『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ・ネタバレ感想!大どんでん返し!本当の敵は滝川常務ではなかった

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ノーサイド・ゲーム』公式ページ

トキワ自動車本社でカザマ商事買収プロジェクト会議が開かれ、そこで君嶋(大泉洋)は元上司の脇坂(石川禅)と共にカザマ商事の不正を報告し、買収を止めることができました。

これにより、滝川常務(上川隆也)は失脚。代わりに脇坂が常務のポストを得ることになります。

一方、ラグビー部は運命のプラチナリーグが開幕し、破竹の勢いで勝ち進んでいきます。

しかし、新たな敵が現れ、再びアストロズは窮地に追い込まれることになります。

立ちはだかる敵は、君嶋にとって認めがたい相手でした。

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『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ


トキワ自動車本社では滝川常務(上川隆也)を中心としたカザマ商事買収に関する会議が行われていた。

経営戦略室長の脇坂(石川禅)は会議のメンバーではない君嶋(大泉洋)をこの会議に臨席させる。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ①

君嶋はある資料を用意していた。

一方、今年こそ優勝を目指すアストロズでは七尾(眞栄田郷敦)がレギュラー入りし、浜畑(廣瀬俊朗)は控えに回った。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ②

しかし浜畑が控え組をまとめたおかげで控え組のレベルも上がり、全体的な戦力アップがなされていた。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ③

そんな中、柴門(大谷亮平)は七尾の弱点を発見し…。
出典:『ノーサイド・ゲーム』公式ページ

【ネタバレ】『ノーサイド・ゲーム』第9話の感想

買収プロジェクト会議

トキワ自動車本社で、いよいよカザマ商事の買収プロジェクト会議が始まりました。

滝川常務(上川隆也)が先頭に立ち会議を進める中、経営戦略室の室長・脇坂(石川禅)がカザマ商事について新たな調査報告があるとして、君嶋(大泉洋)を呼び込み、カザマ商事の不正について報告をさせます。

白水商船のタンカーがエンジントラブルにより座礁事故を起こし、そのエンジントラブルの原因にカザマ商事が納品したバンカーオイルが関係していることがわかった風間社長(中村芝翫)は、オイルの調査にあたる帝国工科大学の森下教授を3億円で買収しデータを偽装させたこと。

その3億円は会社からではなく、社長の個人資産から引き出され、現金で渡されたこと。

金の運び役は府中グリーンカントリーの青野氏が務め、青野氏は森下教授から受領書を受け取っていたこと。そしてこれについては青野氏本人から証言を得ていることも。

この報告を君嶋から聞いた滝川専務はショックを受けたような表情をしていました。

君嶋は、滝川常務が風間社長と共謀して偽装を行っていたと考えていましたが、滝川常務も風間社長に欺かれていたのです。

「私は認めない…認められるわけがない」

滝川さんにとっては、トラウマを克服できるまであと一歩のところでした。

「あなたが巨額を投じて手に入れようとしたものは、不正と私欲にまみれた汚れたオイルだったんです」

不正が見つかった以上は買収を進めることはできません。

プロジェクトは見直しとなり、滝川常務は失脚し、子会社に出向となってしまいました。

代わりに常務の席に着いたのは、カザマ商事の不正を暴いた功績が認められた脇坂さんでした。

運命の2年目

アストロズの方は、現体制となって2年目のプラチナリーグが開幕しました。

ここで優勝できなければ、ラグビー部に未来はありません。

開幕戦はエースの浜畑(廣瀬俊朗)に代わって若手ホープの七尾(眞栄田郷敦)がスタメンに入り、キレキレのプレーで大いに観客を沸かせました。

客席もアストロズのファンでほぼ満席。最高の滑り出しです。

その後も破竹の勢いで勝ち続けたアストロズ。宿敵・サイクロンズも順調に勝ち進んでいっています。

やはり、優勝争いはサイクロンズとの一騎打ちになりそうです。

そんな時、君嶋は脇坂常務に呼ばれ、ラグビー部の収益状況について聞かれます。

君嶋は、チケット収益も前年度を上回る伸び率で、日本蹴球協会さえ変えることができればさらなる収益を見込めるだろうと説明すると、脇坂さんから信じられない言葉が発せられます。

「ラグビー部の予算を半分に縮小すべきだと思う」

そもそも、ただのアマチュアスポーツであるラグビー部など、もう必要ないのではないかと言うのです。

予算を半分にされたら、リーグを脱退せざるをえません。

「だったら辞めれば?」

君嶋は耳を疑います。脇坂さんはラグビー部を応援してくれていたはずでは?

