千代も他人事には思えなかったのでしょう。
そして、一平が今までどんな思いを抱えていたのか、それを考えると辛いですね。
そして、ここでふと気づいてしまったことが…。
母の無償の愛を題材にしようとした一平の台本を、千之助が『マットン婆さん』という作品にまるっと変えてしまったことがありましたよね。
KAMUI
千之助はこの真実を知っていて、お前に親の何がわかると一平に言ったのでは…?
そう考えると、千之助の優しさのようなものが伺えます。
KAMUI
天海天海という男の見方も、この件で少しは変わったりして…?
果たして明日は!?
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