テルヲ(トータス松本)が帰宅すると、栗子(宮澤エマ)に水をかけたことで怒られる千代(毎田暖乃)。
村の人たちもだんだんと栗子を重宝するようになると、ついに子供たちふたりの奉公の話が本格化。
千代とヨシヲ(荒田陽向)、ふたりの方が良いだろうとテルヲは言いますが、それは栗子が2人とも追い出したいからだと追及すると、栗子がこれを認めます。
結果、千代はヨシヲを残して奉公に出ることを決意するのですが、その別れの日にテルヲが追いかけてきて…。
目次
『おちょやん』前回第1週4話のあらすじと振り返り
栗子(宮澤エマ)が町へと言っている間、小林家へ行っていたヨシヲ(荒田陽向)が行方不明になったと知ると、村の男手たちと共に山の中を捜索する千代(毎田暖乃)。
いつの間にか彼女自身も大人たちからはぐれてしまったのですが、そのおかげでヨシヲを発見。ふたりは無事に家へと戻って来たのですが、ヨシヲを1人にした栗子に対し、千代はいら立ちが収まりません。
さらに栗子はテルヲ(トータス松本)に対し、子供たちを奉公に出そうと提案しているのを耳にしたことで、千代は彼女を追い出そうと仕掛けます。
火事と勘違いさせて家から出てきたところに水をかけ、さらに鶏の餌をかけようとしますが、栗子も一筋縄ではいきません。
そんなふうにいがみ合っている最中。
栗子が腹部を抑えて痛がっていることに気づいていたヨシヲが彼女のために薬草を手渡します。
ここで千代は、サエ(三戸なつめ)との思い出がないヨシヲにとって、栗子は母として受け入れたいと思っていることに気づくのでした。
【ネタバレ】『おちょやん』第1週5話あらすじ・感想
気づけば誰もが栗子(宮澤エマ)、栗子。千代(毎田暖乃)との追い出しバトルの決着は
千代(毎田暖乃)が栗子(宮澤エマ)に水をかけたことを叱るテルヲ(トータス松本)。
しかし、千代は悪いと思っていないので謝ることをしません。
ある日、栗子が料理を作ると、なんとも豪勢な食事が登場。
もともと小料理屋で働いていたという栗子の料理にテルヲとヨシヲ(荒田陽向)は満足しますが、千代は笑顔一つ見せてやりません。
いつの間にか村の人たちはみんな栗子を受け入れるようになり、家には彼女の三味線を聞くために男たちがやってくるようになると「なんやねん、みんな栗子栗子って」と千代はムッとするのでした。
小林きみ(吉野悦世)にまで「お母さんと仲直りしなさい」と言われてしまうのですが、その時千代は栗子の中にややこ(子供)がいることを聞かされ、ショックを受けるのでした。
KAMUI
こんな家出て行ってやる!奉公に出ることを決めた千代(毎田暖乃)が栗子(宮澤エマ)に必死のお願い。
弟か妹ができるということをテルヲに確認した千代は、本格的に奉公に出る話を進められます。
しかし納得いかないのは、千代だけではなくヨシヲも出すということです。
テルヲは二人一緒の方が良いだろうと言いますが、本当はふたりとも追い出したいだけだと言うと、栗子がそうだと言います。
あんたらが目障りだという栗子に対して、千代は「こっちから出て行ってやるわ」と言い放つのですが、そんな彼女が一つだけお願いをするのです。
それは、弟のヨシヲはこのまま家にいさせてくれということ。
ヨシヲは栗子のことが好きなのだから置いてくれと頭を下げる千代。
すると栗子は小声で「構わん」と言い、結果千代だけが奉公に出ることが決まったのでした。
KAMUI
千代(毎田暖乃)が追いかけてきたテルヲ(トータス松本)にかけた一言とは
道頓堀にある芝居茶屋への奉公が決まると、千代は身なりを整えてもらったことですっかり見違えるのです。
そして、今までお世話になった人達へ卵を届け、挨拶をして回る千代。
先生からは「普通の子供のようには学校に通うことができないの?」という千代の言葉に対し、「普通じゃなくてええ」と言ってくれます。
次に小林家にも挨拶にいくと、勝次(原知輝)からはおめかしをやめろと言われたり、お前死ぬのかと言われます。
奉公に行くことを知らない勝次は「またな」と言いますが、千代は言葉を返しません。
しかし、勝次の祖母がそっと手を握りしめてくれたことで、千代は涙を見せないように走り去っていくのでした。
旅立ちの前夜、テルヲは寂しさを抑え、一緒に寝ようと転がってきますが、酒臭くて嫌がる千代。
そして、また1人家を出て月を見上げると、千代は「明日もきっと晴れやな」と、いつもの言葉を自分に言い聞かせます。
翌日、お迎えと共に旅立つ千代。
ヨシヲは何度も「姉やん!姉やん!」と叫びますが、千代は後ろを振り返らずに走り去っていきます。
しばらくすると、テルヲが千代を追いかけてきたのです。
引き留めに来てくれたのだろうと千代は笑顔を見せますが、そんなことはありませんでした。
テルヲはサエ(三戸なつめ)の写真を千代に渡します。
置いておいたら栗子が怒るから持っていけと言われ、さらには「達者でな」の一言。
すると千代は「お父ちゃん、一つだけ言うといたる」と…。
「うちがあんたらを捨てたんや。さいなら」
そう言って千代は目を真っ赤にして、テルヲから離れていきます。
そう、かぐやひめはもう二度と戻ってきませんでした。
KAMUI
『おちょやん』第1週5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
千代ちゃんの表情がもう・・・。
【撮影裏話🔖】
千代役はオーディションで決まりました。課題のセリフを言う暖乃(のの)ちゃんを見て、そこにいた関係者全員が
「あ、千代だっ!」
と思ったんだそうです。このあとの演技にも注目してくださいね#おちょやん #毎田暖乃 #荒田陽向 pic.twitter.com/bYCszQQQ1t— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 3, 2020
第1週の冒頭では、9歳で捨てられたとありましたが、9歳で家を捨ててやったという方がしっくりくるような展開。
本当は千代と離れたくなかったでしょう。
しかし、結局栗子を選んだテルヲ。
今後、家族は出てくることはあるのか…ヨシヲあたりはありそうな気はします。
そして第2週からは千代の本格的な生きる拠点になる道頓堀です。
どのような日々を過ごしていくのか、千代ならきっと大丈夫と思えるので、安心して見ていきたく思います。
それにしても子役千代の毎田暖乃ちゃん、本当に演技がスゴイ。
どうやらこの撮影中にテルヲ役のトータス松本さんにアドリブで蹴とばしたとか。
確かにそんなシーンはありましたが、それができる度胸よ。
おそらく来週で子供時代が終わってしまうでしょうが、今後の彼女に女優人生にもすでに期待が高まります。
▼次回第2週6話も続けて読む▼