「冗談じゃないよ、あんなお荷物集団」

ただでさえカザマ商事の買収がなくなったことで、本社はバタバタしているのです。

「バカげた遊びに付き合うほどトキワ自動車は暇じゃない」

なんと、脇坂さんはラグビー部に対して1ミリも情を持っていませんでした。

それに比べると、滝川さんは合理的なだけで、まだ聞く耳を持っていたように感じます。

「あなたにとって必要な天敵だったのかもね」

妻の真希(松たか子)は、滝川さんについてそう言います。

君嶋は彼に負けまいとしてここまでやってきて、実際アストロズを優勝争いできるチームにまで押し上げました。

次にやってきた敵は、滝川さんよりも何倍もやっかいな人物だったのです。

七尾の弱点

プラチナリーグの優勝争いはアストロズ、サイクロンズ、ブレイブスの三つ巴になっていました。

次のブレイブス戦を勝たなければ、サイクロンズに差をつけられてしまいます。

しかし、ブレイブスはタックルで倒れた相手からボールを奪う『ジャッカル』が得意なチーム。

実は、リーグの間に七尾がジャッカルに入れないという弱点が見つかっていました。

七尾はニュージーランドでジャッカルによって膝を怪我をしたので、トラウマが蘇ってしまい飛び込むことができないでいたのです。

ブレイブスに勝つためには、そのジャッカルを制する必要があります。

一方、君嶋は再び脇坂常務に呼び出され、次の取締役会議で予算の縮小を提案すると宣言されます。

「今年こそ優勝できるかもしれないんです」

「だからなに?ただのマイナースポーツだろう。優勝を花道にすればいい」

なんと、優勝したところで予算を縮小することに変わりはないというのです。

脇坂さんは、徹底的にラグビー部を排除しようとしています。

君嶋は選手の未来を奪わないで欲しい、自分がGMの間だけでも続けさせて欲しいと懇願しますが、脇坂常務は無表情のままです。

「私は気に入らないものは切り捨ててきた。最終的にラグビー部は廃部だ」

氷のような冷たい表情でそう言われた君嶋は、傷心しながら府中工場に戻ります。

浜畑をはじめラグビー部の選手たちは、近頃君嶋の様子がおかしいことに気がついていました。

「何があったのか話してくださいよ。家族でしょう?」

そう言われて、君嶋は変な噂が立つ前にと選手たちに状況を説明しました。

しかし、選手たちは、今までそんな危機は何度も乗り越えてきている。どんな環境でも全力でやるのが俺たちのラグビーだと、モチベーションを下げるどころかさらに奮起します。

君嶋は自分も全力でラグビー部を守ることを誓いました。

本当の敵

いよいよブレイブス戦です。

スタンドオフの先発は、ジャッカルが苦手な七尾ではなく浜畑が選ばれました。

柴門監督(大谷亮平)は、このままでは次のサイクロンズ戦にも七尾は出せないと言います。

試合が始まると、ブレイブスはやはりジャッカルで強さを見せてきました。

「あのジャッカルを止めなきゃこのままズルズルやられるぞ」

浜畑はガッツで相手方に飛び込んでいき、チームを引っ張ります。これが浜畑にあって七尾にはないものでした。

しかし、浜畑は練習の無理がたたって膝の調子が良くありません。

君嶋は柴門監督に交代させた方がいいのではないかと言いますが…

「誰とだ?」

確かに、浜畑以外に勝てる見込みのある選手はいないのです。

柴門監督はこの試合では浜畑と心中するつもりだと言います。

膝を壊しているのに奮闘する浜畑の姿を見て、居ても立ってもいられなくなった七尾は自分が出ると申し出ますが、浜畑はそれを断ります。

「逃げて負けるのは死ぬより嫌や。わかったら黙って見とけ!」

その後、試合は両者譲らず、ブレイブスの若干リードで残り15分となりました。

しかし、故障をものともしない浜畑のガッツでチャンスを得て逆転し、それからはスタミナの勝つアストロズがブレイブスを圧倒しました。

プラチナリーグは、残すところサイクロンズを倒すだけとなりました。

試合後、君嶋はスタンドに滝川さんの姿を見つけます。

滝川さんは自らチケットを買って観戦してくれていました。

君嶋は、今思えば滝川さんにはラグビーへの愛情があったことがわかると話します。

今のように、ラグビー部を潰そうと思えばもっと早く潰せたのです。

「滝川さんは全てに対してフェアだった」

滝川さんは父親がラグビーをやっていた関係で、ラグビーに親しんでいました。

自分もラグビーをやってみたかったけれど、父親の事業が傾いてそれどころではなかったのです。

滝川さんのフェア精神はラグビーから来ていたものだったのでしょう。

滝川さんは、ラグビーは己の体ひとつで正々堂々と戦い、勝ちたいと強く思った方が勝つところが良いと語ります。

「風間の個人口座の出金記録までよく調べたな。あれは完璧な証拠だった」

滝川さんは白旗を振りますが、君嶋は資料に受領書までは添付しましたが、風間社長の個人口座の記録までは調べていませんでした。

「どうやら私も君もまだ知らなかったことがあるようだな」

滝川さんは続けて、君嶋を府中工場に飛ばしたのは自分ではないと言います。

滝川さんは逆に経営戦略室には君嶋のような人が必要だと思っていました。その考えは今も変わっていないと言います。

では、君嶋を左遷したのはいったい誰なのでしょうか?とはいえ、頭には一人しか浮かびません。

「君の試合はまだ終わっていない。負けるな、君嶋」

君嶋が会社に戻ると、七尾は本波コーチ(天野義久)を相手にずっとタックルの練習を続けていました。

七尾は、自分を乗り越えようとしています。

「乗り越えますよ、アイツは必ず。俺もまだ戦えます。ここで終わらせません!」

松葉杖をついている浜畑も、まだまだやる気を失っていませんでした。

七尾たちの必死の練習を見ながら、君嶋は柴門監督に涙ながらにつぶやきます。

「生きていくのは辛いなぁ…一番信じていた人が、一番の敵だった…」

常務に上がったことで人格が変わったと思われた脇坂さんは、初めから君嶋の敵だったのです。こんなショックなことはありません。

しかし、だからと言ってここで終わるわけにはいきません。

君嶋はアストロズのみんあからいつも勇気をもらってきました。

「今度は俺の番だ」

彼らがいつも全力で戦ってきたように自分もアストロズを全力で守ると、君嶋は心に強く誓いました。

『ノーサイド・ゲーム』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

まさか、脇坂さんがはじめから敵だったとは。

食えないヤツにもほどがありますね。

君嶋はアストロズを守り切ることができるのでしょうか?

日本蹴球協会は変わることができるのでしょうか?

次回、ついに最終回を迎えます。絶対に見逃せません!

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